JPS5849644Y2 - 導波型ガスレ−ザ管 - Google Patents

導波型ガスレ−ザ管

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JPS5849644Y2
JPS5849644Y2 JP1541679U JP1541679U JPS5849644Y2 JP S5849644 Y2 JPS5849644 Y2 JP S5849644Y2 JP 1541679 U JP1541679 U JP 1541679U JP 1541679 U JP1541679 U JP 1541679U JP S5849644 Y2 JPS5849644 Y2 JP S5849644Y2
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waveguide
laser tube
laser
tube
gas laser
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JP1541679U
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JPS55117872U (ja
Inventor
和明 堀田
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日本電気株式会社
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【考案の詳細な説明】 この考案は複数個の導波路形成用部材を組み立てて、横
断面が矩形または円形の導波路を得た組み立て式導波型
ガスレーザ管に関するものである。
導波型ガスレーザ管は放電路が洩漏モードの導波路であ
るガスレーザ管である。
CO2レーザ管に代表される分子レーザ管においては、
放電励起状態におけるレーザ媒質であるガスの温度が高
いと、レーザ発振に必要なレーザ利得が得られない。
そこで放電管の外壁から冷却することによりガス温度を
低下する方法が採られるのであるが、放電管を形成する
絶縁物の熱伝導率が小さい場合、効率の良い冷却が得ら
れない。
それ故導波型ガスレーザにおいては、放電管材料として
、BeOやAl2O3などの高い熱伝導率を持つ絶縁物
が用いられている。
また、導波型レーザにおいては、放電細管である導波路
の伝搬損失を少なくするため導波路の壁面は高い表面精
度が必要とされる。
しかし前述のBe05AI203などの絶縁物の中に、
適当の長さを持ち、高い表面精度の壁面を持つ導波路を
唯一の導波路形成用部材によって形成することは困難で
ある。
このため導波路壁を形成するための高い表面精度の研摩
面を持つ複数個の導波路形成用部材を組み立てて導波型
レーザ管を得ていた。
複数個の導波路形成用部材の組み立てには、高真空用の
エポキシなどの接着材が用いられる。
複数個の導波路形成用部材で形成された放電管の外壁面
には、レーザ媒質のガス温度の低下させ所望するレーザ
利得を得るための金属製の冷却フィンあるいは液冷ジャ
ケットを密着させている。
この金属製のフィンあるいはジャケットは安全のため接
地されているのが普通である。
ところで、導波型レーザの放電細管は導波路を兼ねるた
め一般に細い細管である。
例えばCO2導波型レーザにおいては1〜2mmの細管
径である。
それ故、放電管の陽極−陰極の間にかかる電圧、いわゆ
る放電維持電圧はその他のレーザ放電管に比較し高圧と
なる。
例えば通常用いられているCO2:He : N2=1
:3 :0.5の比のレーザガス75mmHgを封入
した管径1.5mmの細管ノCO2導波型レーザ管にお
ける単位長当たりの維持電圧は約0.6KV/cmであ
る。
そこで15cmの放電路長を持つレーザ管の場合9KV
の放電維持電圧となり、放電路すなわち導波路は高電圧
となる。
従来の組み立て式の導波型゛レーザ管は矩形導波路の4
つの壁面の1面を形成する高い表面精度の面を有する直
方体の4つの部材か又は矩形導波路の4つの壁面の2面
を形成する相互に直角な高い表面精度の2面を有する2
つのL字型部材をエポキシなどの高真空用接着剤を用い
て組み立てていた。
しかしながらこれら従来の組み立て式の導波型レーザ管
では、前記の様に放電管の外壁は接地された金属に密着
し、又レーザ細管は高圧であるため、接着剤の絶縁破壊
が起こり、放電管に空気が入り込んでしまい、レーザ発
振が得られなくなり、レーザ管の寿命は終了してしまう
