JPS5848797Y2 - 誘導発熱ロ−ラ装置 - Google Patents
誘導発熱ロ−ラ装置Info
- Publication number
- JPS5848797Y2 JPS5848797Y2 JP1977111179U JP11117977U JPS5848797Y2 JP S5848797 Y2 JPS5848797 Y2 JP S5848797Y2 JP 1977111179 U JP1977111179 U JP 1977111179U JP 11117977 U JP11117977 U JP 11117977U JP S5848797 Y2 JPS5848797 Y2 JP S5848797Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- roller
- support rod
- drive shaft
- electromagnetic wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- General Induction Heating (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は誘導発熱ローラ装置に関する。
周知のように電磁誘導作用による発熱ローラ装置は、ロ
ーラ内部にローラと同心的に配置された電磁線輪を交流
電源により励磁することによる誘起磁束に基いて前記ロ
ーラを発熱するようにしたものである。
ーラ内部にローラと同心的に配置された電磁線輪を交流
電源により励磁することによる誘起磁束に基いて前記ロ
ーラを発熱するようにしたものである。
ところでこの種ローラ装置においてローラの軸心に沿っ
て両端が機台に固定支持された固定軸を貫挿し、この固
定軸の両端外周に設置した軸受によってローラを回転自
在に支承し、固定軸に鉄心、電磁線輪を支持せしめた構
成が本考案者によって既に提案されている。
て両端が機台に固定支持された固定軸を貫挿し、この固
定軸の両端外周に設置した軸受によってローラを回転自
在に支承し、固定軸に鉄心、電磁線輪を支持せしめた構
成が本考案者によって既に提案されている。
この構成によれば回転部分はローラのみとなって回転負
荷が小さくなって極めて都合がよい。
荷が小さくなって極めて都合がよい。
ところがこのような型式の発熱ローラ装置においてロー
ラ寸法を大きくとったり或いはカレンダローラとして使
用するときのように高圧荷重がかかる場合に問題が生ず
る。
ラ寸法を大きくとったり或いはカレンダローラとして使
用するときのように高圧荷重がかかる場合に問題が生ず
る。
すなわち既提案の構成によると、ローラは軸受を介して
固定軸に支承されているので、ローラに加わる外圧荷重
は前記軸受を力点として固定軸に集中するようになり、
そのため固定軸と一体に連結されである鉄心、電磁線輪
にも外圧荷重の影響が作用することになって好ましくな
い。
固定軸に支承されているので、ローラに加わる外圧荷重
は前記軸受を力点として固定軸に集中するようになり、
そのため固定軸と一体に連結されである鉄心、電磁線輪
にも外圧荷重の影響が作用することになって好ましくな
い。
この考案は鉄心、電磁線輪にローラが受ける外圧荷重の
影響を回避することを目的とする。
影響を回避することを目的とする。
この考案はローラの両端に一体的に駆動軸を結合し、こ
の駆動軸の外周を機台に支持される軸受によって回転自
在に支承することを特徴とする。
の駆動軸の外周を機台に支持される軸受によって回転自
在に支承することを特徴とする。
このようにすると、ローラが受ける外圧荷重は、駆動軸
、軸受を介して機台が受けることになり、ローラ内部に
配設されである電磁線輪、鉄心に何ら外圧荷重の影響を
受けることがなくなる。
、軸受を介して機台が受けることになり、ローラ内部に
配設されである電磁線輪、鉄心に何ら外圧荷重の影響を
受けることがなくなる。
なお鉄心はローラ内部においてローラに接触することの
ないように宙づりにする必要があるが、そのために鉄心
と一体的に、かつ鉄心の軸心に沿ってのびる支持ロッド
を用意し、この支持ロッドを機台に支持せしめるように
する。
ないように宙づりにする必要があるが、そのために鉄心
と一体的に、かつ鉄心の軸心に沿ってのびる支持ロッド
を用意し、この支持ロッドを機台に支持せしめるように
する。
この場合、鉄心の少くとも一方の端部に連なる支持ロッ
ドを中空にし電磁線輪からのリードを前記中空の支持ロ
ッドを通して外部に導出し、交流電源に接続すればよい
。
ドを中空にし電磁線輪からのリードを前記中空の支持ロ
ッドを通して外部に導出し、交流電源に接続すればよい
。
この考案の実施例を図面に基いて説明すると、第1図に
おいて1は中空のローラで磁性材料から構成されてあり
、2,3はローラ1の両側に一体的に連設されである中
空の駆動軸、4は柱状の鉄心、5は鉄心4の外周に巻装
され、交流電源によって励磁される電磁線輪、6,7は
鉄心4の両側から一体的にのびる支持ロッドである。
