JPS5851093Y2 - 手押し運搬車 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は比較的軽量の荷を運搬する際に使用して便利
な手押し運搬車に関するもので、平常には手押し運搬車
として使用されるが車輪運行が困難な階段等に出会った
際には簡単な操作で手持ち運搬具に変換できるようにし
たことを特長とするものである。

図で１は運搬台で、両側面部に前後方向（或いは縦方向
）に平行一対の断面角形のスリーブ（さや部材）２が設
けられており、また、平面部四隅にはキャスター３を取
付ける部分を備えている。

４は平行一対の軸５を横杆６で結合して成る手押しハン
ドルで、運搬台上面板に蝶番７で蝶着する一対の支持短
管８内に軸５がそれぞれ摺動自在に嵌合するようにされ
、それによって運搬台上での立ち上り（この例では直立
）位置から水平位置への変換力咄在にされる。

９は手押しハンドル４を直立位置に保持するための底板
付保持短管で、同・・ンドルが直立位置に在る時、支持
短管８の直下に在るように運搬台の下面部に固着されて
おり、直立するハンドルの軸５が支持短管な通してこれ
に嵌合することにより同ハンドルな直立手押しハンドル
の態様に保持するものである。

１０はその際、支持短管８にハンドル軸５な止め着ける
止め着は金具で、支持短管の上端部で、縦割スリット８
′が形成される部分上に封装される止め着は筒１０′と
、筒１０′のねじ孔に螺合する止め着はボルト１０′か
ら或っており、止め着けばボルト、１０〃のねじ込みに
よる支持短管の縦割スリット付上端部の締め付けで行わ
れる。

各スリーブ２内には円筒軸から戊る棒状の前方持ち上げ
バンドル１１が二つの保持カラ一部材１２．１３’に介
してスリーブ２の長手軸沿いに摺動自在（収納されてい
る。

カラ一部材１２は定着ねじ１２′でス゛リーブ２に固着
されており、部材１３はバンドル１１の後端部に嵌着し
ている。

１４は両カラ一部材１２．１３間に分量される伸長スプ
リングである。

１５はバンドル１１の把握部、１６はバンドル１１の収
納時、カラ一部材１２の前端面と接触すルハンドル軸の
段部である。

手押しバンドルの軸５は止め着はボルト１０をゆるめて
保持短管９かも引き抜かれると、蝶番による支持短管８
の後方回動にしたがって回動して第１図で鎖線で示す水
平位置をとるようにされ、その際の前端部は支持短管８
を介してスリーブ２の後端部の底板上に乗るようにされ
る（スリーブの上板はこの部分では切欠されている）と
共に前端面はスリーブ内に収納中の前方持ち上げバンド
ル１１の後端面に接触して両バンドル軸が一線になるよ
うに関係的に構成される。

この運搬車の使用に当っては、先ず、既述のように、手
押しバンドル４の軸５な支持短管８の上方から嵌合して
直立させ、間管を通して下方配置の保持短管９内に嵌合
した後、止め着は金具１０で支持短管８に止め着ければ
そのままで手押し運搬車として使用することができる。

手押し運搬車として運行の途上で車輪運行の困難な箇所
に出会った場合には次の動作によりこの運搬車を手持ち
運搬具に変えることができる。

すなわち、先ず、止め着は金具をゆるめてバンドル軸５
を保持短管９から抜き出し１手押しバンドルを後方に回
動して既述のような水平位置をとるようにし、次に同バ
ンドルを第１図で矢印方向に前方に押し込むと、これと
一線に接触・配置の前方持ち上げバンドル１１がこれに
つれて、スプリング１４を圧縮しながら、それぞれ前方
に押し出されて、それの把握部１５が運搬台の前方に突
出することになるので、この時、バンドル４の軸５な止
め着は金具１０により支持短管８に止め着ければ手押し
バンドルはそのまま後方持ち上げバンドルとなり、前方
持ち上げバンドル１１と組合ってこの運搬車を手持ち運
搬具に変えることができる。

手持ち運搬具を手押し運搬車に戻すには前述の手順を逆
に行えばよく、この時バンドル１１はスプリング１４で
自動的に元位置に戻ることは云うまでもない。

本案の運搬車は簡易な構成と容易な操作で手持ち運搬具
に変換できるので車輪運行が困難な箇所に出会った場合
、極めて便利であるばかりでなく、手持ち運搬具として
使用の際には複数の人によって運搬台の前、後で安定し
た状態で運搬台もろとも荷な持ち上げることができるた
め荷の安全な常に確保し得ると云う利点を有するもので
ある。

また、本案の手押し運搬車では蝶番７を利用して。

手押しバンドルを前方に（第１図で点線矢印の方向に）
倒して運搬台上に乗せるようにすることができ、全体の
スペースをそれだけ小にすることができるので運搬車全
体を運搬の必要がある際に至便なものとなることは云う
までもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の一実施例の要部縦断した側面図、第２図
は同、背面図である。 １・・・・・・運搬台、２・・・・・・スリーブ、３・
・・・・・キャスター、４・・・・・・手押しバンドル
、７・・・・・・蝶番、８・・・・・・支持短管、９・
・・・・・保持短管、１０・・・・・・止め着は金具、
１１・・・・・・前方持ち上げバンドル、１２゜１３・
・・・・・保持カラ一部材、１４・・・・・・伸長スプ
リング。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下面部に車輪を取付ける部分を有し、後記の手押しハン
   ドル及び前方持ち上げハンドルの取り付き部を有する運
   搬台と；間隔を置く平行二本の軸を少くも一本の杆で結
   合して放つ、立ち上り位置から水平位置に変換自在に前
   記運搬台の後端部に装置され、前記水平位置における後
   記の前方押し込み操作により、その際の後端部が後方持
   ち上げハンドルに転換するようにされる手押しハンドル
   と；平常には、前記運搬台の前後方向に設けられる平行
   一対のスリーブ内にそれの長手軸沿いに移動可能に、収
   納され、前記手押しハンドルが前記水平位置なとる時、
   同ハンドルの前記軸とそれぞれ一線になるように配置さ
   れて、同ハンドルの前記スリーブを通す前方押し込み操
   作により推進されて前記運搬台の前方に前端部が突出す
   るようにされる平行一対の棒状の前方持ち上げハンドル
   から威り、前記手押しハンドルはそれの立ち上り位置と
   前記後方持ち上げハンドルの位置を、また。 前記前方持ち上げハンドルはそれの前記スリーブ内の収
   納位置と前記前方突出位置を、それぞれの必要時、維持
   する手段な備えるようにされる手押し運搬車。