JPS5852489B2 - 籾殻組成物 - Google Patents

籾殻組成物

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Publication number
JPS5852489B2
JPS5852489B2 JP51122526A JP12252676A JPS5852489B2 JP S5852489 B2 JPS5852489 B2 JP S5852489B2 JP 51122526 A JP51122526 A JP 51122526A JP 12252676 A JP12252676 A JP 12252676A JP S5852489 B2 JPS5852489 B2 JP S5852489B2
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JP
Japan
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weight
rice husk
parts
rice
bakasu
Prior art date
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Expired
Application number
JP51122526A
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English (en)
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JPS5347455A (en
Inventor
光彦 斎藤
欽也 西川
住典 田中
豊 渡辺
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Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建材等に極めて実用価値の高い籾殻を主材とす
る組成物に関するものであり、更に詳しくは籾殻とその
籾殻重量に対して5乃至100重量φのバカスと更に結
合剤を含有する籾殻組成物に係るものである。
従来、籾殻を用いた成形板に関しては数多くの報告がな
されている。
しかしながら、その多くは非接着性である籾殻に対して
ただ単にCMC。
P V A、ポリエチレン、尿素樹脂等の汎用結合剤を
加えて成形したものであり、従って得られる成形板は折
曲、衝撃等の機械的強度並びに可撓性が満足できるもの
ではなかった。
一方、バカスを用いた成形板に関しても多くの報告がな
されているが、この場合も圧縮強度更には断熱、保温性
等に乏しいといった問題を有し、実用上満足できるもの
ではない。
本発明の目的とするところは、前記した従来の籾殻ある
いはバカスを用いた成形板のもつ性質、即ち折曲、圧縮
、衝撃等の機械的強度及び可撓性の改善を主とするもの
であり、具体的には籾殻とバカスと、更に熱硬化性樹脂
を含有せしめた結合剤とを組合せることにより、籾殻独
自の有する優れた弾力性、圧縮復元性、更には適度の断
熱、保温、吸音性等の性質にバカスの有する折曲性及び
剛性、弾力性等の性質が相撲って前記の目的を達威し得
ることを見出したのである。
本発明の詳細について説明する。
本発明で用いられる籾殻は籾摺りの際に副生ずる籾殻で
あり、見掛比重が0.1前後の一般的なもので十分使用
が可能であり、特に処理を施こす必要はない。
また籾殻に加えられるバカスはサトウキビの茎からショ
糖を絞ったかすを粉砕して得られるものであり、好まし
くは繊維長さが50.以下のものが製造操作面及び補強
効果等からみてよい。
また、結合剤としては、尿素樹脂、尿素−メラミン樹脂
あるいはフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂のほかに更に
熱可塑性樹脂及びとうもろこし、クピオカ、小麦、米、
さつまいも等のでんぷん等から選ばれる一種あるいは二
種以上を併用することができる。
ここで、本発明の籾殻組成物において、籾殻に加えられ
るバカスの混入量は5乃至100重量φが適当であり、
その理由としては、バカスの混入量が5重量φ以下の場
合は、補強と籾殻同志の結合力の助成が十分行なわれず
、またバカスの混入量が10000重量部えると、籾殻
のもつ圧縮復元性及び断熱、保温、吸音性等の特性が十
分発揮されないのである。
また本発明籾殻組成物中には必要に応じて更にパーライ
ト、シラスバルーン、岩綿、石綿、合成繊維、故紙等の
無機質あるいは有機質繊維又は充填材更に防かび剤等を
適宜混入することも物性改良上好ましい。
以上の本発明の籾殻組成物における、籾殻とバカスを併
用することによって生ずる作用効果について更に詳しく
説明する。
周知の如く、籾殻には約20%の硅酸外が含まれている
ために、籾殻は難燃性であると同時に非接着性でもあり
