JPS5850963B2 - 練歯磨組成物 - Google Patents

練歯磨組成物

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JPS5850963B2
JPS5850963B2 JP12486178A JP12486178A JPS5850963B2 JP S5850963 B2 JPS5850963 B2 JP S5850963B2 JP 12486178 A JP12486178 A JP 12486178A JP 12486178 A JP12486178 A JP 12486178A JP S5850963 B2 JPS5850963 B2 JP S5850963B2
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dibasic calcium
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    • A61K8/24Phosphorous; Compounds thereof

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は研磨剤として第2リン酸カルシウム・2水塩と
炭酸カルシウムとを併用した練歯磨組成物に関し、更に
詳細には第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウ
ムとを併用したにもかかわらず、非常に安定性の高い練
歯磨組成物に関する。
従来、歯磨用研磨剤としては主に第2リン酸カルシウム
・2水塩が使用されている。
この場合、第2リン酸カルシウム・2水塩は、安定化処
理を行わずにそのまま練歯磨に配合すると、容易に結晶
水が脱離して、ペーストが固化したり、液分離を起すた
め、種々の安定化処理法が提案されており(米国特許第
2018410号、2601238号、2287699
号、3066056号)、主としてピロリン酸塩系もし
くはマグネシウム系安定剤を用いて第2リン酸カルシウ
ム・2水塩を安定化処理することが行われている。
しかし、研磨剤として第2リン酸カルシウム・2水塩の
みを用いた歯磨はコスト的に問題があり、このため安価
な研磨剤、特に炭酸カルシウムを使用することが望まれ
るが、研磨剤として炭酸カルシウムを単独で使用する場
合には品質上の問題が生じる。
従って、第2リン酸カルシウム・2水塩に炭酸カルシウ
ムを併用してコストダウンを計ることが良策であると考
えられている。
しかるに、第2リン酸カルシウム・2水塩に炭酸カルシ
ウムを混合すると、第2リン酸カルシウム・2水塩をピ
ロリン酸塩系或いはマグネシウム系安定剤で安定化処理
していても、第2リン酸カルシウム・2水塩の結晶変化
が起り、オクタカルシウムホスフェートが生じて、歯磨
の固化、液分離等が起る。
このような第2リン酸カルシウム・2水塩の経時的なオ
クタカルシウムホスフェートへの結晶転移は、第2リン
酸カルシウム・2水塩単独の系の安定期間よりはるかに
短い期間で起り、第2リン酸カルシウム・2水塩−炭酸
カルシウム併用練歯磨の品質が容易に低下する。
また、このような現象は炭酸カルシウムの含有量が増加
すればする程生じ易く、その劣化速度が加速される。
従って、第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウ
ムとを有効に併用するためには、第2リン酸カルシウム
・2水塩結晶のオクタカルシウムホスフェートへの転移
を抑制する必要がある。
なお、第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウム
との反応によるオクタカルシウムホスフェート〔Ca8
H2(PO2)6・5.H20〕の生成は下記反応式に
従うものと考えられる。
本発明者らは、上記事情に鑑み、第2リン酸カルシウム
・2水塩−炭酸カルシウム併用練歯磨において、第2リ
ン酸カルシウム・2水塩のオクタカルシウムホスフェー
