JPS584936Y2 - 複合紡糸用口金装置 - Google Patents
複合紡糸用口金装置Info
- Publication number
- JPS584936Y2 JPS584936Y2 JP1978023299U JP2329978U JPS584936Y2 JP S584936 Y2 JPS584936 Y2 JP S584936Y2 JP 1978023299 U JP1978023299 U JP 1978023299U JP 2329978 U JP2329978 U JP 2329978U JP S584936 Y2 JPS584936 Y2 JP S584936Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- plate
- merging
- hole
- confluence
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- Expired
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- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は複合紡糸用口金装置に係り、特に互に親和性の
乏しい2種のポリマーからなり、容易に剥離割繊しうる
複合糸を紡糸するのに適した紡糸用口金装置に係るもの
である。
乏しい2種のポリマーからなり、容易に剥離割繊しうる
複合糸を紡糸するのに適した紡糸用口金装置に係るもの
である。
従来剥離割繊型複合糸の紡糸装置として、口金板の紡糸
細孔上に側壁に小孔群を有する合流管を設け、合流管の
小孔群から第1ポリマーを導入し、合流管の上端から第
2ポリマーを導入して複合紡糸するようにした装置が提
案されているが、かかる装置においては十分な工作精度
が要求され、合流部の一単位が大型化し、一枚の口金板
に設けうる紡糸細孔の数を多くすることができず、生産
性を向上することが困難であるという問題があった。
細孔上に側壁に小孔群を有する合流管を設け、合流管の
小孔群から第1ポリマーを導入し、合流管の上端から第
2ポリマーを導入して複合紡糸するようにした装置が提
案されているが、かかる装置においては十分な工作精度
が要求され、合流部の一単位が大型化し、一枚の口金板
に設けうる紡糸細孔の数を多くすることができず、生産
性を向上することが困難であるという問題があった。
本考案はこのような問題を解決した複合紡糸用口金装置
を提供するもので、紡糸細孔を有する口金板上に下部合
流板と上部合流板が重ね合わされ、両合流板の間に第1
ポリマー溜り、第1ポリマー導入溝および第1ポリマー
導入孔に連通した第1ポリマー均圧部が設けられ、上部
合流板、第1ポリマー溜りおよび下部合流板を貫通して
設けられた紡糸細孔と中心を同じくする孔に側壁に第1
ポリマー流入孔群を有する合流管が嵌合され、合流管の
第1ポリマー流入札群が第1ポリマー溜りに開孔し、合
流管の上端が第2ポリマー溜りに連通していることを特
徴とするものである。
を提供するもので、紡糸細孔を有する口金板上に下部合
流板と上部合流板が重ね合わされ、両合流板の間に第1
ポリマー溜り、第1ポリマー導入溝および第1ポリマー
導入孔に連通した第1ポリマー均圧部が設けられ、上部
合流板、第1ポリマー溜りおよび下部合流板を貫通して
設けられた紡糸細孔と中心を同じくする孔に側壁に第1
ポリマー流入孔群を有する合流管が嵌合され、合流管の
第1ポリマー流入札群が第1ポリマー溜りに開孔し、合
流管の上端が第2ポリマー溜りに連通していることを特
徴とするものである。
以下図面に従って本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の装置の一例を示す縦断面図、第2図は
第1図のA−A線横断面図、第3図は本考案の装置を用
いて得られる複合糸の一例を示す断面図である。
第1図のA−A線横断面図、第3図は本考案の装置を用
いて得られる複合糸の一例を示す断面図である。
図面において、1は紡糸細孔2を有する口金板、3tI
″i下部合流板、4は上部合流板、5は側壁に第1ポリ
マー流入孔群6を有する合流管、7は第1ポリマー溜り
、8//′i第1ポリマー導入溝、9は第1ポリマー導
入孔10に連通した第1ポリマー均圧部、11は第2ポ
リマー溜りである。
″i下部合流板、4は上部合流板、5は側壁に第1ポリ
マー流入孔群6を有する合流管、7は第1ポリマー溜り
、8//′i第1ポリマー導入溝、9は第1ポリマー導
入孔10に連通した第1ポリマー均圧部、11は第2ポ
リマー溜りである。
図面では第1ポリマー溜り7、第1ポリマー導入溝8お
