JPS5850135Y2 - タイミングベルト - Google Patents

タイミングベルト

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Publication number
JPS5850135Y2
JPS5850135Y2 JP10548078U JP10548078U JPS5850135Y2 JP S5850135 Y2 JPS5850135 Y2 JP S5850135Y2 JP 10548078 U JP10548078 U JP 10548078U JP 10548078 U JP10548078 U JP 10548078U JP S5850135 Y2 JPS5850135 Y2 JP S5850135Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base fabric
timing belt
fabric
weft
warp
Prior art date
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Expired
Application number
JP10548078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5522563U (ja
Inventor
韶雄 牛込
謙一 中石
稔 門脇
Original Assignee
東レ株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP10548078U priority Critical patent/JPS5850135Y2/ja
Publication of JPS5522563U publication Critical patent/JPS5522563U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は成型性及び耐久性に優れたタイミングベルトに
関する。
各種機械の駆動、自動車伝動部、さらに事務用機器の伝
動部等に使用されるタイミングベルトはその表面に使用
する基布の特性として製品になった後に基布の切断強力
および平面摩耗強力が必要なことはベルトの耐久性の点
で重要なことであるが、さらにタイミングベルト成型時
には第1図に示すような歯型1の上に基布2、芯体3、
ゴム4の順に置き加圧下で加硫して第3図のタイミング
ベルトとするものである。
すなわち加硫前のタイミングベルト基布は第2図に示す
ような平面である。
したがってタイミングベルト基布は第2図から第3図に
なる過程で基布が伸ばされ、ゴム4は芯体3の粗い目を
通過してタイミングベルトが成型される。
この時の基布2の緯方向伸長率は平均で約30〜50%
であるが部分的にば50多以上伸長されることもある。
この際、基布のストレッチ不足および30〜50多伸長
時の応力が強すぎる場合、さらには歯型1のピッチに対
して基布2が厚すぎる場合等は第4図に示すようにベル
トの成型時に歯形の跡が丸くなう易くベルト成型が非常
に困難となり、ベルトとしての機能を満足に満たさない
従来はこれらの特性すべてを充分満足するようなタイミ
ングベルト基布は得られていない。
タイミングベルト基布の耐久性を考えて基布の切断強力
および平面摩耗強力に重点をおいて基布を試作すれば、
基布が厚くなりすぎたbあるいはストレッチ不足となる
すなわち、切断および平面摩耗能力を強くし基布厚さを
あ1り厚くしないためには細い糸を使用して高密度の織
物が必要になり、高密度のためストレッチ不足さらに伸
長時の応力が高くなる。
普た、強力を強くしてストレッチを得ようとすれば太糸
を使用して低密度で製織する必要があシ低密度でも太糸
を使用すれば基布が厚くなシすぎる。
また、ベルト成型性に必要な基布厚さおよびストレッチ
に重点をおけば細糸を使用して低密度で製織しなければ
ならず当・然基布としての切断訃よび平面摩耗強力不足
、さらに基布の中に占める糸条の充填度が低下するため
ゴムとの接着においてゴムのにじみ出しが発生する。
このように従来のタイミングベルト基布は強力、ストレ
ッチ、厚さすべてを満足することができず、いずれかの
うち少くとも1つは犠牲にしなければならなかった。
本考案はタイミングベルト基布として必要な特性すべて
を満足させた基布を使用し、前述の欠点を改良した成型
性及び耐久性の優れたタイミングベルトを提供するもの
である。
本考案は次の構成を有する。
すなわち、本考案は経糸に熱可塑性合成繊維マルチフィ
ラメント糸を、緯糸に熱可塑性合成繊維マルチフィラメ
ント捲縮加工糸を使用し、単糸繊度は経糸が緯糸と同一
かまたは細く、かつ織物の1完全組織の中に経または緯
方向の重点または沈み点が連続して2つまたば3つを持
つ部分を含む組織からなる基布であり、かつ面密度が0
.55〜1.23である基布を使用してなるタイミング
ベルトである。
以下、本考案を詳細に説明する。
本考案のタイミングベルトの基布に使用する経糸は熱可
塑性合成繊維マルチフィラメント糸であればどんな素材
でも良い。
例えば耐久性はナイロン6pよびナイロン6.6が優れ
、寸た耐熱性はナイロン6.6およびポリエンチルが優
れているので適宜使いわければよい。
−力、緯糸についても素材は経糸と同様どんな素材でも
良く捲縮加工糸であればよい。
捲縮加工方法についても、従来のイタリ一式、仮ヨリ式
、、POY−DTY方式いずれも採用し得る。
捲縮加工条件としては熱処理温度は強力劣化のない範囲
内で高い方が良く、さらに乾熱方式でも目的を達成し得
るが、湿熱方式の方が高ストレッチを得るのに好ましい
次に基布の経糸と緯糸の単糸繊度の関係について述べる
通常タイミングベルト基布は切断強力、平面摩耗強力を
強くシ、基布をあ1シ厚くしないでストレッチが得られ
れば良い。
ストレッチを得るためにはストレッチの大きい糸を使用
することは当然のことであるが、織物を組織した経糸と
緯糸の曲げ剛性、組織点の数、および糸条の充填度(面
密度)が非常に重要な要素となる。
曲げ剛性については緯糸を引っ張った場合、経糸がたや
すく曲がることが必要である。
すなわち、織物のストレッチは糸の伸びと織物構造の伸
びをプラスしたものとなる。
織物構造の伸びは織物上で緯糸を引う脹った場合、緯糸
がストレートに近くなるほど伸び率は大きくなジ、さら
にこの時経糸の抵抗が小さいほど緯糸伸長時の応力が小
さくなる。
このためには、経糸の単糸繊度は緯糸の単糸繊度と同一
