JPS58501595A - 気体、液体、固体または表面層中の痕跡成分のサンプリング法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称：気体、液体、固体または表面層中の痕跡成分のサンプリング法およ び装置 技術分野 本発明は、以降の検出、同定寸たは定量のために、気体、液体、固体せたは表面 層中の痕跡成分をサンプリングする方法および装置に関する。

背景技術 痕跡成分を溶媒抽出によって、（吸着剤として、例えば、Ｔｅｎａｘ−ＧＣ，Ｘ ＡＤ−２または活性炭を充填した）傾斜吸着管によってまたは凍結によって濃縮 することにより、気体（例えば、空気）、液体（例えば、水）または固体中の痕 跡の有機物質を検出することは公知である。不均一系（例えば、空気中まだは水 中の浮遊物質）の場合、フィルタでサンプリングを行い、フィルタに吸着した試 料を溶媒抽出できる。

気体から傾斜管捷たは吸着管に吸着して濃厚化した痕跡成分は、場合によっては 、比較的簡単な空気圧機構を使用して、直接的に加熱して脱着してキャリヤガス に移して、ガス検出器に送ることができる。

しかしながら、多くの場合、分析装置に導入する前に、気化または分解による損 失を伴い、従って、綿密な注意および熟練を必要とし、慎重で複雑な試料調製を 行わなければならない。分析装置が、ガスクロマトグラフまたはＧＣ／ＭＳ組合 せ装置である場合は、試料は、溶剤および溶剤中に含捷れる痕跡成分を気化する ため、例えば、注入器によって中隔を介して分離カラムの入口に装入しなければ ならない。

よく知られているように、上述の方法には、特に、ルーチン分析の場合、多量の 試料が必要であると云う欠点がある。従って、気体、液体、水性スラッジ、固体 顆粒または粉体中の揮発性痕跡成分をダイアフラムおよび膜セパレータによって 選択的に濃縮して、非連続的にまたは連続的に分析装置に装入することが試みら れている。

この場合、膜／ダイアフラムの通過後に被測成分の分圧を上昇することなく、膜 ／ダイアフラムによって相対的濃厚化を達成できる。最適な事例では、上記分圧 は、膜／ダイアフラム前の分圧に等しい。この方法は、比較的高濃度で存在する か（仏国出願第１５７３１４７／１９６９号）、高感度の検出器（例えば、多段 の差圧膜セパレータ系を有する質量分析計）を必要とする（西独特許願第１６７ ３２３９／１９７０号；西独特許願第２０２２９５８／１９７０号；西独特許願 ２３１０２６４／１９７３号）揮発性物質（例えば、低級アルコール）または気 体（例えば、酸素、−酸化炭素）の非連続的検出を意図するものである。

新しい出願には、非連続運転の場合にＧＣ装入系として使用でき、中隔を介する 注入を必要としない入口ヘッドが記載されている（西独特許願第ｐ　３００９０ ６９．８／１９８０号、ｐｃ’ｒ７’Ｄｇ　８１１０００４３／１９８１　）。

この場合、試料の装入は、キャリヤガスによって洗われる比較的低い温度Ｔよの 接触膜に被測溶液を順次に塗布することによって行う。

この場合、溶剤は気化し、接触膜においてほぼ損失なく濃縮された溶液中の被分 析痕跡成分は、Ｔ２に昇温にすることによって、キャリヤガスに達する。Ｔよ、 Ｔ２が、カスクロマ［・グラフにおける痕跡成分の移動特性に適合しており、膜 と検出器との間の不感容積が僅かである場合は、特に、脱着温度Ｔ２に迅速に加 熱すれば、接触膜の背後には、短時間、高い分圧が作られ、小さい膜容積内に吸 着された絶対量は極めて僅かである。この場合、この高い分圧は、膜の前の痕跡 成分の分圧よりも数オーダだけ高く、検出器の信号／雑音比を改善する。公知の 入口ヘッドの場合、できる限り薄く堅牢な、十分に加熱した接触膜を被検表面ま たは表面層に直接接触させることによって、表面または吸着性表面層に存在する 揮発し難い物質も高感度で定量的に検出できる。

