JPS5850790B2 - ピロリンサンエンオキヨウゾンシタドウイオンガンユウハイスイノ シヨリホウ - Google Patents
ピロリンサンエンオキヨウゾンシタドウイオンガンユウハイスイノ シヨリホウInfo
- Publication number
- JPS5850790B2 JPS5850790B2 JP50105475A JP10547575A JPS5850790B2 JP S5850790 B2 JPS5850790 B2 JP S5850790B2 JP 50105475 A JP50105475 A JP 50105475A JP 10547575 A JP10547575 A JP 10547575A JP S5850790 B2 JPS5850790 B2 JP S5850790B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yuhaisuino
- shiyoriho
- sanenkiyozonshitadou
- iongan
- pyrroline
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はピロリン酸塩を共存している銅イオン含有廃水
の処理法に関するものである。
の処理法に関するものである。
近年化学工業の発達に伴い河川、湖沼海域の汚染は著し
く進み、環境問題は社会問題化している。
く進み、環境問題は社会問題化している。
特に微量であっても人体へ大きな影響を及ぼす金属含有
廃水に関しては種々の検討がなされているが、まだ完全
な処理法は見い出されていないのが現状である。
廃水に関しては種々の検討がなされているが、まだ完全
な処理法は見い出されていないのが現状である。
たとえば廃水中の金属を炭酸塩、硫化物、水酸化物等と
して固液分離する方法は広(用いられているが、この方
法は生じる固体物質の溶解度積がきわめて小さいもので
なげれば用いることができない。
して固液分離する方法は広(用いられているが、この方
法は生じる固体物質の溶解度積がきわめて小さいもので
なげれば用いることができない。
また、廃水に銅イオンと安定な水溶性錯体を形成するピ
ロリン酸塩が共存していると、その錯体が安定なため、
沈殿分離することは不可能でありまた金属により無電荷
の錯体を形成するので、イオン交換法によっての処理も
不可能であり、金属を濃縮するかあるいは数百倍の水で
希釈する等の手段を講じなげれば処理手段は現在のとこ
ろあり得ない。
ロリン酸塩が共存していると、その錯体が安定なため、
沈殿分離することは不可能でありまた金属により無電荷
の錯体を形成するので、イオン交換法によっての処理も
不可能であり、金属を濃縮するかあるいは数百倍の水で
希釈する等の手段を講じなげれば処理手段は現在のとこ
ろあり得ない。
また日に数千トンもの廃水を濃縮したり希釈したりとい
うことは実際上不可能に近いことはいうまでもない。
うことは実際上不可能に近いことはいうまでもない。
このような現状を改良すべく本発明者らは鋭意研究の結
果、これまで処理不可能とされていたピロリン酸塩の共
存した銅イオン含有廃水の処理に関し、本発明はキレー
ト性イオン交換樹脂の特性をたくみに用いる画期的な方
法を見い出し、本発明に到達したものである。
果、これまで処理不可能とされていたピロリン酸塩の共
存した銅イオン含有廃水の処理に関し、本発明はキレー
ト性イオン交換樹脂の特性をたくみに用いる画期的な方
法を見い出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、ピロリン酸塩を共存した銅イオン
(通常は低濃度の)含有廃水を、アミノカルボン酸類の
官能基を有するキレート性イオン交換樹脂を用いて処理
することを特徴とするピロリン酸塩を共存した銅イオン
含有廃水の処理法である。
(通常は低濃度の)含有廃水を、アミノカルボン酸類の
官能基を有するキレート性イオン交換樹脂を用いて処理
することを特徴とするピロリン酸塩を共存した銅イオン
含有廃水の処理法である。
本発明に用いるアミノカルボン酸類の官能基を有するキ
レート性イオン交換樹脂としては、例えば、イミノジ酢
酸あるいはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンへキ
サミン等のアミン類とハロゲン化酢酸との反応物等のア
ミノカルボン酸類の官能基を、スチレン・ジビニルベン
ゼン共重合体、フェノール類・アルデヒド類縮合体、ア
クIJ ルエステル系の樹脂母体等に導入したものがあ
げられる。
レート性イオン交換樹脂としては、例えば、イミノジ酢
酸あるいはジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンへキ
サミン等のアミン類とハロゲン化酢酸との反応物等のア
ミノカルボン酸類の官能基を、スチレン・ジビニルベン
ゼン共重合体、フェノール類・アルデヒド類縮合体、ア
クIJ ルエステル系の樹脂母体等に導入したものがあ
げられる。
本発明でいうピロリン酸塩を共存した銅イオン含有廃水
とは、特に有害物質であるシアンの使用が困難になるに
つれ重用されるようになったピロ銅メツキ液水洗廃水等
をいう。
とは、特に有害物質であるシアンの使用が困難になるに
つれ重用されるようになったピロ銅メツキ液水洗廃水等
をいう。
廃水の処理法としては、一般に動的(カラム法と静的(
バッチ法)の二つの方法に大別できるが本発明では、カ
ラム法が処理能力等から有利である。
バッチ法)の二つの方法に大別できるが本発明では、カ
ラム法が処理能力等から有利である。
また、処理液のPH調整であるが、これは銅イオンの量
にもよるが、PH1〜10に調整するのが良く、比較的
希薄の場合にはPH4〜7に処理液を調整して本発明の
方法を行なうのが一番効率良(吸着するので好ましいが
