JPS5849068A - 回転機の軸受支持装置 - Google Patents
回転機の軸受支持装置Info
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- JPS5849068A JPS5849068A JP14470881A JP14470881A JPS5849068A JP S5849068 A JPS5849068 A JP S5849068A JP 14470881 A JP14470881 A JP 14470881A JP 14470881 A JP14470881 A JP 14470881A JP S5849068 A JPS5849068 A JP S5849068A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K5/00—Casings; Enclosures; Supports
- H02K5/26—Means for adjusting casings relative to their supports
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は回転機の軸受支持装置に係り、特に案内軸受(
以下、軸受と称す)を保持している軸受支持枠をその内
側に保持するブラケットとコンクリート壁に設けられた
ベースとが弾性体を介して結合さnている回転機の軸受
支持装置に関するものである。
以下、軸受と称す)を保持している軸受支持枠をその内
側に保持するブラケットとコンクリート壁に設けられた
ベースとが弾性体を介して結合さnている回転機の軸受
支持装置に関するものである。
近年の我が国の電力需要は、昼夜の差が著しくピーク電
力の供給と夜間余剰電力の有効活用のため、揚水発電設
備は大容量化している。このような大容量揚水発電設備
は、経済性向上のため高速化さnており、従来のaoo
rpm級に対し最近は700rpm級が計画されている
。機械が高速化するに伴ない従来に見ら扛ながった問題
が生じている。本発明の動機となった軸受支持装置の熱
膨張によるコンクリート壁の亀裂発生問題及び軸受間隙
減小による軸受温度上昇及びその極限としての軸受焼損
問題も高速化に伴なう新たな問題としてあげられる。
力の供給と夜間余剰電力の有効活用のため、揚水発電設
備は大容量化している。このような大容量揚水発電設備
は、経済性向上のため高速化さnており、従来のaoo
rpm級に対し最近は700rpm級が計画されている
。機械が高速化するに伴ない従来に見ら扛ながった問題
が生じている。本発明の動機となった軸受支持装置の熱
膨張によるコンクリート壁の亀裂発生問題及び軸受間隙
減小による軸受温度上昇及びその極限としての軸受焼損
問題も高速化に伴なう新たな問題としてあげられる。
第1図及び第2図には回転電機の軸受支持装置の従来例
が示されている。回転軸1の周囲に配置された軸受2は
軸受支持枠3に収めらf、軸受支持枠3はブラケット円
板4aの内側に取り付けられる。そしてブラケット4は
第2図に示さ扛ているようにブラケット円板4aと放射
状のブラケットアーム4bとからなり、ブラケットアー
ム4bの先端には防振ステー5が取り付けられ、さらに
回転機の周囲に敷設されたコンクリート壁8のベース7
に対して弾性体である板ばね6を介して突っ張った状態
で保持される。
が示されている。回転軸1の周囲に配置された軸受2は
軸受支持枠3に収めらf、軸受支持枠3はブラケット円
板4aの内側に取り付けられる。そしてブラケット4は
第2図に示さ扛ているようにブラケット円板4aと放射
状のブラケットアーム4bとからなり、ブラケットアー
ム4bの先端には防振ステー5が取り付けられ、さらに
回転機の周囲に敷設されたコンクリート壁8のベース7
に対して弾性体である板ばね6を介して突っ張った状態
で保持される。
ところで回転軸1の曲げ固有振動数に関する軸受支持装
置の横剛性は、こ扛らブラケット円板4aから板ばね6
までの圧縮を受ける半径方向剛性Kによってほぼ決定さ
れるが、このような軸受支持装置はコンクリート壁8の
強度的安全性及び軸受温度に関する軸受間隙の変化に関
し、次に述べるような欠点を有しており、大型回転電機
の高速化の障害となっていた。
