JPS5853310B2 - 可動コイル形計器 - Google Patents

可動コイル形計器

Info

Publication number
JPS5853310B2
JPS5853310B2 JP47083572A JP8357272A JPS5853310B2 JP S5853310 B2 JPS5853310 B2 JP S5853310B2 JP 47083572 A JP47083572 A JP 47083572A JP 8357272 A JP8357272 A JP 8357272A JP S5853310 B2 JPS5853310 B2 JP S5853310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
yoke
support
support base
instrument
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP47083572A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS4830466A (ja
Inventor
ビー ピアーソン デイビツド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atos Origin IT Services Inc
Original Assignee
Sangamo Weston Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sangamo Weston Inc filed Critical Sangamo Weston Inc
Publication of JPS4830466A publication Critical patent/JPS4830466A/ja
Publication of JPS5853310B2 publication Critical patent/JPS5853310B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R5/00Instruments for converting a single current or a single voltage into a mechanical displacement
    • G01R5/02Moving-coil instruments
    • G01R5/06Moving-coil instruments with core magnet
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/10Arrangements of bearings
    • G01R1/12Arrangements of bearings of strip or wire bearings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/16Magnets
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R5/00Instruments for converting a single current or a single voltage into a mechanical displacement
    • G01R5/02Moving-coil instruments
    • G01R5/04Moving-coil instruments with magnet external to the coil

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は特に大量生産に適する可動コイル形計器に関す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
ダルソンバール検流計のような可動コイル形計器を組立
てるには多くの部品と工程を有するから、従来は大量生
産はできなかった。
また多数の部品と調整を必要とするから、従来の可動コ
イル形計器は比較的高価であった。
このような従来の計器では多くの部品の製作と、それら
の部品で計器を組立てることは非常に手間を要する。
組立に必要な代表的な工程は計器の可動コイル部を組立
てる工程と、可動コイルのフレームに適当なサポートを
連結して(計器の支持方式に応じて)軸受宝石またはト
ートバンドを支持する工程と、計器の磁気回路をケーシ
ング内に装着する工程と、可動コイルを取付ける工程と
、可動コイルを懸吊するために可動コイルに軸受または
トートバンドを取付ける工程と、コイルが所定の軸を中
心にして回転するようにコイルの懸吊装置の位置合わせ
を行う工程と、コイルの振れ特性を希望するレンジにす
るために磁気回路を調整する工程と、計器の振れ特性に
対応する適当な目盛を付した目盛板を取付ける工程と、
コイルを平衡させて指針の重量を補償する工程と、計器
を零調整する工程が必要である。
従来はベースサポート上での可動コイルの懸吊は手作業
で行われており、コイルをベースサポートの固定コネク
タに注意深く位置合わせをし、次に種々の部品等を連結
してコイルが回転するようにコイルを装着せねばならな
いから、このコイル装着工程は非常に手間がかかる。
それから、すべてのアセンブリにおいてコイルが同じ軸
を中心にして回転するように、コイルを常に装着するこ
とは困難であるから、組立てられた計器のコイルの回転
軸位置のわずかの差を修正するために、磁気回路を調整
することが必要である。
最後に、指針と平衡おもりが可動コイルに取付けられた
後でも、計器の目盛の振れ特性がどのようなものである
かを決定するために計器を試験し、計器の振れ特性を正
確に表わす目盛をいくつかの目盛から選択することが必
要である。
したがって、従来の計器は大量生産方法によっても、低
コストで組立てることができないほど多くの部品を用い
ていた。
その結果、たとえばフルスケールの2優の確度のメータ
を作るのにもコストがかなりかかつていた。
〔発明の目的〕
したがって、本発明の目的は組立が容易で、コストが低
く、しかもかなりの確度を有する電気計器を提供するこ
とである。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明による可動コイル型
計器は、 開口を有する支持ベース10と、 磁石13およびヨーク11,12を有して前記支持ベー
ス10に据えつけられるべく前記開口中に導入可能に形
成された磁気回路と、 可動コイルアセンブリ16と、 前記可動コイルアセンブリ16を前記磁気回路のヨーク
lL12に、予め決められた軸を中心として旋回運動可
能に取付ける装置19,20゜21.22と、を備えた
可動コイル形計器において 前記磁気回路を前記支持ベース10に位置づけるために
前記支持ベース10およびヨーク11゜12上に設けら
れた位置決め手段であって、前記支持ベース10上の位
置決め面71.74およびこの位置決め面71,74と
協動して前記ヨーク11.12を支持ベース10上に位
置決めするために前記位置決め面71,74に対応する
ヨーク11.12上の面99,99’を有する位置決め
手段と、 前記磁気回路を前記支持ベース10の開口内に導入した
とき支持ベース10内に保持するために支持ベース10
内に設けられた保持手段であって、前記支持ベース10
の底部から開口側に向けて延在された相対向する互に一
対の保持脚79と80゜81と82を有し、少なくとも
一方の保持脚79゜81は他方の保持脚80.82に対
して弾性復元力をもって可動とされ、かつ、前記ヨーク
11゜12に設けられた係合部と前記一対の保持脚79
と80,81と82の間に前記ヨーク11.12が導入
されたとき前記係合部と係合して前記ヨーク11.12
を一対の保持脚79と80.81と82の間に保持する
保持面87,88,89゜90を有する保持手段と、 を備えたことを特徴とするものである。
本発明の可動コイル形計器は従来の可動コイル形計器の
多くの欠点を解消する。
その独特の構造により、本発明の計器は従来の計器で必
要としていた部品の一部だけを用いて製作できる。
使用する部品数を少なくできるから、組立工程数もそれ
に対応して減少させることができ、その結果本発明の計
器は正確で較正しやすい特性を維持しつつ大量生産ライ
ンで製作できる。
本発明の一実施例では、コイルアセンブリは精密に製作
される導電材料製の2個の同一のコイル支持枠を含む。
これらの支持枠には支持枠に巻かれるコイルの端子が一
体に形成される。
また、支持枠にはコイル・アセンブリを支持し、トート
バンドまたは宝石軸受が取付けられる支持素子と、指針
を取付けるスタッフと、平衡おもりを取付けるための歯
付溝とが一体に形成される。
ベース上の対応する支持素子の1つは零調整つまみとす
ることができる。
これらの支持素子はそれらのべ−スに正確に位置ぎめす
るための位置′ぎめ面を有する。
コイル支持枠はサポートに巻線されてコイルを形成する
ワイヤにより、たがいに電気絶縁されて保持される。
したがって、コイルワイヤの一端をコイル枠の1つに接
続し、コイルワイヤの他端をコイル枠の他方に接続する
たけで、コイルへの電気接続はそれぞれのコイル枠へ直
接容易に行うことができる。
これらの接続は熱可塑性プラスチックのような熱によっ
て劣化する材料で絶縁されたワイヤを用い、そのワイヤ
を端子に巻きつけ、端子を加熱して絶縁を除去してから
ワイヤを端子に接合することにより行うことができる。
可動コイル・アセンブリの種々の素子を保持するために
、計器の確度に悪影響を及ぼすおそれのあるセメントそ
の他の吸湿材料を用いる必要はない。
本発明の好適な実施例による計器構造の別の特徴は、計
器の各種素子を支持するベースである。
この支持ベースも精密に作られ、なるべく絶縁プラスチ
ック材料で作る。
この支持ベースの多くの特徴の中には計器の磁気回路を
形成する所定の固定位置ぎめ表面と、可動コイルの支持
素子の位置ぎめ表面とがある。
この支持素子の位置ぎめ表面は逐次製作されるコイルが
支持ベースに対して同じ軸を中心にして回動するように
する。
好適な実施例では磁気回路は直径で分割されるヨークを
有し、このヨークは軟鉄のような磁性材料で作られる一
2個の同一の半円形殻を含み、これらの半円形殻はそれ
らの間のコイルの回動軸に対して所定の位置に永久磁石
を受けるように配置される。
前記半円形殻は支持ベースと殻の協動する位置ぎめ表面
により、支持ベース内に精密に位置ぎめされ、永久磁石
は半円形殻と永久磁石および支持ベースの協動する位置
ぎめ表面により、ヨーク内に精密に位置ぎめされる。
コイルの回動軸は絶縁プラスチック製支持ベースとコイ
ルの支持素子との協動する位置ぎめ表面とにより予め定
められ、磁気回路の種々の部品は支持ベース上で互いに
精密に位置されるから、コイルの回転軸は逐次組立てら
れる計器の磁気回路に対して同じ位置にある。
支持ベース上のいくつかの位置ぎめ表面は支持ベースに
対して一体に作ることができ、支持ベースと、磁気何路
部品およびコイル・アセンブリの構造は、別に他の固定
部材なしに各部品を保持位置に圧入することにより、計
器の構造部を容易に組立てることができるような構造と
することができる。
本発明の計器の構造の別の利点は、比較的小型の1つの
計器構造部を、数多くの異った目盛サイズを備えるため
に使用でき、かつ事実上任意の設備に装着できることで
