JPS5853359Y2 - 削孔装置 - Google Patents
削孔装置Info
- Publication number
- JPS5853359Y2 JPS5853359Y2 JP8363378U JP8363378U JPS5853359Y2 JP S5853359 Y2 JPS5853359 Y2 JP S5853359Y2 JP 8363378 U JP8363378 U JP 8363378U JP 8363378 U JP8363378 U JP 8363378U JP S5853359 Y2 JPS5853359 Y2 JP S5853359Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- casing
- bit
- diameter
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は地下水圧の大きい湧水層で削孔する装置に関す
るものである。
るものである。
地下水圧の大きい砂れき層を削孔する場合などには一般
にインナビットの外側をケーシングチューブで保護した
状態で掘削を行う。
にインナビットの外側をケーシングチューブで保護した
状態で掘削を行う。
すなわち順次連結して延長し得るインナーロッドの先端
にインナービットを取り付けこのピッドで孔底を打撃し
、インナーロッド全体はケーシングチューブ内に位置さ
せケーシングチューブ自体には回転を与えてケーシング
チューブ先端のリングピッドで孔底を切削してゆく構成
である。
にインナービットを取り付けこのピッドで孔底を打撃し
、インナーロッド全体はケーシングチューブ内に位置さ
せケーシングチューブ自体には回転を与えてケーシング
チューブ先端のリングピッドで孔底を切削してゆく構成
である。
インナーロッド内には小径の水路が開設してあり、イン
ナーピッドの側面から孔底に向けて常時圧力水を噴出し
て繰粉の流出やピッドの冷却に供している。
ナーピッドの側面から孔底に向けて常時圧力水を噴出し
て繰粉の流出やピッドの冷却に供している。
このような従来の削孔方式はケーシングを用いない方式
に比して多くの長所を有するが一方法のような欠点を備
えている。
に比して多くの長所を有するが一方法のような欠点を備
えている。
(1)ケーシングチューブ及びインナービットを延長す
る際にインナーロッド内の水路を介して行っていた圧力
水の供給を中断する。
る際にインナーロッド内の水路を介して行っていた圧力
水の供給を中断する。
そのため孔底から地下水がビットの噴出孔からロッド内
の水路に流入してくるが同時に小径の砂れきが流れ込ん
で来る。
の水路に流入してくるが同時に小径の砂れきが流れ込ん
で来る。
流入してきた砂れきはピッドの内部やロッドの水路内に
ひっかかり次に削孔を再開して水路内に供給した圧力水
の力で相互に強くかみ合ってしまい、そのまま目づまり
を発生してしまう。
ひっかかり次に削孔を再開して水路内に供給した圧力水
の力で相互に強くかみ合ってしまい、そのまま目づまり
を発生してしまう。
ピッドやロッド先端で目づまりを発生すると全てのロッ
ドを引出して補修をしなければならず、きわめて不経済
な作業となる。
ドを引出して補修をしなければならず、きわめて不経済
な作業となる。
(2)同様にケーシングチューブ及びインナーピッドを
延長するために切り離すとビットとチューブとの間隔を
通って孔底の湧水が大量に流出し作業環境を悪化させる
。
延長するために切り離すとビットとチューブとの間隔を
通って孔底の湧水が大量に流出し作業環境を悪化させる
。
更に流水と共に孔底の砂れきも流出する結果、孔底が拡
大したり地山をゆるませる危険がある。
大したり地山をゆるませる危険がある。
本考案はこのような点を改善するためになされたもので
、インナーロッドの継ぎ足しの際などで圧力水の供給を
中断しても削孔した孔内から地下水や砂れきがピッドや
ロッド内に流入してくることのない削孔装置を提供する
ことを目的とする。
、インナーロッドの継ぎ足しの際などで圧力水の供給を
中断しても削孔した孔内から地下水や砂れきがピッドや
ロッド内に流入してくることのない削孔装置を提供する
ことを目的とする。
更に本考案はケーシングチューブを一旦切り離したとき
にもロッドとチューブとの間隔から湧水や砂れきが逆流
してくることがなく、作業環境を悪化させたり、掘削孔
の拡大や地山のゆるみを発生させることのない削孔装置
を提供することを目的とする。
にもロッドとチューブとの間隔から湧水や砂れきが逆流
してくることがなく、作業環境を悪化させたり、掘削孔