置の横剛性は、こ扛らブラケット円板4aから板ばね6
までの圧縮を受ける半径方向剛性Kによってほぼ決定さ
れるが、このような軸受支持装置はコンクリート壁8の
強度的安全性及び軸受温度に関する軸受間隙の変化に関
し、次に述べるような欠点を有しており、大型回転電機
の高速化の障害となっていた。
このような軸受支持装置では据付時において板ばね6を
たわ捷せて防振ステー5とベース7との間に挿入して、
両者を突っ張った状態に保持するためコンクリート壁8
には板ばね6のたわみに基づく半径方向外向きの突張力
F。が作用する。運転時には更にブラケット4の熱膨張
に基づく半径方向外向きの突張力Ftが、板はね6の半
径方向外向きの突張力F。に加わる。従って運転時にお
いてコンクリート壁8に作用する半径方向外向き゛の全
突張力(以下、半径方向全突張力と称す)PRは、板ば
ね6のたわみに基づく半径方向外向きの突張力Fo と
ブラケット4の熱膨張に基づく半径方向外向きの突張力
F、の合計となり、前記半径方向剛性K及び半径あたり
の熱膨張量ΔRを用いて次式で表わされる。
たわ捷せて防振ステー5とベース7との間に挿入して、
両者を突っ張った状態に保持するためコンクリート壁8
には板ばね6のたわみに基づく半径方向外向きの突張力
F。が作用する。運転時には更にブラケット4の熱膨張
に基づく半径方向外向きの突張力Ftが、板はね6の半
径方向外向きの突張力F。に加わる。従って運転時にお
いてコンクリート壁8に作用する半径方向外向き゛の全
突張力(以下、半径方向全突張力と称す)PRは、板ば
ね6のたわみに基づく半径方向外向きの突張力Fo と
ブラケット4の熱膨張に基づく半径方向外向きの突張力
F、の合計となり、前記半径方向剛性K及び半径あたり
の熱膨張量ΔRを用いて次式で表わされる。
PR= Fo + Ft = Fo +K ’ΔR・・
曲(1)第3図にはこの関係すなわち縦軸に板ばね6の
たわみに基づく半径方向外向きの突張力F。とブラケッ
ト4の熱膨張に基づく半径方向外向きの突張力F、との
和である半径方向全突張力FRをとり、横軸にはブラケ
ット4の半径あたりの熱膨張量ΔRをとって半径方向全
突張力PRとブラケット4の熱膨張量ΔRとの関係が示
さ扛ている。同図に示さ扛ているように熱膨張量ΔRが
大きくなるにつれてブラケット4の半径方向外向きの突
張力Fsは大きくなっており、従って半径方向全突張力
FRもブラケットの熱膨張量ΔRが増加するにつれて大
きくなっている。
曲(1)第3図にはこの関係すなわち縦軸に板ばね6の
たわみに基づく半径方向外向きの突張力F。とブラケッ
ト4の熱膨張に基づく半径方向外向きの突張力F、との
和である半径方向全突張力FRをとり、横軸にはブラケ
ット4の半径あたりの熱膨張量ΔRをとって半径方向全
突張力PRとブラケット4の熱膨張量ΔRとの関係が示
さ扛ている。同図に示さ扛ているように熱膨張量ΔRが
大きくなるにつれてブラケット4の半径方向外向きの突
張力Fsは大きくなっており、従って半径方向全突張力
FRもブラケットの熱膨張量ΔRが増加するにつれて大
きくなっている。
そして第1図に示さ牡ているように上部にブラケット4
を配置する構造においては、コンクリート壁8は一般に
床面に起立した円筒状に形成されるため、半径方向全突
張力FRによってコンクリート壁8には第4図に示され
ているよへな周方向引張力F、が生じる。更にべ=スフ
の数が少ない場合には、周方向引張力F、の他に半径方
向突張点、すなわちベース7におけるコンクリート壁8
に、図中に矢印で示す内側への局部的曲げモーメントM
が生じる。
を配置する構造においては、コンクリート壁8は一般に
床面に起立した円筒状に形成されるため、半径方向全突
張力FRによってコンクリート壁8には第4図に示され
ているよへな周方向引張力F、が生じる。更にべ=スフ
の数が少ない場合には、周方向引張力F、の他に半径方
向突張点、すなわちベース7におけるコンクリート壁8
に、図中に矢印で示す内側への局部的曲げモーメントM
が生じる。
ところでコンクリートは周知のように圧縮には強いが引
張りには弱いという欠点を有しているため、周方向引張
力F、に更に曲げモーメン)Mに基づく曲げ引張り力が
加わって、コンクリート壁8には往々にして亀裂が発生
する懸念があった。
