JPS5853779B2 - 階層計算機システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は複数の信号源から入力信号を受取り、受取られ
た入力信号に応答して選択出力信号を発生するための階
層計算機システムに関する。

〔従来技術〕

伝送チャンネルもしくは伝送線を介して多少とも知的な
端末ユニットに接続された主計算機の使用は計算機分野
で周知である。

この端末ユニットは通常の入／出力装置の如き複数の知
的もしくは非知的なより小さなユニットを制御する。

この様な階層的計算機システムはＩＢＭ Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ Ｂｕ
ｌｌｅｔｉｎ、 Ｖｏｌ、１９、煮３、Ａｕｇ、１９７
６、ｐｐ、１０６８及び１０６９に開示されており、主
計算機（図示せず）は伝送チャンネルを介してシステム
制御ユニットに接続されて℃゛る。

システム制御ユニットはさらに出力装置のみならず多数
のマイクロ制御ユニットに接続され、各マイクロ制御ユ
ニットは多数の入／出力装置を制御している。

入場検査のために端末ユニットと共に主計算機を使用す
る１つの方法は米国特許第３９１３０７１号に示されて
いる。

このシステムに従えば、端末ユニットは信号源から信号
を受取り、これ等の信号に関する情報をアセンブルして
主計算機に転送する。

主計算機はデータを処理して、後に返答を端末ユニット
に送る。

端末ユニットはドア施錠機構の如き出力装置を付勢する
。

入力信号を受取って処理し、処理の結果として出力装置
に出力信号を発生する階層計算機システムに関連する１
つの問題はシステムの希望が満足され、種々の計算機が
オーバーロードにもアンダーロードにもならない様にシ
ステムの種々の計算機の処理機能を最適に分配する事の
困難性にある。

〔発明の目的〕

本発明はホスト計算機、端末計算機及び多数のマイクロ
計算機を有する階層的３レベル計算機システムに関する
。

各マイクロ計算機は信号源に接続され、入力信号を受取
って最適解読を行なう。

端末計算機はマイクロ計算機から入力情報を受取り、こ
の情報をキーボードによって選択的に変更し得る記憶さ
れた表データと比較し、ホスト計算機と選択的に通信し
、出力信号を出力装置に発生する。

本発明はさらに信号源からの入力情報を出力装置に出力
信号として発生せしめるための条件情報を含む表示可能
な表を記憶するために複数個のスクリーン記憶装置を備
えた端末計算機を有する計算機システムに関する。

本発明に従う計算機システムの従来技法に対する利点は
異なるレベルの種々の計算機についての完全利用がなさ
れる点にある。

端末計算機中の表記憶装置の使用は各個別の場合にホス
ト計算機を付勢する必要なく端末計算機において出力信
号を形成するために入力信号の有効性の検査を可能とす
る。

本発明はさらにキーボードによって端末計算機中の表デ
ータの更新を可能とする。

この事は端末計算機がホスト計算機からの何等の手助け
なく独立に働き得る事を意味している。

本発明はさらにもしホスト計算機が端末計算機に自由度
を与えるべきでないと判断するならば、表データに影響
を与える端末計算機に対する自由度を選択的に縮小する
ことができる。

〔発明の構成〕

第１図を参照するに端末計算機２７は制御ユニット１を
有し、これはメモリ・チャンネル４を介して記憶装置２
及び読取専用記憶装置（ＲＯＭ ）３へ接続され、入／
出力チャンネル５を介してキーボード８、表示装置１０
、多数のマイクロ計算機２２及び多数の出力装置２６で
代表される複数個の入／出力装置に接続されている。

さらに制御ユニット１はその入／出力チャンネル５、ア
ダプタ１１、回線インターフェイス１３及び伝送チャン
ネル１４を介してホスト計算機１５に接続されている。

ホスト計算機１５は同様に他の伝送チャンネル１４を介
して他の同様な端末計算機２７に接続されている。

キーボード８はキーボード・インターフェイス７及びア
ダプタ６を介して入／出力チャンネル５に接続されてい
る。

同様に表示装置１０は表示インターフェイス９及びアダ
プタ６を介して入／出力チャンネル５、従って制御ユニ
ット１に接続されている。

多数の信号源２３の各々がマイクロ計算機２２に接続さ
れ、マイクロ計算機２２はディジタル・イン・アダプタ
１８、チャンネル・インターフェイス１６及び入／出力
チャンネル５を介して制御ユニット１に接続されている
。

同様に出力装置２６はディジタル・アウト・アダプタ２
０、ディジタル入／出力チャンネル１７、チャンネル・
インターフェイス１６及び入／出力チャンネル５を介し
て制御ユニット１に接続されている。