ある。
たとえば、約15.2のまたは17.8cm(6または
ツイフチ)の目盛板の計器に用いられるのと同じ機構部
を、約5.1 cm(2インチ)の目盛板の計器に用い
ることができる。
これは計器の機構部の組立後にコイル枠に取付けられる
非常に軽く、寸法的に安定で非吸湿性プラスチック製の
要求された長さを有する指針を使用することにより達成
される。
釣合いを適当にとるために選択した指針用の平衡おもり
が可動コイルの適当な位置に取付けられる。
本発明の計器の別の有利な特徴はケースと機構部との接
続構造と接続モード、目盛とケースとの接続モード、指
針カバーとケースとの連続構造と連結゛モード、および
希望する端子構−造と組立てられた計器の接続構造と接
続モードである。
したがって、付加的な特徴は目盛を目盛支持板の前面ま
たは背面のいずれにも取付可能にする、光学的に透明な
目盛支持板である。
このような構造であるから、目盛が支持板の背面に設け
られる場合には目盛は露出し、したがってその目盛板を
異った表示を有する他の目盛板と交換することは簡単な
ことである。
したがって、この計器の使用者は簡単な操作で適当な目
盛を計器に取付けることにより、必要に応じた計器を容
易に作ることができる。
別の更に重要な特徴はコイル・アセンブリの支持素子の
構造にある。
少くとも1つの支持素子は計器のケースによって支持さ
れる歯車の歯を有する零調整つまみに直接かみ合う。
歯車状の歯を有する。
零調整スプリングは歯車状の歯が形成されている零調整
素子に直接取付けられるから、必要とする部品数は減少
し、構造は簡単となる。
前記スプリングはコイルをピボット軸受で支持する場合
はらせんスプリングであり、トートバンド懸吊形の場合
にはねじれスプリングである。
更にコイル枠は2個の同じ部材で構成できる。
各コイル枠は一体部品として支持素子を有することがで
きる。
計器の組立直前に支持素子はコイル・アセンブリから切
離され、それから支持素子は絶縁材料製のベースに単に
挿入されて、支持素子の位置ぎめとコイル・アセンブリ
の装着とを同時に行う。
このようにしてコイルおよびその懸吊のための元の部品
数を最小に維持でき、中間製品すなわち懸吊部材が一体
に取付けられたコイルが得られ、この中間製品は大量生
産法で組立てられる計器に独特に用いられる。
コイル粋には、計器が落下その他の原因で衝撃が加えら
れても懸吊素子が損傷を受けないように、コイル・アセ
ンブリの軸心方向と横方向の運動範囲を制限するストッ
プ面を設けることができる。
これらのストップはコイル・アセンブリが、コイルを回
転させるように支持する素子の弾性変形限度以上になる
位置まで動けないように配置される。
本発明の好適な実施例の付加的な特徴は、コイル・アセ
ンブリの振れ率を制限することが望ましい場合に、用い
ることができる独特の制動環に存する。
その構造と制動環がコイル・アセンブリに連結される方
法により、制動環は非常に小額の付加的費用で希望に応
じて取付けることができる。
プラスチック製の絶縁支持ベースは前記したような構造
であるから、支持ベースはプラスチック製ブリッジ素子
を拡張させることができる柔軟性を有し、したがってコ
イル・アセンブリと支持素子は支持ベース上の所定の位
置に容易に配置できる。
更に、この支持ベースは計器のコイルに電流を伝える周
い導体を取付ける一体部材も含む。
この構造により組立中に端子に細い線を通す手間が省か
れる。
位置ぎめ用の一体取付部材と固い導体の付加的な利点は
、これらの導体が計器のケースの穴に対して支持ベース
上に正確に配置され、したがって機構部は単に素子をス
ナップ・フィンが機構部をケースに固着するまで互いに
滑らせることにより、ケースに装着できることである。
支持ベースとケースは各部品をたがいに案内する協動滑
動面を有するから、前記装着作業中に特別に位置合わせ
する必要はなく、磁気回路、ケース、目盛板カバー等を
含む各種部品を互いにスナップ動作させることにより組
立てられ、それにより別々に固定する必要がなくなる。
構造を経済的にすることに関しては、対となって使用さ
れる部品、例えばコイル支持枠と、磁気回路のヨークを
形成する分割リング等を同一構造として、異った精密部
品の総数を極めて少数にすることができる。
更に、これらの部品は相互に係合する部品に対して前記
のように構成されるから、それらの部品は計器の組立中
に1つの位置だけ装着できる。
これらの部品は向きが適切にされていないと装着できな
い。
本発明の一実施例による計器の構造のその他の重要な利
点は、宝石軸受機構部またはトートバンド懸吊の計器に
、はとんどすべての基本部品が用いられるということで
ある。
たとえば、同じ磁気回路、同じベース・サポートおよび
同じコイル支持ブランクを用いてトートバンド懸吊形ま
たは軸受懸吊形のいずれかの計器を、製作および組立作
業中の適当な時に適当な懸吊素子を単に組立てることに
より作ることができる。
しかし、各懸吊形の計器の製作工程のほとんどは同じで
あり、同様なやり方で行われる。
前述したように、本発明の一実施例の重要な特徴は従来
の計器の多くの別々の素子が、最初にコイルサポートの
一体部分として形成されるような可動コイル・アセンブ
リに存する。
前記一体部分構造は注意深く形成されるから、コイルの
回転軸の位置は一体に連結されるサポートに対して予め
定められる。
それから、サポートとコイルとが適当に位置合わせされ
ると、連結が切り離されてサポートは自由となる。
しかし、そのような切り離しに先立ってコイルとサポー
トは固定部材に装着される。
この固定部材はそれらの素子を所定の位置合わせ関係状
態に保持し、コイルと支持素子が、コイルの回転軸が各
計器でベースに対して正確に同じになるように、支持ベ
ースに適切に装置されるようにする。
このように最初は一体アセンブリとする結果、従来必要
であった多くの製作工程がなくされ、計器自体が大量生
産法による製作・組立に適するようになる。
ポリスルホンのような絶縁プラスチックで作られる上方
に開口部を有する支持ベースや、ベースをある範囲まで
弾性的にするベース構造、および磁気回路の分割ヨーク
構造のために、まず最初にヨークの半分を一方向に挿入
し、それからコイルを挿入し、次に永久磁石を挿入し、
最後にヨークの残りの半分を挿入することにより、計器
は所定の精密な位置合わせされる部品で非常に迅速かつ
簡単に組立てられる。
この構造の計器のその他の利点と特徴は同じ計器機構部
のベースと、計器の目盛の寸法とは無関係に同じ寸法の
ある種の部品を有するケースとに存し、それにより計器
の使用者に対して加工するコストが十分に低減される。
本発明の計器は零調整つまみの回転範囲を制限する、一
体となって形成されるストップも更に含み、それによっ
て零調整つまみの回転しすぎにより、計器の機構部が損
われることが完全になくなる。
目盛板の価格は非常に安いから同じ計器に何種類かの目
盛板を用意することができ、かつ目盛板は計器のケース
の後方から簡単にはめ込むことができるから、目盛板の
交換は容易である。
またケース内には使用者の必要に応じた抵抗その他の保
護装置を収めるための十分なスペースが用意されている
この計器は組立後に磁気的に較正されるから、計器の感
度を変えるのに精密抵抗を必要としない。
また目盛板は半透明であるから後方照明が簡単に行える
更に、計器のケースはほとんどあらゆる方法で容易に装
着できる構造である。
目盛板とカバーは希望する任意の構成にでき、計器ケー
ス本体に予め形成される歯と組合わされる柔軟なチンチ
ーマン形ナツトの使用により、この計器のパネルへの取
付は大幅に簡単化される。
〔発明の実施例〕
以下、図面に示す実施例を参照して本発明の詳細な説明
する。
■ メータアセンブリ まず、本発明に従って作られたメータ1が示されている
第1図を参照して説明する。
このメータ1はカバー2、メータ機構3、ケース4、目
盛板5および端子アダプタ・アセンブリ6を含む。
更に、このメータはカバー2の穴8で調整できる零調整
つまみ7を含む。
このメータ1の上記部品は端子アダプタ・アセンブリ6
を除き、スライドさせるかまたはスナップ操作により、
あるいはこの両者の手段により組立てられるようにされ
ている。
端子アダプタ・アセンブリ6はねじ9により所定の位置
に固定され、このアダプタ6は特定のメータ端子を必要
とする場合にのみ用いられる。
A、メータ機構 第1,2図はメータ機構3と、メータ機構3を構成する
部品とサブアセンブリを組立てる方法を示す。
支持ベース10はメータ機構3の全ての部品を支持する
メータ1の磁気回路は半円形の下部ヨーク11と、半円
形の上部ヨーク12とを含む。
ヨーク11.12は軟鉄その他の磁気を保持しない磁性
材料で作られ、これらのヨーク11.12は組合わされ
て普通のヨークリングを形成する。
ヨーク11と12の間には永久磁石13が配置される。
この永久磁石13の表面形状は図示のようであるから、
全体として三日月形の間隙14.15がヨーク11.1
2の向い表面間の永久磁石13の各側に形成される。
可動コイル・アセンブリ16は全体として長方形のコイ
ル枠17と、このコイル枠17に巻かれたコイル18と
を含む。
この可動コイル・アセンブリはトートバンド19,20
により支持される。
これらのトートバンド19.20はコイル・アセンブリ
16の前面と後面にそれぞれ固定される。
トートバンド19.20の外端部は歯車の歯の形をした
支持素子21.22にそれぞれ固着される。
本発明の一部はトートバンド19.20により懸吊され
るコイル18を有するメータに関するものであるが、後
に詳しく説明するように、宝石軸受すなわちピボット軸
受にも全く同様のコイル・アセンブリが用いられる。
コイル・アセンブリ16の前部から外向き上方へスタッ
フ23が延びており、このスタッフ23には中空指針2
4が取付けられる。
コイル・アセンブリ16の後部には指針24の釣合いを
とる平衡おもり25が取付けられる。
ヨーク11.12は後に説明するようなやり方で支持ベ
ース10に、パチンとスナップ操作で装着できるような
寸法および形状を有する。
永久磁石13はヨーク11,12の間に固定され、コイ
ル・アセンブリ16はその長辺が間隙14,15の間に
入るように、永久磁石13を囲んでいる。
前面支持素子21は支持ベース10の前面支持構造体2
8の中に回転自在に支持され、後面支持素子22は支持
ベース10の後面支持構造体29の中に回転自在に支持
される。
支持素子21.22はそれぞれ一体構造であって、歯車
の歯30を有するからこれらの素子のうち希望する2つ
は零調整つまみのスプール歯と直接かみ合うことができ
、そのために第1図の零調整つまみ7をまわすことによ
り、適当な支持素子が回転されて指針24の零調整が行
われる。
コイル枠17は責銅のような導電材料製の。
2個の同一構造のコイル枠素子31.32を含む。
コイル18の一端はコイル枠素子31の端子33に接続
され、コイル18の他端はコイル枠素子32の端子34
に接続される。
これらのコイル枠素子31,32は互いに電気絶縁され
ているから、それぞれのコイル枠素子31.32に電気
接続されているトートバンド19.20は導体として働
き、コイル18を励磁する電流を流す。
支持素子21゜22は導電材料で作られ、トートバンド
1920にそれぞれ接続される。
支持素子21゜22と外部との電気接続は支持ベース1
0の上部に取付けられる端子導体35.36を介して行
われ、場合によっては端子アダプタ6をも介して行われ