の拡大や地山のゆるみを発生させることのない削孔装置
を提供することを目的とする。
次に実施例について説明する。
(1)ケーシングチューブ
ケーシングチューブ1は先端縁にリングビット2を形成
し、順次カップリングで接続して延長することの出来る
従来と同様のものを用いる。
し、順次カップリングで接続して延長することの出来る
従来と同様のものを用いる。
ただしカップリングのうち例えば最も先端に近いところ
のみに特殊の小径カップリング3を用いる。
のみに特殊の小径カップリング3を用いる。
この小径カップリング3は2本のケーシングチューブ1
をねじで接続するところは他のカップリングと同様で゛
あるがその内径がケーシングチューブ1の内径よりも多
少小さく、かつインナーロッドの外径よりも大きく形成
する。
をねじで接続するところは他のカップリングと同様で゛
あるがその内径がケーシングチューブ1の内径よりも多
少小さく、かつインナーロッドの外径よりも大きく形成
する。
そしてこの小径カップリング3の両端の内側縁4はテー
パー状に形成し後述する大径ロッドとスムーズに接触し
得るよう構成する。
パー状に形成し後述する大径ロッドとスムーズに接触し
得るよう構成する。
(2)インナーロッド
インナーロッド5は先端はピッド18をねじ込み、後方
に順次接続して延長出来る従来と同様のロッドであり、
内部は中空の通水路を有する。
に順次接続して延長出来る従来と同様のロッドであり、
内部は中空の通水路を有する。
削孔時にはインナーロッド5は回転運動と軸方向の高速
度の打撃運動をケーシングチューブ1内で行うことは従
来と同様である。
度の打撃運動をケーシングチューブ1内で行うことは従
来と同様である。
本考案のインナーロッド5はその一部に他のロッド径よ
りも径の大きい大径部6を形成する。
りも径の大きい大径部6を形成する。
この大径部6はケーシングチューブ1に設けた小径カッ
プリング3の内径よりわずかに小さい外径を有する。
プリング3の内径よりわずかに小さい外径を有する。
そして大径部6の表面には複数本の円周方向の溝を刻設
し、この溝内に合成樹脂型のOリング7を嵌合する。
し、この溝内に合成樹脂型のOリング7を嵌合する。
嵌合した状態のOリング7の外径は小径カップリング3
の内径より多小大きくなる。
の内径より多小大きくなる。
(3)小径カップリングとロッド大径部との関係。
両者はどの位置にあってもよいのではなく次のような位
置関係を有する。
置関係を有する。
■削孔時
このときはロッド大径部6は小径カップリング3よりも
前方、すなわち削孔底に近い位置に存在している。
前方、すなわち削孔底に近い位置に存在している。
そのためケーシングチューブ1とインナーロッド5との
間隔を通って掘削砂れきや水が自由に口元まで流出する
ことが出来る。
間隔を通って掘削砂れきや水が自由に口元まで流出する
ことが出来る。
■ ロッドを多少引出した時
ケーシングチューブ1インナーロツド5の継ぎ足しのた
めに一旦口元で切り離したときにインナーロッド5を多
少の距離、例えば10cmはど引き出したときにロッド
の大径部6は少しの距離だけ小径カップリング3内に入
る関係にある。
めに一旦口元で切り離したときにインナーロッド5を多
少の距離、例えば10cmはど引き出したときにロッド
の大径部6は少しの距離だけ小径カップリング3内に入
る関係にある。
大径部6の外径は小径カップリング3の内径より多少小
さいが両者間でOリング7がつぶれることによりそれよ
り前方からの湧水、砂れきの流出は完全に阻止されるこ
とになる。
さいが両者間でOリング7がつぶれることによりそれよ
り前方からの湧水、砂れきの流出は完全に阻止されるこ
とになる。
第1図はその状態を示す図である。
■ ロッドを完全に引き出すとき
何等かの必要からロッド5を完全にケーシングチューブ
3から引き出したいときは強くロッド5を引けばOIJ
ング7群が一旦変形するだけでまったく支障なくロッド
5を引き出すことが出来る。
3から引き出したいときは強くロッド5を引けばOIJ
ング7群が一旦変形するだけでまったく支障なくロッド
5を引き出すことが出来る。
(4)ビット
ビット18と先端ロッド5の間にはビット18と先端ロ
ッド5にねし結合が可能な中継軸8を設ける。
ッド5にねし結合が可能な中継軸8を設ける。
この中継軸8は両端に貫通した水路9を有し、更に水路
9中夫には水路9より広い空間であるボール室10を形
成する。
9中夫には水路9より広い空間であるボール室10を形
成する。
従って水路9とボール室10との境界は段部を形成する
ことになるがロッド側の段部11に水路9の径より大径