制御ユニット１はさらに入／出力チャンネル５、アダプ
タ１１及び回線インターフェイス１２を介して伝送線の
ための外部モジュレータ／デモシュレータと通信する。

第１図のシステムの機能について説明するに、ホスト計
算機１５は制御データを最初伝送チャンネル１４、回線
インターフェイス１３、アダプタ１１及び制御ユニット
１を介して記憶装置２０制御モジュールＡ、Ｂ、Ｃ，、
Ｄ及びＥにロードする。

これに代ってもしくは補助的に、成る制御データをキー
ボード８、キーボード・インターフェイス７、アダプタ
６及び制御ユニット１を介して記憶装置２のモジュール
Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ及びＥにロードしてもよい。

端末計算機２７に制御データがロードされた時、これは
信号源２３から信号を受取り、これ等の信号及び記録さ
れた制御データに従って出力装置２６に影響を与える準
備状態にある。

信号源２３が関連するマイクロ計算機２２に入力信号の
送信を開始すると、これ等の入力信号はマイクロ計算機
２２中で検出され解読され、例えば多数の字の形のメツ
セージにアセンブルされる。

マイクロ計算機２２は次いでこのメツセージをディジタ
ル・イン・アダプタ１８中に伝送するために、ディジタ
ル入／出力制御装置１９によって制御されるディジタル
・イン・アダプタ１８を呼出す。

メツセージはディジタル・イン・アダプタ１８からチャ
ネル・インターフェイス１６及び入／出力チャンネル５
を経て制御ユニット１に転送される。

制御ユニット１はこのメツセージを記憶モジュールＡ。

Ｂ、Ｃ，Ｄ及びＥ中に記憶された制御データと比較し、
このメツセージが有効であるかどうか、及びこのメツセ
ージが出力装置２６の付勢を生ずる事になるかどうかを
決定する。

もし装置２６を付勢する場合には、制御ユニット１は対
応する出力メツセージを入／出力チャンネル５、チャン
ネルインターフェイス１６、同様にディジタル入／出力
制御装置１９によって制御されるディジタル・アウト・
アダプタ２０を介して選択された出力装置２６に送信す
る。

第１図のシステムは種々のモードで動作し得る。

第１の動作モードにおいては、端末計算機２７は一度ホ
スト計算機１５によってロードされると実質上独立して
動作する。

端末オペレータはキーボード８及び表示装置１０にアク
セス出来る。

表示装置１０上において、オペレータは信号源２３及び
マイクロ計算機２２から制御ユニット１に至る導入メツ
セージによるシステムへの影響を追跡し得る。

キーボード８を経てオペレータは記憶装置２０制御モジ
ュールＡ−Ｅの制御データを変更もしくは更新し得る。

システムの第２の動作モードにおいては、オペレータは
キーボード８及び表示装置１０を経て記憶装置２中の制
御データを変更し得ない。

すべての制御データの変更は通信チャンネル１４を経て
ホスト計算機１５からなされる。

しかしながら、オペレータはホスト計算機と通信でき、
制御ユニット１を介してホスト計算機１５から情報を受
取り、またはこれへ情報を供給し得る。

第３の動作モードにおいては、オペレータが記憶装置２
０制御データの成る情報を更新できる様に第１の動作モ
ードと第２の動作モードを組合せる。

第２図はマイクロ計算機２２及び信号源２３を示す。

マイクロ計算機２２はマイクロ制御ユニット３５、演算
論理ユニット３６、マイクロ記憶装置３７並びにゲート
４１及び４２より成る。

内部チャンネル４３がマイクロ計算機の種々のユニット
を相互接続する。

マイクロ制御ユニット３５は導体２４を通して信号源２
３に接続され、入力信号に対して導体３３を通してディ
ジタル・イン・アダプタ１８に、出力信号のための出力
導体３１を介してディジタル・イン・アダプタ１８に接
続されている。

ゲート４２は出力データ・チャンネル３４を通してディ
ジタル・イン・アダプタに接続されており、ゲート４１
は入力アドレス・チャンネル３２を介してディジタル・
イン・アダプタ１８に接続されている。

多数のマイクロ計算機２２を関連する信号源２３と共に
データ・チャンネル３４、アドレス・チャンネル３２並
びに入力及び出力制御導体３１及び３３を通してディジ
タル・イン・アダプタに並列に結合してもよい。