る。
第1,2図に示すように、導体35.36は平らな導体
片で作られ、良好な導電度を有する。
端子35はその中間で曲げてその後端脚37を前端脚3
8よりも高くし、端子36もその中間部で曲げて後端脚
39を前端脚40よりも高くしている。
支持ベース10の頂部には一対の導体取付柱41が設け
られ、脚39にはチンナーマンナット形穴42が設けら
れているから、導体36は取付柱41に押しつけて別に
固定素子を用いることなしに支持ベース10に導体36
を固定できる。
同様に支持柱43が支持ベース10の他の側から上方へ
延びており、この取付柱に導体35を押しつけることに
より、脚37の穴44の作用で導体35は支持ベース1
0に接続される。
導体35はたわみ編組線45により前面支持素子21に
電気接続され、導体36は編組線46により後面支持素
子22に電気接続される。
編組線45゜46は十分な柔軟性を有するから、指針2
4の零調整のために支持素子21,22は所定の限界内
で十分に回転できる。
B、支持ベース 支持ベース10は膨張収縮の少ない寸法的に安定なプラ
スチック、たとえばポリスルホンのようなプラスチック
でモールドされる一体構造のものである。
第2〜4図に示すように、支持ベース10は全体として
半円形の中空側壁50と、全体として長方形の前面フラ
ンジ51とを有する。
この前面フランジ51からは前面支持構造体28が突出
し、側壁50の端部52をこえて後部支持構造体29が
突出している。
前面支持構造体28は上方および内方に向く一対の一体
脚53,54を含む。
これらの脚53゜54の上端部には内側にのびる水平ブ
ロック55.56が取付けられ、これらの水平ブロック
55.56の端面は円筒形に曲っている表面57.58
であって、たがいに間隔をおいて向い合っている。
これらの円筒形表面の曲り角は90度よりも広い。
各水平ブロック55.56には弓形に曲った凹部59,
60が形成される。
これらの凹部59,60は向い合っており、上方に開い
て前面支持素子21を後に詳しく説明する方法で上部か
ら所定位置まで挿入できるようになっている。
凹部59の一部は直立内部壁61により形成され、凹部
60の一部は反対側の直立内部壁62によって形成され
る。
後面支持構造体29は本質的には前面支持構造体28と
同じで、それぞれの水平ブロック65,66内の向い合
う円筒状に曲った表面63,64を示すブロックと、後
面支持素子22を受ける凹部67.68とを含む。
第2.3.5図に示すように支持ベース 10は曲ったヨーク支持パッド69も含む。
このパッド69は側壁50の底部から突出して下側ヨー
ク11を支持する支持部を形成する。
パッド69はベースのはぼ中央部に位置し、ヨーク11
を支持する。
パッド69と、後面支持構造体29との間には後部位置
ぎめ柱70が配置される。
後部位置ぎめ柱70はパッド69よりも高い位置まで突
出し、前方表面71を形成する。
この前方表面71は磁石13と下側ヨーク11に係合し
てそれらの位置ぎめをするとともに、後部支持構造体2
9の方への動きを阻止する。
パッド69と前部支持構造体28との間には前部位置ぎ
め柱72がある。
この位置ぎめ柱72は後部柱の表面の方に向いている尖
った位置ぎめ突起73と、この突起73の各側に一対の
設置面74とを有する。
前部位置ぎめ柱72の前方側には凹部75が設けられる
この凹部75は全体として円筒形の側壁を有し、この側
壁の底は上方に突出しているストップ76でふさがれて
いる。
凹部75とストップ76は零調整つまみ7と組合わされ
て、後に詳しく説明するようにしてつまみの回転範囲を
制限する。
前方側壁と後方側壁とのほぼ中間で側壁 50からは、横方向に位置の合った強化リフ77.78
が内側に延長しており、それにより側壁上部の強度を強
化している。
これらのリブはヨーク11,12を横方向に固定するよ
うにも機能する。
側壁50の前方の方へずれ、側壁から内側に突出してい
る横方向に位置の合った一対の第1ヨーク保持脚79.
80は、ヨーク11と12を支持ベース10の上に位置
ぎめし、固定する。
また、側壁50から上方へ突出し、側壁の後方へ向って
ずれている横方向に位置の合わせられた一対の後方ヨー
ク位置ぎめおよび保持脚81.82が設けられている。
位置ぎめおよび保持脚79〜82と位置ぎめ柱の表面7
1と74は、ヨーク11,12および磁石13と協動し
てこれらのヨーク11゜12と磁石13を正確に位置さ
せるとともに、これらの素子を支持ベース10に単に押
しつけることにより支持ベース10に固定する。
これに関連して、保持脚79.81には円弧状の凹部8
3が形成され、この凹部83は下方に面するヨーク保持
縁部84を示している。
同様に、保持脚80.82は円弧状凹部85を含み、こ
の凹部85は下方に面するヨーク保持縁部86を示して
いる。
更に、各保持脚79〜82は縦方向に面するヨーク保持
面87〜90を含み、これらの保持面はヨーク11.1
2を支持ベース10の内に位置させる付加的な表面を与
える。
その構造のために支持ベース10は保持脚53.54の
間で側壁の中央部91に沿って多少柔軟であり、脚53
と54の外側の側壁の残りの部分は、リブ77.78お
よび保持脚79〜82の補強により非常に強固である。
側壁の中心部沿いが前記のように柔軟であるから、組立
は後に説明するように非常に容易となる。
側壁50の底部の端部52の方へずれた位置には全体と
して長方形の凹部92がある。
この凹部92の後方が開いている。
この凹部92はケース4の前方に突出している壁を受け
るために設けられている。
側壁50からは縦方向のリブ93.94が突出している
各リブ93,94は第3図に示すように側壁50の長さ
だけ延びており、支持ベース10が動かないように保持
するためにケース4のかみ合い突起193,194の中
に形成される溝95を有する。
C0磁気回路 第5,6図は下部ヨーク11と、上部ヨーク12および
磁石13とを含む磁気回路を示す。
ヨーク11.12は軟鉄のように保磁力のない磁性材料
で作られ、2分割された環状ヨークを形成する。
磁石13は永久磁石であって、メータの組立後に希望す
る向きに磁化できる。
先に説明したように、ヨーク11゜12は互いに同一で
あり、メータに必要な部品数を減している。
第5図に示すように上部ヨーク12は半円形で下部ヨー
ク11の段97/と係合する段96を有する。
環状ヨークの他の側では、下部ヨーク11は上部ヨーク
12の段97と係合する段96/を有する。
ヨーク11と12は同一であるから、段96と96/、
97と97’は同一である。
各ヨークは4個の段部(以下ノツチ)98を有する。
そのうちの2つのノツチは各ヨーク11,12の前面9
9に形成され、他の2つのノツチは後面99/に形成さ
れる。
各ノツチは垂直位置ぎめ面101で終る水平接触面10
0を示す。
上部ヨーク12には一様な深さの水平溝 103が形成され、この溝はヨークの長さにわたって延
びている。
下部ヨーク11も同様な溝103/を有する。
磁石13はその全体として長方形の端部104 、10
5がスロット103.103/の中に収まるように、ヨ
ーク11.12の間に装着される。
ヨーク11゜12と磁石13の寸法は、ヨーク11.1
2が第4図に示すようにベースに取付けられた時に、磁
石13がヨーク11と12の間に固定されるような寸法
とされる。
更に、磁石13の長方形端部104,105の幅は長方
形溝103,103/の幅より僅かに狭いから、これら
の端部はそれらの溝の中に挿入されて磁石13はヨーク
11,12の中心軸に正確に合わされる。
下部ヨーク11の前面99には垂直溝 106が形成される。
磁石13の端部105には位置ぎめ面107を与えるノ
ツチ1071が形成される。
第6図に示すように磁石13の後面108がヨーク11
,12の後面99/と同じ高さの時には、位置ぎめ面1
07は溝106の端部の前に突出する。
ヨーク11゜12と磁石13の寸法は上記したようなも
のであるから、下部ヨーク11はその後面9yが後方支
持柱TOの位置ぎめ面71に接触しく第3,6図)、前
面99が溝106の各側で前方支持柱72の側面74に
接触するように、支持ベース10に装置される。
第3,5図に示すように、位置ぎめ突起73の幅は溝1
06の幅より狭いから、突起73は下部ヨーク11に関
する限りは位置ぎめ機能を行わない。
しかし、突起73は磁石13の位置ぎめ表面107と係
合して、磁石13の後面108を支持柱70の表面71
に対して押しつける。
位置ぎめ表面107を与えるのに加えて、ノツチ10T
/は磁石13を支持ベース10上の唯一の位置、すなわ
ちノツチが前方位置ぎめ柱72附近となる第6図に示す
位置に装着させる。
第6図に示すように、位置ぎめ柱72の突起73の上縁
部108/により、磁石13が逆さに装着されたり、ノ
ツチ107Iが後方柱70に面するように磁石13が装
着されることが防止される。
磁石13の上部長方形端部104にはノツチがなく、し
たがって端部104は後方柱70と支持柱72との間に
入らないから、磁石13が逆さに装着されることはない
ノツチ107Iが後方柱70に面するように回されると
すると、後方柱はノツチ1071よりも高いから磁石を
取付けることは不可能である。
更に、溝106が前方柱72に隣接する場合だけ下部ヨ
ーク11を装着できる。
段96,96/、97,97’により、溝106Iがベ
ースの前部に面する時だけ上部ヨーク11を下部ヨーク
12の上に取付けることができる。
したがって、連続的に製作されるメータでも磁石13は
常に同じ位置に取付けられ、したがってメータの確度の
再現性が確保される。
このような構成により、磁石13とヨーク11.12は
支持ベース10上で前方および後方に正確に位置される
後方柱70と前方柱72は比較的強固であるから、ヨー
ク11゜12に対する磁石13の前後の動きは阻止され
る。
更に、脚79〜82のそれぞれの位置ぎめ面87〜90
はヨーク11のノツチ98の垂直面101に係合し、そ
れぞれの脚のヨーク保持縁部84,86はヨーク12の
水平接触面100上を延長してヨーク12をパッド69
に固定する。
このような構成により、ヨーク11,12と磁石13は
支持ベース10上に正確に配置され、磁石13とヨーク
11゜12を第5,6図に示す位置へ押し込むことによ
り、磁石13とヨーク11.12は支持ベース10の所
定の位置に固着される。
ヨーク11と12は組合わされて横断面が一様な環状ヨ
ークを形成する。
この環状ヨークは磁石13の各側に内側に面する円筒面
110.111を有する。
はぼ長円形の磁石13の側面は円弧状に曲った外側に面
する表面112,113である。
これらの表面112.113は正確な円筒形ではなく、
角度114全体にわたって一様な磁束密度となるように
三日月形の間隙14.15が得られるような曲率となっ
ている。
前記角度114は110度程度であり、コイル・アセン
ブリ16の旋回運動範囲を表わす。
間隙14内の磁束と同様に、間隙15内の磁束は一様で
ある。
これによりコイル・アセンブリ16の側面26,27は
それぞれ同数の磁束によって切られ、したがって各間隙
14.15内の磁束密度は本質的に等しい。
コイル・アセンブリ16を直線的に動かすためには、こ
れらの間隙内の磁束密度を実際に同じにする必要はない
ことを理解すべきである。
しかし、コイル・アセンブリ16を直線的に動かすため
には、コイル・アセンブリ16の側面26,27を切る
全磁束はアセンブリ16の有効旋回運動範囲内で、コイ