のボール12を接触させ、一方ビット6側の段部13に
コイルばね14を接触させるボール12とコイルばね1
4との間に小筒15を介在させた状態でボール12を常
にロッド側の段部11に押し付けているよう構成する。
ことになるがロッド側の段部11に水路9の径より大径
のボール12を接触させ、一方ビット6側の段部13に
コイルばね14を接触させるボール12とコイルばね1
4との間に小筒15を介在させた状態でボール12を常
にロッド側の段部11に押し付けているよう構成する。
小筒15は側面に側孔16を開設する。
小筒15の外周に位置するコイルばね14は最も圧縮し
たときにもばね軸間の間隔は完全に閉塞してしまうこと
なく、常に多少の間隔は維持している構造のものを採用
する。
たときにもばね軸間の間隔は完全に閉塞してしまうこと
なく、常に多少の間隔は維持している構造のものを採用
する。
なおビット側の段部13は中継軸8にねじ込んだビット
18の端面を利用することも出来る。
18の端面を利用することも出来る。
次に作動について説明する。
(1)削孔時
リングビット2による切削とインナービット18による
打撃により、従来と同様に削孔を行なつ。
打撃により、従来と同様に削孔を行なつ。
ロッド5を通して行なう給水はボール室10内のボール
12をばね14に抗してビット側に押すので水路9は開
き、圧力水はビット18から孔底に供給される。
12をばね14に抗してビット側に押すので水路9は開
き、圧力水はビット18から孔底に供給される。
削孔中は小径カップリング3とロッド大径部6との間は
離れているから水や砂れき、繰粉はケーシング1内を通
って排出される。
離れているから水や砂れき、繰粉はケーシング1内を通
って排出される。
(2)圧力水供給を中止した時
ロッド5を通して行う圧力水の供給を中止するとボール
12はコイルばね14の力でロッド側の段部11に押し
付けられる。
12はコイルばね14の力でロッド側の段部11に押し
付けられる。
従ってボール室10内の水は移動することが出来ず、そ
のためビット18内へ孔底からの湧水、砂れき等が入っ
て来ることがない。
のためビット18内へ孔底からの湧水、砂れき等が入っ
て来ることがない。
(3)ケーシングの口元で切り離した時
このときは従来の装置であれば口元から湧水や砂れきが
流出し場合によっては、砂れきがケーシング1とロッド
5との間につまってしまうことがあったが、本考案の装
置では前記したようにロッド5を多少引き出すことによ
り小径カップリング3とロッド大径部6間で閉塞状態が
形成されるからケーシング1内を砂れきや湧水が移動す
ることはない。
流出し場合によっては、砂れきがケーシング1とロッド
5との間につまってしまうことがあったが、本考案の装
置では前記したようにロッド5を多少引き出すことによ
り小径カップリング3とロッド大径部6間で閉塞状態が
形成されるからケーシング1内を砂れきや湧水が移動す
ることはない。
本考案は上記したようにケーシングの一部に小径部を形
成し、ロッドの一部に大径部を形成しロッドを多少口元
から引き出したときだけに両者が嵌合するよう形成した
ものであるから、ケーシングやロッドの継ぎ足の際など
に口元を一旦切り離したときにも孔内からケーシングを
通って湧水や砂れきが流出して来ることがない。
成し、ロッドの一部に大径部を形成しロッドを多少口元
から引き出したときだけに両者が嵌合するよう形成した
ものであるから、ケーシングやロッドの継ぎ足の際など
に口元を一旦切り離したときにも孔内からケーシングを
通って湧水や砂れきが流出して来ることがない。
従って掘削中の孔内径が拡大したり地山にゆるみを与え
たすせず、また作業環境を悪化させることもない。
たすせず、また作業環境を悪化させることもない。
また本考案はビットの水路内に逆止弁状にボールを内蔵
したからビットからの圧力水の供給を中止しても砂れき
がビット内に流入して目づまりをおこすような事がなく
常に安心して直ちに削孔を再開出来る。
したからビットからの圧力水の供給を中止しても砂れき
がビット内に流入して目づまりをおこすような事がなく
常に安心して直ちに削孔を再開出来る。
第1図:本考案の削孔装置の一実施例のケーシング小径
部とロッドの大径部の嵌合状態の説明図、第2図:先端
部分の説明図。 1:ケーシング、5:ロッド、3:小径カップリング、
6:ロッド大径部。
部とロッドの大径部の嵌合状態の説明図、第2図:先端
部分の説明図。 1:ケーシング、5:ロッド、3:小径カップリング、