トへの変化が起らず、経時安定性の良好な歯磨を得るた
め、鋭意研究を行った結果、第2リン酸カルシウム・2
水塩と炭酸カルシウムとを併用する場合、第2リン酸カ
ルシウム・2水塩をピロリン酸塩すl−IJウムで安定
化処理すると共に、添加剤としてケイ酸アルミニウム及
び/又はリン酸アルミニウムを第2リン酸カルシウム・
2水塩に対し3重量%以上の割合で添加することにより
、第2リン酸カルシウム・2水塩結晶のオクタカルシウ
ムホスフェートへc7)転移カ特異的に抑制され、従っ
て、万りタカルシワムホスフエートの生成による粉体の
吸液量増加によって起るペーストの固化が防止され、ま
たオクタカルシウムホスフェートの生成時に炭酸カルシ
ウムから多量の炭酸ガスが放出されることに基くチュー
ブのふくれが抑止され、このように第2リン酸カルシウ
ム・2水塩結晶を安定に保持し得て、製品劣化を防止し
た経時安定性の良好な練歯磨を得ることができ、このた
め安価な炭酸カルシウムの有効利用を計ることができて
、コストダウンを達成し得ることを見い出し5本発明を
なすに至ったものである。
即ち、本発明は研磨剤として第2リン酸カルシウム・2
水塩と炭酸カルシウムとを併用した練歯磨組成物におい
て、ピロリン酸ナトリウムにより安定化処理した第2リ
ン酸カルシウム・2水塩を用いると共に、ケイ酸アルミ
ニウム及び/又はリン酸アルミニウムを第2リン酸カル
シウム・2水塩重量当り3重量□以上の割合で添加して
なることを特徴とする練歯磨組成物を提供するものであ
る。
以下、本発明につき詳しく説明する。
本発明においては、研磨剤として第2リン酸カルシウム
・2水塩と炭酸カルシウムとを用いるものであり、第2
リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウムとの混合割
合は必ずしも限定されないが、通常重量比として99:
1〜20 : 80の範囲、好ましくは95:5〜50
: 50の範囲で、本発明では炭酸カルシウムを多量
に配合しても歯磨の安定性は保持される。
この場合、第2リン酸カルシウム・2水塩はピロリン酸
ナトリウム等のピロリン酸ナトリウムで安定化処理する
ことが必要であり、ピロリン酸ナトリウムで処理した第
2リン酸カルシウム・2水塩を使用すると共に、後述す
る添加剤を配合することにより、はじめて第2リン酸カ
ルシウム・2水塩−炭酸カルシウム併用練歯磨の安定化
が達成される。
これに対し、第2リン酸カルシウム・2水塩をマグネシ
ウム系安定剤等で処理したもの、或いは安定化処理を全
く行わないものを用いても、本発明の効果は達成されな
い。
なお、第2リン酸カルシウム・2水塩のピロリン酸塩系
安定剤による安定化処理法としては公知の方法が採用さ
れる。
なおまた、ピロトン酸ナトリウムとしては安定化に対し
て障害とならない程度のピロリン酸等が混入したものを
使用しても差支えない。
また5本発明では第2リン酸カルシウム・2水塩及び炭
酸カルシウムに加えて、更に一般に歯磨用研磨剤として
使用されているもの、例えば水酸化アルミニウム、不溶
性メタリン酸ナトリウム、ピロリン酸カルシウム、リン
酸カルシウム無水塩硫酸カルシウム、無水ケイ酸、粘土
鉱物等を配合することもできる。
なお、全研磨剤の総記合量は通常全体の20〜60重量
%であり、このうと第2リン酸カルシウム・2水塩と炭
酸カルシウムとの総量はその20〜100%とすること
が好ましい。
本発明においては、前記第2リン酸カルシウム・2水塩
と炭酸カルシウムとの併用歯磨にこの歯磨を安定化させ
るための添加剤としてケイ酸アルミニウム及び/又はリ
ン酸アルミニウムを添加する。
ケイ酸アルミニウムとしては、下記(1)式%式%(1
) ) で示されるものが使用され、またリン酸アルミニラムと
しては、下記式(2) AlPO4・ZH20・・・(2) (但し、2≧Z≧O) で示されるものが使用される。
なお、ケイ酸アルミニウムは、結晶質のものより非晶質
のものの方が安定化効果に優れている。
ケイ酸アルミニウム、リン酸アルミニウムの添加量は、
