JPS5850349Y2 - 光定着器 - Google Patents

光定着器

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JPS5850349Y2
JPS5850349Y2 JP11527179U JP11527179U JPS5850349Y2 JP S5850349 Y2 JPS5850349 Y2 JP S5850349Y2 JP 11527179 U JP11527179 U JP 11527179U JP 11527179 U JP11527179 U JP 11527179U JP S5850349 Y2 JPS5850349 Y2 JP S5850349Y2
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JP
Japan
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flash lamp
light
reflector
recording paper
fixing device
Prior art date
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Expired
Application number
JP11527179U
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English (en)
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JPS5632855U (ja
Inventor
光一 戸村
一博 鮫島
勝 大西
文武 徳川
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は静電記録法や電子写真法等で記録紙上に形成
されたトナ像をフラッシュ・ランプの光で定着する光定
着器に関するものである。
従来この種の装置として第1図に示すものがあった。
第1図は光定着器の断面構造を概略的に示したもので、
1はフラッシュ・ランプ、2は反射板、3はガラス板、
4は記録紙、5は記録紙を保持する支持板である。
次に動作について説明する。
フラッシュ・ランプは電源回路のコンデンサに蓄えられ
た電気エネルギーをトリガーによって瞬時に放電し、光
エネルギーとして放出する。
フラッシュ・ランプ1から出た光の一部は直接、記録紙
5を照射(以下直接光と呼ぶ)シ、残りは反射板2で反
射した後記録紙5を照射(以下反射光と呼ぶ)する。
記録紙上で受ける照射光の強度分布(第1図のX軸方向
で、フラッシュ・ランプ直下を0点とした)をモデル的
に示すと第2図の曲線Cのようになり、フラッシュ・ラ
ンプ直下で照射光強度が最大になり、フラッシュ・ラン
プ直下から両方に遠くなるに従い照射光強度は減少する
傾向を示す。
なお第2図中の曲線Aは直接光によ−る照射光強度分布
を、又曲線Bは反射光による照射光強度分布を示し、C
はAとBの総和である。
従来の光定着器は以上のように構成されているので記録
紙上での照射光強度分布を均一化する為には、フラッシ
ュ・ランプの位置を記録紙から遠ざけて、直接光に起因
する照射光強度の不均一性を除去することが必要であっ
た。
このように記録紙からフラッシュ・ランプを遠ざけるこ
とは、効率の低下及び光定着器の大型化という欠点を有
していた。
この考案は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、フラッシュ・ランプと記録紙の間
に光透過率を変える遮蔽物を設けて、直接光による不均
一照射強度分布を均一化することにより、記録紙上での
照射光強度分布を均一化し、小型化出来る光定着器を提
供することを目的としている。
以下、この考案の実施例を図について説明する。
第3図に於て、1はフラッシュ・ランプ、2は反射板(
フラッシュ・ランプ側が高反射率面)、3はガラス板(
未定着トナの落下によるランプ反射板の汚れ防止とフラ
ッシュ・ランプの防爆の為にもうけである)、4は記録
紙(定着されるべきトナ像を有している)、5は記録紙
の支持板(記録紙の落下防止の為に吸着機能をそなえる
場合もある)、6は金属メツシュ(エツチング形成)で
出来た光遮蔽板である。
図中のDEFGWの記号は実施例中で述べる定着器の構
成サイズを示す為のもので、Dは反射板の開口巾、Eは
背面反射板の巾、Fは反射板の開口と背面反射板との間
かく、Gはフラッシュ・ランプ中心と、反射板の開口と
の間かく、Wは遮蔽板の巾である。
光定着器はセンターラインあを中心に左右対称になって
いる。
又、光遮蔽板はセンターラインで2等分されている。
実施例で用いた金属メツシュの光遮蔽板6の構造を第4
図に示した。
図に於ては一辺がaの正方形の孔が左右にピッチpで、
しかもセンターラインの屯に対して45°の角度に配置
された金属メツシュで巾W、全長りの大きさで、定着器
のセンターラインもとこの光遮蔽板6のセンターライン
もとが重なる様に配置して用いる。
以下にa =Q、6mm、 l) =0.7 mmにし
て光透過率を約70%にとった具体的な実施例について
説明する。
実施例 1 第3図に示した台形型の光定着器に於て、第4図の光遮
蔽板の巾Wを約7mmにとり、反射板の開口部(−ガラ
ス板上(フラッシュ・ランプ側)〕に固定した。
光定着器の構成は下記の条件に選んだ。D(反射板の開
口巾) = 40mmE(背面反射板の巾)
= 20mmF(反射板の開口と背面反射
板との間かく)= 25mmG (フラッシュ・ランプ
中心と反射板開口との間かく)=10mm なおフラッシュ・ランプの外径は14φであった。
そして3mm厚のガラス板から2mm離して(フラッシ
ュ・ランプ中心から15mmの所)記録紙を配置した。
このとき記録紙上に受ける照射光の強度分布を求めると
、第5図に示すような結果を得た。
(実測は螢光灯を発光源にして、記録紙の位置にホトセ
ルを置いて相対強度を測定した。
)図中特性曲線りは金属メツシュ(第4図提示)の光遮
蔽板を設けたときの分布であり、特性曲線Eは光遮蔽板
のないときの分布である。
この分布図から均一照射の範囲が大巾に改善されている
のがわかる。
記録紙上のトナ像をこの金属メツシュの光遮光板を有す
る光定着器で定着した結果、はぼ3Qmmの巾で均一に
定着していることが確認出来た。
実施例 2 第4図に示した光遮蔽板の巾Wを約IQmmにとり、第
3図に示した、台形型の反射板をもつ光定着器に於て、
この光遮蔽板をフラッシュ・ランプに接して配置した場
合及び、フラッシュ・ランプの管面にそって曲げて配置
