JPS5853454B2 - 電線ヒユ−ズ - Google Patents
電線ヒユ−ズInfo
- Publication number
- JPS5853454B2 JPS5853454B2 JP13180880A JP13180880A JPS5853454B2 JP S5853454 B2 JPS5853454 B2 JP S5853454B2 JP 13180880 A JP13180880 A JP 13180880A JP 13180880 A JP13180880 A JP 13180880A JP S5853454 B2 JPS5853454 B2 JP S5853454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- resin
- wire connection
- electric wire
- fuse element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、しゃ断性能を向上した電線ヒユーズに関する
ものである。
ものである。
従来の電線ヒユーズは、短絡などのしゃ断時のしゃ断ガ
ス圧をヒユーズ周外に放出する一部開放タイプや、密封
タイプがあるが、一部開放タイプは、しゃ断時に大きな
爆発音をともなうとともに、しゃ断ガスを放出し、環境
安全面で好ましいものでなく、かつ、一部開放タイプの
ため、ヒユーズエレメントが汚損大気や、沿岸部などで
は塩害により、汚損劣化する心配がある。
ス圧をヒユーズ周外に放出する一部開放タイプや、密封
タイプがあるが、一部開放タイプは、しゃ断時に大きな
爆発音をともなうとともに、しゃ断ガスを放出し、環境
安全面で好ましいものでなく、かつ、一部開放タイプの
ため、ヒユーズエレメントが汚損大気や、沿岸部などで
は塩害により、汚損劣化する心配がある。
また密閉タイプは、しゃ断時の爆発パワーを封じ込める
ため、強度の高いポリカーボネートなどの樹脂を肉厚に
して使用したり、二重構造にするほか、しゃ断部に消弧
剤を充填するなどの方法が、とられていた。
ため、強度の高いポリカーボネートなどの樹脂を肉厚に
して使用したり、二重構造にするほか、しゃ断部に消弧
剤を充填するなどの方法が、とられていた。
ところが、完全密閉のため、しゃ断時のエレメントの金
属ガスや、しゃ断時の高熱による樹脂面の燃焼ガスによ
る大きなガス圧に耐える構造とすることに苦慮するとと
もに、しゃ断後の樹脂面の炭化により、ヒユーズ両端子
間の絶縁抵抗値が低下する(500Vメガ−で0.2M
Ω以上)等の欠点があった。
属ガスや、しゃ断時の高熱による樹脂面の燃焼ガスによ
る大きなガス圧に耐える構造とすることに苦慮するとと
もに、しゃ断後の樹脂面の炭化により、ヒユーズ両端子
間の絶縁抵抗値が低下する(500Vメガ−で0.2M
Ω以上)等の欠点があった。
本発明は、このような、しゃ断時のしゃ断ガス圧を大き
く抑制して、電線ヒユーズの完全密閉を容易にするとと
もに、しゃ断後の絶縁抵抗値の低下を大きく抑制したも
ので、第1図にしめすように、両日部1を細く絞った無
機物のセラミック管2内にヒユーズエレメント3を挿入
し、ヒューズエレメント30両端子部4をセラミック管
2外に突出せしめて、断熱パツキン6を介して口栓5に
より密封する。
く抑制して、電線ヒユーズの完全密閉を容易にするとと
もに、しゃ断後の絶縁抵抗値の低下を大きく抑制したも
ので、第1図にしめすように、両日部1を細く絞った無
機物のセラミック管2内にヒユーズエレメント3を挿入
し、ヒューズエレメント30両端子部4をセラミック管
2外に突出せしめて、断熱パツキン6を介して口栓5に
より密封する。
この場合パツキン6は、セラミックペーパー等の無機質
のものが望ましい。
のものが望ましい。
但し、口部1が図面にしめすように、狭く、かつ深くす
る場合は、しゃ断アーク熱を受は難いので、樹脂パツキ
ンでも可能であるが、できれはシリコンゴム等の耐熱性
能の良いものが望ましい。
る場合は、しゃ断アーク熱を受は難いので、樹脂パツキ
ンでも可能であるが、できれはシリコンゴム等の耐熱性
能の良いものが望ましい。
また口部1は、ヒユーズエレメントが挿入できる程度に
細くすることが耐アーク熱面で望ましい。
細くすることが耐アーク熱面で望ましい。
また口栓5は第1図の接着タイプのほか第2図にしめす
ように口部1に巻き締めできる構造とすることもできる