〔発明の動作の要約〕

本発明の３レベル階層計算機システムはホスト計算機１
５、端末計算機２７及びマイクロ計算機２２よりなる。

ホスト計算機１５は端末計算機２７内の記憶装置２のモ
ジュールＡ−Ｅに条件表を書込む。

これらの表は端末計算機２７の表示装置１０に表示され
、端末計算機２７のキーボード８により更新可能である
。

マイクロ計算機２２は信号源２３から入力信号を受取り
これを端末計算機２７に転送する。

端末計算機２７は入力信号と条件表データとを比較して
出力装置２６を選択的に作動させる。

〔実施例〕

次に出動及び入場検査のためのシステムの形で本発明の
特定の実施例について説明する。

成る建物内で働く使用人の出動時間を記録し、成る監視
ドアを通過しようとする物に対して選択的に入場を許可
するために建物内の便利な個所に多数の磁気カード・リ
ーグが設置されたシステムを考える。

従って各個人は磁気バッチ・カードの形で個人同定カー
ドを所有し、各人がカード読取器を通過する時にカード
を磁気カード読取器に挿入する。

その後システムは入場時間及び同定番号を記録し、対応
する入場ドアを開放する。

さらに磁気カードの入力は信号灯を点灯させる。

この様な出動及び入場制御のためのシステムに関連して
、多数の異なる代案が可能である。

例えば成る磁気カードは出動を検査する時にのみ使用さ
れ、他の磁気カードは施錠領域に対する入場を許可され
るために使用される。

さらに施錠領域への入場がいくつかのクラスに分類され
ている事、システムは紛失された磁気カードに関連して
成るルーチンを有すること、及び無効なカードを検出で
きる事が望ましい。

これ等の要件を満足するために、システムは分類検出シ
ステムと呼ばれるものに従って構成される事が望ましい
。

上述の分類適応システムは、第１図に従って主計算機１
５が先ず第１に多数の表を端末ユニット※※２７の記憶
装置２に送る様に働く。

磁気カード・クラス表より成る第１表は記憶装置２内の
スクリーン記憶装置Ａと呼ばれる記憶装置中に記憶され
る。

この様なりラス表の例が以下に示されている（第１表）
。

この表の第１行は信号源の番号、即ち磁気カード読取器
の番号を示す。

第１図の信号源２３によって表わされた８個の磁気カー
ド読取器が存在するものとする。

第２行はクラス番号を示す。上述の例では、すべての利
用可能な磁気カードは１０個のクラスに分類される。

どのカードがどのクラスに属するかは後述する第２表に
示されている。

第３行は出力装置のシーケンス番号を示している。

即ち、第１の信号源もしくは第１の磁気カード読取装置
が第１の出力装置に作用し、第４の信号源は第６の出力
装置に作用する。

この動作は例えばドアの開放、信号灯の点灯もしくは接
点の閉成である。

第４行はどの程度の時間（秒）、出力装置に信号が加え
られるかを示す。

従って第３の信号源は出力装置５に１５秒間信号を加え
る。

第５行は主計算機にメツセージを送るための条件を与え
る。

第６行は端末表示装置上にメツセージを示すための対応
する条件を与える。

メツセージ行５及び６は４つの誤りのクラスへ分類され
る。

誤りクラス０は磁気カードが磁気カード読取器へ挿入さ
れた時に誤りが生じた場合ですら何も報告されない事を
意味する。

誤りクラスが１の値を有するならば、この事は紛失カー
ドとして予じめ報告されていたカードが使用されたこと
を示す。

誤りクラス２は紛失カード及び無効カードが報告された
事を意味する。

誤りクラス３は第１表の第２行に従って対応する磁気カ
ード読取器に対して許容されたカード・クラス以外のカ
ードが使用されたことを示す。

初期設定段階中上計算機１５が第１表をスクリーン記憶
装置Ａにロードする時、主計算機はさらに他の表スクリ
ーンをスクリーン記憶装置Ｂ 、 Ｃ。

Ｄ及びＥに転送する。

これ等の表スクリーンはスクリーン記憶装置Ｂ中に記憶
される第２表の形のカード・クラス・インデックス表よ
り成る。

表３の表は特定のカード・クラス表であり、スクリーン
記憶装置Ｃ中に記憶される。

第４表は主計算機へのメツセージ報告より戒り、メツセ
ージ記憶装置り中に記憶される。

第５表は端末のための誤りメツセージより成り、スクリ
ーン記憶装置Ｅ中に記憶される。

第１表乃至第５表は主計算機から端末スクリーン記憶装
置Ａ−Ｅにその情報が端末キーボード８及びその表示装
置１０において働いているオペレータに容易に利用可能
な形で転送される。