張りには弱いという欠点を有しているため、周方向引張
力F、に更に曲げモーメン)Mに基づく曲げ引張り力が
加わって、コンクリート壁8には往々にして亀裂が発生
する懸念があった。
これに対し回転電機下部にブラケットを配置する構造(
図示せず)においては、円筒状のコンクリート壁の代り
に構造的に充分強固なコンクリート基礎とすることがで
きるが、この場合にはブラケットの熱膨張によって逆に
軸受が内側に押される。このため軸受間隙が狭められて
大幅な温度上昇をきたし、遂にはその極限としての軸受
表面の金属接触による軸受焼損事故が発生する。
図示せず)においては、円筒状のコンクリート壁の代り
に構造的に充分強固なコンクリート基礎とすることがで
きるが、この場合にはブラケットの熱膨張によって逆に
軸受が内側に押される。このため軸受間隙が狭められて
大幅な温度上昇をきたし、遂にはその極限としての軸受
表面の金属接触による軸受焼損事故が発生する。
一般に室軸回転電機の回転体の曲げ固有振動数は回転速
度より大きくなるように設計さfている。
度より大きくなるように設計さfている。
ところが同一回転体についてみると、軸受支持装置の横
剛性Kが下るに伴ない固有振動数も小さくなる。そこで
回転電機を高速化するには横剛性Kを上げることが必要
となるが、従来構造において横剛性Kを大きくすること
は前記(1)式より半径方向全突張力PRの増加を必然
的に伴うことになる。
剛性Kが下るに伴ない固有振動数も小さくなる。そこで
回転電機を高速化するには横剛性Kを上げることが必要
となるが、従来構造において横剛性Kを大きくすること
は前記(1)式より半径方向全突張力PRの増加を必然
的に伴うことになる。
このように従来構造においては、軸受支持装置の横剛性
の増加に伴うコンクリート壁の亀裂発生及び軸受焼損事
故発生の危険性の増加が高速化の障害となっていた。
の増加に伴うコンクリート壁の亀裂発生及び軸受焼損事
故発生の危険性の増加が高速化の障害となっていた。
更に従来構造においては板ばねの構造自体にも次に述べ
るような欠点を有していた。ばね定数が大きくなるにつ
れて据付時のたわみ量が小さくなる。すなわち据付作業
が困難になる。板ばね接触面圧が極めて高いため高周波
焼入れ、または炎焼入れ等の表面硬化処理が必要である
。板ばねに大きな応力が発生するため引張り強さが10
,000Kq/cm2程度の高級鍛造材が必要である。
るような欠点を有していた。ばね定数が大きくなるにつ
れて据付時のたわみ量が小さくなる。すなわち据付作業
が困難になる。板ばね接触面圧が極めて高いため高周波
焼入れ、または炎焼入れ等の表面硬化処理が必要である
。板ばねに大きな応力が発生するため引張り強さが10
,000Kq/cm2程度の高級鍛造材が必要である。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、コンクリート壁の亀裂発生を防止した
回転機の軸受支持装置を提供するにある。
とするところは、コンクリート壁の亀裂発生を防止した
回転機の軸受支持装置を提供するにある。
すなわち本発明は、弾性体が引張りたわみが可能なばね
であることを特徴とするものである。
であることを特徴とするものである。
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
5図から第8図には本発明の一実施例が示されている。
5図から第8図には本発明の一実施例が示されている。
なお従来と同じ部品には同じ符号を付したので説明は省
略する。本実施例では弾性体9を、引張りたわみが可能
なばねで形成した。
略する。本実施例では弾性体9を、引張りたわみが可能
なばねで形成した。
すなわちブラケット4とコンクリート壁8との間に引張
りたわみが可能なばね例えばリングばね11を配置し、
ベース7上に設けた調整ライナ10を介してブラケット
4とコンクリート壁8との間を結合した。このようにす
ることにより、従来の軸受支持装置が据付は時において
板ばねのたわみによってコンクリート壁8を半径方向外
向きに突っ張った状態で保持していたのに対し、本実施
例においては引張りたわみが可能なリングばね11とし
たので、コンクリート壁8が逆に半径方向内向きに引張
られるようになる。従って運転時におけるコンクリート
