JPS5852016B2 - ソウシヨクヒンヨウハクシヨクゴウキン - Google Patents

ソウシヨクヒンヨウハクシヨクゴウキン

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Publication number
JPS5852016B2
JPS5852016B2 JP8272075A JP8272075A JPS5852016B2 JP S5852016 B2 JPS5852016 B2 JP S5852016B2 JP 8272075 A JP8272075 A JP 8272075A JP 8272075 A JP8272075 A JP 8272075A JP S5852016 B2 JPS5852016 B2 JP S5852016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
gold
nickel
chromium
white
Prior art date
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Expired
Application number
JP8272075A
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English (en)
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JPS526331A (en
Inventor
隆蔵 塩田
健吾 種市
勝 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP8272075A priority Critical patent/JPS5852016B2/ja
Publication of JPS526331A publication Critical patent/JPS526331A/ja
Publication of JPS5852016B2 publication Critical patent/JPS5852016B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐食性、ろう付性、及び切削性に優れた装飾品
用白色合金に関する。
従来、めがねフレーム材及び腕時計の側やバンド材等に
はに14ホワイトゴールド、ロジウムメッキを施した洋
白等の白色合金が使用されている。
然しなからに14ホワイトゴールドはろう付性、切削性
には優れているが、使用していると徐々に光沢を失い、
白色から灰白色に変色し、またロジウムメッキを施した
洋白も同様にろう付性、切削性に優れているものである
が、使用しているとメッキがはがれたり、ピンホール、
クラックなどから洋白が変色する等の欠点があり、いず
れも耐食性においては、満足できないものであった。
これらのことから、ろう付性、切削性が良好であると同
時に特に耐食性に優れ、装飾品用として最適の白色合金
の出現が強く要望されていた。
そこで本発明者等は上記の要望に応えるため鋭意研究の
結果、従来使用されているに14ホワイトゴールドやロ
ジウムメッキを施した洋白等に劣らないろう付性、切削
性を有すると同時に特に優れた耐食性を有するニッケル
ークロム−銅系の装飾品用白色合金を見い出したもので
ある。
本発明の装飾品用白色合金は上記のニッケルークロム−
銅系合金をベースとし、この合金に白金族元素、金の中
から選んだ二種以下の成分を添加した合金、さらに炭素
を添加した合金であって、これらの合金により装飾品用
として最適の白色合金を提供せんとするものである。
本発明の合金の一つはクロム10−25 銅l〜2 3 w/ o及び白金族元素、金の中から各
各が0.01〜3 w / oの範囲内で二種以下と残
部ニッケルよりなる特許請求の範囲第1項に記載の合金
である。
更に本発明の他の合金は、クロム10〜25w101銅
1〜23w101炭素0、01〜0. 2 w/ o及
び白金属元素、金の中から各々が0.01〜3w10の
範囲内で二種以下と、残部ニッケルよりなる特許請求の
範囲第2項に記載の合金である。
而して合金成分において、ニッケル中にクロムと銅とを
共添加することによって得られる最も大きな特徴は耐食
性、ろう付性及び切削性が同時に改善されることである
単にニッケルとクロムのみの合金は、ろう付性、切削性
が悪く、また、ニッケルと鋼のみの合金は耐食性が悪く
、いずれも装飾品用白色合金としては従来使用されてい
るに14ホワイトゴールドやロジウムメッキを施した洋
白に劣っている。
即ちニッケル中にクロムと銅の共添加によって、はじめ
て装飾品用白色合金ととしての優れた効果を発揮し得る
ものである。
更にこれ等の合金に対し白金族元素の一層及び金の添加
は倒れも耐食性の改善に優れた効果を現わし、また炭素
を添加することにより切削性が一層改善されたものとな
るものである。
次に本発明の合金の成分及び組成範囲を上記の如く限定
した理由について説明すれば次の通りである。
特許請求の範囲第1項に記載の合金の組成分はクロム1
0〜25w101銅1〜23w/。
及び白金族元素、金の中から各々が0.01〜3w10
範囲内で二種以下と残部ニッケルであり、ニッケルにク
ロムを添加することにより耐食性に効果があることは知
られているが、クロム10w10以下では本発明の合金
において防食の効果が弱く、クロム25 w/ o以上