、もちろん上記以外の範囲で行なっても良い。
にもよるが、PH1〜10に調整するのが良く、比較的
希薄の場合にはPH4〜7に処理液を調整して本発明の
方法を行なうのが一番効率良(吸着するので好ましいが
、もちろん上記以外の範囲で行なっても良い。
通液の際の流速であるが、処理液中の金属の量等により
異なるが、体積速度で10〜50で通液するのがよい。
異なるが、体積速度で10〜50で通液するのがよい。
また下面流、上向(昇)流いずれで通液しても本発明に
よる効果は同じである。
よる効果は同じである。
金属により樹脂が飽和したキレート性イオン交換樹脂は
再生操作を行なうが、再生液として塩酸硫酸のような鉱
酸を用いるのが安価で良い。
再生操作を行なうが、再生液として塩酸硫酸のような鉱
酸を用いるのが安価で良い。
もちろん酢酸のような有機を用いても良い。
再生剤の濃度量であるが、2〜10%程度の鉱酸、有機
酸あるいはキレート剤を樹脂体積の0.5〜1.2倍用
いるのが良い。
酸あるいはキレート剤を樹脂体積の0.5〜1.2倍用
いるのが良い。
また、硫酸ナトリウム塩化ナトリウムのような中性塩で
の再生も可能であるが、中性塩での再生は膨大な量を必
要とするから工業的にはあまり得策でない。
の再生も可能であるが、中性塩での再生は膨大な量を必
要とするから工業的にはあまり得策でない。
また、鉱酸キレート剤等で再生する場合でも、再生効率
は99〜95%程度であるから、むやみに再生剤を多(
しても工業的に意味がない。
は99〜95%程度であるから、むやみに再生剤を多(
しても工業的に意味がない。
当然のことながら、再生後、再使用を行なうことができ
るが、その回数は無制限に近く行なわれる。
るが、その回数は無制限に近く行なわれる。
本発明に用いるアミノカルボン酸類の官能基を有するキ
レート性イオン交換樹脂はキレート結合に基づき、キレ
ートの安定度が高いため、金属がピロリン酸塩のような
錯形成剤と錯塩を生じていても配位子交換がおこり吸着
される。
レート性イオン交換樹脂はキレート結合に基づき、キレ
ートの安定度が高いため、金属がピロリン酸塩のような
錯形成剤と錯塩を生じていても配位子交換がおこり吸着
される。
本発明によれば、従来処理の全く不可能であったピロリ
ン酸塩を共存した銅イオン含有廃水を効率良く処理する
ことができる。
ン酸塩を共存した銅イオン含有廃水を効率良く処理する
ことができる。
しかもキレート性イオン交換樹脂を再生するだけで、金
属銅のみを回収することができ、また処理水も再利用す
ることができ、工業的に非常に有利である。
属銅のみを回収することができ、また処理水も再利用す
ることができ、工業的に非常に有利である。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1
あらかじめコンデショニングした特開昭4999391
号記載の方法により製造したフェノール系キレート樹脂
(官能基としてイミノジ酢酸を有する。
号記載の方法により製造したフェノール系キレート樹脂
(官能基としてイミノジ酢酸を有する。
)50mlを内径2cmのガラスカラムに充填し、以下
に示すピロ銅メツキ液水洗水をSV40にて通液した。
に示すピロ銅メツキ液水洗水をSV40にて通液した。
一定量ごと少量をサンプリング行ない、日立303型原
子吸光分析装置にて分析を行なった。
子吸光分析装置にて分析を行なった。
その結果を表1に示す。
族1中の数値は、サンプリング時点で検出された金属量
Cm9/l)である。
Cm9/l)である。
比較例 1
フェノール系キレート性イオン交換樹脂に代えて市販の
イオン交換樹脂(アニオン交換樹脂)50mlを用いる
以外は実施例1と全く同様にして通液した。
イオン交換樹脂(アニオン交換樹脂)50mlを用いる
以外は実施例1と全く同様にして通液した。
実施例1と全く同様にしてサンプリングして分析を行っ
た。
た。
その結果を表2に示す。
Claims (1)
- 1 ピロリン酸塩を共存した銅イオン含有廃水を、アミ
ノカルボン酸類の官能基を有するキレート性イオン交換
樹脂を用いて処理することを特徴とするピロリン酸塩を
共存した銅イオン含有廃水の処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50105475A JPS5850790B2 (ja) | 1975-08-30 | 1975-08-30 | ピロリンサンエンオキヨウゾンシタドウイオンガンユウハイスイノ シヨリホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50105475A JPS5850790B2 (ja) | 1975-08-30 | 1975-08-30 | ピロリンサンエンオキヨウゾンシタドウイオンガンユウハイスイノ シヨリホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5230059A JPS5230059A (en) | 1977-03-07 |
JPS5850790B2 true JPS5850790B2 (ja) | 1983-11-12 |
Family
ID=14408607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50105475A Expired JPS5850790B2 (ja) | 1975-08-30 | 1975-08-30 | ピロリンサンエンオキヨウゾンシタドウイオンガンユウハイスイノ シヨリホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850790B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113526752B (zh) * | 2021-07-22 | 2023-07-28 | 生态环境部华南环境科学研究所 | 一种焦磷酸镀铜废水中铜、磷资源回收利用方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4868485A (ja) * | 1971-12-21 | 1973-09-18 |