この事は表フィールドが表示上のフィールドの位置を定
義する属性文字を有する事を意味する。

従ってオペレータにとってはキーボード及び表示のカー
ソルによって表内の任意の位置もしくは任意のフィール
ドにアクセスする事は容易である。

この様な表は同様にスクリーンと呼ばれオペレータにと
って使用がきわめて容易である。

カード・クラス・インデックス表の一例を第２表に示す
。

この例において、磁気カードの総数は１５０００である
とする。

カード・クラスＯはすべてのこれ等のカードを含む。

カード・クラス１は１００枚のカードより成り１０００
０−１０１００間の値のすべての磁気カードを含む。

カード・クラス２はカード番号によって決定される５０
０枚のカードより成る。

残りのカード・クラスに対しても同様の事が云える。

第１表を再び参照するに、例えば信号源８即ち磁気カー
ド読取器８はカード・クラス７即ち１０２００から１０
３００迄の同定番号を有する磁気カードのみを有効カー
ドとして受付ける。

もしこの様なカードが信号源８に挿入されると、出力装
置３が１５秒間動作される。

もしカード・クラス７以外のカードが信号源８へ挿入さ
れると、これ玲※は誤りコード３に従って端末表示器に
誤りとして報告される。

しかしながら、この様な誤りは第１表の第５行の誤りコ
ード２によって主計算機には報告されない。

しかしながらもし無効であるカードもしくは粉末が報告
されているカードが信号源８へ挿入されると、この事実
は主計算機に報告される。

第３表はスクリーン記憶装置Ｃ中に記憶され、カード・
クラスに従って分類されたすべての有効な磁気カードの
リストである。

先ずすべてのカードは無効とみなされるが、どのシステ
ムが使用されるかに依存して、主計算機もしくは端末オ
ペレータが種々のカードに有効性を与える。

この様な方法で、有効性衣３がセットされる。

以下カード・クラス４に対する第３表の例を示す。

第２表に従って、カード・クラス４は同定番号１２００
０乃至１２６００を有するカードより戒る。

上記の第３表の各カード番号には更に記号Ａ。

ＢもしくはＣが与えられている。

文字Ａは有効カードを意味し、その磁気カード読取器へ
の入力は常に記録されなげればならない。

文字Ｂは記録されないカードを示す。

文字Ｃは紛失が報告されているカードを示す。

無効カードのために文字りを使用する事も可能である。

従って第３表のカードのための同定番号は予め付された
文字Ａ−Ｃに代って文字りを付す事によって無効に変更
される。

第４表は主計算機に対する誤りメツセージのリストであ
る。

第４表の一例が次に示されている。上記表中の１つのメ
ツセージは同定カード番号用の５文字、時間及び分の単
位の時間用の４文字及び誤りの型を示した１文字より成
る。

第１表を参照するに信号源１の場合、主計算機へのメツ
セージは誤りコード番号Ｏを有するという事実によりメ
ツセージは第４表に入力される事はない。

信号源２からはもし誰かが紛失カードとして報告されて
いる磁気カードを使用しようと試みた時にのみ誤りメツ
セージが第４表に入力される。

しかしながら信号源４からは磁気カードのすべての入力
が第４表に報告される。

第５表は端末に対するメツセージに関する誤り表である
。

誤りメツセージは第４表のメツセージと同様な形式を有
する。

従って第５表中のメツセージは同定番号、誤りの時間及
び型に関する情報より成る。

第４表に従う誤りの型以外に、第５表は更に他の誤り型
を含む。

例えば、もしメツセージ表４もしくは誤り表５が一杯で
あれば、主計算機はスクリーン記憶装置Ａ−Ｅへ正しい
表をロードしていない。

システムが出動制御に対して使用される時は磁気カード
読取器への磁気カードの入力と関連して時間表示を記録
する事が必要である。

この時間表示はスクリーン表のローディングに関連する
主計算機が同様に端末２７に対して初期時間表示を送る
様にして発生される。

その後この初期時間が端末のクロックから毎秒毎に更新
される。

このクロックは端末２７の記憶装置２中に与えられてい
る。

第１図に従って、信号源２３から人力信号に依存する出
力装置２６への入力信号の発生について説明する。

動作は磁気カード読取器を通過する人物が彼の磁気カー
ドを読出器に挿入する事によって開始する。

第２図に従えば、この磁気カードは信号源２３に挿入さ
れる事を意味する。

信号源２３は次いで上述の如く線２４を介してマイクロ
計算機２２０マイクロ制御ユニツト３５に信号を送信す
る。

この信号伝送は第３図及び第２図に関連して説明された
如くマイクロ計算機に記録されるＯ及び１を生ずる。

読取られるＯ及び１はレジスタ・メモリ３９内のレジス
タＲ４にロードされる事が好ましい。

この時間、マイクロ計算機２２は同様に開始文字、及び
終り文字を読取って記録し、パリティを検査する。

この事はマイクロ計算機２２は独立に磁気カードからの
メツセージを読取り、その有効性を検査する事を意味す
る。

すべてのデータ計算は第３図の行Ｅに示された時間内に
生じる。

信号源２３中で読取られた磁気カードからの入力データ
のアセンブルはディジタル・イン・アダプタ１８を介し
て端末２７が呼出される前にマイクロ計算機２２内で完
全に処理される。