ル・アセンブリ16のあらゆる位置についてほぼ同じで
あることが重要である。
磁石13とヨーク11,12をこのように構成している
から、コイル・アセンブリ16を動かす全磁束はコイル
・アセンブリ16の角度位置とは無関係に同じであり、
それによってコイル・アセンブリ旋回特性は直線的にな
る。
したがって、コイル18が励磁されるとコイル・アセン
ブリ16を回動させるように作用する力は直線的であり
、トートバンド19,20によりコイル18の回動を妨
げるように働く力も直線的であるから、指針24の振れ
は直線的でコイル18の励磁電流に正比例する。
このような構成により指針が正しく直線的に振れること
ができ、それによりメータに必要な目盛板の数がへって
コストが低下する。
D、コイル・アセンツブりおよびトートバンドサポート 第2図を参照して先に説明したように、コイル・アセン
ブリ16はコイル枠17を含み、このコイル枠は上側コ
イル枠31と下側コイル枠32とで構成され、このコイ
ル枠17にコイル18が巻かれる。
元来はコイル枠31と32は同じであるが、これらのコ
イル枠31.32に次の操作が加えられると、コイル・
アセンブリ16が支持ベース10に装着される時に差違
が生ずる。
上側および下側コイル枠31,32は第2゜3.4図に
示すように全体として長方形の中空枠の形をとる。
上側コイル枠31には後部支持素子22が一体にされ、
下側コイル枠32には前部支持素子21が一体にされる
上部および下部コイル枠の種々の部分は最初はたがいに
一体であり、同じ厚さである。
このような構造により、青銅のような弾性を有する金属
の一様の厚さの平らな板から、それぞれの部品を作るこ
とができる。
第14図に示すように、上側コイル枠31は平行な側縁
部116,116/と、第1端部脚117とを含む。
第1端部脚は枠の一端部で側縁部116と116/の間
に延長する。
上側コイル枠31は側縁部116と116/の他端部の
間に延長する第2端部脚117/も有する。
下側コイル枠32は上側コイル枠31を単に逆さにした
だけにすぎないから、その対応する部分には同じ参照番
号116.116/。
117.117/が附されている。
各側縁部と脚はたがいに同一平面上にある。
コイル枠31.32の側縁部116,116’と端部脚
117.117/によって形成されるほぼ長方形の空間
部は同じ寸法で、磁石13を内部に含むのに十分な大き
さを有する。
上側コイル枠31の側縁部116と116/からは、コ
イルに係合する細長いフランジ120が下向きに突出し
ている。
下側コイル枠32の側縁部116と116/からは、コ
イルに係合する細長いフランジ120が上向きに突出し
ている。
これらのフランジは同一平面内で相手の方へ向ってたが
いに突出しているが、第2図に示すようにその端縁部間
には間隙がある。
上側コイル枠31には間隔をおいて一対のタブ121,
122が設けられ(第2,14図)、これらのタブ12
1゜ 122は端部脚117Iから下向きに下側コイル枠32
の面まで突出し、下側コイル枠32の凹部118内まで
延長し、それらの凹部188の側縁部に対して間隔をお
いて終端している。
下側コイル枠32の端部脚117からは上向きにタブ1
23が突出している。
このタブ123はタブ121と122の間のくぼみ11
9の中に延びるが、そのくぼみ 119の側面には接触しないからタブ123は上側コイ
ル枠31とは電気絶縁される。
コイル枠17の前面の構造は後面のタブ構造の逆であり
、上側コイル枠31の端部脚117の中央タブ123I
は下向きに突出して、下側コイル枠32のタブ121/
、 122’の間に延長する。
このような構造によって上側コイル枠31の全ての部分
は下側コイル枠32の全ての部分から間隔をおいて隔て
られているから、これら上下のコイル枠31,32はた
がいに電気絶縁されている。
これら上下のコイル枠31,32は、例えば適当な絶縁
接合材を用いる絶縁線コイル18により、たがいに保持
される。
下側コイル枠32の端部脚117/には十分な幅を有す
る、上方へ突出するスタッフ支持板124が一体に形成
される。
このスタッフ支持板124は上側コイル枠31の端部脚
117の外縁部前方の平面内に配置され、上方へ突出す
る一対の一体脚125を有する。
この脚125の内縁部には歯が設けられる。
前記脚125はまず初めにスタッフ支持板124と同じ
平面内を上方へ延び、それから前方支持素子21を含む
面内を装置スタッフ23へ向って前方へ延長する。
このスタッフ124は第14図に示すように下側コイル
枠32と一体で、支持素子21も下側コイル枠と一体で
あることに注意すべきである。
上側コイル枠31の端部脚117からは、それと一体の
後方支持板127が下向きに突出している。
支持板127は下側コイル枠32の端部脚117の外縁
部128の後の平面内にある。
支持板127からは間隔をおいた一対の脚129が下向
きに延びており、これらの脚129にはその長さ方向に
向い合う歯130が設けられる。
脚129は初めは下向きに延長し、それから向側に向っ
て延長して後部支持素子22と一体になる。
後に詳しく説明するように、後部支持素子22はコイル
・アセンブリ16の支持ベース10への挿入の少し前に
、脚129から切離される。
それから脚129はまっすぐにされて歯130の間に平
衡おもり25を受ける構造となる。
歯130は平衡おもり25を脚129に設けられている
尾131の所定位置に固着する手段を与える。
更に、コイル・アセンブリ16を支持ベース10に挿入
する少し前に、前部支持素子21は脚125から切離さ
れる。
平衡おもり25(第7図)は鉛のような重い材料で作ら
れる円板形をしており、その両側に溝132が設けられ
て、脚129の間を上方へ滑動させることによって装着
できるようになっている。
平衡おもりは押しつぶしてその一部を歯130の間のス
ペースに圧入することにより、希望する位置に固着でき
る。
コイル・アセンブリ16のこのような構造により、上側
コイル枠31は下側コイル枠32から電気絶縁される。
コイル18の一端は下側コイル枠32の端子34に接続
され、下11Jコイル枠32はトートバンド19により
前方支持素子21に電気的に接続される。
コイル18の他端は上側コイル枠31に接続され、上側
コイル枠31はトートバンド20により後方支持素子2
2に接続される。
前記したように、上下のコイル枠31゜ 32と前方支持素子21および後方支持素子22は、青
銅のような導電性と弾性とを有する板材から作られる。
第3図に示すように、支持素子21は歯30のちょうど
内側に、環状の後方へ突出する打出し環135を有する
環135は十分に深いから凹部59と60の壁61.6
2に接触する。
環135は支持素子を前方に押して前方表面136に係
合させ、支持素子が不意に回転することを摩擦力で阻止
する一方で、支持素子を回転させて調整できるように作
用する。
支持素子21の内部からは4個のセンターリングラグ1
37〜 140が前方へ突出している。
これらのラグ137〜140はそれぞれ円弧状に曲って
おり、それらの外表面は支持素子21の幾何学的中心と
同心となっている。
これらのラグ137〜140の外表面は同じ曲率半径を
有し、支持構造体28の円弧状表面57.58と係合し
て支持素子を中心位置に正確に保持する。
ラグ139と140の間からは一体となったトートバン
ド支持フィンガ141が延長する。
このフィンガ141は前方に突出してから内側に曲って
いるから、フィンガ 141に固着されているトートバンド19は支持素子2
2の軸に正確に沿って延長する。
トートバンド19の内端部は下側コイル枠32の支持板
124と一体のフィンガ142に連結される。
コイル枠17の最初の製作段階中は、上側コイル枠31
は下側コイル枠32と同一である。
したがって、後方支持素子22は前方支持素子21と同
一で、打出し1135’(第3図)とセンターリングラ
グ131/〜140/とを含む。
これらのラグ1371〜1401は後方支持素子22を
回転調整し、しかも支持索ヨ22を支持ベース10の後
方支持構造体2≦の円弧状表面63.64の軸に対して
正しく同心関係を保たせる。
第3図はセンターりラグラグ138/、139’が前記
表面63.6jl上の位置にある時の後方支持素子22
の位置を示す。
後方トートバンド20の外端部は8方支持素子22と一
体のトートバンド支持フィンガ1411に溶接され、ト
ートバンド20の内端部は後方支持板127と一体のト
ートバンド支持フィンガ142Iに溶接される。
第3図に示すように、コイル・アセンブリ16の側面2
6,27の側縁部147は、1部ヨーク11の内側表面
110から少しの間隔をへだでて配置されている。
更に、各コイル枠31,32はその隅に横方向に延びる
ラグ部148を有する(第3,14図)。
このラグ部148はストップ面149〜152を与える
これらのストップ面149〜152はヨーク11の前面
99と、ヨーク12の後面とそれぞれ組合わされて、計
器が衝撃を受けた時のコイル・アセンブリ16の前後運
動範囲を制限する。
ストップ面149〜152と側縁部147はヨーク11
,12の前面、後面および側面に対して図示のように配
置されているから、計器に加えられる衝撃の方向とは無
関係にトートバンド19.20の弾性限界をこえること
はない。
横方向の衝撃の場合には、側面脚26と27の縁部14
7はヨーク11,12の内面に十分に近づくから、それ
らの脚はトートバンド19.20の弾性限界をこえる前
に前記内面に接触する。
このような構造のために、この計器の機構部は衝撃によ
るトートバンド19,20の破損に関する限りは本質的
に破損されない。
トートバンド19.20のねじれ効果のために、回転す
る前方支持素子21または後方支持素子22はコイル・
アセンブリ16の休止位置を変化し、したがってコイル
・アセンブリ16と指針を零位置に調整する。
零位置の調整はなるべく零調整つまみIで行う。
この調整つまみには凹部75の中に延長している半円筒
形の後方チップ154が設けられている。
つまみの回転範囲はこのチップと凹部75内のストップ
突起76との係合により制限される。
つまみ7の頭部には凹部155と十字溝156とが設け
られ、頭部の弾力性を強調しているからつまみ7はカバ
ー2の穴8の中にスナップ操作で入れることができ、入
れられるとつまみは穴8の中の内側に突出しているビー
ド157により保持される。
Dl、 制動環 本発明の計器のその他の特徴は、コイル 18が励磁された時のコイル・アセンブリ16の振れ速
度を落すための制動環を使用することである。
第14図に示すように、2個の制動環143と144を
設けることができる。
制動環143は上側コイル枠31のフランジ付の平らな
上部表面145の上に置かれ、制動環144は下側コイ
ル枠32のフランジ付の平らな下部表面146の下に置
かれる。
これらの制動環143,144は点溶接等により上側お
よび下側コイル枠32にそれぞれ溶接される。
制動環143,144はたがいに同一で、コイル枠31
と32の上表面および下表面の形状とほぼ等しい形状を
有する。
しかし、側縁159と、前縁160/および後縁161
1は上側および下側コイル枠31.32の対応部分の形
状よりは少し狭い。
したがって第15図に示すように、制動環143,14
4の側縁部は上側および下側コイル枠31.32のフラ
ンジ付表面から少し内側に位置する。
制動!143,144の寸法はこのように定められてい
るから、それらの縁部は上側および下側コイル枠31.
