JPS5850198B2 - ボウドンセイトウメイフクゴウタイ ( ロ ) - Google Patents

ボウドンセイトウメイフクゴウタイ ( ロ )

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JPS5850198B2
JPS5850198B2 JP50028940A JP2894075A JPS5850198B2 JP S5850198 B2 JPS5850198 B2 JP S5850198B2 JP 50028940 A JP50028940 A JP 50028940A JP 2894075 A JP2894075 A JP 2894075A JP S5850198 B2 JPS5850198 B2 JP S5850198B2
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JP
Japan
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glycol
acrylate
methacrylate
weight
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JP50028940A
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JPS51103986A (ja
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勲 嘉悦
勝 吉田
浩 大久保
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Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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Publication of JPS5850198B2 publication Critical patent/JPS5850198B2/ja
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防曇性ならびに耐摩耗性のすぐれた透明複合
体に関するものである。
プラスチックは軽量で耐衝撃性に富んでおり、無機材料
や金属材料に部分的におき代って種々の用途に供されて
いることは周知の通りである。
透明プラスチックは軽くて丈夫で加工性の良い特徴を生
かし、いわゆる有機ガラスとして、透明材料の分野に漸
次普及しつつあるが、透明プラスチック材料の大きな欠
点は、表面が傷つきやすく耐摩耗性に乏しいことである
また表面に湿度や温度差によって結露を生じ曇りを帯び
る性質も、特に有機ガラスに限定されたものではないが
、透明材料一般の欠点として改善が強ぐ要求されている
ところである。
透明材料に防曇性を与えようとする試みは、従来二・三
行われており、たとえばバイドロンと呼ばれる被覆膜で
透明材料の表面をおおって、これに防曇性を賦与する方
法が検討されたが、このものはある程度の防曇性を有す
る代りに耐摩耗性に乏しく、ために実用価値を有するに
至っていないのが現状である。
防曇性と耐摩耗性を兼備した透明被覆材料の出現、特に
軽量で丈夫な透明プラスチックの表面に防曇性にすぐれ
かつ耐摩耗性も良好な被覆を施す方法は、各方面から強
く要望されている。
透明プラスチック中殻もすぐれた透明性と機械的強度を
有し、種々の用途に利用されているものにポリメタクリ
ル酸メチル、ポリジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート、ならびにポリカーボネート樹脂などがある。
このうちホスゲンとビスフェノールなどを原料として作
られるポリカーボネート樹脂は、透明で加工性にすぐれ
、また就中抜群の耐衝撃性を有しているため、特に衝撃
強度を要求される用途に好適であって、将来著しく普及
することが期待される透明材料である。
しかしながら、耐衝撃性が抜群であるにもかかわらず、
ポリカーボネート樹脂の致命的な弱点は、表面が著しく
傷つきやすい点であり、この点を改良することなしに将
来の普及はありえないと考えられる。
発明者らは以上のような観点より、ポリカーボネート樹
脂の表面に防曇性と耐摩耗性を兼備した被覆を施し、ポ
リカーボネート樹脂の特徴である軽量性と耐衝撃性を生
かすと共にすぐれた防曇性と耐摩耗性を備えた、広汎な
用途に提供することのできる透明複合材料を求めて研究
を重ね、本発明に到達した。
すなわち、本発明によれば、ポリカーボネート樹脂と、
その表面を被覆する下記〔A3群より選ばれた1種また
は2種以上の有機ケイ素化合物の硬化皮膜と、さらにこ
の皮膜を被覆する下記CB)群より選ばれた混合物の硬
化皮膜とからなる透明複合体が提供される。
(A)一般式が (式中、Xは水素またはメチルであり;R1は炭素数6
以下の直鎖もしくは分岐アルキレン、−CH2CH2N
HCH2CH2−または−CH2CH2CH2NHCH
2CH2CH2−であり;R2は炭素数6以下の直鎖も
しくは分岐アルキレンまたは−CH2CH=CHCH2
CH2−であり;R3は炭素数4以下の直鎖または分岐
アルキルであり;R4はOR3であるか、或いは炭素数
4以下の直鎖または分岐アルキル岐である) で表される有機ケイ素化合物。
CB) (i)下記0群より選ばれた1種または2種以
上の有機ケイ素化合物の加水分解物40〜90重量部と
