JPS585282B2 - 溶剤洗毛法 - Google Patents

溶剤洗毛法

Info

Publication number
JPS585282B2
JPS585282B2 JP54037915A JP3791579A JPS585282B2 JP S585282 B2 JPS585282 B2 JP S585282B2 JP 54037915 A JP54037915 A JP 54037915A JP 3791579 A JP3791579 A JP 3791579A JP S585282 B2 JPS585282 B2 JP S585282B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wool
solvent
washing
hair
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54037915A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55132706A (en
Inventor
村本郁夫
楠木義信
尾崎建二
風間健
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toa Boshoku Co Ltd
Original Assignee
Toa Boshoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toa Boshoku Co Ltd filed Critical Toa Boshoku Co Ltd
Priority to JP54037915A priority Critical patent/JPS585282B2/ja
Priority to DE3011585A priority patent/DE3011585C2/de
Priority to ZA00801833A priority patent/ZA801833B/xx
Priority to FR8006865A priority patent/FR2452534A1/fr
Priority to BE0/199998A priority patent/BE882492A/fr
Priority to NZ193306A priority patent/NZ193306A/xx
Priority to GB8010484A priority patent/GB2047293B/en
Priority to AU56994/80A priority patent/AU533117B2/en
Priority to IT21086/80A priority patent/IT1130707B/it
Publication of JPS55132706A publication Critical patent/JPS55132706A/ja
Priority to US06/247,146 priority patent/US4343619A/en
Publication of JPS585282B2 publication Critical patent/JPS585282B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01BMECHANICAL TREATMENT OF NATURAL FIBROUS OR FILAMENTARY MATERIAL TO OBTAIN FIBRES OF FILAMENTS, e.g. FOR SPINNING
    • D01B3/00Mechanical removal of impurities from animal fibres
    • D01B3/04Machines or apparatus for washing or scouring loose wool fibres
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01CCHEMICAL OR BIOLOGICAL TREATMENT OF NATURAL FILAMENTARY OR FIBROUS MATERIAL TO OBTAIN FILAMENTS OR FIBRES FOR SPINNING; CARBONISING RAGS TO RECOVER ANIMAL FIBRES
    • D01C3/00Treatment of animal material, e.g. chemical scouring of wool

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶剤洗毛法に関し、更に詳しく述べるならば羊
毛の有機溶剤による洗浄処理方法に関する。