。
ように口部1に巻き締めできる構造とすることもできる
。
次にセラミック管2外に突出した端子部4に電線接続端
子Iを圧着または半田付等により接続して電線ヒユーズ
本体とし、この電線ヒユーズ本体を、その電線接続端子
7の電線接続部7′を突出せしめて、樹脂でモールデン
グするものである。
子Iを圧着または半田付等により接続して電線ヒユーズ
本体とし、この電線ヒユーズ本体を、その電線接続端子
7の電線接続部7′を突出せしめて、樹脂でモールデン
グするものである。
この場合、樹脂モールドの代りに樹脂ケースまたは、熱
収縮チューブ等で被覆することもできる。
収縮チューブ等で被覆することもできる。
なお、上記のセラミック管2を厚手の透明ガラス管を使
用し、樹脂モールドを透明な樹脂を使用することにより
、ヒユーズエレメントの溶断の有無などを外部から透視
確認できる電線ヒユーズとすることができる。
用し、樹脂モールドを透明な樹脂を使用することにより
、ヒユーズエレメントの溶断の有無などを外部から透視
確認できる電線ヒユーズとすることができる。
以−七の構造とすることにより、本発明の電線ヒユーズ
はヒユーズエレメントが、無機質のセラミック管または
、厚手のガラス管で覆われ、しかも、口部か細く締られ
ているため、しゃ断時のアーク熱に樹脂が直接さらされ
ることが無くなるため、従来の樹脂容器のように、アー
ク熱を受けて、樹脂容器内面が一瞬焼損して、ガス化し
、非常に大きなガス圧を生じヒューズエレメント3自体
のしゃ断ガスに大きく加重されて、樹脂容器を破裂せし
めたり、栓部が抜けて飛ぶ等のしゃ断時の爆発力が完全
に防止され、栓部をケースにピン止めする等の必要もな
く、密封できる。
はヒユーズエレメントが、無機質のセラミック管または
、厚手のガラス管で覆われ、しかも、口部か細く締られ
ているため、しゃ断時のアーク熱に樹脂が直接さらされ
ることが無くなるため、従来の樹脂容器のように、アー
ク熱を受けて、樹脂容器内面が一瞬焼損して、ガス化し
、非常に大きなガス圧を生じヒューズエレメント3自体
のしゃ断ガスに大きく加重されて、樹脂容器を破裂せし
めたり、栓部が抜けて飛ぶ等のしゃ断時の爆発力が完全
に防止され、栓部をケースにピン止めする等の必要もな
く、密封できる。
また、樹脂容器の内面が炭化されないので、しゃ断部の
両端子間の絶縁抵抗値の低下もなくなり、電線ヒユーズ
の密閉において一番問題となっていた、しゃ新対策を簡
易な構造で、完全に防爆とすることができ、樹脂の防爆
容器の強度を大巾に緩和できる等、優れた機能を有する
ものである。
両端子間の絶縁抵抗値の低下もなくなり、電線ヒユーズ
の密閉において一番問題となっていた、しゃ新対策を簡
易な構造で、完全に防爆とすることができ、樹脂の防爆
容器の強度を大巾に緩和できる等、優れた機能を有する
ものである。
なお、口部1の細く絞られた部分を、ある程度長くして
おけは、口栓5は、しゃ断時のアーク熱を受は難いので
、断熱パツキン6を併用することにより樹脂製の口栓を
使用しても表面が焼損することなく使用可能である。
おけは、口栓5は、しゃ断時のアーク熱を受は難いので
、断熱パツキン6を併用することにより樹脂製の口栓を
使用しても表面が焼損することなく使用可能である。
次に、従来の電線ヒユーズ(こ円筒状のガラス管を使用
した二重構造のものがあるが、ガラス管の両matの栓
部分が樹脂でアーク熱を受けやすい構造であったり、ガ
ラス管が薄手のため、しゃ断時のアーク熱がガラス管を
瞬時透過したり、ガラス管と栓部分との間を熱ガスが通
過する等により、樹脂管の内表面を焼損して、その際発
生する樹脂ガスが完全に抑制じきれないために、そのガ
ス圧に耐える強力容器を必−決としたり、しゃ断部に消
弧剤などを必要としたが、本発明においては厚手のガラ
ス管などの無機質管でアーク熱を完全に遮断するので、
短絡しゃ断時のアーク熱による樹脂の焼損がなく樹脂焼
損(・こよるガス圧もなく、消弧剤も必要とせず、ヒユ
ーズエレメントの密封を容易にするものである。
した二重構造のものがあるが、ガラス管の両matの栓
部分が樹脂でアーク熱を受けやすい構造であったり、ガ
ラス管が薄手のため、しゃ断時のアーク熱がガラス管を
瞬時透過したり、ガラス管と栓部分との間を熱ガスが通
過する等により、樹脂管の内表面を焼損して、その際発
生する樹脂ガスが完全に抑制じきれないために、そのガ
ス圧に耐える強力容器を必−決としたり、しゃ断部に消