第2リン酸カルシウム・2水塩に対して3重量□以上と
することが必要であり、これより添加量が少ないと効果
がない。
より好ましい添加量は第2リン酸カルシウム・2水塩に
対して、特に4重量□以上で、ケイ酸アルミニウム、リ
ン酸アルミニウム添加量が多い程、安定化効果が高い。
本発明に係る練歯磨組成物のその他の成分は公知の練歯
磨と同様であり、アイルランド苔、カルボキシメチルセ
ルロースのナトリウム塩、ハイドロキシエチルセルロー
スのナトリウム塩、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸
プロピレングリコール、グアーガム、キサンタンガム、
ポリビニルピロリドン等の粘結剤(配合量通常10重量
%以下、好ましくは0.3〜5重量%)、グリセリン、
ソルビトール、プロピレングリコール等の保湿剤(配合
量通常10〜35重量%)、ヤシ油脂肪酸のモノサルフ
ェート化したモノグリセリドのナトリウム塩のような高
級脂肪酸モノグリセリドモノサルフェートの水溶性塩、
ラウリル硫酸ナトリウムのような高級アルキルサルフェ
ート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネートのよう
なアルキルアリールスルホネート、N−ラウロイルザル
コシネートのナトリウム塩、N−アシルグルタミン酸、
プルロニック型界面活性剤、シュガーエステル等のアニ
オン性、ノニオン性活性剤、或いは両性、カチオン性活
性剤(配合量通常0.1〜10重量%、好ましくは0.
5〜5重量%)が配合されるほか、サッカリン等の甘味
剤、香料、防腐剤、それにモノフルオロリン酸ナトリウ
ム、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫等のフッ素化合物
、塩化リゾチウム、デキストラナーゼ、溶菌酵素、ムタ
ナーゼ等の酵素剤、クロルヘキシジン、ソルビン酸、ア
レキシジン、ヒノキチオール、セチルピリジニウム、ア
ルキルグリシン、アルキルジアミノエチルグリシン塩等
の殺菌剤、水溶性第−及び第ニリン酸塩等の有効成分な
どが必要により適宜量配合され、常法によって練歯磨組
成物が製造される。
本発明に係る練歯磨組成物は、上述したように、ピロリ
ン酸ナトリウムで処理した第2リン酸カルシウム・2水
塩を使用すると共に、ケイ酸アルミニウム及び/又はリ
ン酸アルミニウムを第2リン酸カルシウム・2水塩に対
して3重量%以上添加していることにより、研磨剤とし
て第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウムとを
併用していても、第2リン酸カルシウム・2水塩結晶の
オクタカルシウムホスフェートへの転移が抑制され、第
2リン酸カルシウム・2水塩が長期間安定に保持される
従って、本発明に係る練歯磨は、これを長期間保存して
おいても、オクタカルシウムホスフェートの生成による
粉体の吸液量増加に基ずくペーストの固化、液分離、更
にはオクタカルシウムホスフェートの生成による炭酸カ
ルシウムからの多量の炭酸ガスの放出に基ずくチューブ
のふくれが確実に防止され、製品の劣化が防止される。
このように本発明によれば、第2リン酸カルシウム・2
水塩と炭酸カルシウム併用練歯磨の経時安定性を著しく
向上させることができ、安価な炭酸カルシウムを第2リ
ン酸カルシウム・2水塩の一部代替として品質の低下な
しに有効に使用でき、練歯磨組成物のコストダウンを達
成することができる。
以下実験例を示し、本発明を具体的に説明する。
〔実験例 1〕 ピロリン酸ナトリウム(Na2P207,1OH20)
で安定化した第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カル
シウムとの混合系に第1表に示す種々のアルミニウム塩
を添加した下記処方の線状物を作成し、これらアルミニ
ウム塩の与える安定化効果を調べた。
処方 第2リン酸カルシウム・2水塩 6g ピロリン酸ナトリウム 0.06g炭酸カルシ