6:ロッド大径部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向へ打撃運動するロッドを回転するケーシング内に
位置させた削孔機において、 ケーシングの一部に小径部を形成し、 一方ロツドの一部に弾力性のあるOリングを嵌合し、 そのOリングの外周が前記ケーシングの小径部の内径よ
りやや径の大きくなるように大径部として形成しロッド
をケーシングの口元から多少引き出したときのみに 上記大径部がOIJングを介して小径部内に嵌合するよ
う配置し、 更にロッド先端のビット内の水路の一部にロッド側への
水の移動を阻止する逆止弁を内蔵した削孔装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8363378U JPS5853359Y2 (ja) | 1978-06-20 | 1978-06-20 | 削孔装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8363378U JPS5853359Y2 (ja) | 1978-06-20 | 1978-06-20 | 削孔装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54184301U JPS54184301U (ja) | 1979-12-27 |
JPS5853359Y2 true JPS5853359Y2 (ja) | 1983-12-05 |
Family
ID=29005602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8363378U Expired JPS5853359Y2 (ja) | 1978-06-20 | 1978-06-20 | 削孔装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5853359Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-06-20 JP JP8363378U patent/JPS5853359Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54184301U (ja) | 1979-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4057371B2 (ja) | コア採取方法、コアバーレル及びコアビット | |
KR100534005B1 (ko) | 토양강화장치, 토양강화장치용 공구 및 토양강화방법 | |
US20070227779A1 (en) | Jet motor | |
US2685431A (en) | Hydraulic pilot reamer for directional drilling | |
CN111021964A (zh) | 一种适用于大直径钻孔的潜孔锤反循环跟管钻头 | |
CN113153156A (zh) | 一种水力联合机械修孔装置及方法 | |
JP3647081B2 (ja) | 二重管掘削システム | |
JPS5853359Y2 (ja) | 削孔装置 | |
JP2591691B2 (ja) | 掘削装置 | |
JP2007070912A (ja) | 装填式逆止弁本体を内蔵した地盤穿孔機 | |
CN206860122U (zh) | 连续油管用可转向式水平井水力旋流冲砂工具 | |
US20040089473A1 (en) | Backreaming tool | |
JP3726179B2 (ja) | さく孔装置 | |
CN209761345U (zh) | 一种带支撑板的自进式多孔射流钻头 | |
CN111219150B (zh) | 钻割冲一体化钻头 | |
JP2574705B2 (ja) | リトラクトビット | |
JP3953907B2 (ja) | 被圧水下用二重管削孔装置 | |
CN206071491U (zh) | 油管喷射工具 | |
JP2004324273A (ja) | オーガドリルの拡径装置 | |
CN107109897B (zh) | 用于钻孔的液压钻孔设备 | |
CN215292350U (zh) | 一种用于普通土层快速铺设管道装备 | |
CN210087244U (zh) | 一种扩孔装置 | |
CN203655239U (zh) | 油田钻井疏通装置 | |
JPH102178A (ja) | 二重管掘削工法用インナビット構造 | |
JPH0230891A (ja) | 地中埋設管の敷設替え方法と装置 |