、(ii)下記■群より選ばれた1種または2種以上の
重合性単量体の重合物60〜10重量部との混合物;或
いは (i)下記■群より選ばれた1種または2種以上の有機
ケイ素化合物の加水分解物40〜90重量部、及び(1
[)下記■群より選ばれた1種または2種以上の重合性
単量体とこの■群単量体の30重量%を超えない量の■
詐取外より選ばれた1種または2種以上の重合性単量体
との共重合物60〜10重量部よりなる混合物; 〔I群〕 上記(A)に記載された有機ケイ素化合物; 〔■群〕 一般式が (式中、Xは水素またはメチルであり;R5はヒドロキ
シエチルまたはヒドロキシプロピルでありt R’はエ
チレンまたはプロピレンであり;R7は水素またはアル
キルであり、nは2以上の整数である) で表される重合性単量体。
■〕群に属する有機ケイ素化合物(このケイ素化合物は
CB)群混合物の調製においてもI群としてその加水分
解物状態で使用される)の具体例には次のようなものが
ある。
グリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシドキシ
メチルトリエトキシシラン、グリシドキシメチルトリプ
ロポキシシラン、グリシドキシメチルトリプトキシシラ
ン、β−グリシドキシエチルトリメトキシシラン、β−
グリシドキシエチルトリエトキシシラン、β−グリシド
キシエチルトノプロポキシシラン、β−グリシドキシエ
チルトノブトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルト
ノメトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルトノエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトノプロポキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリブトキシシラン
、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリプロポキシシラン、ビニルトリブトキシ
シラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキ
シシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリブ
トキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリ
エトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エチル
トリブトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プ
ロピルトリエトキシシラン、プロピルトリプロポキシシ
ラン、プロピルトリブトキシシラン、テトラメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン
、テトラブトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチルトリエトキシシラン、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチルトリプロポキシシラン、3.4−エポ
キシシクロヘキシルメチルトリブトキシシラン、3,4
−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、
3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシ
ラン、3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリプロ
ポキシシラン、3゜4−エポキシシクロヘキシルエチル
トリメトキシシラン、3,4−エポキシシクロヘキシル
プロピルトリメトキシシラン、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルプロピルトリエトキシシラン、3,4−エポキ
シシクロへキシルプロピルトリプロポキシシラン、3,
4−エポキシシクロヘキシルプロピルトリブトキシシラ
ン、メタクリロキシメチルトリメトキシシラン、メタク
リロキシメチルトリエトキシシラン、メタクリロキシメ
チルトリプロポキシシラン、メタクリロキシメチルトリ
ブトキシシラン、メタクリロキシエチルトリメトキシシ
ラン、メタクリロキシエチルトリエトキシシラン、メタ
クリロキシエチルトリプロポキシシラン、メタクリロキ
シエチルトリブトキシシラン、メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、メタクリロキシプロピルトリプロポキシシ
ラン、メタクリロキシエチルトリエトキシシラン、アク
リロキシメチルトリメトキシシラン、アクリロキシメチ
ルトリエトキシシラン、アクリロキシメチルトリプロポ
キシシラン、アクリロキシメチルトリブトキシシラン、
アクリロキシエチルトリメトキシシラン、アクリロキシ
エチルトリエトキシシラン、アクリロキシエチルトリプ
ロポキシシラン、アクリロキシエチルトリブトキシシラ
ン、アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、アクリ
ロキシプロピルトリエトキシシラン、アクリロキシプロ
ピルトリプロポキシシラン、アクリロキシプロピルトリ
ブトキシシラン、アミンメチルトリメトキシシラン、ア