ウム 14 gアルミニウム塩
0.18(j水 7
0 m7なお、安定化効果は下記方法により評価し
た。
即ち、第2リン酸カルシウムと炭酸カルシウムとの混合
系においては、オクタカルシウムホスフェートが生成す
る時、第1図に示すようにpHの変化が起り、屈曲点(
第1図においてM点、なおM点はほぼpH6〜5である
)が生じるが、本実験では第2リン酸カルシウムと炭酸
カルシウムの反応を加速するため線状物の温度を80℃
まで上げ、pHメータによって連続的にpHを測定して
、第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウムとの
混合開始時からこの屈曲点Mが生じる時までの時間を測
り、これを安定化時間(即ち、オフフカルシウムホスフ
ェートの生成が始まるまでの時間、第1図において4時
間)として、これによりアルミニウム塩添加による効果
を評価した。
なお、M点はピロリン酸ナトリウムによる第2リン酸カ
ルシウム・2水塩の効果が喪失する時点と考えられ、こ
のM点までの時間、即ち安定化時間が長い程安定化効果
が高く、歯磨の固化、チューブのふくれを防止する効果
が高いものである。
結果を第1表に示す。
但し、評価基準は下記の通りである。
◎:効果あり :影響なし ×:マイナスの効果 なお、上記の処方において、安定剤としてピロリン酸ナ
トリウムの代りにリン酸マグネシウム(Mgs (PO
4)2・8H20)を用いて第2リン酸カルシウム・2
水塩を安定化したせのについて、上記と同様の実験を行
い、第2表に示す結果を得た。
更に、第2リン酸カルシウム・2水塩を安定化せずに同
様の実験を行った場合の結果を第3表に示す。
第1表乃至第3表の結果より、第2リン酸カルシウム・
2水塩と炭酸カルシウムとの混合系において、第2リン
酸カルシウム・2水塩をピロリン酸塩系安定剤で安定化
した場合にのみ、ケイ酸アルミニウムとリン酸アルミニ
ウムの添加が前記混合系の安定性を向上させる効果があ
ることが認められた。
また第3表より、安定剤の存在しない第2リン酸カルシ
ウム・2水塩を用いた場合には効果がなかったことから
、ケイ酸アルミニウム及びリン酸アルミニウムの2つの
塩は、第2リン酸カルシウム・2水塩の安定剤的な作用
による結晶の安定化とは違った別の作用による効果と思
われた。
〔実験例 2〕 ピロリン酸ナトリウムで安定化した第2リン酸カルシウ
ム・2水塩を用いた実験例1と同様の処方において、ア
ルミニウム塩の添加量を種々に変え、同様の実験を行っ
て第2図に示す結果を得た。
なお、第2図のグラフにおいて、横軸は第2リン酸カル
シウム・2水塩重量に対するアルミニウム塩の添加割合
(重量%)を示し、また第2図中人はアルミニウム塩と
してAl2O3・3 S 102を用いた場合、BはA
lPO4を用いた場合、CはAl(OH)3を用いた場
合、Dはアルミニウム塩無添加の場合である。
第2図の結果より、ケイ酸アルミニウム、リン酸アルミ
ニウムは、第2リン酸カルシウム・2水塩に対し3重量
□以上の添加で良好な安定化効果を発揮することが知見
された。
なお、実験例1で示した効果のないアルミニウム塩は、
添加量を増やしても殆んど安定化効果に影響を与えない
ことが認められた。
〔実験例 3〕 第4表に示す組成の練歯磨を製造し、これをアルミニウ
ムチューブ及びラミネートチューブにそれぞれ充填し、
チューブのふくれ及び歯磨の固化の有無を下記方法によ
り調べた。
結果を第4表に併記する。
実験方法 *第2リ
ン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシウムの反応は水の
存在下において温度によって加速されるため、反応の加
速劣化試験として練歯磨を60’Cで放置するという条
件を採用し、2ケ月放置した後のチューブのふくれ、1
ケ月及び2ケ月放置した後の歯磨の固化の程度を勧察し
た。
チューブ(アルミニウムチューブ及びラミネートチュー
ブ)のふくれ ○:ふくれなし ×:ふくれあり 歯磨の固化の有無 ○:通常のチューブ押出し圧で1回の歯磨押出し量が2
