JPS584883Y2 - 防寒着 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は通称キルテインノと呼ばれている防寒着の改
良に関するものであって、温度差に応じて形態を変化さ
せることにより広い用途に着用することを可能にするこ
とを目的とするものである。

一般にこの種の防寒着は気密及び水密性の繊維例えばポ
リエステル繊維の間に断熱わたを介在させて成るものが
多く、高い防寒性能を有するものである。

したがって、この種の防寒着な被着して冬期スポーツ例
えばスキー、スケート等を行う場合でも寒さは感じない
が、スポーツにより温１つた体温熱は外部に発散されに
くいため、逆に防寒着が不要になるという場合がある。

しかし、体が温１つたからといって防寒着を脱ぐと、寒
さが身体に感じるという不合理が生じるばかりか、脱ぎ
取った防寒着がかさ張るために所持に困る場合があり、
その結果スポ゛−ツを十分に満喫することができなくな
る。

゛この考案は上記事情にかんがみなされたもの
で、そでなしの防寒用外側胴着と、この外側胴着と同様
な防寒機能を有する両そで部を有する内側胴着とを必要
に応じて組み合せて被着したり、外側胴着のみを被着可
能にした防寒着を提供しようとするもので、上述の問題
を解消できるようにしたものである。

次にこの考案の実施例を図面について説明する。

第１図はこの考案にかける防寒用外側胴着１を示すもの
であって、この外側胴着１はそで開口部２．２を有する
そでなし胴着状に形成され、その構造は図示しないが気
密及び水密性の繊維例えばポリエステル繊維で形成され
る表裏繊維間に断熱わたを介在して成り、またその内面
においては、はぼ両側の中央部から上方背部に亘って取
り付は片３が設けられるとともに、取り付は片３の縁部
に取り付は手段であるファスナーの半体４ａが設けられ
、かつ内面の中央部両側には２つのホック半体５ａ及び
５ａ′（倒木ばホック雄部）が設けられている。

な□お開口胸部は互いに係合する複数組のホック雄部６
ａ、６ム・・・とホック雌部６ｂ。

６ｂ・・・とで閉塞できるようになっている。

第２図はこの考案における内側胴着７を示すものであっ
て、前述の外側胴着１と同様に気密及び水密性の繊維間
に断熱わたを介在した両そで部８゜８と、これら両そで
部８，８を連結する比較的薄い繊維で形成される内側胴
着体９とで構成され、捷た内側胴着体９の横方向のほぼ
中央には例えばゴム編み等のような弾性部１０が形成さ
れている。

そして開口胸部とえり部の近傍位置には前記外側胴着１
のファスナー半体４ａと係合するファスナー半体４ｂが
形成され、會た外面には前記外側胴着１のホック半体５
ａ及び５ａ’と係合するホック半体５ｂ及び５ｂ′（例
えばホック雌部）が取り付けられている。

上記のように構成される外側胴着１と内側胴着Ｉとから
成るこの考案は、第３図に示すように、外側胴着１の内
面に内側胴着７を配設させるとともに、内側胴着７の両
そで部８，８を外側胴着１のそで開口部２，２を通して
外部へ引き出し、更に外側胴着１のホック半体５ ａ
ｔ ５ ａ’と内側胴着７のホック半体５ｂ、５ｂ’と
を係合させるとともに、ファスナー半体４ａと４ｂとを
係合させて両胴着１と７とを結合できるので、第４図に
示すような一般のキルテイングと同じように使用するこ
とができ、また外側胴着１かｊら、内側胴着７を取り外
せば、第５図に示すように、１そでなし胴着として使用
することができる。

なお一般のキルテイングと同様に使用する場合、内側胴
着７の背中部には弾性部１０が設けられているので、外
側胴着１とそで部８，８とは馴染み易く、はとんど一体
に形成し・たキルテイングと外観は変らないと共に両そ
で部８，８の動きは外側胴着１と直接関係がないので、
従来のキルテイングに比べて腕の動作を自由に行うこと
ができる。

以上に説明したように、この考案の防寒着は、そでなし
の外側胴着とそで部を有する内側胴着とを着脱可能にし
であるため、一般のキルテイングとして使用する場合は
外側胴着と内側胴着とを組み合せて使用に供することが
でき、また外気の温度が上ったり、運動により体が温１
った場合には内側胴着を取り除いてそでなしの外側胴着
のみを被着することができるので、必要に応じた温度調
節ができ、また外側胴着と内側胴着の着脱は簡単な上、
内側胴着はかさ張らないので容易に所持することができ
るので、スポーツ中にはそのスポーツに支障をきたすこ
とがないなどの優れた効果が得られ、その利用価値は顕
著である。

なか上記実施例では外側胴着と内側胴着とをファスナー
及びホック体を用いて結合させるようにしであるが、勿
論その他の結合手段例えば面ファスナー等を用いてもよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案における外側胴着の正面図、第２図は
この考案に釦ける内側胴着の正面図、第３図はこの考案
の取り付は構造を示す斜視図、第４図及び第５図はそれ
ぞれ別の実施態様を示す斜視図である。 ・、、ｊ・１・・・・・・そでなし外側胴着、
２・・・・・・そで開口部、３・・・・・・取り付は片
、４ａ、４ｂ・・・・・・ファスナー半休、５ ａ ｖ
５ ａ’ｔ ５ ｂ、５ ｂ””ホック半休、６ａ・
・・・・・ホック雄部、６ｂ・・・・・・ホック雌部、
７・・・・・・内側胴着、８・・・・・・そで部、９・
・・・・・内側胴着体、１０・・・・・・弾性部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. そでなしの外側胴着と、雨上で部を連結した内側胴着と
   で構成し、これら両胴着を前記外側胴着の内部において
   互いに着脱可能に形成して成り、必要に応じて前記外側
   胴着内に内側胴着を配設するものにおいて、外側胴着１
   の内面にほぼ両側の中央部から上方背部に亘って取り付
   は片３が設けられ、取り付は片３の縁部に取り付は手段
   であるファスナー半体４ａが設けられ、内側胴着７の内
   側胴着体９の横方向のほぼ中央には弾性部１０が形成さ
   れると共に、開口胸部とえり部の近傍位置には前記外側
   胴着１のファスナー半体４ａと係合するファスナー半体
   ４ｂが形成され、前記内側胴着Ｉの両そで部を外側胴着
   １のそで開口部を通して外方へ引き出した長そで形態と
   、外側胴着のみの形態に選択的に変化出来るようにした
   防寒着。