32のそれぞれの縁部から内側に入り、希望する厚さと
制動性能とを有する制動環143,144を、コイル・
アセンブリ16の運動を何ら妨害することなしにコイル
・アセンブリ16に付加できる。
制動環143,144の寸法を定める別の重要な特徴は
第15図を参照して観察される。
第15図は制動環143,144の前縁160/と後縁
161/が上側および下側コイル枠31゜32のそれぞ
れのタブ123から外方に間隔をへだてられ、制動環1
43,144が上側および下側コイル枠31,32を電
気的に接続させないようにしている様子を示す。
これらの制動環143,144は導電度の良い溶接可能
な銅のような材料で作られる。
構造を簡単にするために各制動環143゜144は平ら
で、その厚みは一様である。
同様に各コイル枠31,32の各素子の厚みも同じにし
て製作を容易にしている。
したがってコイル18が励磁される時に、コイル18の
振れを制動するために希望する厚さの制動環を容易に付
加できる。
E、指針 コイル18を流れる電流が太きすぎて、指針がストップ
に強い力で当り曲ってしまうような場合でも、指針がす
ぐまっすぐになるように指針は記憶特性を有するプラス
チックから作られる。
更に、指針の材料は耐蝕性および非吸湿性である。
したがって、指針の重量は変化せず、そのために可動コ
イル・アセンブリ16の釣合は狂わない。
指針に好適な材料はポリスルホン・プラスチックである
第8図は指針24と、指針が装着される可動コイル・ア
センブリ16のスタッフ23の一実施例を示す。
スタッフ23は丸くされた側縁つきの拡大突起160を
有する。
突起160はスタッフ23の端部の間に位置し、スタッ
フの上端部はチップ162を有する。
このチップ162も丸められているから指針24は可動
コイル・アセンブリ16に装着するためにスタッフ23
に押しつけることができる。
指針24の材料であるポリスルホンの弾性と記憶特性の
ために、指針24をスタッフ23に保持するのに接着剤
は必要としない。
指針24の材料の弾性と記憶特性は、指針24をスタッ
フ23の所定位置に摩擦力で保持するのに十分である。
第8図から明らかなように、指針24の形は一様な肉厚
の細長いチューブ状である。
直径が約0.064cIrL(0,025インチ)で肉
厚が約0.008cm(0,003インチ)のチューブ
は極めて軽く耐久性のある指針で、コイル・アセンブリ
16への装着が容易であり、装着位置への指針の固定の
ために接着や曲げを必要としない。
指針24がスタッフ23の取付位置以上に押しこまれる
のを制限するために、スタッフ支持板163はスタッフ
23の両側にストップ縁部を設けるとよい。
このストップ縁部により、連続して組立てられる計器の
指針がコイル・アセンブリ16上の同じ位置に確実に取
付けられる。
F、ケースと目盛板 ケース4はポリスチレンのような光学的に透明なプラス
チックからモールドされる。
第1図および第9〜11図を参照するに、ケース4は正
面板166と、正面板166から後方へ延びる一体ボデ
ー167とを含む。
正面板166は全体として長方形で、その後面169の
上部には目盛板5を受ける浅い溝168が形成されてい
る。
この溝は正面板166の上部と側面の縁部全体に設けら
れるから、第11図に示すように目盛板5は正面板の裏
面内に埋めこまれるようになる。
目盛板5は正面板166から後方へ突出して、目盛板5
の位置ぎめ穴171の中に挿入される位置ぎめピン17
0により、溝168の中に正確に位置される。
溝168の上級部から一対の保持ラグ172が下向きに
突出して、目盛板5の上級部を溝内の位置に保持する。
更に、間隔をおいて配置される二対のラグ173,17
4が設けらへこれらのラグは目盛板5の下縁部に係合し
て目盛板5を溝内の位置に保持する。
これらのラグ172〜174はすべて正面板166ど一
体に形成され、目盛板5にはケース4のボデー167を
受ける下向きの切欠き175が設けられる。
目盛板5を正面板166の裏面に装着するためには、穴
171を位置ぎめピン170に合わせ、それから正面板
166を保持ラグ172〜174の上から押して、目盛
板5を溝168の中に押し込むだけでよい。
保持ラグ172〜174は目盛板5を正面板の裏面に固
着するが、容易に取外すことができるから、溝168の
下隅に設けられている切りこみ177の中にドライバ等
の工具をさし込むことにより、目盛板5を正面板166
の裏面からはがし取ることができ、それにより異った目
盛板5を取付けることができる。
また目盛板5を正面板166の前面に取付けることもで
きる。
目盛板5を正面板166の前面から取付けるために、正
面板166はピン 171と同じ位置に一体の位置ぎめピン 176を有する。
前面取付目盛板5は取外されることはないから、目盛板
5の穴171とピン176の位置が合わされた後で目盛
板5は所定位置に連結される。
目盛板5は厚さが約0.871m(32分の1インチ)
の耐衝撃性の高いポリスチレン板で作ると有利である。
このようにして作られる目盛板5は柔軟であるから溝の
中に容易にはめ込むことができ、しかもはめ込まれた後
では曲ったりしないだけの剛性を有する。
目盛板5は後方から照明できるように半透明にすること
ができる。
第1図および第9〜11図に示すように、一体ポデー1
67は平らな上部壁17Bと、この上部壁から下方へ突
出する側壁179゜180を有する。
半円形よりも少し太き目の後部壁181もある。
半円形フランジ182は後部壁181から前方へ突出し
ている。
フランジ182の底部には前方に突出するタブ183が
設けられている。
側壁179と180にはラチェット形出184が形成さ
れる。
この歯は正面板166の方に面し、スナップオン形保持
ナツト(第12.13図)を把持してこの計器のパネル
の前面への装着を容易にする。
正面板166の上縁部には一対のノツチ 186が形成され、底縁部には一対のノツチ187が形
成される。
第1図に示すように、正面板166には半円形の穴18
9が形成され、その下縁部は凹状の上縁部を有する壁1
90により定められる。
正面板の前面から壁190までは凹部191が延長して
いる。
この凹部の底縁部には切込みが設けられ、この切込みは
ケース4に一体として形成される弾力のある前方に突出
する一対のラッチフィンガ192を受けるようにされる
穴189の上部側面にはトラック193と194が形成
され、これらのトラックはリプ93と94をそれぞれ受
けるような寸法となっている。
トラック193と194はボデー167の長さだけ延長
し、ベースと計器の機構部がケース内の位置に滑動して
位置させるようにしている。
機構部3の導体36と35を受けるために、後部壁18
1に水平方向に細長い穴195,196が設けられてい
る。
ボデー167の上部壁178の頂部の後縁部には段19
8が設けられている。
この段は穴195,196の少し上で終っている。
穴195と196はL形ノツチで決定される。
このL形ノツチは上部壁178と後部壁 181とを通って延長している。
更に、第9図を参照するとボデー167は上部壁178
の両側に沿って上方へ突出し、縦方向に延長するリプ2
01を有する。
段198とリプ201はボデー167の上部に端子アダ
プタ6を装着するシートを形成する。
ボデー167の後部の中央部は厚くされ、この厚い部分
には端子アダプタ6をケースに固着するねじ9をねじ込
む盲穴202が設けられる。
機構部3をケース4に装着するためには、ベース10の
上部のリプ93と94をケースのトラック193,19
4にそれぞれ位置合わせすることが必要なだけである。
支持ベース10に取付けられている導体35と36は十
分に硬く、支持ベース10上で後部壁 181の穴195,196にそれぞれ位置が合わせられ
る。
したがって、組立てられた機構部は支持ベース10の底
面上のノツチ 197がケース4の前面に近い保持フィンガ192をは
めるまで、機構部を後方へ滑らせるだけで、ベースの収
まる位置に容易に装着できる。
機構部のこの位置ではフランジ51の後面は壁190の
前面に接触し、導体35と36は後部壁181の穴19
5,196をそれぞれ通って延長する。
タブ183はベースの後部の凹部92内に収まる。
第12図にケース4内の機構部の位置を示す。
第12図では前方支持構造体28が正面板166の前面
よりも少し前に突出しているのがわかる。
支持ベース10の側壁50はボデー167およびケース
のタブ183との間で密着し、はこりなどがアセンブリ
内に入ることを防いでいる。
これに関連してタブ183はフランジ付の縁部203を
有し、この縁部は支持ベース10の凹部92の側縁部に
沿ってベースの後面52に形成される相手方の凹部内に
収まる。
G、カバー カバー2はポリスチレンのような光学的に透明なプラス
チックで作られる。
第1,12図に示すように、カバー2は全体として長方
形で、正面板166の上からかぶせられる寸法の側壁1
88を有する。
側壁188の背部には長方形の凹部が形成され、この凹
部は内縁部205を有する。
カバー2が正面板166に取付けられた時に正面板16
6の前面部が接触する接触面を、前記内縁部205は形
成する。
カバー2の後縁部には一対の固定ラグ206,207が
形成される。
これらのラグ206.207は互いに離れており、正面
板166のノツチ186と187にはめ込まれるように
構成されているから、カバー2は正面板166上の所定
の位置に迅速にはめ込むことができ、しかも事故でカバ
ー2が外れないように保持される。
第12図に示すように、側壁188の後縁部208に正
面板166の後部表面と同一レベルである。
カバー2が正面板166にはめ込まれる前に、零調整つ
まみ7はカバー2の所定位置にはめ込まれる。
カバー2の穴8は図示の位置にあるから零調整つまみ7
は、カバー2が所定位置にある時には前方支持素子21
の歯30にかみ合う。
更に、零調整つまみ7の後部チップ154は凹部75の
中にある。
この凹部75は後部チップの軸受として機能するととも
に、ストップ76によりつまみの回転範囲に制限する。
化パネル装着装置 組立てられた計器1は平らな取付はパネル211に取付
けられるようにされる。
パネル221はケースのボデー167を受けるための円
形穴212を有する(第12.13図)。
更に、パネル211には、正面板166の後部面に形成
されている目盛板位置ぎめピン170と同じ間隔だけ離
して一対の位置ぎめ穴213が設けられる。
ピン170が穴213の中に挿入されると、計器アセン
ブリは所定の角度位置の方を向いて回動させることはで
きない。
希望によっては端子アダプタ6をリフ 201の間のボデー167の上部壁土に装着できる。
端子アダプタ6は中空であって、この計器が交流の測定
に使用される場合の整流ブリッジのような、付加的な回
路部品を収めるスペースを与える。
ボデー167の後部でねじ穴202の中にねじ9をねじ
込むことにより、アダプタ6はボデー167に固着され
る。
リプ201がアダプタの動きを阻止するから、1個のね
じ9でアダプタ6を固く保持する。
計器の機構部とアダプタ6との間の電気接続も、それぞ
れの穴195,196を通って上方へ延びている導体3
5.36を曲げることにより極めて簡単に行われる。
導体35゜36とアダプタ6内部の回路との間の電気接
続は、導体が曲げられる前に溶接することにより行うこ
とができる。
第13図に示すように、アダプタ6は下向きに突出する
一対のタブ214を有する。
これらのタブ214は計器のケース内にごみなどが入ら
ないように、穴195と196を閉じる。
アダプタ6の後部壁は下向きに延長するリップを有する
このリップは段198内に位置し、アダプタをボデー内
で正しく位置させる。
計器アセンブリ1はナツト185によりパネル211に
固定される。
ナツト185は長方形で穴215が形成されている。
この穴は平行な側縁216を有する。