壁8に作用する半径方向全突張力FRは次式で表わせる
。
りたわみが可能なばね例えばリングばね11を配置し、
ベース7上に設けた調整ライナ10を介してブラケット
4とコンクリート壁8との間を結合した。このようにす
ることにより、従来の軸受支持装置が据付は時において
板ばねのたわみによってコンクリート壁8を半径方向外
向きに突っ張った状態で保持していたのに対し、本実施
例においては引張りたわみが可能なリングばね11とし
たので、コンクリート壁8が逆に半径方向内向きに引張
られるようになる。従って運転時におけるコンクリート
壁8に作用する半径方向全突張力FRは次式で表わせる
。
FR= F。+Ft”F。十に・ΔR・・・・・・(
2)ここでFoはリングばね11の引張りたわみによる
力を示し、負の符号は半径方向内向きを表わす。
2)ここでFoはリングばね11の引張りたわみによる
力を示し、負の符号は半径方向内向きを表わす。
F、はブラケット4の熱膨張に基づく半径方向外向き突
張力、Kは軸受支持装置全体の半径方向剛性、ΔRはブ
ラケット4の半径あたりの熱膨張量である。
張力、Kは軸受支持装置全体の半径方向剛性、ΔRはブ
ラケット4の半径あたりの熱膨張量である。
このようにコンクリート壁8に作用する半径方向全突張
力PRは、従来の前記(1式における板ばねのたわみに
基づく半径方向外向きの突張力F。
力PRは、従来の前記(1式における板ばねのたわみに
基づく半径方向外向きの突張力F。
に負の符号を付けた形となる。この関係が第9図及び第
10図に示さ扛ている。こ扛らの図はいずれも縦軸にリ
ングばね11の引張りたわみ力F。
10図に示さ扛ている。こ扛らの図はいずれも縦軸にリ
ングばね11の引張りたわみ力F。
とブラケット4の熱膨張に基づく半径方向外向きの突張
力Ftとの和すなわち半径方向全突張力Faをとり、横
軸にブラケット40半径あたりの熱膨張量ΔRをとって
、半径方向突張力FRとブラケット4の熱膨張量ΔRと
の関係を示しである。
力Ftとの和すなわち半径方向全突張力Faをとり、横
軸にブラケット40半径あたりの熱膨張量ΔRをとって
、半径方向突張力FRとブラケット4の熱膨張量ΔRと
の関係を示しである。
このうち第9図はコンクリート壁8に加わる半径方向全
突張力FRが最小になるように、据付は時のリングばね
11の引張りたわみ力F。を設定した場合が示してあり
、第10図はコンクリート壁8に加わる半径方向全突張
力FBが常に内向きになるようにリングばね11の引張
りたわみ力F0を設定した場合が示しである。すなわち
第9図は引張りたわみ力Foを半径方向外向きの突張力
F、の半分の大きさに設定し、かつ半径方向内向きとな
るように負に設定した。このようにすることによりブラ
ケット4の熱膨張量ΔRが増加するにつれて半径方向外
向きの突張力Ftも増加するが、突張力Ftははじめの
中は内向きに働き、Foを越えてはじめて外向きに働く
ようになるがその力は小さい。半径方向全突張力FRも
こ扛と同様に変化するのは云うまでもない。第10図は
半径方向全突張力FRが常に内側に向くようにリングば
ね11の引張りたわみ力F。を大きく設定した場合であ
る。すなわちブラケット4の熱膨張量ΔRの増加につれ
てブラケット4の半径方向外向きの突張力Ftは大きく
なっているが、リングばね11の引張9たわみ力F。を
Ftと等しく、かつ半径方向内向きとなるように負に設
定したので、半径方向全突張力FRは常に内向きとなっ
ている。
突張力FRが最小になるように、据付は時のリングばね
11の引張りたわみ力F。を設定した場合が示してあり
、第10図はコンクリート壁8に加わる半径方向全突張
力FBが常に内向きになるようにリングばね11の引張
りたわみ力F0を設定した場合が示しである。すなわち
第9図は引張りたわみ力Foを半径方向外向きの突張力
F、の半分の大きさに設定し、かつ半径方向内向きとな
るように負に設定した。このようにすることによりブラ
ケット4の熱膨張量ΔRが増加するにつれて半径方向外
向きの突張力Ftも増加するが、突張力Ftははじめの
中は内向きに働き、Foを越えてはじめて外向きに働く
ようになるがその力は小さい。半径方向全突張力FRも
こ扛と同様に変化するのは云うまでもない。第10図は
半径方向全突張力FRが常に内側に向くようにリングば