この事は磁気カードが読取られる時に誤りが発生したと
すると、端末２７は呼出されない事を意味する。

マイクロ計算機２２は磁気カードのこの誤りの読取りを
無視する。

次いで個人は再び彼の磁気カードを磁気カード読取器に
挿入し、今度は有効読取り内容がマイクロ計算機２２中
に記録される。

マイクロ計算機２２は信号源２３からの磁気カードの有
効な読取り内容を記録すると、マイクロ計算機は、ディ
ジタル・イン・アダプタ１８に至る線３３を介して端末
２７を呼出す。

端末２７はディジタル・イン・アダプタ１８を介して線
３１上にサービス・アウト信号を開始し、アドレス・チ
ャン看し３２上でアドレス探索を開始する事によって応
答する。

ディジタル・イン・アダプタ１Ｂが呼出したマイクロ計
算機２２をアドレス・チャンネル３２上のアドレスを介
して発見すると、選択されたマイクロ計算機２２は信号
線３３を介して正しいマイクロ計算機２２が発見された
事を知らせる。

次いでマイクロ計算機２２は磁気カードから読取られた
メツセージを転送する。

このメツセージはマイクロ記憶装置３７中に一時的に記
憶されており、出力ゲート４２及びデーターチャンネル
３４を通してディジタル・イン・アダプタ１８に転送さ
れる。

第１図において、メツセージはディジタル・イン・アダ
プタ１８からチャンネル１７、チャンネル・インターフ
ェイス１６及び人／出力チャンネル５を介して制御ユニ
ット１に転送されている。

制御ユニット１中で入力メツセージはスクリーン記憶装
置Ａ、Ｂ及びＣ内の第１、第２及び第３表の情報と比較
される。

メツセージは信号源６から到来し、１２３７０の同定カ
ード番号を有するものとする。

第２表からこの同定カードの値はクラス４に属する事は
明らかである。

第３表からこの同定カードはクラスＢに属する事は明ら
かである。

この事はカードが有効で、時間が記録さるべき事を示す
。

第１表から信号源６は同定カードがクラス４に属する条
件の下に出力装置８上に影響を与える事は明らかである
。

この事は同定カード番号が１２３７０であるという事に
よる。

従って制御ユニット１はチャンネル・インターフェイス
１６、チャンネル１７及びディジタル・アウト・アダプ
タ２０を介して出力装置８で表わされる出力装置２６に
信号を発生する。

出力装置８の付勢はロックされたドアの開放もしくは信
号灯の点灯を生ずる。

磁気カードの同定番号１２３７０及びその信号源２３へ
の人力の時間はｆｆ１ｌｉユニツト中の他の表、即ち記
憶装置２内の結果表中に記憶される。

しかしながら、同定番号１２３７１を有する磁気カード
が信号源６に対応する磁気カード読取器に挿入された場
合には、端末２７は第３表が同定カード番号１．２３７
１を含まないという事実によりこのカードを有効カード
としては受入れな℃・。