発明の開示 本発明の目的は、公知の入口ヘッドの感度を改善ｌ〜、より迅速でよりスムーズ な分析法を開発することにある。

この目的は、装置クレームおよび方法クレームの特徴記載部分に開示の特徴によ って達成される。

接触膜は、できる限り規則的な幾何学的形状（例えば、長方形、正方形、五角形 、六角形、六角形、円形）を有するよう構成する。特に、円形が好捷しい。キャ リヤガスは、接触膜を側縁から中心へ向って掃過するよう誘導する。即ち、キャ リヤガスは、まず、奸才しくけ中央部に取付けた供給管から接触膜の支持板の下 面に沿って接触膜の外縁に導き、次いで、接触膜の中心へ流す。このためには、 接触膜の幾何学的中心にキャリヤガスの排出導管を設ける必要がある。簡単な幾 何学的考察から明らかな如く、接触膜を同形に構成すれば、この種の系には擾乱 のない機能が保証される。この場合、キャリヤガスは、接触膜の周縁から、キャ リヤガスの排出導管が設けである円中尼・寸で流れる。

接触膜には、気体、液体および固体の痕跡成分を濃縮するのに適しだ捕集面を設 ける。接触膜は、被検構成成分をできる限り選択的に吸着する性質を有していな ければならない。多くの被検有機物質について、接触膜の吸着相としては、例え ば、シリコーン・ゴムを張った不活性織布が合目的的である。しかしながら、捕 集面は、ガラス繊維、Ｅ紙、これら双方の組合せ、吸着性を有する金属板または ガラス板などから構成することもできる。

表面は、できる限り大きい共通接触面が得られるよう、接触膜の表面形状に適合 させるのが合目的的である。

本方法および本装置では、捕集面を被検媒体（例えば、空気、水、尿試料、四液 試料、唾液試料、汗試料、患者または被検者の皮膚、均質化せる食品試料、溶剤 抽出物、塗料、別の固体表面）に曝露させる。この場合、試料媒体中の濃度に比 例する量の被検痕跡成分が捕集面まだはその被覆相に溶解する。捕集面は、吸引 時に空気または液体から浮遊物質および別の粒子を分離するフィルタディスクと して構成できる。試料媒体が貫流するフィルタディスクに吸着相を被覆すれば、 ガス状痕跡成分も濃縮できる。

吸着したまたは機械的に分離した痕跡物質を分析する場合、捕集面を接触膜に案 内し、加熱する。かくして、捕集面は、再生されるので、反覆使用できる。多く の場合、痕跡成分の脱着後、捕集面を蒸留水で洗滌しタンポンでこすって機械的 に乾燥するのが合目的的である。

本発明に係る方法および装置は、ｔ）Ｃ，ＭＳまたばＧＣ／ＭＳ組合せ装置によ る痕跡成分の検出、同定および定量のだめの標準化された普遍的なサンプリング プロセスおよび試料迅速装入プロセスに適合するよう構成できる。この場合、公 知の如く汚染の有無をチェツクできる表面また　。

は表面層は、明確に標準化せる捕集面として気体、液体捕集面に捕集した痕跡成 分を代表的試料として定量する場合、例えば、材料、表面、被覆態様、被覆層密 度、吸着選択性、吸着能および熱容量に関して標準化できる捕集面自体以外に、 測定信号の利得と被検媒体中の実際の濃度または装荷密度との関連づけにおいて 十分な精度が得られるよう、公知の態様で、捕集面および接触膜の温度、作用時 間、作用方式（例えば、気体／液体の状態（静止状態か流動状態か）、固体の状 態（粉末か、表面平滑か））および接触膜の脱着のための接触時間を定義しなけ ればならない。