脂性羊毛を洗浄処理する方法として、現在もつとも広く
採用されているのは界面活性剤及びアルカリ塩類等の洗
剤の温水液をもって洗浄する、いわゆる洗剤洗毛法であ
る。
しかし、この方法は、羊毛がアルカリにより損傷された
り、あるいはフェルト化されたりして、紡績工程におい
て繊維切断等が発生して歩留りが低下し、また洗上り羊
毛の弾性や伸縮性が低下するという欠点を有する。
更に、汚濁度の高い多量の廃水が排出されるために多大
な廃水処理コストを要し、また臭気による作業環境の悪
化や熱エネルギーロスを生ずる等の欠点を有する。
上記の如き洗剤洗毛法の欠点を改善するものとして、有
機溶剤を用いて洗毛しようとする各種の方法が提案され
ている。
例えば、C,S、1.R。O0法(Wool Hand
book、IntersciencePublishe
rs、Vol、■、Partl、1969年、71〜7
4頁)、セントリウール法(上記WoolHandbo
ok、74〜76頁)、ソーバー法(特公昭38−10
374号公報)や特開昭53−74178号公報記載の
方法及びTextileAsia、1971年9月、2
3〜25頁記載の方法などである。
しかしながら、かかる溶剤洗毛法は現在までのところほ
とんど実用化されていない。
これは主として、溶剤洗毛により得られる洗上り羊毛が
灰分及び水可溶性物質の残留により自席及び紡績性の不
十分なものとなること、羊脂の過抽出により、柔軟性及
び抱含性に乏しいものとなること、大規模な装置設備を
要し、工程や品質の管理が困難であったり、生産性に劣
る欠点を有すること等に起因するものと考えられる。
特に、上記の如き従来の溶剤洗毛法においては有機溶剤
による洗毛のみでは汗質分や土砂分等の洗浄は十分では
なく、従って溶剤洗毛後温水洗剤水溶液等による仕上げ
洗毛や機械的処理による土砂等の不純物の脱落除去が必
須であり、このことがこれらの方法を更に不利なものと
していたのである。
本発明の目的は、上述した従来の洗毛法の欠点を解消し
、羊毛本来の優れた特性をほとんど損ねることなく、極
めて効率的かつ衛生的に指付羊毛を洗浄処理することの
できる、工業的に極めて有利な洗毛法を提供することに
ある。
本発明は即ち羊脂溶解性の有機溶剤により指付羊毛を洗
浄する方法を提供するものであって、この方法は前記指
付羊毛を、その嵩密度が0.04g/cm3以下である
ような開繊状態において、所定の相対速度をもって前記
有機溶剤と接触せしめることを特徴とする。
本発明のこの方法によれば、従来必須であるとされてい
た溶剤洗毛後の水系の仕上げ洗毛や機械的脱落処理を必
要とすることなく、有機溶剤による洗浄のみで羊脂はも
ちろんのこと石けん分、汗質分や土砂分等の汚染物も十
分に除去されるということがはからずも見出されたので
ある。
得られる洗上り羊毛は、原毛に付着していた汚染物の十
分な除去によって、自席や柔軟性に優れたものとなる。
また羊毛本来のクリンプをほとんどそのまま保持し、フ
ェルト化や損傷のほとんどない、ふくらみ感等の風合や
可紡性に極めて優れたものとなる。
本発明の方法においては、指付羊毛と羊脂溶解性有機溶
剤との接触は指付羊毛の嵩密度が0.04g/cm3以
下であるような開繊状態においてなされることが重要で
ある。
嵩密度が0.04g/cm3より大きい場合には、土砂
分等の固形不純物の除去が不十分となり、本発明の目的
は達成されない。
上記の嵩密度は開繊により達成される。
この開繊は羊脂溶解性有機溶剤との接触前即ち原毛状態
において行われてもよく、あるいは羊脂溶解性有機溶剤
との接触下に行われてもよい。
このような開繊は脂付羊毛塊に対して開繊作用を与える
ことのできるいかなる手段によって実施されてもよい。
例えば、通常の開毛機や特殊なピンロールを備えた開繊
機を用いることができる。
指付羊毛の開繊が有機溶剤との接触下に行われる場合に
は、少なくともその有機溶剤による洗浄の終期において
嵩密度が0.04g/cm3以下になっていればよい。
尚、0.04g/cm3以下の嵩密度はいかに十分に開
繊された指付羊毛にあっても、空気中において積み重ね
られた状態においては得ることのできないものである。
従って、この明細書において記述する嵩密度は液中に浸
漬された状態において測定される羊毛の単位体積当りの
重量(乾燥重量)をもって示される密度である。
本発明の方法においては、上記した如く指付羊毛が0.
04g/cm3以下の嵩密度を有するような開繊状態に
あることに加えて、指付羊毛と羊脂溶解性有機溶剤との
接触が所定の相対速度をもってなされることが重要であ
る。
しからざる場合には、所望の洗浄を得ることはできず、
本発明の目的は達成されない。
この相対速度は効率的な洗毛を実現するためには、1m
/分以上であるのが好ましい。
このような指付羊毛と羊脂溶解有機溶剤との間の相対速