制御ユニット１は同定カード番号１２３７１を有するこ
のメツセージを誤り表５に送る。

同時にブザー音が制御ユニット１からキーボード８を介
してオペレータに達し、誤りが記録された事が表示され
る。

次いでオペレータは第５表をキーボード８によって呼び
出す。

この表は表示器１０上に現われる。

もし前に誤りが発生していなければ、第５表の誤りＡ６
１のみが表示される。

ここでオペレータはもし彼が権限を有するならば同定番
号１２３７１を有効番号として第３表に入力する事によ
って誤りを訂正するか、もしくは主計算機に問合せを行
う。

次に同定カード値１２３５０を有する磁気カードが磁気
カード読取器６に挿入されたものとする。

このカードは前の場合と同様にして読取られ、メツセー
ジが制御装置１へ転送される。

第３表から同定番号１２３５０は文字Ｃを有し、紛失カ
ードとして分類されている事を意味する。

この事は成る者が紛失カードを磁気カード読取器６で使
用しようと試みた事を意味する。

この行為はシステムには受入れられず、誤りクラス３の
誤りコードが記録されなげればならない事を意味する。

第１表から信号源６に関して１誤りコード３は端末表示
器のみならず主計算機に報告されなければならない事は
明らかである。

誤りメツセージはメツセージ番号１としてスクリーン記
憶装置２０内の第４表に送られ、誤り番号２としてスク
リーン記憶装置Ｅ内の誤り表５に送られる。

その後制御ユニット１は前の場合と同様にして誤りをキ
ーボード８を介して端末装置２７のオペレータに信号す
る。

次いでオペレータはキーボード８を介して第５表がスク
リーン１０上に表示さるべき事を要求する。

罰の誤りがオペレータもしくは主計算機によって修正さ
れていないものとすると、２つの誤り即ち同定カード１
２３７１に関する誤り１及び同定カード１２３５０に関
する誤り２がスクリーン１０上に表示される。

次いでオペレータは適切な動作を行い得る。

システムが上述の仕様に従って動作している間に結果の
メツセージは記憶装置２内の結果の表中に連続的に記録
され、同様に誤りメツセージが主計算機に対するスクリ
ーン表２Ｄ中及び端末に対するスクリーン表２Ｅ中に記
録される。

適切な時刻において、これ等の表は主計算機１５に対し
て更新もしくは計算のために転送される。

以上階層的計算システムが説明された。

ここで第１の計算機２２は入力データを組立てるために
ベース・レベルで働き、中間計算機２７は第１の計算機
からの入力データ従ってデータを計算し、出カニニット
をおそらく完全に独立して制御するために中間レベルで
動作し、主計算機は上位レベルで全システムを選択的に
監視する。

本発明に従うシステムは出動及び入場制御以外の他の目
的に対して使用され得る事が明らかである。

第１図は信号源２３は例えば光学バー・コードを読取る
光学読取器より成り得る。

バー・コードは光学信号源を通過する材料の片上に制御
されたマークより戒る。

システムは通過する材料の片を記録し得、スクリーン記
憶装置Ａ−Ｅ内の表が準拠する分類に従って処置を講じ
る。

〔変更例〕

本発明に従うシステムは出動及び入場制御以外の他の目
的に対して使用可能な事は明らかである。

第１図で信号源２３は例えば光学バー・コードを読取る
光学読取器でもよい。

バー・コードは光学信号源を通過する材料の片上に印加
されたマークより成る。

システムは通過する材料の片を記録し、スクリーン記録
記憶装置２のモジュールＡ−Ｅ内の表が準拠する分類に
従って処置を講じる。

マイクロ計算機の独立性を減少する事が要求される場合
には、各検出された入力信号ビットを端末計算機２７に
送ればよいが、マイクロ計算機に対して極めて高い独立
性が要求される時は、簡単な条件データは端末２１のス
クリーン記憶装置２中に記憶する代りにマイクロ記憶装
置３７中に記憶するとよい。

マイクロ計算機は従って出力装置２６を部分的に直接制
御し得る。

同様にして、もし条件表の一部が主計算機１５中に記憶
されており、キーボード８からの変更が許容されない場
合には極めて低いレベルの独立性で動作し得る。

極めて高い独立性を有する成るレベルでは、スクリーン
記憶装置２のすべての条件表はキーボード８から更新さ
れて、部分的に開始される。

従って主計算機１５は主に統計的目的を有する。

〔発明の効果〕

本発明の階層的計算システムによれば、第１の計算機（
マイクロ計算機２２）は入力データを組立てるためにベ
ース・レベルで働き、中間計算機（端末計算機２７）は
第１の計算機からの入力データ従ってデータを計算し、
出カニニットを完全に独立して制御するために中間レベ
ルで動作し、主計算機（ホスト計算機１５）は上位レベ
ルで全システムを選択的に監視するので、システムの各
計算機の処理機能を最適に分配しつつ端末計算機に対す
る自由度を状況に応じて制御することが可能である。

〔参考例〕

次に、本発明と直接関係はないが、信号源２３がＦ２Ｆ
コードで信号を発生する場合に、マイクロ計算機２２が
その信号を読取る１つの具体例を第３図を参照して説明
する。

信号源２３が発生する信号は第３図中の入力パルスに対
する線Ａ上に示されている。

この信号の形式はＦ２Ｆコードと呼ばれ、ここで成る期
間中の信号のＯ値は一定の信号レベルによって表わされ
、■値は成る期間中の信号レベルの変化によって表わさ
れる。