した場合について検討した。
又、台形型反射板は下記の条件に選尤だものを用いた。
D(反射板の開口巾) =49mmE(背
面反射板の巾) =2QmmF’(反射板
の開口と背面反射板との間か<)=3ommG (フラ
ッシュ・う/プ中心と反射板開口との間かく):15m
m フラッシュ・ランプ径は例1と同じ14φのものを用い
た。
記録紙はフラッシュ・ランプ中心から20mmの所に置
き、反射板の開口は3mm厚のガラス板でカバーされて
いる。
(実測は螢光灯を光源として、記録紙の位置にホトセル
を置いて相対強度を測定した。
)第6図はこの実施例の測定結果を示す。
図中、特性曲線Fは光遮蔽板なしの場合、特性曲線D1
は平板の遮蔽板をフラッシュ・ランプに接して配置した
場合、特性曲線D2は遮蔽板をフラッシュ・ランプの管
面にそって曲げて配置した場合をそれぞれ示している。
第6図の結果は、第5図より均一分布の領域を広く取る
ことが可能になっているが、相対的な照射光強度は低下
している。
この為、入力エネルギーは実施例1よりも多く必要とす
るが広い範囲(約34 mm)にわたって均一定着が可
能になっている。
そして、記録紙上のトナ像をこの光定着器で定着された
所、均一定着領域が34mmにわたってとられているこ
とが確認された。
なお上記実施例では、光遮蔽板として光透過率70%の
金属のエツチング・メツシュの例を用いて示したが、フ
ラッシュ・ランプの管径が小さく出来る場合には、フラ
ッシュ・ランプ中心をより記録紙に近づけることが可能
で、より高効率の光利用が計られるが、均一な照射光強
度分布を実現する為に光透過率の少いものが必要になる
一方、フラッシュ・ランプの管径が大になったり、フラ
ッシュ・ランプの位置を変えて、記録紙より遠ざけて使
用する場合には逆にもつと光透過率の高いメツシュが有
用である。
この様なことから金属メツシュの光透過率は30〜95
%のものが実用上有効である。
又、上記金属メツシュとしてエツチングで金属板に孔を
あけたものを用いて説明して来たが、従来の金網状のも
のでも使用出来る。
又、メツシュの代りに、ネサガラスの様な半透明膜を用
いても良い。
又、上記説明では正方形に孔をあけたメツシュ・パター
ンを用いたが、これに代り長方形、菱形、円、楕円、三
角形などパターンを単体又は複合組合せで利用しても良
い。
そして、上記説明では導電性メツシュで説明して来たが
、導電性メツシュでは、トリガー電圧の実効電圧が低下
してフラッシュ・ランプが点燈しない場合もありうる。
このために絶縁物又は金属を絶縁処理したメツシュなど
を用いることは有用である。
上記説明では反射板形状については、台形型のものを取
り上げて議論して来たが、円などの曲面状の反射板を用
いたものにも有効であることは明らかである。
又、上記光定着器に於てはフラッシュ・ランプの点灯回
路及び光放出部で構成されるが、以上の説明では点灯回
路を除去し、光放出部のみを取り上げて述べた。
又、光放出部に於ては繰返し使用すると昇温が激しくな
り、冷却機構が必要になり、一般には空冷されるがこの
実施例に於てもこの冷却機構を取り入れることは望まし
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光定着器の1例を示す断面構成図、第2
図は第1図の光定着器を用いて記録紙上の照射光強度(
任意単位)分布を説明する為のモデル図、第3図はこの
考案の一実施例による光定着器を示す断面構成図、第4
図はこの考案の光定着器に使用する光遮蔽板の1例とし
て金属メツシュ(エツチングメツシュ)の構成説明図、
第5図は実施例1の光定着器を用いたときの記録紙上の
照射光強度(任意単位)分布図、第6図は実施例2の光
定着器を用いたときの記録紙上の照射光強度(任意単位
)分布図である。 図において、1はフラッシュ・ランプ、2は光反射板、
(フラッシュ・ランプ側が高反射率を有する面)、3は
ガラス板、4は記録紙、5は記録紙支持板、6は光遮蔽
板である。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、又は相当部分を
示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)フラッシュ・ランプとこのフラッシュ・ランプを
    取り囲み、光射出する為の開口部を有する反射板の構成
    に於て、フラッシュ・ランプと反射板開口部との間に、
    その開口部中心領域の光透過率を変える遮蔽物を設けた
    ことを特徴とした光定着器。
  2. (2)光透過率を変える遮蔽物として、光透過率が30
    〜95%の範囲内にある半透明物質(半透明膜)あるい
    は、金属又は絶縁物(金属上に絶縁処理したものも含む
    )のメツシュを用いることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の光定着器。
  3. (3)光遮蔽物をフラッシュ・ランプの管面にそって曲
    げて設置したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の光定着器。
JP11527179U 1979-08-21 1979-08-21 光定着器 Expired JPS5850349Y2 (ja)

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JP11527179U JPS5850349Y2 (ja) 1979-08-21 1979-08-21 光定着器

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JPS5632855U JPS5632855U (ja) 1981-03-31
JPS5850349Y2 true JPS5850349Y2 (ja) 1983-11-16

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ID=29347510

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CN1300642C (zh) * 1997-02-12 2007-02-14 东丽工程株式会社 静电潜象显影用调色剂组合物

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JPS5632855U (ja) 1981-03-31

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