ミンメチルトリエトキシシラン、アミノメチルトリプロ
ポキシシラン、アミンメチルトリブトキシシラン、アミ
ノエチルトリメトキシシラン、アミンエチルトリエトキ
シシラン、アミノエチルトリプロポキシシラン、アミノ
エチルトリブトキシシラン、アミノプロピルトリメトキ
シシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、アミノ
プロピルトリプロポキシシラン、アミノプロピルトリブ
トキシシラン、N−アミノメチル−アミノメチルトリメ
トキシシラン、N−アミノメチル−アミノメチルトリエ
トキシシラン、N−アミノメチル−アミノメチルトリプ
ロポキシシラン、N−アミノメチル−アミノメチルトリ
ブトキシシラン、N−β−アミノエチル−β−アミノエ
チルトリメトキシシラン、N−β−アミノエチル−β−
アミンエチルトリエトキシシラン、N−β−アミノエチ
ル−β−アミンエトルトリプロポキシシラン、N−β−
アミノエチル−β−アミノエチルトリブトキシシラン、
N−γ−アミノプロピルーγ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、N−γ−アミノプロピルーγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、N−γ−アミノプロピルーγ
−アミノプロピルトリプロポキシシラン、N−γ−アミ
ノプロピルーγ−アミノプロピルトリブトキシシラン、
N−アミノメチル−β−アミノエチルトリメトキシシラ
ン、N−アミノメチル−β−アミノエチルトリブトキシ
シラン、N−アミノメチル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン、N−アミノメチル−γ−アミノプロピル
トリブトキシシラン、N−β−アミノエチル−アミノメ
チルトリメトキシシラン、N−β−アミノエチル−アミ
ノメチルトリブトキシシラン、N−アミノメチル−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−アミノメチル
−γ−アミノプロピルトリブトキシシラン、N−γ−ア
ミノプロピルーアミノメチルトリメトキシシラン、N−
γ−アミノプロピルーアミノメチルトリブトキシシラン
、N−γ−アミノプロピルーβ−アミノエチルトリメト
キシシラン、N’−r−アミノプロピル−β−アミノエ
チルトリブトキシシラン、N−β−アミノエチル−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−アミノエ
チル−γ−アミノプロピルトリブトキシシラン並びに以
上のシラン化合物のトリアルコキシシラン基の代りに、
これをジメトキシメチルシラン、ジメトキシエチルシラ
ン、ジメトキシプロピルシラン、ジェトキシメチルシラ
ン、ジェトキシエチルシラン、ジェトキシプロピルシラ
ン、ジメトキシブチルシラン、ジェトキシブチルシラン
、ジプロポキシメチルシラン、ジプロポキシエチルシラ
ン、ジプロポキシプロピルシラン、ジプロポキシブチル
シラン、ジブトキシメチルシラン、ジブトキシエチルシ
ラン、ジブトキシプロピルシラン、またはジブトキシブ
チルシラン基でおき代えた化合物。
〔83群の混合物を調製するのに使用される〔■群〕の
重合性単量体及び〔■群〕以外の重合性単量体の具体例
には次のようなものがある。
〔■群の重合性単量体〕
ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルア
クリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒド
ロキシプロピルアクリレート、ジエチレングリコールモ
ノアクリレート、ジエチレングリコールモノメタクリレ
ート、ジプロピレングリコールモノアクリレート、ジプ
ロピレングリコールモノメタクリレート、トリエチレン
クリコールモノアクリレート、トリエチレングリコール
モノメタクリレート、トリプロピレングリコールモノア
クリレート、トリプロピレングリコールモノメタクリレ
ート、テトラエチレングリコールモノアクリレート、テ
トラエチレングリコールモノメタクリレート、テトラプ
ロピレングリコールモノアクリレート、テトラプロピレ
ングリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリ
コールモノアクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノメタクリレート、ポリエチレングリコールモノアクリ
レート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート、
メトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシ
ジエチレングリコールメタクリレート、メトキシジプロ
ピレングリコールアクリレート、メトキシジプロピレン
グリコールメタクリレート、エトキシジエチレングリコ
ールアクリレート、エトキシジエチレングリコールアク
リレート、エトキシジプロピレングリコールアクリレー
ト、エトキシジプロピレングリコールメタクリレート、
プロポキシジエチレングリコールアクリレート、プロポ
キシジエチレングリコールメタクリレート、プロポキシ
ジプロピレングリコールアクリレート、プロポキシジプ
ロピレングリコールメタクリレート、ブトキシジエチレ
ングリコールアクリレート、ブトキシジエチレングリコ
ールメタクリレート、ブトキシジプロピレングリコール