弧剤などを必要としたが、本発明においては厚手のガラ
ス管などの無機質管でアーク熱を完全に遮断するので、
短絡しゃ断時のアーク熱による樹脂の焼損がなく樹脂焼
損(・こよるガス圧もなく、消弧剤も必要とせず、ヒユ
ーズエレメントの密封を容易にするものである。
なお、本発明の電線ヒユーズにおいては、あらゆる構造
のヒユーズエレメントに適応できる特徴を有するもので
ある。
のヒユーズエレメントに適応できる特徴を有するもので
ある。
第1図は本発明の電線ヒユーズの説明用部分断面図、第
2図は本発明の電線ヒユーズの口部の巻き締め構造の説
明用部分断面図3゜ 1は口部、2はセラミック管、3はヒユーズエレメント
、4は端子部、5は口栓、6はパツキン、7は電線接続
端子、7′は電線接続端子7の電線接続部。
2図は本発明の電線ヒユーズの口部の巻き締め構造の説
明用部分断面図3゜ 1は口部、2はセラミック管、3はヒユーズエレメント
、4は端子部、5は口栓、6はパツキン、7は電線接続
端子、7′は電線接続端子7の電線接続部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両端部を細く絞ったセラミック管の少くとも一方の
口部は、ヒユーズエレメントが挿入できる大きさの口部
としたセラミック管にヒユーズエレメントを挿入し、そ
の両端子部をセラミック管外に突出せしめて、断熱パツ
キンを介して口栓により密封し、その突出部に電線接続
端子を接続したヒユーズ本体を、電線接続端子の電線接
続部を突出せしめて、樹脂でモールデングしたことを特
徴とする電線ヒユーズ。 2 両端部を細く絞った厚手0透明ガラス管Q少くとも
一方の口部は、ヒユーズエレメントが挿入できる大きさ
の口部とした透明ガラス管にヒユーズエレメントを挿入
し5.そQ両端子部を透明ガラス管外に突出せしめて、
断熱パツキンを介して口栓により密封し、その突出部に
電線接続端子を接続したヒユーズ本体を、電線接続端子
の電線接続部を突出せしめて、透明な樹脂でモールデン
グしたことを特徴とする電線ヒユーズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13180880A JPS5853454B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 電線ヒユ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13180880A JPS5853454B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 電線ヒユ−ズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5757441A JPS5757441A (en) | 1982-04-06 |
JPS5853454B2 true JPS5853454B2 (ja) | 1983-11-29 |
Family
ID=15066586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13180880A Expired JPS5853454B2 (ja) | 1980-09-22 | 1980-09-22 | 電線ヒユ−ズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853454B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10553386B2 (en) * | 2013-11-15 | 2020-02-04 | Eaton Intelligent Power Limited | High voltage, reinforced in-line fuse assembly, systems, and methods of manufacture |
-
1980
- 1980-09-22 JP JP13180880A patent/JPS5853454B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5757441A (en) | 1982-04-06 |
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