マイクロ計算機２２のマイクロ記憶装置３７は３つの主
部分：解読器４０、データ記憶装置３８及びレジスタ記
憶装置３９より成る。

第３図を参照するに、入力パルスＡは時間軸Ｔ上の時刻
１０にそのレベルを懐直から高値に変化する。

マイクロ制御ユニット３５は信号源２３から導線２４上
に生ずるこのレイ／４化を認識する。

動作は時刻Ｔ＝０ （図示せず）において開始する。

この時マイクロ計算機２２内のパルス・カウンタは値Ｏ
からカウント・アップを開始する。

第３図において、このパルス・カウンタは線Ｂ上に示さ
れている。

Ｔ＝１０でこのパルス・カウンタは最大値に達する。

第２図のマイクロ計算機２２内において、このパルス・
カウンタはレジスタ記憶装置３９中のレジスタＲ１によ
って表わされている。

レジスタＲ１の内容は通常の如く演算論理ユニット３６
を介して連続的にカウント・アップされる。

この時刻Ｔ＝１０において、パルス・カウンタは最大値
に達しているので、演算論理ユニット３６はパルス・カ
ウンタの最大値の３／４の値を計算する。

この３／４値はレジスタ記憶装置３９内の他のレジスタ
例えばＲ２に記憶される。

同時にこの３／４値はパルス・カウンタＲ１中にも記憶
される。

この時間１０から先はパルス・カウンタＲ１はカウント
・ダウンを開始する。

時刻Ｔ−１６において、パルス・カウンタは値Ｏに到達
する。

この時刻は入力信号の信号レベルを検出するのに使用さ
れる。

第３図で入力信号は時刻Ｔ１６において高値を有する。

この高値はレジスタ記憶装置３９内のさらに他のレジス
タ、例えばレジスタＲ３に記憶される。

時刻Ｔ１６においてレジスタＲ２の内容はレジスタＲ１
に戻される。

ここでパルス・カウンタＲ１は再びその最大値の３／４
値を有する。

この時間から、パルス・カウンタＲ１は人力パルス中に
レベル変化が生じる迄再びカウント・アップを開始する
。

この変化は時刻Ｔ２０で生ずる。

この時刻にパルス・カウンタＲ１の内容の３／４値が演
算論理ユニット３６中で計算される。

この３／４値から定数Ｋが減算され、結果がＲ１中に記
憶される。

定数にはパルス・カウンタＲ１に対する所与のカウント
・ダウン時間に対応する。

第３図に従えば定数には例えば２時間ユニットに対応す
る。

この事はパルス・カウンタＲ１は時刻Ｔ２０でそのカウ
ント・ダウンを開始する必要はなく時刻Ｔ２２に開始す
ればよい事を意味する。

Ｔ２Ｏ及びＴ２２間の期間中マイクロ計算機は他のタス
クを実行し得る。

換言すればデータを処理し得る。

この事は第３図の行Ｅに示されている。

時刻Ｔ２２にパルス・カウンタＲ１は最大値の３／４の
値よりＫだげ少ない値からカウント・ダウンを開始する
。

第３図を参照するに、入力パルスは時刻Ｔ２４において
そのレベルを低値から高値に変化する。

時刻Ｔ２６において、パルス・カウンタＲ１は値Ｏに到
達する。

この時人カパルスに対しては高値が検出される。

マイクロ制御ユニット３５はここでレジスタＲ３からの
先に記憶された入力パルス値と現人カパルス値間の比較
を演算論理ユニット３６中で開始する。

値が等しい時には現入力パルスは１の値を有する。

第３図はＴ２Ｏ及びＴ０ｎ間の期間中の人力パルスが値
１を有する事を示す。

時刻’ｒ ２６にパルス・カウンタＲ１にはレジスタＲ
２からの３／４値が再ロードされる。

その後パルス・カウンタＲ１はカウンタ・アップを開始
する。

時刻Ｔ３０において、入力パルスはそのレベルを高い値
から低い値に変化する。

パルス・カウンタＲ１は次いでその最大値において停止
し、この時間に新しい３／４値が計算され、定数Ｋが引
かれる。

時刻Ｔ３０及びＴａ２間で第３図の行Ｅに示された如く
データが処理される。

時刻Ｔ３２から、パルス・カウンタＲ１はカウント・ダ
ウンを開始し、これは第３図中の行りに示されている。

時刻Ｔ３６でパルス・カウンタＲ１はＯレベルに達し、
この時、入力パルス・レベルが検出される。

この場合、入力パルスは低値を有する。

Ｒ３に記憶された、前に検出された入力パルス・レベル
は演算論理ユニット３６中で現在のレベルと比較される
。

この場合、両レベルは等しくない。この事は検出された
入力信号が値Ｏを有する事を温床する。

第３図において入力レベル信号は期間Ｔ２Ｏ乃至Ｔ４０
中値Ｏを有する事を意味する。