-
1975
- 1975-08-30 JP JP50105475A patent/JPS5850790B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4868485A (ja) * | 1971-12-21 | 1973-09-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5230059A (en) | 1977-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2980607A (en) | Treatment of aqueous liquid solutions of chelate-forming metal ions with chelate exchange resins | |
US3003866A (en) | Selective elution of copper, nickel, and cobalt from aminocarboxylic acid chelate exchange resins | |
Helfferich | Ligand Exchange. II. 1 Separation of Ligands Having Different Coördinative Valences | |
US5108615A (en) | Method for recovery of a metal ion from electroless plating solutions | |
US5885327A (en) | Process for the recovery of gold | |
CN110117043A (zh) | 一种利用离子交换树脂去除废水中重金属离子的方法及树脂的再生方法 | |
JPS61274789A (ja) | 廃液から金属錯体を除く方法 | |
JPH0143590B2 (ja) | ||
Kołodyńska et al. | Studies of application of monodisperse anion exchangers in sorption of heavy metal complexes with IDS | |
JPS5850790B2 (ja) | ピロリンサンエンオキヨウゾンシタドウイオンガンユウハイスイノ シヨリホウ | |
US3736126A (en) | Gold recovery from aqueous solutions | |
Kravchenko et al. | Chemical precipitation of copper from copper–zinc solutions onto selective sorbents | |
Hiraide et al. | Immobilization of 1-nitroso-2-naphthol on surfactant-coated alumina for the collection of traces of cobalt (II) ions | |
Chanda et al. | Chromium (III) removal by epoxy-cross-linked poly (ethylenimine) used as gel-coat on silica. 1. Sorption characteristics | |
US2863717A (en) | Recovery of uranium values from copper-bearing solutions | |
Chanda et al. | Removal and recovery of thiocyanate by ligand sorption on polymer-bound ferric ion | |
RU2226177C2 (ru) | Способ сорбционного извлечения урана из растворов и пульп | |
JPS60143891A (ja) | 排煙脱硫排水の処理方法 | |
Tallmadge | Ion exchange treatment of mixed electroplating wastes | |
JPS5928617B2 (ja) | ピロリン酸銅含有メツキ排水中の銅の回収法 | |
Amara-Rekkab et al. | Selective liquid-solid extraction of Cr (III) from Cr (III) and Fe (III) mixture by Chelex 100 resin | |
RU2259952C1 (ru) | Способ выделения ионов $$$ из технологических растворов | |
Kravchenko et al. | Selective extraction and concentration of dispersed copper from dilute solutions of copper and zinc ions with weakly basic aminoanionites | |
US3145167A (en) | Removing phenols from aqueous media | |
Höll | Simultaneous elimination of heavy metals and chelating agents from waste waters |