アクリレート、ブトキシジプロピレングリコールメタク
リレート、メトキシトリエチレングリコールアクリレー
ト、メトキシトリエチレングリコールメタクリレート、
メトキシトリプロピレングリコールアクリレート、メト
キシトリプロピレングリコールメタクリレート、エトキ
シトリエチレングリコールアクリレート、エトキシトリ
エチレングリコールメタクリレート、エトキシトリプロ
ピレングリコールアクリレート、エトキシトリプロピレ
ングリコールメタクリレート、プロポキシトリエチレン
グリコールアクリレート、プロポキシトリエチレングリ
コールメタクリレート、プロポキシトリプロピレングリ
コールアクリレート、プロポキシトリプロピレングリコ
ールメタクリレート、ブトキントリエチレングリコール
アクリレート、ブトキシトリエチレングリコールメタク
リレート、ブトキシトリプロピレングリコールアクリレ
ート、ブトキシトリプロピレングリコールメタクリレー
ト、メトキシテトラエチレングリコールアクリレート、
メトキシテトラエチレングリコールメタクリレート、メ
トキシテトラプロピレングリコールアクリレート、メト
キシテトラプロピレングリコールメタクリレート、エト
キシテトラエチレングリコールアクリレート、エトキシ
テトラエチレングリコールメタクリレート、エトキシテ
トラプロピレングリコールアクリレート、エトキシテト
ラプロピレングリコールメタクリレート、プロポキシテ
トラエチレングリコールアクリレート、プロポキシテト
ラエチレングリコールメタクリレート、プロポキシテト
ラプロピレングリコールアクリレート、プロポキシテト
ラプロピレングリコールメタクリレート、ブトキシテト
ラエチレングリコールアクリレート、ブトキシテトラエ
チレングリコールメタクリレート、ブトキシテトラプロ
ピレングリコールアクリレート、ブトキシテトラプロピ
レングリコールメタクリレート、メトキシポリエチレン
グリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコ
ールメタクリレート、メトキシポリプロピレングリコー
ルアクリレート、メトキシポリプロピレングリコールメ
タクリレート、エトキシポリエチレングリコールアクリ
レート、エトキシポリエチレングリコールメタクリレー
ト、エトキシポリプロピレングリコールアクリレート、
エトキシポリプロピレングリコールメタクリレート、プ
ロポキシポリエチレングリコールアクリレート、プロポ
キシポリエチレングリコールメタクリレート、プロポキ
シポリプロピレングリコールアクリレート、プロポキシ
ポリプロピレングリコールメタクリレート、ブトキシポ
リエチレングリコールアクリレート、ブトキシポリエチ
レングリコールメタクリレート、ブトキシポリプロピレ
ングリコールアクリレート、ブトキシポリプロピレング
リコールメタクリレート。
〔■詐取外の重合性単量体〕
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸グリシジル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸ベンジル
、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸ラウ
リル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸グリシジル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル
、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ベンジル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、
アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸
、アクリルアミド、アクリロニトリル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、酪飯ビニル、ビニルトルエン、スチ
レン、ジビニルベンゼン、ビニルピロリドン、ビニルカ
ルバゾール、メタクリル酸、メタクリルアミド、メタク
リレートリル、シアヌル酸トリアリル、フタル酸ジアリ
ル、マレイン酸ジアリル、イタコン酸ジアリル、コハク
酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、トリアクリルホル
マール、マレイン酸ジプロパルギル、トリメチロールプ
ロパントリメタクリレート、トリメチロールプロパント
リアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラ
エチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレン
グリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジ
メタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ヘキサンジオールジアクリレート、ヘキサンジオー
ルジメタクリレート、ベンタンジオールジアクリレート
、ベンタンジオールジメタクリレート、ブタンジオール
ジアクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、エ
チレングリコールジアクリレート、エチレングリコール
ジメタクリレート。
