JPS5850948B2 - スライディングノズル装置に於けるプレ−トレンガ用補修材 - Google Patents

スライディングノズル装置に於けるプレ−トレンガ用補修材

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JPS5850948B2
JPS5850948B2 JP55141236A JP14123680A JPS5850948B2 JP S5850948 B2 JPS5850948 B2 JP S5850948B2 JP 55141236 A JP55141236 A JP 55141236A JP 14123680 A JP14123680 A JP 14123680A JP S5850948 B2 JPS5850948 B2 JP S5850948B2
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JP
Japan
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repair material
sliding
plate
damage
sliding surface
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JP55141236A
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JPS57149873A (en
Inventor
洋 海老沢
忠彦 松野
昌之 藤田
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Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スライディングノズル装置のノズル孔近傍に
生じた摺動面の損傷部の補修材に関する。
旧来も特公昭44−11121号公報、実公昭47−4
2523号公報に記載のようにスライディングノズル装
置等においては、プレートレンガをセットする前に、摺
動面に潤滑剤を塗布したり、プレートの摺動面に凹部を
設けそこに潤滑剤を装填することは行われていたが、係
る従来の方式においては、潤滑剤は溶融金属流出時の熱
により短時間で焼失し、その為に摺動潤滑度が大きく低
下するにとどまらず、プレートレンガ面に介在する気孔
へタール、ピッチその他の有機物の含浸或は塗布によっ
ても、充填した炭素物質までが消失してプレート面の組
織を脆弱化し、これによって特に、摺動面上下のノズル
孔間に、溶融金属の噛み込み、引掻き、地金差し等の損
傷が発生し、ダンパー能力の喪失をもたらすという問題
があった。
この発明は、上記の従来の問題点を解消するために完成
したもので、損傷が最も発生し易い部分、即ち、摺動面
上下のノズル孔間にスライディングノズル装置の組立後
の稼動中、若しくは、休止間中に損傷部の補修材を摺動
プレートの摺動面に供給することにより、摺動プレート
自体の摺動によって、損傷面を補修するための補修材を
提供することを目的とする。
本発明の補修材の骨材としては、 ・ムライト、石英、アルミナ、マグネシア等の酸化物系
の耐火物 ・アルミニウムクロロハイドレート、アルミニウムオキ
シヒドロキシド、塩化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、その他のア
ルミニウム化合物・硫酸マグネシウム、その他のマグネ
シウム化合物 ・塩化ジルコニウム、その他のジルコニウム化合物 等の耐火物に黒鉛を添加したものが任意使用できる。
そして、摺動プレートの摺動によって、摺動面の平滑度
を維持し、損傷個所に摺込むためには、50ミクロン以
下の粒度を有することが必要である。
また、摺動面の分散のためには、少くとも、操業温度で
液状となる分散剤として、ピッチ、タール等が添加され
る。
さらに、損傷部への耐火物骨材の接着を良くするために
は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等のように熱硬化性
のある樹脂を補修骨材とプレートとの結合材に使用する
ことも有効である。
本発明に係る補修材には、珪素、アルミニウム、マグネ
シウム、チタニウム、黒曜石の任意の発熱剤あるいは発
泡剤を添加し、溶融金属の凝固による差込みを積極的に
防止する効果を期待することができる。
本発明の補修剤は、ペースト状、板状、クリーム状、グ
リース状、半固形状、固形状にて使用することもできる
さらに使用形態において流動体が固形物を含むときは固
形物は70φ以下←特に好ましくは5〜65係)が好ま
しく、半固形状のときは固形物は50%以上が好ましい
添付図面は、本発明の補修材を外部から供給するのに好
適なスライディングノズルプレートの実施態様を示す。
第1図において、1はタンディツシュ下部に取付けられ
たノズル4に連結固定して設けられたスライディングノ
ズルの上部固定プレートである。
2は、下部ノズルに連結固定した下部摺動プレートであ
る。
上下プレート1および2には、適宜の加圧源に連結した
液体または、グリース状の補修材を供給するための供給
孔10が設けられている。
この供給孔10の先端は、損傷補修材を摺動面に供給す
るために、それぞれのノズル4と5の近傍域で開口して
いる。
勿論、補修材の供給孔10をプレート内に止めて、そこ
に溜りを設けて、その溜りから、補修材を摺動面に供給
するように構成することも可能である。
第4図〜第6図は、摺動面における損傷補修材の供給孔
10の先端開口の配置状態を示す。
第4図および第5図は下プレートが、上プレートに対し
直線移動する型の場合であり、第5図は、下プレートが
上プレートに対し、回転移動する型の場合を示す。
各図に見られる通り、供給孔10の先端開口は、摺動両
全中に亘って補修材を均一に供給するために摺動面の巾