接触膜自体を捕集面として使用することもできる。

１つ捷たは複数の捕集面は、入口ヘッドの構成要素であり、交互に捕集相／加熱 相として、接触膜に案内できる。この種の構成は、特に、空気監視用ゾンデに適 している。

入口ヘッドを薄層クロマトグラフィー（ＤＣ）の評価系として使用すれば有利で ある。この場合、最も簡単な事例では、ＤＣ板を接触膜に接触させる。

更に、本発明に係る方法によれば、液体クロマトグラフィー（ＬＣ）および高圧 液体クロマトグラフィー（ＭＰＬＣ）と質量分析計とを適切に組合せることがで きる。移動相によって溶離した一定分画（ｆｒａｃｔｉＯｎ　）を、それぞれ、 多くの用途について、捕集面に特殊な被覆を施し、選択的化学吸着または特定成 分の誘導を行い得るようにすれば有利である。かくして、塩基性成分（例えば、 アルカロイド）は、酸性被覆物によって選択的／可逆的に吸着され、アルコール は、吸水媒体の存在のもとで加熱して脱水して、（）Ｃに適した生成物とするこ とができる。

誘導体化（例えば、トリメチルシリル誘導体の調製）は、極性が小さいので反応 生成物の冷却時に誘導体を優先的に吸着する非極性捕集面の存在のもとで前切に 行うことができる。

更に、特徴的な揮発成分または焼成物にもとづいてバクテリアを同定するだめ、 簡単な触面法によって、・くクチリアを捕集面上に移行し、本発明にもとづき分 析することができる。

定量が容易であるよう、多くの場合、内部標準を使用するのが合目的的である。

所与の用例について、一度、最適なパラメータを見出せば、慣用の手段（例えば 、サーモスタット、ス）・ツブウォッチ）によって容易にこれらのパラメータを 一定に保持できる。多くの用途について、サンプリング／評価サイクルは、容易 に、自動制御できる。

図面の簡単な説明ならびに発明を実施するだめの最良の形態。

第１図は、キャリヤガス２によって背面を掃過される接触膜１と、捕集面３とを 有する適切な装置の実施例の横断面図および平面図である。図示の実施例では、 捕集面は、吸着相（例えば、シリコーン・ゴム）を被覆した円形の不活性織布で ある。捕集面は、薄いガラス繊維／Ｅ紙複合体、吸着相を被覆した金属板または ガラス板であってもよい。捕集面は、任意の表面形状を有［７ていてもよいが、 接触膜の表面形状に適合させるのが合目的的である。かくすれば、最大限に大き い共通接触面が得られ、良好な熱交換および物質交換が保証され、捕集面と検出 器４（図示してない）との間の不感容積が小さくなり、キャリヤガス中の濃度が 高くなる。

第３ａ図は、捕集面の好゛ましい実施例を示す図面、第３し〜３１図は、被検物 質を捕集面に送給する方式を示す図面である。即ち、第３ｂ図では、接触膜を固 体表面に載せ、第３ｃ図では、捕集面上を気体を掃過させ、第３ｄ図では、捕集 面に気体を貫流させ、第３ｅ図では、液体を滴下し、第３ｆ図では、捕集面を液 中に浸漬する。

本発明にもとづき、ガスクロマトグラフィー、マススペクトロメトリーマたはＧ Ｃ７Ｍ８組合せによる痕跡成分の定性、定量分析のための、普遍的に使用でき、 極めて迅速で簡単なサンプリング法および試料装入法が得られる。

本方法は、環境分析、残渣分析、食品分析、プロセス制御、品質管理、臨床分析 、毒物学、微生物学、実験動物学、薬理学、ドーピングコントロール、犯罪捜査 、法医学などの分野のルーチン作業に特に有利に使用できる。

従来の注入器まだは装入系を備えたガスクロマトグラフ、質量分析計およびＣ） Ｃ７Ｍ８組合せ装置は、僅かな経費で、本発明に係る装置を使用できるよう改造 できる。

合目的的に選択的吸着を行う標準化せる捕集面は、被測痕跡成分のナンゾリング 、濃縮、場合によっては更に、所定条件における接触による適切な化学反応のた め、気体、液体または固体に曝露さぜ、次いで、吸着物および−またはその反応 生成物の分析のだめ、分析装置の入口ヘッドの、キャリヤガスによって背面を洗 われる加熱可能な接触膜に案内する。この際に捕集面から定量的に熱的に脱着し た痕跡成分は、連続の溶解プロセス、拡散プロセスおよび気化プロセスにおいて 、接触膜を介し、てキャリヤガス中に入り、キャリヤガスによって、試料導管ま たはガスクロマトグラフの分離カラムを介して、ガス分析器（例えば、質量分析 計）に供給される。