度は有機溶剤に対して指付羊毛を移動せしめることによ
り、指付羊毛に対して有機溶剤を移動せしめることによ
り、あるいは指付羊毛と有機溶剤との両者を移動せしめ
ることにより得ることができる。
本発明において使用される有機溶剤としては、羊毛を損
傷することなく、羊脂溶解性であればよい。
たとえば、n−ヘプタン、n−ヘキサン、イソヘキサン
、n−ヘプタ/、n−オクタン、イソオクタン、2,2
−ジメチルブタン、石油エーテル、石油ベンジン、リグ
ロイン、石油スピリット、石油ナツタ、2−ペンテノ、
混合ペンテン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン
、ベンゼン、トルエン、キシレンおよびエチルベンゼン
等の炭化水素系溶剤、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、塩化エチレン、塩化エチリデン、1゜1.1
−トリクロルエタン、1,1,2−トリクロルエタン、
1,1,1,2−テトラクロルエタン、1,2−ジクロ
ルエチレン、トリクロルエチレン、テトラクロルエチレ
ン、塩化イソプロピル、臭化エチル、臭化エチレン、1
,2−ジクロルプロパン、塩化ブチル、塩化アミル、ク
ロルベンゼン、フルオルトリクロルメタンおよび1,1
,2−トリクロル−1,2,2−トリフルオルエタン等
のハロゲン化炭化水素系溶剤、n−ブタノール、イソブ
タノール、インプロパツール、第二ブタノール、第三ブ
タノール、n−アミルアルコール、イソアミルアルコー
ル、第ニアミルアルコール、3−ペンタノール、第三ア
ミルアルコールおよびメチルアミルアルコール等のアル
コール系溶剤、エチルエーテル、イソプロピルエーテル
、アミルフェニルエーテル、ジオキサン、メチルフラン
、テトラヒドロフランおよびテトラヒドロピラン等のエ
ーテル系溶剤、アセトン、メチルアセトン、メチルエチ
ルケトン、メチル−n−プロピルケトン、メチル−n−
ブチルケトン、メチルイソブチルケトンおよびジエチル
ケトン等のケトン系溶剤酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
−n−プロピル、酢酸イソプピル、酢酸−n−ブチル、
酢酸イソブチル、酢酸第ニブチル、酢酸−n−アミル、
酢酸インアミル、酢酸メチルイソアミル、酢酸第二ヘキ
シル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロ
ピオン酸ブチルおよび酪酸エチル等のエステル系溶剤、
あるいはメチルセロソルブ、エチルセロソルブ、メチル
セロソルブアセテート、ジエチルセロソルブ、セロソル
ブアセテート、エチレングリコールイソプロピルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテルおよびプ
ロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコ
ール誘導体系溶剤の単独または混合したものが用いうる
なかでも、不燃性でかつ羊脂溶解力が大きいことからハ
ロゲン化炭化水素系溶剤が好ましく、さらに蒸気圧およ
び毒性等を勘案すると、塩化メチレン、1,1,1−ト
リクロルエタンおよび1,1,2−トリクロルエタンが
特に好ましい。
これらの有機溶剤は溶剤ミセラの状態で用いられるのが
好ましい。
これにより、洗上り羊毛中の羊脂残留率を調整すること
が容易となり、従って羊脂の過抽出を容易に防止するこ
とができ、極めて優れた風合や可紡性等の品質を有する
洗上り羊毛を得ることができる。
また、溶剤ミセラを用いることにより羊脂残留率の均一
性にも優れた洗上り羊毛を得ることができる。
このような溶剤ミセラにおける羊脂濃度は0.2重量%
以上であるのが好ましい。
本発明の方法によれば、溶剤洗浄のみで十分な品質の洗
上り羊毛を得ることができる。
しかしながら、所望ならば、次いで温水等による仕上げ
洗毛や汚染物の機械的な除去処理を行ってもよい。
以下、添附の図面(第1図)を参照しながら、本発明方
法の好ましい態様について詳しく説明する。
脂性羊毛1を開毛機2にて適度に開毛したのち、洗毛機
3に投入して適正な羊脂濃度に調整された溶剤ミセラに
て洗浄し、溶剤洗浄子4を得る。
これを脱溶機5を通して耐着溶剤を除去し、羊脂の適当
量を保有し、その他の不純物が除去された優れた洗上り
羊毛6を得る。
洗浄に用いる溶剤ミセラは羊脂濃度調整機7において羊
脂および溶剤により任意の濃度レベルに調整されたもの
である。
一方、洗浄に用いられた液は沈降槽8に集められ、沈澱
分離により上澄液と沈澱物に分けられる。
上澄液の一部は羊脂濃度調整機7を通って洗浄液として
循環使用され、他は溶剤回収機I・9にて溶剤を蒸留回
収後溶剤貯槽12に送られる。
この際生ずる残渣は羊脂(粗ウールグリース)として回
収される。
