JPS5851107B2 - 防水の完全な下地板 - Google Patents
防水の完全な下地板Info
- Publication number
- JPS5851107B2 JPS5851107B2 JP56029815A JP2981581A JPS5851107B2 JP S5851107 B2 JPS5851107 B2 JP S5851107B2 JP 56029815 A JP56029815 A JP 56029815A JP 2981581 A JP2981581 A JP 2981581A JP S5851107 B2 JPS5851107 B2 JP S5851107B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- mortar
- waterproof
- back side
- alc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は木造建築等における壁材、さらには亀裂発生が
なく、かつ工期が短かく、防水性、防火性の優れた下地
板に関する。
なく、かつ工期が短かく、防水性、防火性の優れた下地
板に関する。
木造建築等におけるラスモルタル壁は安価で防火性を有
し、目地なしのスッキリした大壁が得られる等の特徴を
有し広く用いられている。
し、目地なしのスッキリした大壁が得られる等の特徴を
有し広く用いられている。
その反面モルタル2O−IIt11L程度塗りつけるた
めその硬化収縮により亀裂が入り易く、また下地に用い
る木摺板は寸法安定性が悪く水分により膨張収縮をくり
返し亀裂は更に助長される。
めその硬化収縮により亀裂が入り易く、また下地に用い
る木摺板は寸法安定性が悪く水分により膨張収縮をくり
返し亀裂は更に助長される。
ここからまた雨水等が入り次第に躯体な腐らせる事にな
る。
る。
ラスモルタルの標準工法は木摺板の取付け、アスファル
トフェルト張り、メタルラスの取付ケ、モルタルの下塗
り、中塗り、上塗りの順で行なわれる。
トフェルト張り、メタルラスの取付ケ、モルタルの下塗
り、中塗り、上塗りの順で行なわれる。
特に下塗り、中塗り、上塗りと云う3回のモルタル塗り
作業は各々2〜3週間の養生期間をとる必要があるため
に、それだけで1〜15ケ月を要し木造建築等の工期を
長いものとしている。
作業は各々2〜3週間の養生期間をとる必要があるため
に、それだけで1〜15ケ月を要し木造建築等の工期を
長いものとしている。
最近合板に特殊なモルタルの凹凸をつけたモルタル下地
板の様なものが提案されているが、それ自体合板である
ために水分による膨張収縮は防げず、また防火性を得る
ためにはモルタルを20關以上塗る必要があるなど従来
のラスモルタル工法の欠点を改良したものではない。
板の様なものが提案されているが、それ自体合板である
ために水分による膨張収縮は防げず、また防火性を得る
ためにはモルタルを20關以上塗る必要があるなど従来
のラスモルタル工法の欠点を改良したものではない。
また木毛セメント板に防水シートを貼った様なものも提
案されている。
案されている。
これは後から防水シートを貼る手間を省略できるが木片
を使っているため寸法安定性が悪く、水分による反り、
膨張収縮が大きいためにモルタル下地板として用いるに
は不適当である。
を使っているため寸法安定性が悪く、水分による反り、
膨張収縮が大きいためにモルタル下地板として用いるに
は不適当である。
以上の様に従来のラスモルタル工法においては工期短縮
および壁面の亀裂防止、防水性、防火性等すべて満足す
る様な工法はなかった。
および壁面の亀裂防止、防水性、防火性等すべて満足す
る様な工法はなかった。
これに対して最近、内部を鉄筋で補強した薄物ALC板
(オートクレーブ養生された軽量気泡コンクリート板)
がラスモルタルの欠点を改良した乾式外壁材として木造
建築分野で伸びて来ている。
(オートクレーブ養生された軽量気泡コンクリート板)
がラスモルタルの欠点を改良した乾式外壁材として木造
建築分野で伸びて来ている。
これは工場ですでにオートクレーブ養生されているので
、硬化収縮、湿潤、乾燥のくり返し、熱等による板の膨
張収縮が非常に小さいので亀裂は発生しない。
、硬化収縮、湿潤、乾燥のくり返し、熱等による板の膨
張収縮が非常に小さいので亀裂は発生しない。
また現場での養生期間が不要であるので工期も短縮され
る。
る。
この施工方法としては建物の形状あるいは開口に合せて
切断し、釘、タッピングビス等で間柱。
切断し、釘、タッピングビス等で間柱。
柱に止めつけるが、内部に鉄筋が入っているために切断
には特殊な工具および技能が必要である。
には特殊な工具および技能が必要である。
更に目地部をシーリングにより防水するがこの目地が外
観上杵1れない場合もある。
観上杵1れない場合もある。
気泡コンクリート板の表面に合成繊維の寒冷紗を貼った
様な物も提案されている。
様な物も提案されている。
これは切断加工性の而では改良されてはいるが1合成繊
維の寒冷紗はそれ自体の伸び力大きく、効果的な気泡コ
ンクリートの補強はできない。
維の寒冷紗はそれ自体の伸び力大きく、効果的な気泡コ
ンクリートの補強はできない。
またオートクレーブ養生していないために硬化収縮、乾