、従ってそれらの籾殻を用いて機械的強度に優れた成形
板を得るには結合剤の選択が重要なポイントであった。
即ち籾殻は前記した如く、非接着性であると同時にその
形状からみても中空体の弾力性に富む性質上、単に熱可
塑性樹脂あるいはでんぷん、カゼインの如き、それ自体
が化学的に硬化する性質を持たない結合剤を用いて熱圧
成形しても、籾殻特有の弾力性のために、熱圧時に一旦
セットされた成形板は圧力を開放すると同時に、また元
の厚さに復元しようとするため、籾殻同志の結合力が著
しく低下し、従って優れた成形板が得られないのである
しかるに本発明者らは、前記した非接着性と特有の弾力
性を有する籾殻に関してその接着の状態、即ち籾殻の結
合機構を多面的に研究した結果、籾殻同志を強固に結合
させるには、結合剤成分中に、熱硬化性樹脂を含有させ
、しかも併せて繊維状物の添加が極めて有効に作用する
ことを見出したのである。
本発明に於て、結合剤として熱硬化性樹脂を含有させる
ことば熱圧成形によって、籾殻成形板を所望の厚さにセ
ットすることを可能とし、一旦押圧され部分変形された
籾殻は、もはやそれ以上復元しようとする性質が抑えら
れ、従って、籾殻同志は強固に結合されるのであり、一
方繊維状物を添加することは、繊維自体の有する単なる
補強効果のみにととまらず、籾殻と結合剤とをよくなじ
ませ、又結合剤の付着表面積を増大せしめる効果をも有
し、その結果籾殻同志の結合力を助成させるのである。
該繊維状物の中でも特にバカスは、従来よりそのほとん
どが焼却処分されているものであり、従つて極めて経済
性に富むと同時に、バカスは他の繊維にはみられない折
曲性と剛性と弾力性を有し、しかも繊維が比較的長く、
またサトウキビの茎からショ糖を絞ったかすを粉砕した
ものであるために、なおかなりの残存糖質を含んでいる
ことから、更に大きな結合力を発揮するなど数多くの特
徴を有するのである。
しかるに本発明の籾殻組成物は籾殻とバカスを併用し、
しかもそれらを熱硬化性樹脂を含有してなる結合剤によ
って固着板状体となしたものであるために、籾殻独自の
もつ優れた弾力性と圧縮復元性及び適度の断熱、保温吸
音性等の性質と、前記したバカスのもつ優れた特性が極
めて効果的に相剰された形となり、従って得られる籾殻
組成物は折曲、圧縮、衝撃等の機械的強度は言うに及ば
ず、優れた可撓性と断熱、保温、吸音性を有するもので
あり、従来の籾殻成形板あるいはバカス成形板にはみら
れなかった数多くの優れた特徴を兼備したものである。
尚、熱圧成形時の面圧は0.5乃至7kg/cytの範
囲が好ましい。
その理由は面圧が7’S’/cA以上になると、中空あ
るいは半中空という籾殻独自の形状が破壊され、その結
果得られた製品はベニヤ合板あるいはバードボードに類
似した高比重のものになると共に籾殻の有する優れた弾
力性、圧縮復元性、適度の断熱、保温、吸音性等の特徴
を保持し得ないものとなる。
一方面圧が0−5Kf/crA以下の場合は、籾殻同志
の結合力が大巾に低下し、またバカスの効果、即ち補強
効果及び籾殻同志の結合力の助成効果も低下するために
、得られた製品は、折曲、圧縮、衝撃等の機械的強度が
著しく不良となり実用に供し得ないものとなるからであ
る。
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
実施例 1 籾殻100重量部に対し、約20ynx乃至30゜の長
さのバカスを50重量部加え、これに結合剤として水1
5重量部中にコーンスターチ15重量部と尿素樹脂エマ
ルジョン10重量部を添加した溶液を加え、更に適宜の
防かび剤を添加しこれらを均一に撹拌、混合した後、該
籾殻混合物を熱板の温度が150°Cのしかも熱板間に
は厚さ19rnjnのティスタンス用鉄片を設けたホッ
トプレスで、面圧IK910Aでもって10分間加熱、
加圧成形して厚さ20.の籾殻を主材とする成形板を得
た。
実施例 2 籾殻100重量部に対し、約20M乃至30Mの長さの
バカスを5重量部加えこれに結合剤として水15重量部
中にコーンスターチ15重量部と尿素樹脂エマルジョン
10重量部を添加した溶液を加え更に適宜の防かび剤を
添加し、以後実施例1と同様の方法によって厚さ20g
の籾殻成形板を得た。
実施例 3 籾殻100重量部に対し約20.乃至30.の長さのバ
カスを100重量部加え、これに結合剤として水15重
量部中にコーンスターチ15重量部と尿素樹脂エマルジ
ョン10重量部を添加した溶液を加え、更に適宜の防か
び剤を添加し、以後実施例1と同様の方法によって厚さ
20ruIの籾殻成形板を得た。
比較例 1 籾殻100重量部に対して、結合剤として水15重量部
中にコーンスターチ15重量部と尿素樹脂エマルジョン
10重量部を添加した溶液に更に適宜の防かび剤を添加
し、以後実施例と同様の方法によって厚さ20.の籾殻
成形板を得た。