crfL以上 △:1〜2CrI′L ×:1CIrL以下 なお、表中第2リンカルとは第2リン酸力ルシウウム・
2水塩を示す。
第4表の結果より、第2リン酸カルシウム・2水塩と炭
酸カルシウムとを併用した場合、長期間保存しておくと
チューブのふくれが生じ、また歯磨が固化すること、し
かしながら第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸カルシ
ウムとの併用系にAl2O3・9SiO2を第2リン酸
カルシウム・2水塩に対して3重量□配合することによ
りチューブのふくれ、歯磨の固化を防止し得ることが認
められた。
以下、実施例を示す。
〔実施例 l〕
常法により下記処方の練歯磨を製造した。
第2リン酸カルシウム・2水塩 25.0重量%(ピロ
リン酸ナトリウムで安定化したものを使の炭酸カルシウ
ム 20.0 //ソルビット液
30.0 〃カルボキシメチルセルロ
ース 1.1〃サツカリン
0.2〃ラウリル硫酸ナトリウム 1.5〃
香 料 1.Ollリン酸ア
ルミニウム(AlPO4) 2.5 〃水
バランス100.01/ また、この実施例1の練歯磨(本発明歯磨)処方よりリ
ン酸アルミニウムを除いた処方の比較歯磨を製造し、こ
れら本発明歯磨と比較歯磨をそれぞれチューブに入れ、
50°Cで3ケ月間保存した後に歯磨を取り出し、X線
回折により第2リン酸カルシウム・2水塩の結晶状態を
調べると共に、歯磨の状態を調べた。
第5表にその結果を示す。〔実施例 2〕 常法により下記処方の練歯磨を製造した。
第2リン酸カルシウム・2水塩 40.0重量誇(ピ
ロリン酸ナトリウムで安定化したものを使用)炭酸カル
シウム 6.0〃グリセリン
25.0重量%アイリツシュモス
1.2〃サツカリン 0.2
〃ラウリル硫酸ナトリウム 1.5〃香 料
1.0〃ケイ酸アルミニウム(
A1203・3SiO,21) 3.Ott水
ノくランス100.0〃 〔実施例 3〕 常法により下記処方の練歯磨を製造した。
第2リン酸カルシウム・2水塩 20.0重量□(ピ
ロリン酸ナトリウムで安定化したものを使用)炭酸カル
シウム 10.0 //水酸化アルミ
ニウム 10.0 //プロピレングリコ
ール 2.O〃グリセリン
25.0 /1ハイドロキシエチルセルロース
1.2〃コロイド状シリカ 1.
5〃サツカリン 0.2〃香
料 1.O〃ラウリル硫酸ナト
リウム 1、O〃プルロニック型型性性剤
1.O〃リン酸アルミニウム(AAPO,)
3.0 //水
ノくランス100.0 // 実施例2,3の歯磨は実施例1の歯磨と同様に安定性が
高く、固化の生じ難いものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2リン酸カルシウムと炭酸カルシウムとの混
合系において、オクタカルシ−ラムホスフェートの生成
により混合系のpH変化が起る状態を説明するグラフ、
第2図は同混合系において、アルミニウム塩を添加した
場合におけるアルミニウム塩添加量と安定化時間との関
係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 研磨剤として第2リン酸カルシウム・2水塩と炭酸
    カルシウムとを併用した練歯磨組成物において、ピロリ
    ン酸ナトリウムにより安定化処理した第2リン酸カルシ
    ウム・2水塩を用いると共に、ケイ酸アルミニウム及び
    /又はリン酸アルミニウムを第2リン酸カルシウム・2
    水塩重量当り3重量%以上の割合で添加してなることを
    特徴とする練歯磨組成物。
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JPS6135865U (ja) * 1984-08-06 1986-03-05 株式会社 エヌ・シ− ゴルフコ−ス用ガイド図

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