この側縁の間隔は歯184の基部の間で測定したボデー 167の幅よりも少しだけ広い。
更に、直線縁部216は穴の円弧状に曲っている縁部2
17につながり、縁部217はボデーの歯の先端で測っ
た幅よりも広い間隔をおいて隔てられている。
ナツト185の前面にはスペーサ・ボタン218がある
このボタン218はナツト185の隅をパネル211の
後面211の後面219から隔てる。
これらのボタン218の厚みは歯184のピッチよりも
わずかに厚く、そのために歯184と係合しているナツ
トの部分をパネルの後部表面219の方へ押すことがで
きるから、計器が取付けられるパネルの厚さに変化があ
っても計器はパネルに固定される。
このように、スペーサボタン218は正面板166の後
部表面がパネル211の前面に強く接触されるようにす
る。
ナツト185をまわして曲った縁部217が歯184に
向い合うようにすることにより、計器はパネルから極め
て簡単に外すことができる。
ナツト185のこの位置では歯は完全にナツト185か
ら外れており、穴212から前方へ計器を押すことによ
り取外すことができる。
ナツト185はアダプタ6に係合しないから、アダプタ
6の使用の有無にかかわらず、計器の取付にナツトを使
用できる。
計器の前部に零調整つまみ7を用いることを希望しない
場合には、つまみ7はボデー167の後部壁181を通
じて挿入できる。
後部壁181には穴220が設けられているから、これ
は極めて容易に行うことができる。
この穴220は普通は着脱可能な一体ノツクアウト・プ
ラグによってふさがれている(第9図)。
このプラグを外すと零調整つまみ7は、計器の機構部が
支持ベース10に取付けられる前に、ボデー167の内
側から穴 220の中に挿入できる。
後部壁でのつまみ7の位置を第13図に示す。
■、ピボット軸受装置 以上説明してきた計器は、コイル・アセンブリ16がト
ートバンド19,20により懸吊される形式のものであ
った。
コイル・アセンブリ16を回動させるための他の取付方
法は、第15図に示すピボット軸受装置である。
第15図はコイル・アセンブリ16の上面図を示して、
磁石13とヨーク11.12および支持ベース10の部
分は省略しであるが、ベース10と、磁石13およびヨ
ーク11゜12を含む磁気回路とは、トートバンド懸吊
方式の計器について先に説明したのと同じであることを
理解すべきである。
第15図を参照すると、上側コイル枠31と下側コイル
枠32は多少の相違点を除き、前記したコイル枠と同じ
であることがわかる。
これらの相違点について、第3.15.17図を参照し
て説明する。
下側コイル枠32の前部板124はトートバンド支持フ
ィンガ142(第3図)を除き1、ピボット軸受230
を受けて保持する穴を設けるように修正されている。
同様に、上部コイル枠31の後部支持板127ではその
トートバンド支持フィンガ146を除去し、後部ピボッ
ト軸受231を受けて保持する穴が設けられている。
前部板124に加えられたその他の修正は、支持ベース
10の前部支持構造体28へ向って突出する一体タブ2
32が設けられたことである(第15.17図)。
また、後部支持構造体29へ向って突出するタブ233
も後部支持板127に一体に設けられている。
ピボット軸受方式計器の前部支持素子21/と後部支持
素子22/とは、トートバンド方式の支持素子を変形し
たものである。
前部支持素子21/は最初は下側コイル枠32と一体で
あり、後部支持素子22/は最初は上側コイル枠31と
一体である(第17図)。
以下の説明から明らかとなるように、支持素子21/と
22/は零調整素子と呼ぶ方がより適切である。
前部支持素子21/は前記した前部支持素子22によく
似ている。
これに関連して、前部支持素子21’の回転を摩擦力で
防止するように作用する輪状環135があり、前部支持
構造体28内で前部支持素子21/を中心位置におくセ
ンターリングラグ137〜140もある(第15図には
ラグ137と140だけが示されている)。
支持素子21のトートバンド支持フィンガ141(第3
図)は、支持素子21/の場合には支持素子21/の中
心を通る穴234を設けるために除去されている。
トートバンド支持フィンガ141の代りに、支持素子2
1/はコイル・アセンブリ16の方へ延長する一体タブ
235を有する。
同様に、後部支持素子22/の場合にはセンターリング
ラグ138/と139/とがある。
これらのラグ138’ 、 139/には穴236が貫
通し、一体タブ237が後部支持素子からコイル・アセ
ンブリ16の方へ突出している。
第15図に示すコイル・アセンブリ16は、ピボットス
タッド239と240により旋回運動するように支持さ
れる。
ピボットスタッド239は尖った内端部を有し、この内
端部は前部ピボット軸受の外端部内の円錐形凹部内に受
けられ、ピボットスタッド240は尖った内端部を有し
、この内端部は後部ピボツト軸受230の外端部内の円
錐形凹部内に受けられる。
両方のピボットスタッドの拡大ヘッド241の外周部に
はねじ山が設けられ、その直径は前部支持構造体28の
曲った表面57.5Bにより形成される穴にねじ込むこ
とができ、後部支持構造体29の曲った表面63.64
により形成される穴にねじ込むことができる大きさであ
る。
各スタッドの穴234.236をそれぞれ貫通する部分 242はそれらの穴よりも細いから、支持素子21/と
22/はピボットスタッド239゜240とは係合せず
、したがってコイル・アセンブリ16の零調整中にはス
タッドは支持素子21/、22/の回転を妨げない。
第15図に示す軸受装置の代りに、スタッドの部分24
2の端部に軸受を形成する円錐形凹部を設け、尖った先
端部を有する軸をコイル・アセンブリ16に固定できる
らせん状に巻かれた前部板ばね244は、その内端部を
タブ232に溶接し、外端部をタブ235に溶接するこ
とにより、前部支持素子21/と下側コイル枠32の間
に連結される。
同様にらせん状に巻かれた後部板はね245が、その内
端部をタブ233に溶接し、外端部をタブ237に溶接
することにより後部支持素子22/と上側コイル枠31
との間に電気的に接続し、機械的に連結できる。
前部および後部板ばねは、通常はコイル・アセンブリを
零位置に保持し、組立てられた計器が非励磁状態にされ
た後で零位置にコイル・アセンブリ16を戻すための復
帰ばねとして作用する。
コイル・アセンブリ16の零調整は、前部支持素子21
/または後部支持素子221のいずれかを回すことによ
り行われる。
組立てられた計器が前部零調整つまみを有する場合には
、第1図に示すように零調整つまみはカバー2の中に設
けられる。
零調整つまみが計器の後部にある場合には、つまみは第
13図に示すようにケース4の後部壁181内に設けら
れる。
J、コイル端子 本発明のその他の優れた特徴は、コイル 18のワイヤの端部を上側コイル枠31と下側コイル枠
32に接続する方法である。
第18図は端子33を拡大して示す。
この端子は上側コイル枠31と一体であって、コイル枠
の脚117の一方の側から前方に突出し、T形頭部26
4の中心部に溝265が形成されている。
更に、コイル端部から溝へのワイヤの案内を容易にする
ために、溝265の端部に■形ノツチ266が形成され
る。
コイルを巻くのに使用されるワイヤは、加熱された場合
に劣化する熱可塑性プラスチックで絶縁される。
ワイヤの第1回目の巻線267はコイル枠31の隅から
隅にわたって行われ、第2回目の巻線268はラグ14
8に巻かれ、それから端子34に巻かれ、最後に溝26
5の中に引きこまれる。
溝265の幅はワイヤの直径よりも狭いから、ワイヤは
一時的にそこに保持される。
ワイヤの端部のプラスチック絶縁を除去しようとする試
みはなされない。
その代りに端子33は第19図のように溶融して球26
9を形成するまで加熱される。
端子33の融解によりワイヤの絶縁は破れて、ワイヤの
絶縁を除去することなしに良好な電気的接続と機械的接
合が行われる。
下側コイル枠32の端子34も同様にして形成される。
K0組立 まず初めに計器の組立方法について要約して説明し、次
に伊立工程の詳細を説明する。
第2図を参照して説明する。
まず最初にヨーク11を支持ベース10に取付ける。
次にコイル・アセンブリ16を支持ベース10に挿入し
、支持素子21.22を支持構造体28゜29の中にそ
れぞれ挿入する。
それからコイル・アセンブリ16の穴を通じてヨーク1
1の所定位置まで磁石13を挿入する。
次にヨーク12を支持ベースに押し込む。
それから導体35.36を支持ベース10の上部に装着
する。
その後で指針24を取付け、平衡おもり25をつけてコ
イル1Bの静的つり合いをとる。
それから前部支持素子21または後部支持素子22、あ
るいは両者を回して指針24の粗零調整を行う。
次に支持素子と導体35.36との間をたわみ導体45
.46で接続する。
このようにして組立てられた機構部を、支持ベース10
とケース4の穴との位置合わせをしてから、第1図に示
す機構部の位置から後方へ押すことにより、機構部はケ
ース4の中に挿入される。
次に目盛板5を正面板166の後方から取付け、零調整
つまみ7をカバー2の穴8から挿入し、カバー2を正面
板166に取付ける。
端子アダプタ6の導体を導体35.36にそれぞれ接続
する。
この時には導体35,36はケース4の後部から突出し
ており、端子アダプタ6はケース4の上部に装置されて
ねじ9により固定されている。
整流器や付加抵抗が必要な場合には、それらの素子はア
ダプタ6の内部に取付けることができる。
計器を組立てた後で磁石13を通常の方法で磁化し、計
器の較正を行う。
次にこの要約を念頭において、計器組立の詳細を説明す
る。
第4図を参照して先に説明したように、支持ベース10
の中央部91は柔軟性があり、この柔軟性のために支持
ベース10の側面に矢印260の向きに加えられる力に
より、支持ベース10の中央部は曲げられ、その結果ヨ
ーク保持脚79と81は脚80と82から離れる。
更に、支持ベース10の前部のフロック55と56およ
び支持ベース10の後部のブロック65,66は、前部
および後部支持素子のセンターリングラグ部の外径より
も少し大きい距離だけ拡がる。
このように拡がった支持ベース10により下部ヨーク1
1は支持ベース10内に容易に挿入できるとともに、第
16図に示すアセンブリの単なる下向き運動により前・
後部支持素子とコイルは同時に支持ベースに挿入できる
下側ヨーク11のノツチ106と、支持柱70.72の
配置により、第6図に示すようニ/ ツチ106を支持
柱72の近くにしてヨークを支持ベース10に装着でき
る。
第16図はトートバンド懸吊方式コイル・アセンブリが
支持ベース10に挿入される直前の状態を示す。
図示のようにコイル18は上側および下側コイル枠31
と32の間に取付けられている。
第2,14図から思い出されるように、支持素子21は
最初は下側コイル枠32と一体であり、支持素子22は
上側コイル枠31と一体であった。
支持素子21をコイル枠32から分離させるために、ス
タッフサポート163と支持素子21との間の金属の短
い部分が第16図に示すように切断される。
後部支持素子22ではL形部分251が切断され、脚1
29の残りの水平部分は下側に曲げられて、平衡おもり
25を受ける後方に傾いた直線状尾131を形成する。
アセンブリが第16図に示す状態にあり、平衡おもり2
5が所定位置に取付けられていると、このアセンブリは
支持ベース10に挿入する用意ができたことになる。
第16図に示す製作段階のコイル・アセンブリ16は、
前部支持素子21が前部支持構造体28に支持され、後
部支持素子22が後部支持構造体29に支持されるよう
にしてのみ、支持ベース10内に挿入できる。
コイル・アセンブリ16が後方を向くように回されたと
すると、尾131の底部がベースの前部柱72に当って
アセンブリ16を挿入できない。