方向に複数個設けるもできる。
また、摺動面の巾方向のみならず、摺動力向、特に、ノ
ズルの前後で、例えばノズル部分が摺動するためにでき
る摺動の軌跡を主体とした領域の上下のプレートのいず
れにも損傷補修材の供給口を設けることもできる。
あるいは、第4図および第5図に示す通り、上プレート
の開口を下プレートよりも大きくして補修材の摺動面へ
の供給状態の調整を図ることが望ましい。
この構造の補修材の強制供給装置においては、例えば、
窒化硼素に合成油を混合−したもの、あるいは、二硫化
タングステンと黒鉛に合成油を混合した液体状あるいは
、グリース状のものが適している。
これに対し、黒鉛にA1203−8102系耐火物との
混合物、あるいはアルミニウム酸化物、硝酸ナトリウム
、珪弗化ナトリウム、耐火レンガ屑それにピッチ、有機
結合材、結合粘土等からなる固形の補修材の場合には、
第2図に示す連続供給のための手段を用いることも可能
である。
即ち、下端プレートに設けられ、かつ摺動面に開口する
損傷補修材の供給口の下方に、スプリング圧入装置8を
取付けこの上に、上記の固形の損傷補修材7を充填する
固形の補修材7は、スプリング手段の作用で、常時摺動
面に積極的に摺り込み供給されることになる。
また、第3図に示すように、摺動プレート2上にシェル
より誘導した吹出管10の先端から補修材を供給し、こ
れを固定側プレート1下の切欠部9より両プレート摺動
間隙に導入させる方法も可能である。
プレートの閉の状態、開の状態、摺動状態の時に、損傷
補修材が摺動面に供給されて摺動面に皮膜或は損傷部の
充填が行われ、この結果、次の開成は閉の時には、この
皮膜、充填部が損傷防禦膜となって、溶融金属の直接の
侵入、接触を防ぐと共に侵入速度をも低下させる。
これら損傷防禦膜は溶融金属流により流される場合もあ
るが、流される迄の間保護したり、最初の溶融金属流の
激突を受はショックを和らげる。
又摺動毎に積極的に洗い流すようにして同様の効果が得
られる。
又加熱作用により充填部の補修材がこの部分で焼付けら
れ完全な摺動面の補修を行うことが可能である。
次に開の時に形成されない損傷防禦膜は閉の時に、或は
摺動に伴う位置の移動によって損傷防禦膜が形成され、
この損傷防禦膜の形成作用が繰返され、連続的に行われ
、その損傷防止が効果的になされる。
操業条件、耐火レンガの材質や他の条件、損傷挙動によ
って適当な補修材等の選択と操作が行われる。
又例えば第1回目の開閉作動により補修材が消失した場
合でも新たな補修材が前述のように供給されるので、潤
滑作用の効果を持続させることができる。
上述の例に限らずその損傷情況に応じた補修材が用いら
れることも前述の通りである。
又潤滑効果をもつ損傷防止法をとる等、複合効果が発揮
される。
この複合的な効果を列挙すると以下の通りであるが、こ
の補修材に任意目的に応じた添加剤を加えることによっ
て、摺動面の密封或は接続効果が向上する。
上部ノズルとプレートとの目地の接合面は湯洩れ事故に
つながるので重要なところである。
又上部ノズルの容器への取付、取外し、及びプレートと
の接合、離脱を簡単迅速にすることが条件となっている
また、プレートのノズル孔周囲に補修材が常に供給され
ている状態とした場合、万一の面圧低下による地金差し
又は湯洩れ、ひいては閉塞不能による装置の故障を防止
できる。
溶融金属の凝固防止或は脱ガスの為になされるガス吹込
みに伴うガス洩れ防止と、これに伴うバブリング作用に
よるプレート損傷をも防止する。
補修材の供給により摺動面の冷却を計ることもできる。
補修材を外部から供給する為、プレート摺動面に摺動層
を被覆したり、プレート組立時に潤滑剤を塗布する処理
工程が不用になり、摺動面の接触面の精度を高めると共
に、反対に、そう高精度のものを作らなくても済み、摺
動プレートの寿命を伸ばす。
損傷補修材に発熱剤やバブリング剤を含有せしめること
により、ノズル孔内の溶融金属を加熱したりバブリング
し溶融金属の凝固を防止する。
さらに、ナベ、タンディツシュ、転炉の他溶融金属を収
容する容器及び樋等の通路の為の摺動開閉装置、或は流
体(粉粒体を含む)吹込み用開閉摺動部分及び摺動接続
部分等利用範囲が広い等の多くの効果がある。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明に係る補修材をスライディングノズ
ルプレートに供給するための実施態様を示し、第1図〜
第3図は、各実施例の垂直断面を示し、第4図〜第6図
は損傷補修材の供給孔の摺動面における開口状態を示す
。 1・・・・・・上プレート、2・・・・・・下プレート
、4・・・・・・上ノズル、5・・・・・・下ノズル、
3,10・・・・・・損傷補修材の供給孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スライディングノズル装置の操業状態において、プ
    レートレンガの摺動面に外部から供給するためのプレー
    ト用補修材であって、50ミクロン以下の耐火物粒子に
    、黒鉛とタール及び又はピッチと共に熱硬化性樹脂を含
    有せしめてなることを特徴とするスライディングノズル
    装置に於けるプレートレンガ用補修材。
JP55141236A 1980-10-09 1980-10-09 スライディングノズル装置に於けるプレ−トレンガ用補修材 Expired JPS5850948B2 (ja)

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JPS57149873A JPS57149873A (en) 1982-09-16
JPS5850948B2 true JPS5850948B2 (ja) 1983-11-14

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