JPS5849121Y2 - 鋼塊のウエル形状 - Google Patents
鋼塊のウエル形状Info
- Publication number
- JPS5849121Y2 JPS5849121Y2 JP1980036381U JP3638180U JPS5849121Y2 JP S5849121 Y2 JPS5849121 Y2 JP S5849121Y2 JP 1980036381 U JP1980036381 U JP 1980036381U JP 3638180 U JP3638180 U JP 3638180U JP S5849121 Y2 JPS5849121 Y2 JP S5849121Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- well
- steel ingot
- angle
- shape
- steel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Metal Rolling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鋼塊のウェルの形状に関するものである。
一般に鋼塊1を分塊圧延機によって分塊圧延する際に鋼
片5にフィッシュテイル3と呼ばれる一種の不均一変形
領域が生じる。
片5にフィッシュテイル3と呼ばれる一種の不均一変形
領域が生じる。
この部分は鋼片5として用いることができないため、切
り捨てなければならない。
り捨てなければならない。
このフィッシュテイル3による切捨量には鋼塊1の形状
が影響することがよく知られており、鋼塊1の下部にウ
ェル定盤を用いて造塊時に角錐台状の突起であるウェル
4を形成することによりフィッシュテイル3の発生を減
少せしめて、歩留り0向上を図ることが常識となってい
る。
が影響することがよく知られており、鋼塊1の下部にウ
ェル定盤を用いて造塊時に角錐台状の突起であるウェル
4を形成することによりフィッシュテイル3の発生を減
少せしめて、歩留り0向上を図ることが常識となってい
る。
しかしながら、鋼塊1の底部となるウェル4の巾Bと鋼
塊1を分塊圧延した鋼片5の巾Wとの関係、すなわち巾
方向の圧下率やウェル4の厚さ方向の絞り角度(ウェル
4の側面と、鋼塊1とウェル4との境界面とのなす角度
)αなどによって、圧延后のフィッシュテイル3の長さ
tfが異なることになるため、最適なウェルの形状や寸
法が見つけにりく、フィッシュテイル3を小さくするこ
とが困難である。
塊1を分塊圧延した鋼片5の巾Wとの関係、すなわち巾
方向の圧下率やウェル4の厚さ方向の絞り角度(ウェル
4の側面と、鋼塊1とウェル4との境界面とのなす角度
)αなどによって、圧延后のフィッシュテイル3の長さ
tfが異なることになるため、最適なウェルの形状や寸
法が見つけにりく、フィッシュテイル3を小さくするこ
とが困難である。
そこで従来は第1乃至第3図に示すように、定盤ウェル
部の造り易さ等の理由から、角錐台形に形成したウェル
4の絞す角度dを長辺面の中心から端部コーナーに至る
!でほぼ一定に設定され、圧延する際の厚さ方向の寸法
Hは一定に設定されていた。
部の造り易さ等の理由から、角錐台形に形成したウェル
4の絞す角度dを長辺面の中心から端部コーナーに至る
!でほぼ一定に設定され、圧延する際の厚さ方向の寸法
Hは一定に設定されていた。
しかしながらウェル4がこのように形成されると、巾方
向の圧下率が大きくなった場合に両側端が進みすぎ、第
4図のようにフィッシュテイル3が大きく生じて切捨て
る部分(第4図の斜線部分)が大きくなり、歩留りの向
上はあ捷り期待できないものであった。
向の圧下率が大きくなった場合に両側端が進みすぎ、第
4図のようにフィッシュテイル3が大きく生じて切捨て
る部分(第4図の斜線部分)が大きくなり、歩留りの向
上はあ捷り期待できないものであった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであって、分塊
圧延した際にフィッシュテイルが大きく発生することを
防止でき、歩留りを向上させることのできる鋼塊のウェ
ル形状を提供することを目的とするものである。
圧延した際にフィッシュテイルが大きく発生することを
防止でき、歩留りを向上させることのできる鋼塊のウェ
ル形状を提供することを目的とするものである。
以下本考案を実施例により詳述する。
第5図、第6図、第7図は本考案に係る鋼塊1のウェル
2の形状を示すもので、横断面か略長方形で、略角錐台
形にウェル2は鋼塊1下部より下方に突出している。
2の形状を示すもので、横断面か略長方形で、略角錐台
形にウェル2は鋼塊1下部より下方に突出している。
捷たウェル2の長辺側の側面と、鋼塊1とウェル2との
境界面である鋼塊1の底面とのなす角度すなわち絞り角
度は、長辺面の中央部で第1図従来例と同様なαの角度
に、長辺面の端部コーナーがaより小さい角度のβとな
るように、順次ゆるやかに減少するように設定しである
。
境界面である鋼塊1の底面とのなす角度すなわち絞り角
度は、長辺面の中央部で第1図従来例と同様なαの角度
に、長辺面の端部コーナーがaより小さい角度のβとな
るように、順次ゆるやかに減少するように設定しである
。
角度βは角度αに対して5〜50%の範囲で減少させる
のがよい。
のがよい。
例えばαを500′、減少率を30%とするとβは35
° となる。
° となる。
この減少率は鋼塊1の寸法や鋼片5の寸法、圧下条件な
どを考慮して上記範囲内で適宜選択するものである。
どを考慮して上記範囲内で適宜選択するものである。
しかして、上記のように絞り角度α、βを端部コーナー
側根順次小さくなるように設定することにより、ウェル
2の圧延する際の厚さ方向の寸法は、中央部の寸法Hよ
りコーナー側の寸法りが小さく形成されることになり、
分塊圧延するにあたって圧下率が大きくなっても、鋼片
5の両側端が進み過ぎることを防止でき、第8図に示す
ようにフィッシュテイル3が大きく生じることを防止で