おいて1は中空のローラで磁性材料から構成されてあり
、2,3はローラ1の両側に一体的に連設されである中
空の駆動軸、4は柱状の鉄心、5は鉄心4の外周に巻装
され、交流電源によって励磁される電磁線輪、6,7は
鉄心4の両側から一体的にのびる支持ロッドである。
鉄心4、支持ロッド6.7は一体のものであってもよく
(第4図参照。
(第4図参照。
)、各支持ロッド6.7は駆動軸2,3を貫通し、機台
8,9に固定支持される。
8,9に固定支持される。
なお一方の支持ロッド7は第2図に示すように駆動軸3
を貫通することなく軸受10を介して駆動軸3に支持す
るようにしてもよい。
を貫通することなく軸受10を介して駆動軸3に支持す
るようにしてもよい。
ローラ1は外部駆動源によって駆動されるようになって
おり、そのためたとえば駆動軸2に歯車11を固定し、
これをモータMなどによって回転するようにしている。
おり、そのためたとえば駆動軸2に歯車11を固定し、
これをモータMなどによって回転するようにしている。
しかしてこの考案にしたがい、各駆動軸2,3の外周を
軸受12,13を介して機台8,9に回転自在に支承せ
しめである。
軸受12,13を介して機台8,9に回転自在に支承せ
しめである。
この構成において、回転しているローラ1に外圧荷重が
かかったとすると、この荷重は駆動軸2,3から軸受1
2,13を介して機台8.9に伝わり機台8,9が担う
ことになる。
かかったとすると、この荷重は駆動軸2,3から軸受1
2,13を介して機台8.9に伝わり機台8,9が担う
ことになる。
そしてこの外圧荷重に対し、鉄心4、電磁線輪5、ひい
ては支持ロッド6.7はローラ1の駆動系統ならびに外
圧荷重系統とは隔絶されて機台に支持されているので、
これらは外圧荷重の影響は何ら及ばないようになる。
ては支持ロッド6.7はローラ1の駆動系統ならびに外
圧荷重系統とは隔絶されて機台に支持されているので、
これらは外圧荷重の影響は何ら及ばないようになる。
この場合、鉄心4及び支持ロッド6.7は電磁線輪を含
めた自重によって変形しない程度の剛性が付与されてい
ることはいうまでもない。
めた自重によって変形しない程度の剛性が付与されてい
ることはいうまでもない。
なお一方の支持ロッド6はその軸心に沿う中空孔6Aを
有し、電磁線輪5のリード5Aはこの中空孔6Aを通っ
て支持ロッド6の一端に導出され、交流電源に接続され
である。
有し、電磁線輪5のリード5Aはこの中空孔6Aを通っ
て支持ロッド6の一端に導出され、交流電源に接続され
である。
又鉄心4に磁性材料からなる端板15,16が一体的に
設置され、これがローラ1の内面に微細な空隙を介して
相対し、電磁線輪5が付勢されたことにより誘起する磁
束の通路を形成している。
設置され、これがローラ1の内面に微細な空隙を介して
相対し、電磁線輪5が付勢されたことにより誘起する磁
束の通路を形成している。
鉄心4は巻鉄心又はこれに代えて磁性材料からなる軸鉄
心を用いてもよく、又必要によってこの軸鉄心を中空に
して筒状としてもよい。
心を用いてもよく、又必要によってこの軸鉄心を中空に
して筒状としてもよい。
鉄心4は、磁束と鎖交する一回巻の電気回路として作用
するため発熱するので、これを避けるため第4図、第5
図に示すように半径方向に沿う割溝17を鉄心4の全長
にわたって及び端板15,16に形成しておくとよい。
するため発熱するので、これを避けるため第4図、第5
図に示すように半径方向に沿う割溝17を鉄心4の全長
にわたって及び端板15,16に形成しておくとよい。
第1図の構成では、ローラ1と駆動軸2,3とを別個に
し、これを互いに一体的に連結しているが、これに代え
て第3図に示すように両者を一体的に形成するようにし
てもよい。
し、これを互いに一体的に連結しているが、これに代え
て第3図に示すように両者を一体的に形成するようにし
てもよい。
以上詳述したようにこの考案によれば、ローラの両側に
駆動軸を連設して両持式とし、大径或いは高圧荷重が加
わるようなローラにおいても安定に回転する構成とした
場合でも鉄心の両側からのびる支持ロッドを各駆動軸に
挿通して前記駆動軸を回転自在に支持する機台に固定す
るようにしたので、前記のような大型ローラにおいても
、これにかかる高圧荷重により鉄心及びこれに巻装され
る電磁線輪はその影響を何ら受けることはなく、シかも
ローラの発熱機能は何ら損われずに、ローラ内部に鉄心
、電磁線輪を静止配設することができ、更に電磁線輪の
リードを外部に導出するのに、支持ロッドが固定されて
いて静止状態にあることを利用し、その内部に軸心方向
に沿って設けられた中空孔を通して外部に導出するよう
にしたのでローラ、駆動軸の回転に何ら支障なくリード
の外部への導出が容易となるといった効果を奏する。
駆動軸を連設して両持式とし、大径或いは高圧荷重が加
わるようなローラにおいても安定に回転する構成とした
場合でも鉄心の両側からのびる支持ロッドを各駆動軸に
挿通して前記駆動軸を回転自在に支持する機台に固定す
るようにしたので、前記のような大型ローラにおいても