よび第1ポリマー均圧部9を上部合流板4の方へ設けた
例を示したが、これらは下部合流板3の方へ設けてもよ
く、場合によっては両合流板にまたかるように設けても
よい。
よび第1ポリマー均圧部9を上部合流板4の方へ設けた
例を示したが、これらは下部合流板3の方へ設けてもよ
く、場合によっては両合流板にまたかるように設けても
よい。
次に第1〜第2図に示した本考案の装置の製作法の−f
uを説明する。
uを説明する。
渣ず第1ポリマー溜り7、第1ポリマー導入溝8、第1
ポリマー均圧部9および第1ポリマー導入孔10を上部
合流板4に加工し、上部合流板4と下部合流板3とを重
ね合わせて締付はボルト12で固定する。
ポリマー均圧部9および第1ポリマー導入孔10を上部
合流板4に加工し、上部合流板4と下部合流板3とを重
ね合わせて締付はボルト12で固定する。
次いで上部合流板4、第1ポリマー溜り7、下部合流板
3を貫通し、口金板の紡糸細孔2と合致する位置に合流
管5を嵌合するための孔を穿つ。
3を貫通し、口金板の紡糸細孔2と合致する位置に合流
管5を嵌合するための孔を穿つ。
この時上部合流板側の孔径と合流管の外径をほぼ等しい
寸法にし、下部合流管側の孔径はリーマ−加工等の適当
な手段で合流管の外径よりもわずかに太き目に仕上げる
。
寸法にし、下部合流管側の孔径はリーマ−加工等の適当
な手段で合流管の外径よりもわずかに太き目に仕上げる
。
そしてこの孔に孔の長さよりもわずかに大きい長さの合
流管5を下部合流板下面かられずかに突出するように嵌
合する。
流管5を下部合流板下面かられずかに突出するように嵌
合する。
この際合流管を上部合流板の孔には焼嵌め(上部合流板
を加熱膨張させて合流管を嵌め込むにより固定し、下部
合流板の孔にはすり合わせ渣たは微小間隙をもって挿入
固定する。
を加熱膨張させて合流管を嵌め込むにより固定し、下部
合流板の孔にはすり合わせ渣たは微小間隙をもって挿入
固定する。
次いで合流管の下端面と下部合流板下面とが同一平面に
なるように不上げ、口金板1の上面に密接に重ね合わせ
る。
なるように不上げ、口金板1の上面に密接に重ね合わせ
る。
最後にこれらをホルダー(図示せず)に収め、濾過部を
有する有孔板13釦よび分配用上蓋14を組み込んで本
考案の装置の組立体が完成する。
有する有孔板13釦よび分配用上蓋14を組み込んで本
考案の装置の組立体が完成する。
本考案の装置はシール性が完全で、本考案によれば一板
の口金板に設けうる紡糸細孔数を多くすることか可能で
あり、たとえば面径90mmψの口金板に48孔(同心
二重円配列)、64孔(同心三重円配列)程度1で紡糸
細孔を設けるととができる。
の口金板に設けうる紡糸細孔数を多くすることか可能で
あり、たとえば面径90mmψの口金板に48孔(同心
二重円配列)、64孔(同心三重円配列)程度1で紡糸
細孔を設けるととができる。
本考案の装置により複合紡糸すると、合流管の側壁の小
孔群から導入される第1ポリマーは合流管内に複数の独
立した流れとして流入し、合流管の上端から導入される
第2ポリマーは流下して複数の第1ポリマー流と合流し
、第1ポリマーの複数の流れが第2ポリマーによって分
画された状態で紡糸細孔を経て第3図に示したような断
面の複合糸として紡糸される。
孔群から導入される第1ポリマーは合流管内に複数の独
立した流れとして流入し、合流管の上端から導入される
第2ポリマーは流下して複数の第1ポリマー流と合流し
、第1ポリマーの複数の流れが第2ポリマーによって分
画された状態で紡糸細孔を経て第3図に示したような断
面の複合糸として紡糸される。
第3図において15は第1ポリマー、16は第2ポリマ
ーである。
ーである。
本考案の装置を用いて得られる複合糸は特殊な風合いや
外観を有する繊維製品の製造に有用で、特に親和性の乏
しいポ、リマーを組合わせて複合紡糸したものを延伸、
仮撚等の製糸途上または布帛にした後に機械的もしくは
化学的処理により剥離割繊することにより0.1デニ一
ル程度の極細糸を含む混繊糸製品とするのに有用である
。
外観を有する繊維製品の製造に有用で、特に親和性の乏
しいポ、リマーを組合わせて複合紡糸したものを延伸、
仮撚等の製糸途上または布帛にした後に機械的もしくは
化学的処理により剥離割繊することにより0.1デニ一
ル程度の極細糸を含む混繊糸製品とするのに有用である
。
第1図は本考案の装置の−flJを示す縦断面図、第2
図は第1図のA−A線横断面図、第3図は本考案の装置
を用いて得られる複合糸の一例を示す断面図である。 1・・・・・・口金板1.?・・・・、・:紡糸細孔、
3・・・・・・下部合流板、4・・・・・・上部合流板
、5・・・・・・合流管、6・・・・・・第1ポリマー