ことがあった。
この考案の目的は、接着剤の絶縁破壊を起こしにくい構
造の導波型ガスレーザ管を提供することにある。
本考案によれば、放電路が導波路を兼用する導波型ガス
レーザ管において、2個の導波路形成用部材を組み立て
ることによって横断面が矩形または円形の上記導波路を
得た導波型ガスレーザ管であって上記2個の導波路形成
用部材の互に接触している面が横断面をとった場合折れ
線となるような曲折した面であることを特徴とする導波
型ガスレーザ管が得られる。
次に図面を参照して詳しく説明する。
第1図に示したように、導波型ガスレーザ管は、レーザ
利得領域である放電路1が洩漏モードの導波路となって
いる。
導波路1の壁面は高い表面精度の研摩面である。
陽極3と陰極4との間で放電が起こる。
なお5,6はレーザ発振を得るための反射鏡であるが、
外部鏡形成の場合はブリュスタ窓となる。
レーザ管本体2は高い熱伝導率を持つAl2O3,Be
Oなどの絶縁物で作られている。
放電路すなわち導波路1の横断面は円形の場合と矩形の
場合があるが、第1図は矩形の場合である。
この場合、一つの導波路形成用部材の中に適当な長さの
導波路を作っているが、絶縁物の中に、この様な高い表
面精度の研摩面を持つ放電路すなわち導波路1を作るこ
とは非常に困難である。
そこで、導波路壁面を形成する高い表面精度の研摩面を
持つ複数の導波路形成用部材を高真空用の接着剤を用い
て組み立てて、矩形導波路レーザ管を得ていた。
第2図は4つの直方体の導波路形成用部材から組み立て
られる従来の導波型レーザ管である。
4つの導波路形成用部材10,11.12.13は第2
図aに示すように各々研摩面20,21.22.23を
有している。
これら部材は第2図すの如く研摩面20,21,22゜
23が矩形導波路壁を有する様に組み立てられる。
次に、第2図Cに示すように、高真空用接着剤が14.
15,16.17の個所に塗られ、第2図dに示す様な
導波型レーザ管本体2が得られる。
そしてこのレーザ管本体2に第1図のように陽極3、陰
極4、反射鏡あるいはブリュスタ窓5,6を設ければ第
1図のような導波型レーザ管が完成する。
なお、レーザ管の冷却のため、第2図eの様に、レーザ
管外壁に密着して安全のため接地された金属冷却フィン
7又は冷却ジャケットが設けられる。
ところが、導波路すなわち放電路1が高電圧となってい
るため、放電路1と金属フィン7との間で、第2図Cに
示す、各部材の互に接触している面A−A’、B−B’
、C−C’、D−D’を通して放電が起こり、部材14
,15,16.17に塗付された接着剤の絶縁破壊が起
こることがある。
そのため、レーザ管に空気が入り込み、レーザ管の寿命
は終了する。
AA’、 B−B’、 C−C’、 D−D’はレーザ
管の肉厚であるが、肉厚を厚くすればA−A’、 B−
B’、 CC’、D−D’の距離が長くなりA−A’、
B−B’。
C−C’、D−D’を通す放電は起り難くなる。
しがしレーザ管の肉厚を厚くすると、冷却フィン7と導
波路1の間隔が大きくなるので、冷却効果が減少し、所
望するレーザ利得は得られなくなる。
このように肉厚を厚くして、接着剤の絶縁破壊を起こさ
ない様にすることは良策ではない。
第3図は、二つのL字型導波路形成用部材がら組み立て
られる従来の導波型レーザ管本体2である。
第3図aにおいて、部材30が高い表面精度の研摩面4
0および41.部材31が研摩面42および43を有し
ている。
二つのL字型部材30.31は第3図すの如く組立てら
れ、研摩面40.41および42゜43が、矩形導波路
1の壁を形成する。
第3図Cは第3図すの拡大図である。
高真空用接着剤は32゜33の個所に塗られ、第3図d
の導波型レーザ管本体2が得られる。
しかしこの場合も第2図の導波型レーザと同様、二つの
部材30.31の互に接触しているEE’、F−F’(
第3図C参照)が゛肉厚であるため、EE′あるいはF
−F′を通し高電圧の導波路(放電路)1と冷却フィン
の間で放電が起こり、接着剤の絶縁破壊が起こり、導波
型レーザ管本体内への空気のリークが生じてしまう。
第4図は2つの導波路形成用部材50.51の互に接触
している面が横断面をとった場合折れ線となるような曲
折した面である本考案の一実施例である。
前述した第2図、第3図の従来例においては、各部材の
互に接触している面は横断面をとっても折れ線とはなら
ない平坦面である。
第4図aに示す様に二つの部材50.51は各々、矩形
導波路1の壁を形成する高い表面精度の面62.63お