ね11の引張りたわみ力F。を大きく設定した場合であ
る。すなわちブラケット4の熱膨張量ΔRの増加につれ
てブラケット4の半径方向外向きの突張力Ftは大きく
なっているが、リングばね11の引張9たわみ力F。を
Ftと等しく、かつ半径方向内向きとなるように負に設
定したので、半径方向全突張力FRは常に内向きとなっ
ている。
このように本実施例によれば、リングばね11の引張り
たわみ力F0の設定量の調節によりコンクリート壁8に
加わる半径方向全突張力PRの大きさとその向きを変え
ることができる。第11図にはリングばね11の引張り
たわみ力F。の設定量を犬きくして、半径方向全突張力
FRを図中に矢印で示しであるように内向きとした場合
が示しである。この場合は同図に示しであるようにコン
クリート壁8には周方向に圧縮力Teが生じ、圧縮に強
いコンクリートの特性に合った強度上有効な力の加わり
方となる。一方回転電機下部にブラケット4を配置する
構造においては、コンクリート基礎が十分堅固であるた
め、逆に軸受が外側に引張ら扛る。このため従来の構造
において問題となった軸受間隙減小及びその極限として
の金属接触による軸受焼損を防止することができる。
たわみ力F0の設定量の調節によりコンクリート壁8に
加わる半径方向全突張力PRの大きさとその向きを変え
ることができる。第11図にはリングばね11の引張り
たわみ力F。の設定量を犬きくして、半径方向全突張力
FRを図中に矢印で示しであるように内向きとした場合
が示しである。この場合は同図に示しであるようにコン
クリート壁8には周方向に圧縮力Teが生じ、圧縮に強
いコンクリートの特性に合った強度上有効な力の加わり
方となる。一方回転電機下部にブラケット4を配置する
構造においては、コンクリート基礎が十分堅固であるた
め、逆に軸受が外側に引張ら扛る。このため従来の構造
において問題となった軸受間隙減小及びその極限として
の金属接触による軸受焼損を防止することができる。
更に本実施例においてはリングばね11の構造自体にも
次に述べ・′る工うな長所を有している。据付は荷重が
引張りのため大きな据付は荷重にすることができる。す
なわちはね定数が大きくなってもたわみ量を大きくとる
ことができる。このことは据付は作業を容易にする。リ
ングばね11の場合に径を1000mm位にすると応力
が十分小さくできるため、市販の鋼管が利用できる。従
来の板ばねの場合のような高周波焼入扛等の表面硬化処
理の必要がない。
次に述べ・′る工うな長所を有している。据付は荷重が
引張りのため大きな据付は荷重にすることができる。す
なわちはね定数が大きくなってもたわみ量を大きくとる
ことができる。このことは据付は作業を容易にする。リ
ングばね11の場合に径を1000mm位にすると応力
が十分小さくできるため、市販の鋼管が利用できる。従
来の板ばねの場合のような高周波焼入扛等の表面硬化処
理の必要がない。
このように本実施例によれば、従来構造において問題と
なっていたコンクリート壁の亀裂問題及び軸受焼損問題
が回避でき、また弾性体であるはね構造自体に関する欠
点が改善できる。
なっていたコンクリート壁の亀裂問題及び軸受焼損問題
が回避でき、また弾性体であるはね構造自体に関する欠
点が改善できる。
第12図及び第13図には本発明の他の実施例が示さt
ている。本実施例では弾性体9を箱ばね12で形成した
。この場合にも前述のものと同様な作用効果を奏するこ
とができる。
ている。本実施例では弾性体9を箱ばね12で形成した
。この場合にも前述のものと同様な作用効果を奏するこ
とができる。
第14図及び第15図には本発明の更に他の実施例が示
さ扛ている。本実施例では弾性体9を両端固定はね13
で形成した。この場合にも前述のものと同様な作用効果
を奏することができる。
さ扛ている。本実施例では弾性体9を両端固定はね13
で形成した。この場合にも前述のものと同様な作用効果
を奏することができる。
第16図及び第17図には本発明の更に他の実施例が示
さ【ている。本実施例では弾性体9を片持ちはね14で
形成した。この場合にも前述のものと同様な作用効果を
奏することができる。
さ【ている。本実施例では弾性体9を片持ちはね14で
形成した。この場合にも前述のものと同様な作用効果を
奏することができる。