ポリカーボネート樹脂にCB、1群より選ばれた混合物
の硬化皮膜を被覆したものは、防曇性ならびに耐摩耗性
にはすぐれているが、皮膜と基材との接着性に乏しく、
剥離しやすくて実用に供することができない。
またポリカーボネート樹脂にA9群より選ばれたケイ素
化合物の硬化皮膜を被覆したものは、基材と皮膜は強固
に接着しているが、防曇性にもまた耐摩耗性にも乏しい
しかし、ポリカーボネート樹脂表面をまづ(4)群化合
物の硬化皮膜で被覆し、さらにその上をCB)群の混合
物の硬化皮膜で被覆した場合には、(A)の硬化皮膜は
CB)の硬化皮膜とも基材とも親和して、透明複合体と
しての強固な接着性を与え、しかもこの複合体の表面は
CB)の硬化皮膜に特有のすぐれた防曇性と耐摩耗性を
保持しており、全体が透明・軽量で耐衝撃性に富み、し
かも表面には顕著な防曇性と耐摩耗性の賦与された実用
価値の大きい複合体が形成される。
本発明の透明複合体を製造するには、まずポリカーボネ
ート樹脂基材の上に、A9群の有機ケイ素化合物の硬化
皮膜を形成する。
それには、〔A1群の有機ケイ素化合物を硬化触媒及び
必要に応じ溶媒(たとえばアセトン、クロロホルム、ベ
ンゼンなど)とともに加熱して予めある程度反応を進め
、適当な粘性を与えて、しかるのちこれをポリカーボネ
ート表面に塗布し、加熱して硬化を進行あるいは完結さ
せればよい。
このときに用いる硬化触媒の例としては、過塩素酸、硫
酸、塩酸、りん酸、ポリりん酸、ピロりん酸、クロルス
ルホン酸%I)−1’ルエンスルホン酸、過沃素酸、臭
化水素酸、無水沃素酸、臭素、沃素、トリクロル酢酸、
三弗化硼素及びそのエーテル、エステル、アルコールな
どの錯体、四塩化錫、三塩化アルミニウム、四塩化チタ
ン及びそれらとエーテル、エステル、アルコールなどと
の錯体などが含まれる。
このようにして形成された(A)群のケイ素化合物の硬
化皮膜の上に(B)群混合物の硬化皮膜を形成させる方
法は、必要に応じてCB)群混合物に硬化触媒を添加し
、これをポリカーボネート樹脂表面に形成された(4)
群化合物の硬化皮膜上に塗布し、60〜200℃の温度
に加熱してCB)群混合物の硬化を進めればよい。
これに映用するCB)群混合物を調製する方法としては
、〔B〕のI群に属する有機ケイ素化合物の加水分解を
予め進めてこれを■群の単量体(或いは■群と■詐取外
の単量体混合物)と混合し、そののち混合物中の■群の
単量体を、ラジカル重合開始剤を加えて加熱するか、光
もしくは電離性放射線を照射することによって重合させ
るといつ方法によって調製してもよいし;また0群の有
機ケイ素化合物と■群の単量体を混合し、■群化合物の
加水分解反応と■群単量体の重合反応を順次もしくは同
時的に進めて調製してもよい。
あるいはまたI群有機ケイ素化合物の加水分解物に、予
め別1釦こ重合を行って得られた■群単量体の重合物を
混合させることによって調製してもよい。
〔81群の混合物に必要に応じて添加される硬化触媒と
しては、過塩素酸、硫酸、塩酸、りん酸、ポリりん酸、
ピロりん酸、クロルスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、過沃素酸、臭化水素酸、無水沃素酸、臭素、沃素、
トリクロル酢酸;三弗化硼素、四塩化錫、三塩化アルミ
ニウム、四塩化チタンなどのルイス酸及びそのエーテル
、エステル、アルコールなどとの錯体;ナフテン酸亜鉛
、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、オクチル酸亜鉛
、オクチル酸コバルト、オクチル酸鉄、ラウリン酸亜鉛
、ラウリン酸コバルトなどの有機酸金属塩を使用するこ
とができる。
1群の有機ケイ素化合物の加水分解は周知の方法、たと
えば、水と水溶性有機溶剤との混合溶媒中において、必
要に応じて加水分解触媒(酸、アルカリ、有機酸塩、塩
化スルフリル、塩化鉄、ホウ酸エチルなど)を存在させ
て行なうことができる。
また■群の単量体の重合に使用されるラジカル重合開始
剤には、周知のパーオキシド類、ヒドロパーオキシド類
、ジニトリル類、レドックス系触媒などの開始剤が含ま
れ、また光または電離性放射線とは、低圧もしくは高圧
水銀灯などからの可視・紫外光線、太陽光線、α線、β
線、r@、電子線、X線、中性子線、原子炉よりの混合
放射線を含み、光の波長は1500〜7000人の範囲
を用い、放射線の線量率は毎時i x t o”〜5×
109ラドの範囲にわたって用いることができる。
以下に実施例を示す。
なお、実施例中における部は、特記のない限り重量に基
く。
実施例 1 グリシドキシプロビルトリエトキシシラン100部に過
塩素酸1部をアセトン1部に溶解したものを添加し、5
0℃で30分反応を進めたのち、これをポリカーボネー
トシート(5X 5 X 0.5crIL)の上に塗布
し、さらに60℃で4時間加熱して硬化皮膜を形成させ
た。
別に、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン50cc、水3QCC,エタノール80
CC及び塩酸0.05ccを混合して室温で5時間加水
分解したもの90部とヒドロキシエチルアクリレート1
0部より成る混合物に0.5%のt−ブチルハイドロパ
ーオキシドを加え60℃で60分加熱してえられたコー
テイング液にさらに0.5%のオクチル酸亜鉛を加えた
ものを上記の硬化皮膜の上に塗布し、100℃で60分
、60℃で20時間加熱して硬化させた。
えられた透明複合体は12ミクロンの被覆膜を有し、光
線透過率は92.0%、落砂試験後のヘイズ値は12.