ではろう付性及び加工性を悪くするのでクロム10 w
/ o〜25w10が最適である。
また、この合金に銅を添加するとろうのぬれ性が良いこ
とからろう付性が改善されるが、銅1w / o以下で
はろう付性が悪く銅23w10以上では優れた耐食性が
悪くなるから銅1w10〜23 w / oが適当であ
る。
次にニッケルークロム−銅合金に更に白金族元素即ち、
ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリ
ジウム、白金及び金の中の二種以下を添加すると白金族
元素、金がいずれもニッケル、クロム、銅よりも電気化
学的に貴なる金属であるため、耐食性が更に改善される
しかし、添加される白金族元素及び金のいずれも一種が
0.01w10以下だとニッケルークロム−銅合金の耐
食性を向上させることができず、3 w / o以上だ
と価格に対する耐食性の向上比が減少しはじめるので不
適当である。
又、白金族元素及び金の中からの添加を2種以下と限定
したのは、これら金属を3種以上いれても価格の高い金
や白金族元素を使用するため、却って材料の管理やスク
ラップの際の回収作業等に手間と費用を増すだけだから
である。
従って白金族元素、金の中から2種以下で各々の一種を
0.01〜3w10の範囲内に限定して、添加し耐食性
を一層改善せしめたものである。
次に特許請求の範囲第2項に記載の合金について説明す
ると、ニッケルークロム−銅系合金に更に炭素を添加す
ることによって炭素が金属と金属炭化物を作り、この金
属炭化物が切削性を更に改善させるものである。
炭素0.01w10以下では切削性を更に改善するだけ
の十分な金属炭化物が得られず、炭素0.2 w /
o以上では切削性はより向上するが、特許請求の範囲第
1項に記載の合金の耐食性を極端に悪くするからである
従って炭素の添加は0.01 w10〜0.2w/。
の範囲内に限定したものである。
上述の如き組成を有する本発明の合金は装飾品用白色合
金として、耐食性、切削性、ろう付性に全く支障がなく
、従来使用されているに14ホワイトゴールドやロジウ
ムメッキを施した洋白にとって代わることができるもの
である。
次に本発明の装飾品用白色合金の特性を一層明瞭ならし
めるため、その具体的実施例をあげ、従来品との比較試
験により詳細に説明する。
先ず本発明合金の実施例を/161〜/162とし、屑
1〜/f62はそれぞれ特許請求の範囲第1項、第2項
に記載の合金組成を有するものである。
これらの実施例の試料は通常の方法により溶解鋳造した
後、圧延加工により0.5 in厚の板に成形し、次い
で30mmWX30mmlに裁断して作成した。
次に従来品の試料としてはA3(K14ホワイトゴール
ド)、44(ロジウムメッキを施した洋白)の2種類と
した。
以上の如き本発明合金の実施例と従来品との両試料につ
き下記の試験条件により比較試験を行ったところ次のよ
うな結果が得られた。
a、耐食試験条件 液組成 NH4OH;o、2g/#、Nact;9.9
.9.JN a2 S ; 0.3 g/lt尿素:L
7g/l乳酸; 1.7g/l! 液温40±2°C b、ろう付試験条件 ろう材;JIS BAg−3 JIS Z3191に基づく拡がり試験C6切削試験
条件 0.5φのドリル 3000 R,P、M。
上記耐食試験衣で明らかなように本発明合金の実施例/
161〜/i62は従来品A3.A4の白色合金に比べ
耐変色時間が著しく長く耐食性が格段に優れていること
がわかる。
次にろう付試験による拡がり面積はA1−/164の何
れも200ii以上あり、また切削試験によるドリル一
本当りの穿孔可能回数は/161〜/164の倒れも6
00回以上であって、ろう付性、切削性については本発
明実施品は従来品と何等かわらない優れた性能を有する
ものであった。
以上詳述せる如く本発明の合金は従来のに14ホワイト
ゴールドやロジウムメッキを施した洋白と同等の優れた
ろう付性、切削性を有するのみでなく、特に耐食性につ
いては上記の従来品を遥かに凌ぐもので、格段に優れた
画期的な装飾品用白色合金を提供したものである。
従って特に優れた耐食性とろう付性、切削性を具備した
特徴と効果を有する本発明の合金は上記の如き従来品に
代わる装飾品用白色合金として幅広く利用されると共に
、その合金の特性を利用する応用範囲は極めて広いもの
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロム10〜25w101銅1〜23w/。 及び白金族元素、金の中から各々が0.01〜3w /
    oの範囲内で二種以下と残部ニッケルよりなる装飾品
    用白色合金。 2 クロム10〜25w101銅1〜23w101炭素
    0.01〜0.2 w / o及び白金族元素、金の中
    から各々が0.01〜3 w / oの範囲内で二種以
    下、と、残部ニッケルよりなる装飾品用白色合金。
JP8272075A 1975-07-07 1975-07-07 ソウシヨクヒンヨウハクシヨクゴウキン Expired JPS5852016B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS526331A JPS526331A (en) 1977-01-18
JPS5852016B2 true JPS5852016B2 (ja) 1983-11-19

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