上述のように本発明は、引張りたわみが可能なばねで結
合したので、引張りたわみ力の設定量の調節によってコ
/りIJ−ト壁に加わる半径方向全突張力の大きさと方
向を変えることができるようになって圧縮力に強いコン
クリート壁に圧縮力を加えることができるようになって
、コンクリート壁の亀裂発生を防止することができるよ
うになり、コンクリート壁の亀裂発生を防止した回転機
の軸受支持装置を得ることができる。
合したので、引張りたわみ力の設定量の調節によってコ
/りIJ−ト壁に加わる半径方向全突張力の大きさと方
向を変えることができるようになって圧縮力に強いコン
クリート壁に圧縮力を加えることができるようになって
、コンクリート壁の亀裂発生を防止することができるよ
うになり、コンクリート壁の亀裂発生を防止した回転機
の軸受支持装置を得ることができる。
第1図は従来の回転機の軸受支持装置の回転電機の縦断
側面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3
図は従来の回転機の軸受支持装置のブラケットの熱膨張
量とコンクリート壁に働らく半径方向全突張力との関係
を示す特性図、第4図は従来の回転機の軸受支持装置の
コイクリート壁に働らく力を説明する説明図、第5図は
本発明の回転機の軸受支持装置の一実施例の回転電機の
縦断側面図、第6図は第5図のB−B線に沿う断面図、
第7図は本発明の回転機の軸受支持装置の一実施例のリ
ングばね近傍の拡大図、第8図は第7図のC矢視図、第
9図は本発明の回転機の軸受支持装置の一実施例のブラ
ケットの熱膨張量とコンクリート壁に働らく半径方向全
突張力との関係を示す特性図、第10図は同じくブラケ
ットの熱膨張量とコンクリート壁に働らく半径方向全突
張力との関係を示す特性図、第11図は本発明の回転機
の軸受支持装置の一実施例のコンクリート壁に働・ら〈
力を説明する説明図、第12図は本発明の回転機の軸受
支持装置の他の実施例の箱ばね近傍の拡大図、第13図
は第12図のD矢視図、第14図は本発明の回転機の軸
受支持装置の更に他の実施例の両端固定ばね近傍の拡大
図、第15図は第14図のE矢視図、第16図は本発明
の回転機の軸受支持装置の更に他の実施例の片持ばね近
傍の拡大図、第17図は第16図のF矢視図である。 1・・・回転軸、2・・・案内軸受□、3・・・軸受支
持枠、4・・・ブラケット、4a・・・ブラケット円板
、4b・・・ブラケットアニム、7・・・ベース、8・
・・コンクリート壁、9・・・弾性体、10・・・調整
ライナ、11・・・リングばね、12・・・箱ばね、1
3・・・両端固定ば第 / 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 第6図 第 7 図 第8図 第 9 図 車 第 11 図 第 12 図 12 第 13 図 ′I、lt/−図 第75図
側面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3
図は従来の回転機の軸受支持装置のブラケットの熱膨張
量とコンクリート壁に働らく半径方向全突張力との関係
を示す特性図、第4図は従来の回転機の軸受支持装置の
コイクリート壁に働らく力を説明する説明図、第5図は
本発明の回転機の軸受支持装置の一実施例の回転電機の
縦断側面図、第6図は第5図のB−B線に沿う断面図、
第7図は本発明の回転機の軸受支持装置の一実施例のリ
ングばね近傍の拡大図、第8図は第7図のC矢視図、第
9図は本発明の回転機の軸受支持装置の一実施例のブラ
ケットの熱膨張量とコンクリート壁に働らく半径方向全
突張力との関係を示す特性図、第10図は同じくブラケ
ットの熱膨張量とコンクリート壁に働らく半径方向全突
張力との関係を示す特性図、第11図は本発明の回転機
の軸受支持装置の一実施例のコンクリート壁に働・ら〈
力を説明する説明図、第12図は本発明の回転機の軸受
支持装置の他の実施例の箱ばね近傍の拡大図、第13図
は第12図のD矢視図、第14図は本発明の回転機の軸
受支持装置の更に他の実施例の両端固定ばね近傍の拡大
図、第15図は第14図のE矢視図、第16図は本発明
の回転機の軸受支持装置の更に他の実施例の片持ばね近
傍の拡大図、第17図は第16図のF矢視図である。 1・・・回転軸、2・・・案内軸受□、3・・・軸受支