流入孔群、7・・・・・・第1ポリマー溜り、8・・・
・・・第1ポリマー導入溝、9・0.・・・第1ポリマ
ー均圧部、10.・、・・・第1ヂリマー導入孔。
図は第1図のA−A線横断面図、第3図は本考案の装置
を用いて得られる複合糸の一例を示す断面図である。 1・・・・・・口金板1.?・・・・、・:紡糸細孔、
3・・・・・・下部合流板、4・・・・・・上部合流板
、5・・・・・・合流管、6・・・・・・第1ポリマー
流入孔群、7・・・・・・第1ポリマー溜り、8・・・
・・・第1ポリマー導入溝、9・0.・・・第1ポリマ
ー均圧部、10.・、・・・第1ヂリマー導入孔。
Claims (2)
- (1)紡糸細孔を有する口金板上に下部合流板と上部合
流板が重ね合わされ、両合流板の間に第1ポリマー溜り
、第1ポリマー導入溝および第1ポリマー導入孔に連通
した第1ポリマー均圧部が設けられ、上部合流板、第1
ポリマー溜りおよび下部合流板を貫通して設けられた紡
糸細孔と中心を同じくする孔に側壁に第1ポリマー流入
孔群を有する合流管が嵌合され、合流管の第1ポリマー
流入孔群が第1ポリマー溜りに開孔し、合流管の上端が
第2ポリマー溜りに連通している複合紡糸用口金装置。 - (2)合流管の上部が上部合流板の孔に焼嵌め固定され
ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の複合紡糸用
口金装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978023299U JPS584936Y2 (ja) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | 複合紡糸用口金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978023299U JPS584936Y2 (ja) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | 複合紡糸用口金装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54129608U JPS54129608U (ja) | 1979-09-08 |
JPS584936Y2 true JPS584936Y2 (ja) | 1983-01-27 |
Family
ID=28859650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978023299U Expired JPS584936Y2 (ja) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | 複合紡糸用口金装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584936Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4422488Y1 (ja) * | 1966-04-20 | 1969-09-22 | ||
JPS51116416A (en) * | 1975-04-07 | 1976-10-13 | Hitachi Ltd | A non-evaporation type getter pump |
JPS5424506B2 (ja) * | 1973-12-08 | 1979-08-21 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5424506U (ja) * | 1977-07-15 | 1979-02-17 |
-
1978
- 1978-02-23 JP JP1978023299U patent/JPS584936Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4422488Y1 (ja) * | 1966-04-20 | 1969-09-22 | ||
JPS5424506B2 (ja) * | 1973-12-08 | 1979-08-21 | ||
JPS51116416A (en) * | 1975-04-07 | 1976-10-13 | Hitachi Ltd | A non-evaporation type getter pump |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54129608U (ja) | 1979-09-08 |
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