JPS5852163B2 - サンプリング値から微係数を算出する装置 - Google Patents

サンプリング値から微係数を算出する装置

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JPS5852163B2
JPS5852163B2 JP9395079A JP9395079A JPS5852163B2 JP S5852163 B2 JPS5852163 B2 JP S5852163B2 JP 9395079 A JP9395079 A JP 9395079A JP 9395079 A JP9395079 A JP 9395079A JP S5852163 B2 JPS5852163 B2 JP S5852163B2
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JP
Japan
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sampling
coefficient
differential coefficient
memory
sampling interval
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JP9395079A
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有二 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Seisakusho Ltd
Original Assignee
Shimadzu Seisakusho Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5852163B2 publication Critical patent/JPS5852163B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一定の時間的或は位置的間隔で測定装置の出力
をサンプリングし、そのサンプリングされた実測値から
測定対象量の時間的或は位置的変化の1次微係数、2次
微係数等を算出する装置に関する。
測定値の変化の1次微係数を求めるのは主に微係数Oの
点即ち測定値のピーク或は谷底を検出するためであり、
2次微係数は測定値における微妙な変化例えば一つの山
の傾斜部にあってかすかなふくらみとしか見えないよう
な小さなピークの存在を検出するのに有効である。
従来、独立変数を連続的に変化させ独立変数の変化に応
じて変化する測定値を連続的に記録するアナログ方式の
測定ではピーク検出は最大値保持回路とその回路の出力
と現在の測定値とを比較する比較回路とによって横取さ
れたピーク検出器が用いられてきた。
近時測定結果を直ちにコンピュータに入力して種々な情
報処理を行うことが行われるようになって来たが、この
場合独立変数を連続的に変化させると測定結果をコンピ
ュータに入力する操作が面倒になるので、独立変数を一
定間隔で飛び飛びに変えて測定値をサンプリングする測
定方法が用いられる。
この場合1次微分として相隣るサンプリング値の差を求
め、その符号が逆になるときのサンプリング点の独立変
数の値をピーク位置とすると第1図から判るように実際
のピーク位置とはずれたものとなる。
この場合各サンプリング点における1次微係数が求まっ
ておれば、各サンプリング点でその点の1次微係数をプ
ロットしてプロットした点をつなげばその線が横軸を切
る点として正しいピーク位置が求まる。
上側のようにピークを求める場合に限らず、サンプリン
グ方式の測定で各サンプリング点における被測定量の微
係数を求めることの用途は多いと予想される。
本発明は多数のサンプリング値から各サンプリング点に
おける1次、2次等の微係数を算出する装置に関する。
まず本発明の先行技術としての数学的手段について簡単
に説明しておく。
今サンプリング点Xにおける測定量の微係数を求める。
簡単のため、サンプリング間隔を1とし、X点を原点と
考えその前後に夫々n個のサンプリング点を採って−n
・・・−1,0,1,・・・nとする。
これらのサンプリング点に対応する測定値を’/−H+
・・・y−1,yo。
yl、・・・ynとする。
測定量をp次の多項式で近似し、 y = ao+ al x + a2 K2−1−・+
a xp・・・・・(1)とし上記2n+1個の測定
値を用いて最小2乗法で係数a。
、 al・・・を決める。X点における1次微係数は(
1)式を微分してx=0とおけばalとして得られる。
同様にして2次微係数は2a2である。最小2乗法は実
測値yiと(1)式でx=iとしたときのyの値との差
をJiとするときΣ、112が最小となるように係数a
、al、・・・を定めるものである。
Ai =yi −(a□+al i +a2 i2+=
) ・・・(2)でΣJi2最小の条件は、 上式からa□ y al t 82等を求めればそれは
サンプリング点Xにおける最も確からしい測定値、1次
微係数、2次微係数等になる。
上の計算は量が多くて面倒であるが簡単な計算でそれを
実行すると、a□)al、a2・・・等は実測値’1−
Hs・・・y−1゜’10 、yl z・・・ynの一
次式でその各係数はyの関数形に関係のない普遍定数と
なる。
でb ・、b ・等は実測値の関数形とは無関係に01
11 予め計算して表に作っておくことができる。
例として前記(1)式のp=2とし、5点をとってi−
2、−1,0,1,2とした場合についてa。
。al、a2を求めるための具体的な式を下に示す。
ao= 0.0857 y−2+ 0.343 y−
0+0.487yo+0.343y1−0.0857y
2al−−0,2y−2−0,1y−1+0.1 y1
+0.2 y2a2−0.143 M−2−0,071
43’−1−0,143y。
0.0714y1+0.143y2 従って本発明はその表を用い実測値によって上Ha4)
、 (5)等の計算を行う装置である。
上の説明から明かなように本発明は2次微分までに限ら
れず3次微分以上に対しても適用できるものである。
上の説明ではサンプリング間隔を1としたが実際の測定
ではサンプリング間隔は必ずしもIIこ採られない。
サンプリング間隔が任意の場合でも、その間隔を1とし
て上記(4) 、 (5)等の公式に当て嵌めてもよい
が、それでは同種対象を異なるサンプリング間隔で測定
した結果を相互比較する場合Iこ不便である。