1%、鉛筆硬度は6Hであり、1部°Cの室内において
呼気を吹きつけても表面に伺らの曇りを生じなかった。
またこの透明複合体の基盤00 目接着テストの結果は /100であるのに対し、
グリシドキシプロビルトリエトキシシランの硬化皮膜を
形成させることなく、被覆を行った場合の接着性はO/
100であった。
実施例 2 メタクリロキシエチルトリメトキシシラン100部に、
過塩素酸3部をアセトン−クロロホルム1:l混合族5
部に溶解して加え、80℃で30分加熱して硬化反応を
ある程度進めたのち、これをポリカーボネート板(1m
X 1 mX 0.5cIrL)に塗布し、100°C
で60分、80’Cで60分加熱して硬化皮膜を形成さ
せた。
別に、N−アミノメチル−β−アミノエチルトリメトキ
シシラン100cc、水20CC,メタノール80CC
及びp−トルエンスルホン酸0.55’を混合し、50
℃で26時間加熱して加水分解を進めた加水分解物50
部に、メトキシトリエチレングリフ−ルアクリレート4
0部、アクリル酸5部及びジプロパルキルマレエート5
部を加え、得られた混合物に東芝高圧水銀灯からの光(
最大エネルギー波長3600人)を120分照射してコ
ーテイング液を調製した。
このコーテイング液にオクチル酸亜鉛0.5%及びトリ
フエノキシ硼酸0.5%を加え、先に形成したポリカー
ボネート板の硬化皮膜の上に塗布し、ioo℃で60分
、60℃で16時間加熱して皮膜を硬化させた。
得られた透明複合体は被覆膜の厚みが11ミクロンであ
り、光線透過率は91.7%、落砂試験後のヘイズ値は
13.0%、鉛筆硬度は6Hであって、戸外6℃室内2
2°Cの境界面に窓ガラスとして使用したところ何らの
結露を生じなかった。
また、この複合体の基盤目テストの結果は100/1o
であり、メタクリロキシエチルトリメトキシシランの硬
化皮膜を形成させない場合の接着性は0/1ooであっ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリカーボネート樹脂基体と、その表面を被覆する
    下記(A)群より選ばれた1種または2種以上の有機ケ
    イ素化合物の硬化皮膜と、さらにこの皮膜を被覆する下
    記〔81群より選ばれた混合物の硬化皮膜とからなる防
    曇性透明複合体: (A)一般式が (式中、Xは水素またはメチルであり;R1は炭素数6
    以下の直鎖もしくは分岐アルキレン、−CH2CH2N
    HCH2CH2−または−CH2CH2CH2NHCH
    2CH2CH2−であり;R2は炭素数6以下の直鎖も
    しくは分岐アルキレンまたは−CH2CH=CHCH2
    CH2−であり;R3は炭素数4以下の直鎖または分岐
    アルキルであり;R4はOR3であるか、或いは炭素数
    4以下の直鎖または分岐アルキルである) で表される有機ケイ素化合物: CB〕(i)下記0群より選ばれた1種または2種以上
    の有機ケイ素化合物の加水分解物40〜90重量部と、
    (ii)下記■群より選ばれたi種または2種以上の重
    合性単量体の重合物60〜10重量部との混合物;或い
    は (1)下記0群より選ばれた1種または2種以上の有機
    ケイ素化合物の加水分解物40〜90重量部、及び(i
    i)下記■群より選ばれた1種または2種以上の重合性
    単量体とこの■群単量体の30重量%を超えない量の■
    詐取外より選ばれた1種または2種以上の重合性単量体
    との共重合物60〜10重量部よりなる混合物; 〔I群〕 上記(A)に記載された有機ケイ素化合物; 〔■群〕 一般式が (式中、Xは水素またはメチルであり;R5はヒドロキ
    シエチルまたはヒドロキシプロピルであり:R6はエチ
    レンまたはプロピレンであり;R7は水素またはアルキ
    ルであり;nは2以上の整数である) で表される重合性単量体。
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JPS57195127A (en) * 1981-05-26 1982-11-30 Nippon Sheet Glass Co Ltd Article coated with non-fogging coating having improved abrasion resistance
JPS61120741A (ja) * 1984-11-15 1986-06-07 三菱瓦斯化学株式会社 模様付き窓ガラスおよびその製法

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