か好普しくは細<シ、経糸の曲げ剛性を緯糸と同一か又
は小さくすることである。
従来の織物では製織性および織物風合の関係で経糸は製
織性良好な太単糸繊度糸、緯糸は風合を柔らかくするた
め細単糸繊度が使用されていた。
次に、織物組織面については経、緯方向とも重点および
沈み点の連続が多いほどストレッチは得られ易、いがタ
イミングベルト基布の場合は経、緯方向とも重点ネ・よ
び沈み点の連続があ捷り多すぎると平面摩耗強力が小さ
くなる。
また平組織などのように重点および沈み点が連続してい
ないとストレッチ不足となる。
したがって種々の検討した結果、タイミングベルト基布
として必要な平面摩耗強力を保ちながら、かつストレッ
チを得ようとすれば、経、緯方向ともに重点または沈み
点が2つまたは3つ連続している部分を含んだ組織が好
ましい。
本考案に係るタイミングベルト基布の代表的な組織を第
5図A、B、C,D、Eに示す。
重点渣たは沈み点の連続数は第5図A 、 B 、 C
D、Eで次表のとおりである。
次に経糸、緯糸の太さ、経糸、緯糸の織密度、ふ・よび
織物組織によって決する織物充填度(面密度)は基布の
切断強力、平面摩耗強力、基布厚さ、ストレッチおよび
ベルト成型時のゴムにじみ、すべてに影響してくる。
織物充填度についても種々の検討を行った結果、ゴムと
接着したベルト中の基布の面密度にして0.55〜12
3の範囲内にあることがタイミングベルト基布としての
特性を満足することがわかった。
すなわち、面密度0.55以下では基布のストレッチp
よび厚さは満足するが、強力が低くさらにベルト成型時
にゴムのにじみ出しが生じてくる。
一方123以上では強力、ゴムのにじみ出しは満足する
がストレッチが不足してベルトの成型性が悪くなる。
なお織物充填塵の尺度である布密度は次式で計算する。
CD=(DF+DW)2・df−dW・ CD 布密度 DF:緯糸直径(mm) DW:経糸直径(rtrm ) df:平均緯糸密度(本/rIjIn) dw:平均経糸密度c本/閣) AF:1完全組織中の緯糸本数C本) AW:l完全組織中の経糸本数1本) PF:l完全組織中の緯糸交錯本数(本)PW:1完全
組織中の経糸交錯本数0本)糸の直径はナイロンo、o
137ofで=ゴ=ポリエステルはo、o124617
=:τで計算スル。
布密度の計算式のAP、AW、PF、PWは第5)*図
A、B、C,D、Eで次表のとおっである。
本考案は上述の構成により、成型性に優れると共に、基
布へのゴムのにじみ出しが無く、必要な切断強力及び平
面摩耗を有する耐久性の優れたタイミングベルトが得ら
れる。
実施例 1 タイミングベルトの基布として必要なストレッチ、織物
厚さ、強力を充分満足し、かつベルト成型時にゴムにじ
みのなかったタイミングベルト基布の1例を示す。
実施例 2 実施例1と同様にして織物を作り、 ゴムを塗布 してベルトを作成した。
上表の結果、実験番号7,8は強力、厚さ、ストレッチ
性、ゴムのにじみ出し性はいずれも満足し、好ましいも
のとなった。
これに対し実験番号6は布密度が低過ぎ、強力が低く、
ゴムのにじみ出しが多く好ましいものとならなかった。
普た実験番号9は布密度が高過ぎて、ストレッチ性が不
足し好普しいものとならなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図はタイミングベルトを成型する前の歯形、基布、
芯体とゴムの断面図、第2図は第1図のベルトになる部
分を取り出した断面図、第3図は成型されたタイミング
ベルトの断面図、第4図はタイミングベルト成型時に必
要な特性を持っていない基布を使用してベルトを成型し
たタイミングベルトの断面図を示す。 第5図A、B、C,D、Eは本考案の経糸、緯糸が完全
組織の中に2つまたば3つ連続して重点または沈み点を
持つ組織の1例を示す。 1:歯型、2:基布、3:芯体、4:ゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 経糸に熱可塑性合成繊維マルチフィラメント糸金緯糸に
    熱可塑性合成繊維マルチフィラメント捲縮加工糸を使用
    し、単糸繊度は経糸が緯糸と同一かまたは細く、かつ織
    物の1完全組織り中に経または緯方向の重点または沈み
    点が連続して2つまたは3つを持つ部分を含む組織から
    なる基布であシ、かつ面密度が0.55〜1.23であ
    る基布を使用してなるタイミングベルト。
JP10548078U 1978-08-02 1978-08-02 タイミングベルト Expired JPS5850135Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10548078U JPS5850135Y2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 タイミングベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10548078U JPS5850135Y2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 タイミングベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5522563U JPS5522563U (ja) 1980-02-13
JPS5850135Y2 true JPS5850135Y2 (ja) 1983-11-15

Family

ID=29047774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10548078U Expired JPS5850135Y2 (ja) 1978-08-02 1978-08-02 タイミングベルト

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6139139Y2 (ja) * 1981-05-30 1986-11-11
JPS6139138Y2 (ja) * 1981-05-30 1986-11-11
JPS5952255U (ja) * 1982-09-29 1984-04-06 三ツ星ベルト株式会社 歯付ベルト

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JPS5522563U (ja) 1980-02-13

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