又沈澱物は異なる溶剤回収機−■・10によって回収溶
剤と土砂類その他の不純物に分けられ、回収溶剤は溶剤
貯槽12に送られる。
更に脱溶機5において除去された溶剤ガスは溶剤回収機
−■・11で回収され、溶剤貯槽12に送られる。
この貯槽12に集められた回収溶剤は再利用される。
上記構成の内容を順を追ってさらに詳しく説明する。
脂性羊毛1は開毛機2によって開繊されながら比較的大
きな固形不純物が除去されるのであるが、その他の微細
な固形不純物についても次の洗毛機3における洗浄に際
して容易に取り除きうるように開繊を行なう。
開毛機は慣用のものを用いることができる。
洗毛機は密閉型のものであり、附帯器機は主として洗浄
液の羊脂濃度を調整するための羊脂濃度調整機7、洗浄
後の液を沈澱分離精製する沈降槽8、この槽で分離され
た上澄液(溶剤ミセラ)から溶剤と羊脂(粗ウールグリ
ース)を更に分離回収する溶剤回収機−■・9、沈澱物
から溶剤を回収するための溶剤回収機−■・10、そし
てこれらから回収された溶剤のための溶剤貯槽12から
なる。
開毛機2によって開繊された脂性羊毛1を洗毛機3に投
入して洗浄するのであるが、洗浄液はあらかじめ羊脂濃
度調整機7によって羊脂濃度を調整された溶剤ミセラが
用いられる。
次に洗浄後の羊脂濃度を増した溶剤ミセラは沈降槽8に
よって分離精製され、その一部が羊脂濃度調整機7に送
液され、溶剤貯槽12から供給される新しい溶剤(回収
溶剤を含む)によってミセラ濃度が再び調整され、洗浄
に供される。
以上の操作は連続的または断続的に行なわれる。
脂付羊毛を溶剤ミセラで洗浄するのは羊毛中の羊脂の過
抽出を押えることによって羊毛が持つ特性の損失を防ぐ
ためである。
最終的に溶剤洗浄子4に残留させる羊脂量は羊毛の種類
と製品の用途により選択されるものである。
この量の調節は溶剤ミセラ濃度と絞りによって任意に行
うことができるまた洗毛機内における液中の嵩密度は0
.04g/cm3以下に保ち、しかも溶剤ミセラと羊毛
の接触に所定の相対速度が必要である。
この相対速度は羊毛の嵩密度との間に正の関係を有し土
砂外等の固形不純物の除去に重大な関係をもつものであ
る。
一例を示すと、嵩密度0.04g/cm3においては相
対速度60m/分以上を必要とするが、0.01g/c
m3にあっては1m/分であれば充分目的を達すること
が出来る。
次に洗浄上申に含まれる溶剤ミセラが適当量残留するよ
うに脱液をする。
脱液には、機械的圧縮による絞り、遠心分離、圧縮気体
による追出し、および真空ポンプによる引抜き等の適当
な方法を単独あるいは組合せて用いることが出来る。
胆液後の溶剤洗浄上申には適当量の溶剤ミセラが残存し
ている。
従ってこの中から溶剤を除去、回収する。
実用的脱溶剤の方法としては加熱空気、水蒸気あるいは
加熱溶剤蒸気等を送入して溶剤を蒸発除去するのがよい
溶剤を蒸発させる熱源として赤外線、高周波等を利用す
ることも可能である。
脱溶湿度は羊毛が熱的損傷を受けない湯度でより高い方
がよい。
脱溶機5によって溶剤を蒸発除去された洗上り羊毛6は
柔軟性に富み、抱合性や伸縮性も高く、色相の良い、羊
毛本来の特質を損ねることのないものが得られるから、
最終製品の品質向上は勿論、紡績工程における作業性の
向上並びに歩留の向上が計られる。
一方脱溶機5にて蒸発ガス化した溶剤は溶剤回収機−■
・11にて回収され、溶剤貯槽12に送られ再利用され
る。
本発明の方法によれば、従来の方法に比較して種々の有
効な効果が得られるので、工業的に極めて有利な洗毛処
理を与えることができる。
即ち、(1)溶剤のみで十分な品質の洗上り羊毛を得る
ことができ、従って極めて衛生的かつ効率的な洗毛処理
が実現できる。
(2)羊毛本来の特性を損ねることがなく、従って自席
や柔軟性、ふくらみ感等の風合及び可紡性等の品質に極
めて優れた洗上り羊毛を得ることができる。
(3)仕上げ洗毛を必要としないから、極めて多大の設
備やコストを要する排水処理を必要としない。
(4)極めて有用なグリースや肥料の回収が高収率でで
き、経済的である。
(5)設備はかなりコンパクトなものとなり、設備費や
維持費が低置であり、経済的である。
以下、実施例をもって本発明を更に説明するが、本発明
はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例 1 濠州産メリノ種羊毛(品質番手64′S、土砂含有率(
対乾燥毛)10.9%)100Kgを連続式密閉型の開
繊機能を有する洗毛機中で1,1,1−トリクロルエタ
ンを用いて洗毛を行なった。
洗毛機は4槽よりなり、1槽は開繊のための複数のピン
ロールと絞りロール及び槽中より洗浄された土砂を排出
する為の土砂排出弁よりなる。
第2図に示すグラフは上記羊毛をピンロールの周速を変
化させる事に依り開繊密度(嵩密度)を0.01〜0.