燥収縮などによる寸法変化が太きく目地部からの浸水が
考えられるので下地板としては適当でない。
燥収縮などによる寸法変化が太きく目地部からの浸水が
考えられるので下地板としては適当でない。
以上の様に乾式1法においても木造住宅等の小規模の建
築に適し、工期、性能、施工法、外観のすべてを満足し
た工法はなかった。
築に適し、工期、性能、施工法、外観のすべてを満足し
た工法はなかった。
本発明はこれらの問題点をすべて解決し、防水性、防火
性に優れ、亀裂の発生もなく筐た目地のないモルタル壁
を短期間のうちに提供する事の出来る画期的な下地板で
ある。
性に優れ、亀裂の発生もなく筐た目地のないモルタル壁
を短期間のうちに提供する事の出来る画期的な下地板で
ある。
即ち、鉄筋を内部に配しないALC板1の裏側に網状物
6を介在させ、その網状物6の上に防水紙をALC板1
の連続する二辺に重ね代がのぞく様に、かつALC板1
の裏側全面を覆う様にALC板の裏側のみに貼着するこ
とにより衝撃力および風圧荷重に対して補強効果を発揮
すると共に裏面の特に目地部の防水に対して効果的であ
る。
6を介在させ、その網状物6の上に防水紙をALC板1
の連続する二辺に重ね代がのぞく様に、かつALC板1
の裏側全面を覆う様にALC板の裏側のみに貼着するこ
とにより衝撃力および風圧荷重に対して補強効果を発揮
すると共に裏面の特に目地部の防水に対して効果的であ
る。
重ね代2Aの巾は例えば第1図、第2図に示す様にAL
C板1の厚みに応じて1〜2倍程度とし上辺と側辺の2
辺にのぞく様に次々と下から上に施工すると、表面から
入った雨水等は縦目地に沿って流れ横目地部から外側に
排出される。
C板1の厚みに応じて1〜2倍程度とし上辺と側辺の2
辺にのぞく様に次々と下から上に施工すると、表面から
入った雨水等は縦目地に沿って流れ横目地部から外側に
排出される。
これにより構造躯体を腐らせる心配はなくなる。
重ね化2人は予めALC板1の裏面に貼着したフィルム
状物2と一体にしたものが望ましいが、壁材として間柱
3に釘打ちして取付ける前にテープ状の防水性フィルム
を用いて重ね代を形成する様にしても良い。
状物2と一体にしたものが望ましいが、壁材として間柱
3に釘打ちして取付ける前にテープ状の防水性フィルム
を用いて重ね代を形成する様にしても良い。
本発明で用いられるALC板としては、建物への納1す
、加工性等の点で鉄筋を内部に配しない10〜b このような無筋のALC板1は割れ易いものであるが第
3図に示す様KALC板1の裏側(防水紙を貼着した側
)の防水紙2とALC板1との間にALC板1と同面積
の網状物6を介在させた構造のものは、加工性を損なう
事なく、釘打ちしてもより割れに〈〈な9、一段と作業
し易く、外壁の下地板として強力である。
、加工性等の点で鉄筋を内部に配しない10〜b このような無筋のALC板1は割れ易いものであるが第
3図に示す様KALC板1の裏側(防水紙を貼着した側
)の防水紙2とALC板1との間にALC板1と同面積
の網状物6を介在させた構造のものは、加工性を損なう
事なく、釘打ちしてもより割れに〈〈な9、一段と作業
し易く、外壁の下地板として強力である。
本発明で用いる防水紙としては、タールフェルト、アス
ファルトフェルトなどが挙げられる。
ファルトフェルトなどが挙げられる。
網状物としては樹脂製網、合成繊維製網、ガラス繊維製
網、寒冷紗等で例えばナイロン、ビニロン、ポリエステ
ル、塩化ビニリデン、アクリルなどと云ったいわゆる繊
維を編んだり織ったり、接着させることにより形成され
たもの、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、塩化
ビニル等の可塑性プラスチックスを網状に形成したもの
である。
網、寒冷紗等で例えばナイロン、ビニロン、ポリエステ
ル、塩化ビニリデン、アクリルなどと云ったいわゆる繊
維を編んだり織ったり、接着させることにより形成され
たもの、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、塩化
ビニル等の可塑性プラスチックスを網状に形成したもの
である。
通常ALC板にモルタル等の仕上材を塗る場合はプライ
マー処理が必要である。
マー処理が必要である。
しかし本発明の下地板に於て第3図、0ALC板1の表
面部分5(平行斜線で示される。
面部分5(平行斜線で示される。
)のごとく防水処理を施した場合には下地への吸水によ
る仕上材のドライアウトの防止が可能となり、硬化不良
もなくなるのでプライマー処理が不要となる。
る仕上材のドライアウトの防止が可能となり、硬化不良
もなくなるのでプライマー処理が不要となる。
また同じ理由によりコテのび等の作業性も改善される。
現場での工程も減るので作業は一段とスピードアンプさ
れる。
れる。
本発明で云う防水処理とは一般に気泡コンクリート板の
防水処理として用いられるものであり、例えば合成樹脂
エマルジョン、溶剤に溶かした合成樹脂、タール、アス
ファルト、シリコーンオイル等を塗布することを指すが
特にアクリル系、エチレン酢ビ系の合成樹脂は表面にモ
ルタルを塗る際の水分コントロールと共にその付着力を
上げる効果もあり、筐た表面のネットを固定する働きも
するので好筐しい。
防水処理として用いられるものであり、例えば合成樹脂