時刻Ｔ３６において最新の人力パルス・レベルに対する
値がレジスタＲ３中に再ロードされる。

この値は低い入力パルス信号の値である。

時刻Ｔ３６において人力パルス・カウンタＲ１にはレジ
スタＲ２からの３／４値が同様にロードされる。

パルス・カウンタＲ１はカウント・アップを開始する。

これは第３図中の行Ｃ上に示されている。

時刻Ｔ４０において人力パルスはそのレベルを変化する
。

パルス・カウンタは停止し、３／４値が計算され、レジ
スタＲ２に転送される。

定数Ｋが減算され、結果がＲ１に記憶される。

データ処理は行Ｅに従って期間Ｔ２Ｏ乃至Ｔ４２中に生
じる。

その後パルス・カウンタは行りに従ってカウント・ダウ
ンを行い、新しいレベルの検出が時刻Ｔ４６に遂行され
る。

この様にして、マイクロ計算機２２が信号源２３からの
入力パルスを連続的に検出する。

最大値の３／４のカウンタ値はＦ２Ｆコードを使用した
時にこの信号レベル検出の確率を可能なかぎり高くする
ために選択されたものである事に注意されたい。

この事は第３図において時刻Ｔ２６に明瞭に示されてい
る。

人力パルスのレベルの変化間の期間が増大又は減少して
も、検出点はパルス・カウンタの全値に対する３／４値
から出発して計算されるために、検出点は変化に追従す
る。

しかしながらマイクロ計算機の計算時間は定数にのため
に常に一定である。

第３図に従って、行Ｅはマイクロ計算機内のデ−タ計算
に利用可能な時間を表わす。

この期間中、マイクロ計算機は信号源２３からの入力デ
ータをアセンフルし、ディジタル・イン・アダプタ１８
を呼出し、ディジタル・イン・アダプタ１８から信号を
受取り、データ・チャンネル３４を介してデータをアダ
プタ１８に送る。

従って第３図に説明した方法によれば、Ｆ２Ｆコードの
検出点を期間の変動にかかわりなく各期間の３／４の点
即ち最適の検出点に設定することができ、更にマイクロ
計算機に対しては、期間の変動にかかわりなく、定数Ｋ
に相当する一定時間が処理時間として確保される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従う階層計算機システムの概略図であ
る。 第２図は第１図のマイクロ計算機の構造を詳細に示した
図である。 第３図は第２図に従うマイクロ計算機中で信号を検出す
るためのタイミング図である。 １・−・・・制御ユニット、２・・・・・・記憶装置、
３・・・・・・読取り専用装置、６・・・・・・アダプ
タ、７・・・・・・キーボード・インターフェイス、８
・・・・・・キーボード、９・・・・・・表示インター
フェイス、１０・・・・・・表示装置、１１・・・・・
・アダプタ、１２，１３・・・・・・回線インターフェ
イス、１５・・“・パホスト＝−ｔ−算機、１６・・・
・・・チャンネル・インターフェイス、１８°＝−ｉイ
ジタル・イン（ＤＩ）アダプタ、１９−・−・・・ＤＩ
／ＤＯ制御装置、２０・・・・−ディジタル・アウト（
Ｄｏ）アダプタ、２２・・・・−マイクロ計算機、２３
・・・・・・信号源、２６・・・・・・出カニニット、
２７・・・・・・端末計算機。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複数の入力信号源及び複数の出力装置を有し、入力
   信号に応答して選択的な出力信号を発生するための階層
   計算機システムにおいて、夫々の入力信号源に接続され
   た複数のマイクロ計算機と、上記複数のマイクロ計算機
   に接続された少なくとも１個の端末ユニットと、上記入
   力信号源の各々に対応して設けられ、上記端末ユニット
   に接続された複数の出力装置と、上記端末ユニットに接
   続されたホスト計算機と、キーボードを介して上記端末
   ユニット内の表示ユニットによってアクセスさ表示情報
   を含む表を上記ホスト計算機から受取り、また上記ホス
   ト計算機へ戻すための端末ユニット内の表示メモリとよ
   り成り、各マイクロ計算機は自己の入力信号源から信号
   を受取り、この信号の情報をメツセージに組立て、上記
   端末ユニットを呼出し、上記端末ユニットは上記メツセ
   ージを受取ってこれを上記表示メモリ内の表と比較して
   、比較の結果に基づき選択された出力装置を付勢する事
   を特徴とする階層計算機システム。