06g/cm3まで変化させた時の洗上手中の残留土砂
分(%)を調べたものである。
各種のマングルに依る絞り率は各100%程度であり、
各種の通過時間は2分、洗毛液温は22℃であり、最終
槽の土砂濃度は0.24%程度に調整した。
洗い上った羊毛から熱風循環乾燥機にて残溶剤を除去し
た。
実施例 2 実施例1で用いた装置を使用して、同じ操作により洗い
上り羊毛を得た。
一方供試原料の残りの半分をマツクノート式洗毛機(5
槽立)にて洗剤洗毛を行った。
その工程および品質成績を下記表1に示す。
実施例 3 含羊脂率16%の濠州産メリノ種(64’S)の原毛を
実施例1と同じ要領にて洗浄する時、濃度の異なる溶剤
ミセラ(0,2,0,5,0,8,1,0,2,0%)
で抽出し、絞り率を変えて(197%。
148%、104%、54%)脱液した。
溶剤洗浄毛の残留羊脂率(%)を測定した結果を下記表
2に実施例 4 実施例1に述べた本願発明法と同じ要領で、供試原毛(
羊脂含有率16.7%、濠州産メリノ羊毛、品質番手6
4’S)を種々の溶剤を用いて溶剤洗毛を行った結果、
その洗上毛の性質は下記表3の通りであった。
実施例 5 実施例2で用いたものと同じ原毛を用いて、実施例1記
載の方法と同じ要領にて洗浄を行った。
次に、洗上毛残脂量が過抽出されるように、ナトリウム
石けん0.1%および炭酸ナトリウム0.07%の水溶
液の浴及び混湯浴を用い、40〜45℃において更に洗
毛を行った。
洗毛時間は各浴とも約2分間であった。
この様にして得られた過抽出羊毛と実施例2において不
法及び洗剤洗毛法により得られた洗浄毛の三者に付いて
可紡性及び柔軟性を比較した。
結果を下記表4に示す。
実施例 6 濠州産メリノ羊毛(品質番手64’S)の脂付羊毛約2
00Kgを二分割して供試原毛A及びBとし、夫々につ
いて下記の如く開繊作業条件(開繊ポジション)を異に
した有機溶剤洗浄によって得た洗い上り羊毛の品質を比
較したものである。
即ち、A原毛については先づ4線シリンダ一式開毛機に
よって予め嵩密度が0.02g/cm3の状態に開繊し
、連続式密閉型のマツクノート式洗毛機で1,1゜1−
トリクロルエタンを用いて洗浄を行なった。
一方、B原毛についてはダブルシリンダ一式ライローを
用いて、嵩密度が約0.06g/cm3に開繊したもの
を連続式密閉型で開繊機能を有する洗毛機で液中開繊を
しながら、1,1,1−トリクロルエタンにより洗浄を
行なったものであるが、A。
B共に洗毛機内の液中嵩密度は0.02g/cm3であ
り液との相対速度は約4m/minの条件を維持して洗
浄を行なった。
結果を下記表5に示す。
【図面の簡単な説明】
添附第1図は本発明方法の好ましい態様を説明するため
の羊毛処理工程の工程図であり、第2図は原毛の開繊密
度と洗上り羊毛の残土砂分との関係を示すグラフである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脂性羊毛を羊脂溶解性の有機溶剤中に浸漬した状態
    で洗浄する方法であって、前記脂性羊毛を、その嵩密度
    が0.04g/cm3以下であるような開繊状態におい
    て、1m/分以上の相対速度をもって前記有機溶剤と接
    触せしめることを特徴とする溶剤洗毛法。 2 脂性羊毛を羊脂溶解性の有機溶剤中に浸漬した状態
    で洗浄する方法であって、前記脂性羊毛を、その嵩密度
    が0.04g/cm3以下であるような開繊状態におい
    て、1m/分以上の相対速度をもって前記有機溶剤と接
    触せしめ、かつこの有機溶剤を少なくとも0.2重量%
    の羊脂濃度を有する溶剤ミセラの状態で用いることを特
    徴とする溶剤洗毛法。
JP54037915A 1979-03-30 1979-03-30 溶剤洗毛法 Expired JPS585282B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54037915A JPS585282B2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 溶剤洗毛法
DE3011585A DE3011585C2 (de) 1979-03-30 1980-03-26 Verfahren zur Gewinnung von gewaschenem Tierhaarmaterial
ZA00801833A ZA801833B (en) 1979-03-30 1980-03-27 Scoured animal hair material and method for preparing the same
FR8006865A FR2452534A1 (fr) 1979-03-30 1980-03-27 Laine animale desuintee et son procede de preparation
NZ193306A NZ193306A (en) 1979-03-30 1980-03-28 Preparing a scoured animal hair material
BE0/199998A BE882492A (fr) 1979-03-30 1980-03-28 Laine animale desuintee et son procede de preparation
GB8010484A GB2047293B (en) 1979-03-30 1980-03-28 Scoured animal hair material and method for preparing the same
AU56994/80A AU533117B2 (en) 1979-03-30 1980-03-31 Scouring animal hair
IT21086/80A IT1130707B (it) 1979-03-30 1980-03-31 Vello animale sgrassato e procedimento per la sua preparazione