エマルジョン、溶剤に溶かした合成樹脂、タール、アス
ファルト、シリコーンオイル等を塗布することを指すが
特にアクリル系、エチレン酢ビ系の合成樹脂は表面にモ
ルタルを塗る際の水分コントロールと共にその付着力を
上げる効果もあり、筐た表面のネットを固定する働きも
するので好筐しい。
本発明の施工例は第2図に示す。
下地板1をその上辺と右辺に重ね代がのぞく様に間柱3
に合せて釘4打ちにより取付け、つづいて上方、右方に
別の下地板1を重ね化2人を覆う様に取付け、釘打して
壁体な組立ててゆく。
に合せて釘4打ちにより取付け、つづいて上方、右方に
別の下地板1を重ね化2人を覆う様に取付け、釘打して
壁体な組立ててゆく。
この様に組立てられ、壁体は裏面全面に防水紙があう目
地部で防水紙のみが重ね合されるので、作業も容易であ
り、完全に防水され、水漏り、浸水はなくなる。
地部で防水紙のみが重ね合されるので、作業も容易であ
り、完全に防水され、水漏り、浸水はなくなる。
本発明の下地板の特徴を整理すると以下のものが挙げら
れる。
れる。
1、軽くて取扱い易い。
2、切断加工が容易である。
(特殊な工具、技能を必要としない)
3、工期が大巾に短縮できる。
4、防水性が優れている。
56 亀裂の発生がない。
6、防火性が優れている。
表面支上げとしてはモルタル、ノロ、ラテックスセメン
トモルタルなどが一般的であるが合成樹脂系の吹付タイ
ル、厚付リシン、マスチック塗料なども使用できる。
トモルタルなどが一般的であるが合成樹脂系の吹付タイ
ル、厚付リシン、マスチック塗料なども使用できる。
本発明は主として外壁用であるが、浴室、台所などのい
わゆる水廻りにも当然使用できる。
わゆる水廻りにも当然使用できる。
第1図は本発明の一部切載斜面図、第2図は下地板を間
柱に取付ける施工説明図、第3図は本発明下地板の断面
図である。 1・・・ALC板、2・・・防水紙、2人・・・防水紙
の重ね代、3・・・間柱、4・・・釘、5・・・防水処
理部分、6・・・網状物。
柱に取付ける施工説明図、第3図は本発明下地板の断面
図である。 1・・・ALC板、2・・・防水紙、2人・・・防水紙
の重ね代、3・・・間柱、4・・・釘、5・・・防水処
理部分、6・・・網状物。
Claims (1)
- 1 鉄筋を内部に配しないALC板(オートクレーブ養
生された軽量気泡コンクリート板)の裏側に網状物を介
在させ、その網状物の上に連続する二辺に重ね代がのぞ
く様に、かつALC板の裏側全面を覆う様にALC板の
裏面のみに防水紙を貼着した事を特徴とする防水の完全
な下地板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56029815A JPS5851107B2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 | 防水の完全な下地板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56029815A JPS5851107B2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 | 防水の完全な下地板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56135666A JPS56135666A (en) | 1981-10-23 |
JPS5851107B2 true JPS5851107B2 (ja) | 1983-11-14 |
Family
ID=12286508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56029815A Expired JPS5851107B2 (ja) | 1981-03-04 | 1981-03-04 | 防水の完全な下地板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5851107B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819413B1 (ja) * | 1969-01-14 | 1973-06-13 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS489653U (ja) * | 1971-06-17 | 1973-02-02 | ||
JPS4819413U (ja) * | 1971-07-15 | 1973-03-05 | ||
JPS4921314U (ja) * | 1972-05-22 | 1974-02-22 |
-
1981
- 1981-03-04 JP JP56029815A patent/JPS5851107B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4819413B1 (ja) * | 1969-01-14 | 1973-06-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56135666A (en) | 1981-10-23 |
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