しかし、コイル・アセンブリ16が適切な向きにされて
指針を受けるスタッフ23が支持ベース10の前面にく
ると、尾131は支持ベース10の後部で凹部92の上
になり、後方位置ぎめ柱70の後にくる。
したがって、コイル・アセンブリ16と支持素子が同時
に支持ベース10に挿入される場合には、尾131は凹
部の領域内に配置され、コイル・アセンブリ16は何の
困難もなしに挿入できる。
磁石13の装着はその長方形の下端部 105が下側ヨーク11の溝103/の中に入るように
、第5図に示す位置まで支持ベース10の中に下向きに
挿入することにより行われる。
前述したように、磁石13のノツチ107により、この
ノツチ107が位置ぎめ柱72の突起73に隣接する場
合を除いて、磁石13の取付けが阻止される。
上側ヨーク12は段96,97を有し、それに対応する
段96’、97’が下側ヨーク11に設けられているか
ら、上側ヨーク12も1つの位置にだけ装着できる。
上側ヨークが不適当な向きになっていると、ベース内に
十分押し込むことはできず、ヨーク保持脚79〜82の
保持縁部84,86はノツチ98内に挿入されない。
次に導体35.36を押圧して所定位置に装着する。
その結果、固定柱41と43は導体35,36のそれぞ
れの穴を貫通して、それらの導体35.36を支持ベー
ス10上の所定の位置に固定する。
それから支持素子21と22の粗調整を行ってコイル・
アセンブリ16の零位置をほぼ調整する。
この粗調整の後で導体36と前部支持素子21との間を
編組線45で接続し、導体35と後部支持素子22との
間を編組線46で接続する。
これらの編組線45.46は十分に柔いから、これらの
編組線を支持素子に接続した後でも、コイルの零調整の
ために支持素子を回すことができる。
前部または後部の零調整装置は希望に応じて設けること
ができる。
次に指針24をスタッフ23に挿入して第8図に示す位
置まで押す。
指針24はその弾性でスタッフ23に保持されるから接
着剤は不要である。
それから機構部の静止のつり合いがとられる。
平衡おもり25は最初のうちはゆるく尾 131に取付けられているから、静止つり合いをとって
いる間に必要があればおもり25を動かすことができる
更に、制止つり合いを完全にとるために別に小さなおも
りを付加することもできる。
支持ベース10の後方には穴92が設けられており、支
持ベース10の下側からその穴を通じて尾131の下端
部に近づけるから、おもりの位置の変更やおもりの追加
等は容易に行うことができる。
このようにして計器の機構部はケース4の中に挿入でき
る状態になる。
−前記したように、導体35.36の自由端37,39
はケース4の後部壁181に設けられている穴195゜
196の間隔と同じ長さだけ隔てられている。
したがって第1図に示すように機構部をケース4に装着
するためには、支持ベース10の上部でリブ93と94
をケースのトラック193.194に位置合わせし、そ
れからケース4のフィンガ192が支持ベース10の前
部フランジのノツチ197にはまるまで機構部を後方へ
滑らせるだけでよい。
それからカバー2を正面板166にはめ込み、目盛板5
を正面板166の背面の凹部168の中にはめ込む。
目盛板5はケース4の外側に露出しているから、目盛板
5の交換は容易である。
正面板166の後部に設けられている位置ぎめピン70
により、目盛板5を計器の機構部に対して正しく位置さ
せられる。
希望によっては目盛板5を正面板166の前面に取付け
ることができる。
この場合には正面板166の前面に設けられているピン
176により、目盛板5を機構部に対して正確な位置に
設けることができる。
端子アダプタ6が用いられる場合には、このアダプタが
装着されてから磁石13を磁化して計器の較正を行う。
計器の使用者が計器を種々の目的に簡単に用いることが
できるように、パネル取付はナツト185と、何枚かの
種々の目盛板5が計器に添付される。
組立てられた計器には第1図に示すように前部零調整つ
まみを設けることができ、または第13図に示すように
後部零調整つまみを設けることができ、あるいは前部と
後部に零調整つまみを設けることができることがわかる
これによって計器を希望する任意の装着方法で装着でき
、したがって計器の融通性が大きくなる。
本発明の計器の構造の顕著な利点は、特に過大な出費を
することなしに種々の寸法の計器に同じ機構部3を用い
ることができることである。
寸法の異なる計器に同じ機構部を用いる場合に要求され
る唯一の変更は、指針24の長さを計器の寸法に合わせ
ることと、平衡おもりを加減することである。
それから使用される指針の寸法に合わせてケースと、目
盛板およびカバーの寸法を適当に選ぶことが必要である
以上行ってきた組立についての説明はトートバンド支持
方式に関するものである。
ピボット軸受方式の計器についても組立工程はほぼ同じ
である。
第17図を参照すると、支持ベース10に挿入する直前
のピボット軸受方式の計器のコイル・アセンブリ16を
示す。
図示のように、スタッフサポート163と前部支持素子
21/との間から短い部分が切り離されている。
更に、アセンブリの後部における短いL型部分256は
切断されており、尾131が設けられているから、尾1
31は下向きに延び、わずかに後方に曲っている。
平衡おもり25も取付けられている。
更に、コイル・アセンブリ16と前部支持素子21/お
よび後部支持素子22/との間に、前部および後部復帰
ばね244,245がそれぞれ固定されている。
ピボット軸受方式の計器の組立方法は、トートバンド方
式の計器の組立方法と本質的に同じで、ベースをわずか
に拡げ、下側ヨーク11を挿入し、それから第17図に
示すアセンブリを支持ベース10の中に挿入し、前記素
子および後部素子のセンターリングラグが支持ベース1
0の前部支持構造体と後部構造体の円弧状表面の穴の中
に入るようにし、それから支持ベース10に加えである
力をゆるめて支持ベース10を自由にすると、支持ベー
ス10は自身の弾性によって収縮し前部支持構造体と後
部支持構造体の中心に支持素子を正確に位置させる。
ピボット軸受方式計器の組立に必要な付加的工程は、ピ
ボットねじ239と240の装着である。
このねじの装着中はコイル・アセンブリ16を希望する
回転軸に沿って保持し、ねじの尖った先端部が軸受23
0と231の円錐形凹部に入るまでねじを締め付ける。
磁石13と、上側ヨーク12および導体35゜36との
装着を含む残りの組立工程は、トートバンド支持方式計
器の組立工程と全く同じである。
以上、本発明を実施例について詳細に説明したが、以下
に本発明の主な実施の態様を列挙する。
1、特許請求の範囲記載の計器において、前記ヨークは
前記軸の全方向にわたって、前記支持ベースに装着され
た前記位置ぎめ手段と前記保持手段によって互いに係合
保持された二つの分離可能なヨーク部に分割されている
ことを特徴とする計器。
2、前記第1項に記載の計器において、更に前記磁石は
前記の互いに係合されたヨーク部間に保持されることを
特徴とする計器。
3、特許請求の範囲に記載の計器において、前記位置決
めの手段は、前記ヨークと磁石の各々を前記支持ベース
においてのみ一定の位置および方向に装着可能にするた
めに、支持ベース、磁石とヨークの固定された位置ぎめ
表面を備えていることを特徴とする計器。
4、特許請求の範囲に記載の計器において、ヨークは全
体的に環状に形成されていて、横方向に分割され、おの
おの磁石と係合する第1、第2ヨーク素子となっている
ことを特徴とする計器。
5、前記第4項記載の計器において、磁石はヨーク素子
間に固定され、磁石のおのおのはヨーク素子のおのおの
と係合していることを特徴とする計器。
6、前記第5項記載の計器において、第1、第2ヨーク
素子は同一の構造であることを特徴とする計器。
7、前記第3項記載の計器において、位置決め手段はヨ
ークに施こされた対向する切欠部と、磁石をヨークに対
して位置させるように切欠部に密接に合う磁石に施こさ
れた突出部を備えていることを特徴とする計器。
8、前記第4項乃至第7項のいずれかに記載の計器にお
いて、ヨーク素子はそれぞれほぼ円形で互いに係合する
階段状の表面部を備えていることを特徴とする計器。
9、特許請求の範囲記載の計器において、前記位置決め
手段はヨークを支持ベースに固着するために協動する段
突出部を備えていることを特徴とする計器。
10、特許請求の範囲に記載の計器において、支持ベー
スと磁気回路の位置決め手段は支持ベースとヨークが一
つの相対位置においてのみ協動可能にする段突出部を備
えていることを特徴とする計器。
11、特許請求の範囲に記載の計器において、位置ぎめ
装置は、ヨークの一端に段部とヨークの段部に位置でき
るように磁石に施こされた段部と、ヨークと磁石を支持
ベースに対して配置するために段部と係合する支持ベー
スのタブを備えていることを特徴とする計器。
12、前記第U1項記載の計器において、前記位置ぎめ
装置はタブと対向する支持ベースの表面を備え、ヨーク
は段部に係合されたタブのみによって支持ベースに装着
され得るように、表面とタブの間の空間よりも長い距離
を持つことを特徴とする特許請求の範囲第14項の記載
の可動コイル形計測器。
13、特許請求の範囲に記載の計器において、ヨークは
前記軸の全方向にわたって分割されて、分離可能な第1
と第2素子となり、位置ぎめ装置は第1ヨーク素子を受
は入れるための支持ベースの位置ぎめ表面を備え、そし
て第1、第2ヨーク素子を確実に合わせ、支持ベースに
固着するための支持ベースの前記保持手段を備えている
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の可動コ
イル形計測器。
14、前記第1319項記載の計器において、支持ベー
スは弾性材で作られ、保持手段は、ヨークを支持ベース
に装着させる際、弾力的に位置移動して一組前記第1ヨ
ーク素子が支持ベースの位置決め表面に受は入れられた
とき前記ヨーク保持表面が第2ヨーク素子と係合するヨ
ーク保持位置に戻るようなヨーク保持表面を備えている
ことを特徴とする計器。
15、特許請求の範囲乃至前記第14項のいずれかに記
載の計器において、前記支持ベースは非電磁材料から成
ることを特徴とする計器。
16、特許請求の範囲乃至前記第15項のいずれかに記
載の計器において、前記支持ベースは単一構造体である
ことを特徴とする計器。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従って動られたダルノンバール形計器
の分解斜視図、第2図は本発明の計器の機構部とベース
分解斜視図、第3図は上側ヨーク素子と磁石を除去し、
ベース部分を切欠いた計器の機構部とベースの上面図、
第4図はベース部分を切欠いて示す機構部の正面図、第
5図は第3図の5−5績に沿って切断した断面図、第6
図は第5図6−6線に沿って切断した断面図、第7図は
コイル枠アセンブリの背面図、第8図は指針支持スタッ
フの拡大縦断面図、第9図は計器ケースの背面図、第1
0図は第9図の一部を切欠いて示す上面図、第11図は
第9図の11−11線に沿って切断した断面図、第12
図は第13図の1212線に沿って切断した組立てられ
た計器の断面図、第13図はパネルに装着された計器の
背面図、第14図はコイル・アセンブリの拡大分解斜視
図、第15図はピボット軸受を示す拡大上面図、第16
図はベースに挿入直前のトートバンド支持コイル・アセ
ンブリの側面図、第17図はベースに挿入直前のピボッ
ト軸受支持コイル・アセンブリの側面図、第18図はコ
イル枠部品のコイル端子の拡大平面図、第19図はコイ
ル端部ワイヤを端子に接続するために融着された後の端
子を示す第18図に対応する図である。 1・・・・・・メータ、2・・・・・・カバー、3・・
・・・・メータ機構、4・・・・・・ケース、5・・・
・・・目盛板、6・・・・・・端子アダプタ・アセンブ