Ｆｌ（３，３ａ 国ＶＡ調香報失

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．以降の検出、同定または定量のために、気体、液体、固体または表面層中の 痕跡成分をサンプリングする方法において、分析装置の入口ヘッドの、試料導管 およびまたはガスクロマトグラフィー用分離カラムおよび検出器を後置した、キ ャリヤガスによって背面を洗われる加熱可能な接触膜とに捕集面を載せることを 特徴とする方法。 ２、痕跡成分のサンプリングまたは濃縮のため、低温において、捕集面を気体、 液体または固体に曝露し、高温の接触膜に捕集面を接触させて、痕跡成分を熱的 に脱着させてキャリヤガス中に移すことを特徴とする請求の範囲第１項記載の方 法。 ３、接触膜自体を捕集面として機能させることを特徴とする請求の範囲第１項記 載の方法。 ４、分析装置が、質量分析計、Ｇｃ　／ＭＳ系、あるいは、被検成分に適した別 の検出系であることを特徴とする請求の範囲第１〜３項記載の方法。 ５、複数の捕集面を使用し、交互に接触膜に案内することを特徴とする請求の範 囲第１項、第灸項および第４項記載の方法。 ６、捕集面の送りを自動制御することを特徴とする請求の範囲第１項、第２項、 第４項および第５項記載の方法。 ７、熱容量が十分に大きい温度Ｔ２の蓋を押しつけて温度栄２を瞬間的に達成し 、蓋によって捕集面を接触膜に押圧することを特徴とする請求の範皿第１〜６項 記載の方法。 ８、接触膜に被覆した金属布を加熱導体として使用して接触膜を電気的に加熱す ることによって、Ｔ２を達成することを特徴とする請求の範囲第１〜６項記載の 方法。 ９、捕集面と接触膜との間の不感容積および接触膜と検出器との間の不感容積の 生成を防止するため、キャリヤガスの流通速度をできる限り小さく保持できるこ とを特徴とする請求の範囲第１〜８項記載の方法。 ］Ｏ捕集面が、空気、土壌または河川の監視用ゾンデの構成要素であることを特 徴とする請求の範囲第１〜９項記載の方法。 １１、請求の範囲第１項記載の方法を実施する装置において、接触膜（１）が、 キャリヤガス（２）によって接触膜（１）の縁から中心まで掃過されるよう、キ ャリヤガス（２）の供給を受け、この場合、キャリヤガス（２）は、まず、供給 導管から接触膜（１）の支持板の下面に沿って接触膜（１）の縁に導かれ、次い で、支持板と接触膜（１）の間を中心まで流れ、接触膜の幾何学的中心に設けた キャリヤガス（２）の排出導管を介して流出することを特徴とする装置。 １２、接触膜（１）が、円形または幾何学的に規則的な別の形状に構成されてい ることを特徴とする請求の範囲第１１項記載の装置。 １３、請求の範囲第１項記載の方法を実施する装置において、捕集面（３）が、 不活性織布、ガラス繊維、Ｅ紙、ガラス繊維／ｆ紙複合体、金属板まだはガラス 板から成ることを特徴とする装置。 １４、材料にはポリマー物質が被覆しであることを特徴とする請求の範囲第１３ 項記載の装置。 Ｊ５．ポリマー物質としてシリコーン・ゴムを使用することを特徴とする請求の 範囲第１４項記載の装置。 １６、接触膜（１）上に、捕集面（３）が設けであることを特徴とする請求の範 囲第１１〜１５項記載の装置。 １７、捕集面（３）の表面形状が、接触膜（１）の表面形状に適合させであるこ とを特徴とするクレーム第１１項記載の装置。