持枠、4・・・ブラケット、4a・・・ブラケット円板
、4b・・・ブラケットアニム、7・・・ベース、8・
・・コンクリート壁、9・・・弾性体、10・・・調整
ライナ、11・・・リングばね、12・・・箱ばね、1
3・・・両端固定ば第 / 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 第6図 第 7 図 第8図 第 9 図 車 第 11 図 第 12 図 12 第 13 図 ′I、lt/−図 第75図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、回転軸を支持する案内軸受と、この案内軸受を保持
する軸受支持枠と、この軸受支持枠をその内側に保持す
るブラケットと、このブラケットの周囲に敷設され、か
つベースが設けらnているコンクリート壁とを備え、前
記ブラケットはその外側が前記ベースに弾性体を介して
結合さnている回転機の軸受支持装置において、前記弾
性体が、引張りたわみが可能なばねであることを特徴と
する回転機の軸受支持装置。 2、前記弾性体が、リングばねである特許請求の範囲第
1項記載の回転機の軸受支持装置。 3、前記弾性体が、箱ばねである特許請求の範囲第1項
記載の回転機の軸受支持装置。 4、前記弾性体が、両端固定ばねである特許請求の範囲
第1項記載の回転機の軸受支持装置。 5、前記弾性体が、片持ちばねである特許請求の範囲第
1項記載の回転機の軸受支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14470881A JPS5849068A (ja) | 1981-09-16 | 1981-09-16 | 回転機の軸受支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14470881A JPS5849068A (ja) | 1981-09-16 | 1981-09-16 | 回転機の軸受支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5849068A true JPS5849068A (ja) | 1983-03-23 |
Family
ID=15368436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14470881A Pending JPS5849068A (ja) | 1981-09-16 | 1981-09-16 | 回転機の軸受支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5849068A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125193A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Toshiba Corp | 立軸形回転電機の回転子 |
CN109802535A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-05-24 | 浙江晋一特种电机有限公司 | 一种用于永磁同步电机的机体防变形装置及其安装方法 |
-
1981
- 1981-09-16 JP JP14470881A patent/JPS5849068A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125193A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Toshiba Corp | 立軸形回転電機の回転子 |
CN109802535A (zh) * | 2019-03-05 | 2019-05-24 | 浙江晋一特种电机有限公司 | 一种用于永磁同步电机的机体防变形装置及其安装方法 |
CN109802535B (zh) * | 2019-03-05 | 2020-07-21 | 浙江晋一特种电机有限公司 | 一种用于永磁同步电机的机体防变形装置及其安装方法 |
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