リ、7・・・・・・零調整つまみ、10・・・・・・支
持ベース、11・・・・・・下部ヨーク、12・・・・
・・上部ヨーク、13・・・・・・永久磁石、16・・
・・・・可動コイル・アセンブリ、19,20・・・・
・・トートバンド、21.22・・・・・・支持素子、
71・・・・・・前方表面、74・・・・・・設置面、
79,80・・・・・・ヨーク保持脚、81.82・・
・・・・後方ヨーク位置ぎめおよび保持脚、87.88
,89.90・・・・・・ヨーク保持面、99・・・・
・・ヨークの前面、99/−・・・・・ヨークの後面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 開口を有する支持ベース10と、 磁石13およびヨーク11,12を有して前記支持ベー
    ス10に据えつけられるべく前記開口中に導入可能に形
    成された磁気回路と、 可動コイルアセンブリ16と、 前記可動コイルアセンブリ16を前記磁気回路のヨーク
    11.12に、予め決められた軸を中心として旋回運動
    可能に取付ける装置19,20゜21.22と、を備え
    た可動コイル形計器において、 前記磁気回路を前記支持ベース10に位置づけるために
    前記支持ベース10およびヨーク11゜12上に設けら
    れた位置決め手段であって、前記支持ベース10上の位
    置決め面71.74および、この位置決め面71.74
    と協動して前記ヨーク11.12を支持ベース10上に
    位置決めするために前記位置決め面71.74に対応す
    るヨーク11.12上の面99.99’を有する位置決
    め手段と、 前記磁気回路を前記支持ベース10の開口内に導入した
    とき支持ベース10内に保持するために支持ベース10
    内に設けられた保持手段であって、前記支持ベース10
    の底部から開口側に向けて延在された相対向する一対の
    保持脚79と80゜81と82を有し、少なくとも一方
    の保持脚79゜81は他方の保持脚80.82に対して
    弾性復元力をもって可動とされ、かつ、前記ヨーク11
    ゜12に設けられた係合部と前記一対の保持脚79と8
    0.81と82の間に前記ヨーク11.12が導入され
    たとき前記係合部と係合して前記ヨーク11.12を一
    対の保持脚79とso、siと82の間に保持する保持
    面87.8B、89゜90を有する保持手段と、 を備えたことを特徴とする可動コイル形計器。
JP47083572A 1971-08-20 1972-08-21 可動コイル形計器 Expired JPS5853310B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17342571A 1971-08-20 1971-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS4830466A JPS4830466A (ja) 1973-04-21
JPS5853310B2 true JPS5853310B2 (ja) 1983-11-28

Family

ID=22631961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP47083572A Expired JPS5853310B2 (ja) 1971-08-20 1972-08-21 可動コイル形計器

Country Status (7)

Country Link
US (1) US3764909A (ja)
JP (1) JPS5853310B2 (ja)
CA (1) CA977423A (ja)
DE (1) DE2240038C2 (ja)
FR (1) FR2150360B1 (ja)
GB (4) GB1407688A (ja)
IT (1) IT964096B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4024472A (en) * 1974-08-02 1977-05-17 Weston Instruments, Inc. Meter construction
JPS54123780U (ja) * 1978-02-15 1979-08-29
JPS62261112A (ja) * 1986-05-08 1987-11-13 Seikosha Co Ltd コイル巻線の接続方法
US4952870A (en) * 1989-04-14 1990-08-28 Triplett Corporation Compact taut band meter movement assembly
CN107179422B (zh) * 2017-05-06 2020-01-24 浙江富自电气有限公司 一种具有接线保护功能的智能电力仪表
CN113484554B (zh) * 2021-07-15 2023-03-14 贵州电网有限责任公司 一种电能表试验接线盒

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3141133A (en) * 1964-07-14 Electrical meter having its core supported by
US2159775A (en) * 1939-05-23 Galvanometer
US2978640A (en) * 1961-04-04 D arsonval-movement assembly
US2612132A (en) * 1950-09-15 1952-09-30 Triplett Electrical Instr Comp Instrument cover
US3005952A (en) * 1958-10-06 1961-10-24 Triplett Electrical Instr Co Electrical instruments and method of adjusting scale characteristics
DE1093898B (de) * 1958-10-24 1960-12-01 Continental Elektro Ind Ag Kernmagnetmesswerk fuer Drehspulmessgeraete
AT226810B (de) * 1960-12-29 1963-04-10 Elektro App Werke Veb Anordnung des Kernmagnetes und des Spulenrähmchens bei Meßgeräten
AT268442B (de) * 1962-09-26 1969-02-10 Eastman Kodak Co Elektrisches Meßgerät
GB1160622A (en) * 1966-03-10 1969-08-06 Honeywell Inc Improvements in and relating to Electrical Instrument Movements
US3638119A (en) * 1969-06-13 1972-01-25 Electro Mechanical Instr Co In Index mountings for electrical meters
DE2136845C3 (de) * 1971-07-23 1982-08-05 Hartmann & Braun Ag, 6000 Frankfurt Kernmagnet-Drehspulsystem

Also Published As

Publication number Publication date
GB1407688A (en) 1975-09-24
GB1407689A (en) 1975-09-24
JPS4830466A (ja) 1973-04-21
DE2240038A1 (de) 1973-02-22
US3764909A (en) 1973-10-09
CA977423A (en) 1975-11-04
FR2150360B1 (ja) 1976-07-23
GB1407690A (en) 1975-09-24
IT964096B (it) 1974-01-21
DE2240038C2 (de) 1985-02-28
GB1407687A (en) 1975-09-24
FR2150360A1 (ja) 1973-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0238912B2 (ja)
JPS5853310B2 (ja) 可動コイル形計器
US4238731A (en) Instrument moving element with severable bridge
US4140969A (en) Compact moving coil meter and rotor assembly
US2875409A (en) Electrical instrument
US4024472A (en) Meter construction
GB2212279A (en) Device for a hardness measuring instrument
US3237103A (en) Wide scale meter movement with integral support frame for the meter core, yoke, pole piece, magnet and rotor
US2484567A (en) Direct-current measuring
US2792549A (en) Electric meter assemblies
US3983478A (en) Moving coil instrument having electrically conductive coil form parts connected to the coil
US1695422A (en) A cobpobation
US3882389A (en) Meter construction
US2509893A (en) Exposure meter instrument
US3867696A (en) An improved electrical current measuring meter having integral calibration and zero adjustment means
US3891923A (en) Unit for assembling elements of taut band suspension type indicating instrument
US3510774A (en) Moving magnet instrument adapted for blind assembly
US2875411A (en) Electrical instrument with a drum indicating dial
JPS6217712Y2 (ja)
US2926306A (en) Electrical instrument pointer stops
US4223266A (en) Adjustable spring regulator for setting indicating instrument pointer
US1220587A (en) Electrical measuring instrument.
US3778712A (en) Linear scale measuring instrument having preassembled coil support frame
CA1091297A (en) Compact moving coil meter
US4211972A (en) Self contained filar suspended meter rotor