そこで本発明はサンプリング間隔を任意に設定したとき
成る補正係数を掛けてサンプリング間隔を1としたとき
と等価な計算結果が得られるようにすることを目的とし
ている。
今相隣るサンプリング値をyl、y2とする。
サンプリング間隔が0゜5の場合1次係数は近似的に(
y2 yt)10.5であるが、形式的にサンプリン
グ間隔を1として計算すると(y2−yl)となって正
しい値の半分になる。
従ってサンプリング間隔がlの場合形式的にサンプリン
グ間隔を1として計算した1次微係数の値に1/lを掛
けねばならない。
2次微係数は相隣る1次微係数の差をサンプリング間隔
lで割るものであるからサンプリング間隔を1として1
次微係数から計算した値1/7を掛ける。
1次微係数に既に1/lが掛かつているから、結局サン
プリング間隔を1として1次、2次微係数を計算した値
に1712を掛けることになる。
これは微係数の基本的性質であるから前記(4) 、
(5)式によって微係数を求める場合にて当て嵌まる。
(4) 、 (5)式の係数b1i、b2i等はサンプ
リング間隔を1として計算して表にしたものを用いるの
でサンプリング間隔がlの場合求める微係数は1次がa
t/ II、2次がa 2/ A! 2で与えられるこ
とになる。
以上の本発明の詳細な説明を終り本発明の詳細な説明す
る。
第2図に本発明の一実施例を示す。
幾つかのブロックには名称を記入して−々の説明を略す
分光器はパルスモータで駆動され、サンプリング間隔設
定器りはパルスモータ駆動パルスを計数し、設定された
計数値となる度にサンプリング回路Sに信号を送って分
光器の測光出力をA−D変換器に送る。
A−D変換された測光出力のディジタル変換値は前述理
論における測定値yiであってメモリyに記憶せしめら
れる。
K1はサンプリング間隔設定器りから出るパルスを計数
するカウンタでその出力によってメモリyのアドレスが
指定される。
分光器が与えられた波長範囲を走査し終ると次に前述し
た計算が開始される。
bl、b2は夫々メモリで前記式(4’l 、 (5)
における係数b1i 。
b21が予め記憶させである。
制御装置Cはメモリyのアドレス1番地から2n+1番
地までのデ−夕を順次読出し掛算器X1.X2に送る。
またこれと同期してメモリb0からbl−n、・・・の
データを順に読出して掛算器X1に送りメモリy、bi
の各々の読出し順位の同じもの同士掛算してその結果を
累積加算器11で累積加算する。
この結果は前言改4)式のalである。
同様にしてメモリyとメモリb2のデータが掛算器X2
で掛算され累積加算器12で累積されて前記(5)式の
a2となる。
1/l、1/12と記入したブロックはサンプリング間
隔設定器りにおいて設定された間隔に応じて補正係数1
/l、1/12を算出して記憶している。
サンプリング間隔設定器りはブリカセットカウンタでプ
リセット値を0.75に設定したとすればブロック1/
l、1/12はこの場合110.75 、110.75
2を算出記憶する。
制御装置Cは上記した累積加算結果a0と1/lとを掛
算器X11に送って掛算し設定したサンプリング間隔に
対する正しい1次微係数の値を算出してメモIJ Mに
記憶させる。
また累積加算器12の出力a2と1/12とを掛算器X
21に送って掛算し正しい2次微係数の値を算出してメ
モリMに記憶させる。
以上を一単位動作として、これが終ると制御装置はメモ
リyでアドレス2番地から2n千2番地までのデータに
つき上述した所と同じ一単位動作を行い、以下メモリy
のアドレス指定を1ずつずらせて単位動作を繰返して各
サンプリング点における1次、2次の微係数を算出しメ
モIJ Mに記憶させて行く。
本発明は普通のコンピュータを用いても実施できる。
コンピュータはメモリ、レジスタ、加算器等の装置ユニ
ットを備え、これらを適当に組変えてカウンタ、掛算器
等を構成し得るもので、動作の各ステップ毎に上記各装
置ユニットを組変えてその動作に適した装置を構成して
いるものと見ることができる。
本発明装置は上述したような構成でサンプリング間隔の
如何を問わず常に互に比較し得る微係数が得られるので
、測定範囲によってサンプリング間隔を切換えねばなら
ない場合に測定範囲の異なる測定結果を直接つなぎ合せ
ることができるのであり、例えば赤外線分光光度計では
波数 20007cI/L’でサンプリング間隔を切換えるの
が通例であるからそのような場合に適用して大へん有利
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はサンプリング値とピーク値の関係を例示するグ
ラフ、第2図は本発明の一実施例装置の構成を示すブロ
ック図である。 y、bl、b2・・・・・・メモリ、X11.X21・
・・・・・掛算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 サンプリング値を記憶するメモリ、予め定めた個数
    のサンプリング値の各々に対応する微係数算出用係数メ
    モリ、設定したサンプリング間隔の逆数或はその2乗等
    を記憶させておくメモリ、サンプリング値メモリの各デ
    ータと対応する微係数算出用係数メモリの各データとを
    掛算し、その結果を累積加算する装置、この装置の出力
    に上記サンプリング間隔の逆数或はその2乗等を掛算す
    る装置、及び上記サンプリング値メモリのデータを予め
    定めた個数だけ順に読出し、その各読出しデータ毎に対
    応微係数算出用係数と掛算して累積加算器で累積せしめ
    る制御装置よりなるサンプリング値から微係数を算出す
    る装置。
JP9395079A 1979-07-23 1979-07-23 サンプリング値から微係数を算出する装置 Expired JPS5852163B2 (ja)

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JPS5618714A JPS5618714A (en) 1981-02-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0248358U (ja) * 1988-09-30 1990-04-04

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JPH0248358U (ja) * 1988-09-30 1990-04-04

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