よび64゜65を持ち、第4図すの様に組み立てられる
第4図Cは第4図すの拡大図である。
二つの部材50゜51の互に接触している面は、第4図
Cに示される、H−H’、H’ −H”及びG−G’、
G’−G“を持つ。
高真空用接着剤は、52,53の個所に塗られ、第4図
dに示す導波型レーザ管本体2が得られる。
本実施例においては、2つの導波路形成用部材50.5
1の互に接触している面の横断面における長さは、H−
H’+ H’−H”あるいはG−G’十G’G″であり
、肉厚H−H′あるいはG−G’よりも十分に長い。
そこで、高電圧の導波路と金属冷却フィン(あるいはジ
ャケット)の間での、H−H’−H”あるいはG−G’
−G“を通した放電は起こりにくくなり、高真空用接着
剤の絶縁破壊も起こりにくくなる。
この場合肉厚は従来例第2図、第3図と同じくすること
ができるので、従来のものと冷却効果は変わらない。
第5図の本考案の別の実施例であり、二つの導波路形成
用部材70.71は第5図aのように断面形状を持って
いて、高い表面精度の面82.83.84.85が導波
路1を形成する様に第5図すの如く組み立てられる。
72.73は高真空用接着剤である。二つの部材の互に
接触している面は、第5図Cに示される折れ線J−J
’−J ”、 K−に’−K”を持ち、この場合も肉厚
より十分大きくなるので第4図の導波型レーザ管と同様
な効果を有するものが得られる。
以上詳述した様に、本考案によれば、2個の導波路形成
用部材の互に接触している面が横断面をとつた場合折れ
線となるような曲折した面である導波型ガスレーザ管が
得られ、組立てに用いる高真空用接着剤の絶縁破壊の防
止を冷却効果の悪化を伴なうことなく遠戚することがで
きるものである。
本考案の導波型ガスレーザ管は、CO2,NO2゜CO
,HFなどの分子ガスレーザ管に用いることができ、さ
らに横断面が矩形となるような導波路を有するもののみ
ならず、横断面が円形となるような導波路を有する導波
型レーザ管にも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は放電路が導波路となっている導波型ガスレーザ
管の従来例を示し、aは縦断面図、bはaの要部横断面
図である。 第2図は従来の導波型ガスレーザ管の別の例を示し、a
−Cは組み立て順に示した横断面図、dはCによって得
られたレーザ管本体の斜視図、eはレーザ管の冷却状態
を示す図である。 第3図は従来の導波型ガスレーザ管のさらに他の例を示
し、a−bは組み立て順に示した横断面図、Cはbの拡
大横断面図、dはbの斜視図である。 第4図は本考案の一実施例による導波型ガスレーザ管本
体を示し、a−1)は組み立て順に示した横断面図、C
はbの拡大横断面図、dはbの斜視図である。 第5図は本考案の別の実施例による導波型ガスレーザ管
本体を示し、a−1)は組み立て順に示した横断面図、
Cはbの拡大横断面図である。 50.51.70.71・・・・・・導波路形成用部材
、1・・・・・・横断面が矩形の導波路、2・・・・・
・導波型ガスレーザ管本体、G−G’−G”、 H−H
’−H”、 J −J ’−J ”、 KK’−K”・
・・・・・2個の導波路形成用部材の互に接触している
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 放電路が導波路を兼用する導波型ガスレーザ管において
    、2個の導波路形成用部材を組み立てることによって横
    断面が矩形または円形の上記導波路を得た導波型ガスレ
    ーザ管であって上記2個の導波路形成用部材の互に接触
    している面が横断面をとった場合折れ線となるような曲
    折した面であることを特徴とする導波型ガスレーザ管。
JP1541679U 1979-02-10 1979-02-10 導波型ガスレ−ザ管 Expired JPS5849644Y2 (ja)

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JP1541679U JPS5849644Y2 (ja) 1979-02-10 1979-02-10 導波型ガスレ−ザ管

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JPS55117872U JPS55117872U (ja) 1980-08-20
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