US06/247,146 US4343619A (en) 1979-03-30 1981-03-24 Method of preparing a scoured animal hair material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54037915A JPS585282B2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 溶剤洗毛法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55132706A JPS55132706A (en) 1980-10-15
JPS585282B2 true JPS585282B2 (ja) 1983-01-29

Family

ID=12510832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP54037915A Expired JPS585282B2 (ja) 1979-03-30 1979-03-30 溶剤洗毛法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPS585282B2 (ja)
BE (1) BE882492A (ja)
ZA (1) ZA801833B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05826B2 (ja) * 1988-09-22 1993-01-06 Krone Ag

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940008A (ja) * 1972-08-17 1974-04-15
JPS5025049A (ja) * 1973-01-29 1975-03-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4940008A (ja) * 1972-08-17 1974-04-15
JPS5025049A (ja) * 1973-01-29 1975-03-17

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05826B2 (ja) * 1988-09-22 1993-01-06 Krone Ag

Also Published As

Publication number Publication date
BE882492A (fr) 1980-09-29
ZA801833B (en) 1981-03-25
JPS55132706A (en) 1980-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5942007A (en) Dry cleaning method and solvent
CA2337441C (en) Dry cleaning method and solvent
EP1224351B1 (en) Cleaning system utilizing an organic cleaning solvent and a pressurized fluid solvent
US3728074A (en) Process for the cleansing of garments and textiles
EP0405941A2 (en) Method and system for the recovering of solvents in dry cleaning machines
US3689211A (en) Dry cleaning method
CH515345A (de) Verfahren zum Reinigen von Wolle
JPS585282B2 (ja) 溶剤洗毛法
JPH06327888A (ja) ドライクリーニング方法
US4169706A (en) Method of cleaning poultry feathers
US4343619A (en) Method of preparing a scoured animal hair material
JPH0551598A (ja) ドライクリーニング溶剤
US4747979A (en) Removal of toxins from cottonseed
GB1567854A (en) Process for the purification of greasy and soiled water using a heyvy solvent and apparatus for its implementation
JPS5844761B2 (ja) 洗浄された獣毛材料を用いて獣毛トップを製造する方法
US3441368A (en) Wool scouring process
US3210148A (en) Water, isopropanol and hexane scouring of wool
US872097A (en) Process of bleaching cotton fibers.
JP2004515560A (ja) 有機洗浄溶媒及び加圧流体溶媒を用いた洗浄システム
US3702264A (en) Process for cleaning wool
US2807948A (en) Purifying and lint removing method and apparatus for cleaning solutions
JP2895354B2 (ja) ドライクリーニング方法
NZ229475A (en) Animal hair fibre scouring process using an organic solvent
US551396A (en) Process of extracting fat from wool
JPS6336838B2 (ja)