比較例 2 籾殻100重量部に対し約20.乃至30.の長さのバ
カスを3重量部加え、これに結合剤として水15重量部
中にコーンスターチ15重量部と尿素樹脂エマルジョン
10重量部を添加した溶液を加え、更に適宜の防かび剤
を添加し、以後実施例と同様の方法によって厚さ20M
の籾殻成形板を得た。
比較例 3 籾殻100重量部に対し、約201un乃至30゜の長
さのバカスを150重量部加えこれに結合剤として水1
5重量部中にコーンスターチ15重量部と尿素樹脂エマ
ルジョン10重量部を添加した溶液を加え、更に適宜の
防かび剤を添加し以後実施例と同様の方法によって厚さ
16關の籾殻成形板を得た。
比較例 4 籾殻100重量部に対し、約201rIX乃至30朋の
長さのバカスを500重量部加これに結合剤として水2
0重量部中にコーンスターチ15重量部を添加した溶液
を加え、更に適宜の防かび剤を添加し以後実施例と同様
の方法で厚さ24.の籾殻成形板を得た。
以上の実施例及び比較例で得られた成形板の見掛比重及
び機械的強度は次表の如くであった。
表に示されたように本発明の籾殻を主材とした成形板は
、極めて見掛比重が小さく、折曲、圧縮、衝撃等の機械
的強度、更には可撓性に優れていると同時に、籾殻が主
材であるために断熱保温、吸音性等も十分兼備したもの
である。
更に本発明の組成物は、従来からそのほとんどが焼却処
分されている一種の廃棄物同様の籾殻及びバカスを用い
たものであるために、得られる成形板は従来にみられな
いような低価格で製造できるという実用上極めて有益な
ものである。
更に加えて本発明の籾殻組成物は熱圧成形によって製造
されるものであるために、優れた平滑性と厚みの均一性
を有し、しかも仮りに籾殻あるいはバカスに害虫の付着
の可能性がある場合でも、熱圧成形時にそれらを完全に
撲滅することができ、従って極めて衛生的であるなど数
多くの優れた特徴を有するものである。
本発明で得られる籾殻成形板は建材分野あるいは近年畳
業界で稲藁の枯渇化により畳床材の不足が目立っている
現状からみて、この畳床材としては物性面及び経済性か
らみても最適のものであり、また天井材及び壁、間仕切
り、建具等の内装あるいは保温、断熱、吸音板等の一般
用あるいは工業用の資材としても広くその用途が期待さ
れるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 籾殻とその籾殻重量に対して5乃至100重量多の
    バカスと、更に熱硬化性樹脂を含有せしめた結合剤とか
    らなる籾殻混合物を熱圧成形により一体に結合させるこ
    とを特徴とする籾殻組成物。
JP51122526A 1976-10-12 1976-10-12 籾殻組成物 Expired JPS5852489B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51122526A JPS5852489B2 (ja) 1976-10-12 1976-10-12 籾殻組成物

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JP51122526A JPS5852489B2 (ja) 1976-10-12 1976-10-12 籾殻組成物

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JPS5347455A JPS5347455A (en) 1978-04-27
JPS5852489B2 true JPS5852489B2 (ja) 1983-11-22

Family

ID=14838024

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JP51122526A Expired JPS5852489B2 (ja) 1976-10-12 1976-10-12 籾殻組成物

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AU533716B2 (en) * 1979-11-12 1983-12-08 Edward Isaac Dutton Composition board
AU2001290491A1 (en) * 2000-09-09 2002-03-22 Thiam Huay Gary Choo Moulded product
KR100939236B1 (ko) * 2009-06-22 2010-01-29 유희룡 버개스 복합재, 복합재 제조방법 및 이를 이용한 인테리어재

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JPS5347455A (en) 1978-04-27

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