きるものであう、切捨量(第8図の斜線で示す)を従来
の第4図のものより小さくすることができて、歩留りを
向上することができるものである。
側根順次小さくなるように設定することにより、ウェル
2の圧延する際の厚さ方向の寸法は、中央部の寸法Hよ
りコーナー側の寸法りが小さく形成されることになり、
分塊圧延するにあたって圧下率が大きくなっても、鋼片
5の両側端が進み過ぎることを防止でき、第8図に示す
ようにフィッシュテイル3が大きく生じることを防止で
きるものであう、切捨量(第8図の斜線で示す)を従来
の第4図のものより小さくすることができて、歩留りを
向上することができるものである。
尚、第1図乃至第3図の従来のウェルの形状ではフイツ
ンユテイルの発生による切捨量は鋼片の1〜2多程度に
及ぶ75&本考案のウェルの形状を採用すればこれを1
%以内に減少できることが実験的に確認さ幻ている。
ンユテイルの発生による切捨量は鋼片の1〜2多程度に
及ぶ75&本考案のウェルの形状を採用すればこれを1
%以内に減少できることが実験的に確認さ幻ている。
また本考案のウェルの形状は、鋼塊、特にキャップド鋼
塊のトップの形状に応用することも可能である。
塊のトップの形状に応用することも可能である。
上記のように本考案は、ウェルの側面と鋼塊の底面との
なす角度(絞り角度)を、ウェルの長辺面の端部程中央
部よりも順次小角度に設定しであるので、鋼塊を分塊圧
延するにあたって圧下率が大きくなっても、鋼片の両側
端が進み過ぎることを防止でき、フィッシュテイルが大
きく生じることを防止できるものであり、切捨量を従来
のものより小さくすることができて、歩留りを向上する
ことができるものである。
なす角度(絞り角度)を、ウェルの長辺面の端部程中央
部よりも順次小角度に設定しであるので、鋼塊を分塊圧
延するにあたって圧下率が大きくなっても、鋼片の両側
端が進み過ぎることを防止でき、フィッシュテイルが大
きく生じることを防止できるものであり、切捨量を従来
のものより小さくすることができて、歩留りを向上する
ことができるものである。
第1図、第2図、第3図は従来の鋼塊の正面図、底面図
、斜視図、第4図は同上を分塊圧延した鋼片の正面図、
第5図、第6図、第7図は本考案に係る鋼塊の一実施例
を示す正面図、底面図、斜視図、第8図は同上を分塊圧
延した鋼片の正面図である。 1は鋼塊、2はウェル、α、βは角度である。
、斜視図、第4図は同上を分塊圧延した鋼片の正面図、
第5図、第6図、第7図は本考案に係る鋼塊の一実施例
を示す正面図、底面図、斜視図、第8図は同上を分塊圧
延した鋼片の正面図である。 1は鋼塊、2はウェル、α、βは角度である。
Claims (1)
- 鋼塊の下部に設けた横断面略長方形状のウェルを下部程
巾の狭くなる略角錐台形に形成すると共に、このウェル
の側面と鋼塊の底面とのなす角度を、ウェルの長辺面の
端部程中央部よりも順次小角度に設定して成る鋼塊のウ
ェル形状。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980036381U JPS5849121Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | 鋼塊のウエル形状 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980036381U JPS5849121Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | 鋼塊のウエル形状 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57156201U JPS57156201U (ja) | 1982-10-01 |
JPS5849121Y2 true JPS5849121Y2 (ja) | 1983-11-10 |
Family
ID=29833622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980036381U Expired JPS5849121Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 | 鋼塊のウエル形状 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849121Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521687A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | Kenji Takabayashi | Cutter |
JPS5285932A (en) * | 1976-01-10 | 1977-07-16 | Sumitomo Metal Ind | Heavy steel ingot with bottom well |
-
1980
- 1980-03-19 JP JP1980036381U patent/JPS5849121Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS521687A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-07 | Kenji Takabayashi | Cutter |
JPS5285932A (en) * | 1976-01-10 | 1977-07-16 | Sumitomo Metal Ind | Heavy steel ingot with bottom well |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57156201U (ja) | 1982-10-01 |
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