、これにかかる高圧荷重により鉄心及びこれに巻装され
る電磁線輪はその影響を何ら受けることはなく、シかも
ローラの発熱機能は何ら損われずに、ローラ内部に鉄心
、電磁線輪を静止配設することができ、更に電磁線輪の
リードを外部に導出するのに、支持ロッドが固定されて
いて静止状態にあることを利用し、その内部に軸心方向
に沿って設けられた中空孔を通して外部に導出するよう
にしたのでローラ、駆動軸の回転に何ら支障なくリード
の外部への導出が容易となるといった効果を奏する。
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図はその
一部の変形例を示す断面図、第3図はこの考案の他の実
施例を示す断面図、第4図は鉄心、電磁線輪等の変形例
を示す断面図、第5図は第4図M−M線断面図である。 1・・・・・・ローラ、2,3・・・・・・駆動軸、4
・・・・・・鉄心、5・・・・・・電磁線輪、6,7・
・・・・・支持ロッド、8,9・・・・・・機台、10
・・・・・・軸受、12・・・・・・軸受、5A・・・
・・・リード、6A・・・・・・中空孔。
一部の変形例を示す断面図、第3図はこの考案の他の実
施例を示す断面図、第4図は鉄心、電磁線輪等の変形例
を示す断面図、第5図は第4図M−M線断面図である。 1・・・・・・ローラ、2,3・・・・・・駆動軸、4
・・・・・・鉄心、5・・・・・・電磁線輪、6,7・
・・・・・支持ロッド、8,9・・・・・・機台、10
・・・・・・軸受、12・・・・・・軸受、5A・・・
・・・リード、6A・・・・・・中空孔。
Claims (2)
- (1)磁性材料からなる中空のローラの両側に一体的に
中空の駆動軸をそれぞれ連設し、前記各駆動軸の外周を
軸受を介して回転自在に機台に支持し、前記ローラの内
部に配置された柱状の鉄心の外周に交流電源によって励
磁される電磁線輪を巻装し、前記鉄心の両側からそれぞ
れ一体的にのびる各支持ロッドを前記各駆動軸内に挿通
せしめ、その各端部を前記機台に固定支持し、前記支持
ロッドの内部にその軸心方向に沿う中空孔を設け、その
中空孔を通して前記電磁線輪のリードを外部に導出して
前記交流電源に接続してなり、前記駆動軸を外部駆動源
によって回転せしめてなる誘導発熱ローラ装置。 - (2)支持ロッドの一方は、その支持ロッドが挿通され
る駆動軸を介して機台に固定支持してなる実用新案登録
請求の範囲第1項記載の誘導発熱ローラ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977111179U JPS5848797Y2 (ja) | 1977-08-18 | 1977-08-18 | 誘導発熱ロ−ラ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977111179U JPS5848797Y2 (ja) | 1977-08-18 | 1977-08-18 | 誘導発熱ロ−ラ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5436844U JPS5436844U (ja) | 1979-03-10 |
JPS5848797Y2 true JPS5848797Y2 (ja) | 1983-11-08 |
Family
ID=29058764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977111179U Expired JPS5848797Y2 (ja) | 1977-08-18 | 1977-08-18 | 誘導発熱ロ−ラ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848797Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261503A (ja) * | 2008-07-23 | 2008-10-30 | Tokuden Co Ltd | 誘導発熱ローラ装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0114261Y2 (ja) * | 1985-02-16 | 1989-04-26 | ||
JPH019463Y2 (ja) * | 1985-11-02 | 1989-03-15 | ||
JPH019464Y2 (ja) * | 1985-11-07 | 1989-03-15 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913963U (ja) * | 1972-05-06 | 1974-02-05 |
-
1977
- 1977-08-18 JP JP1977111179U patent/JPS5848797Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4913963U (ja) * | 1972-05-06 | 1974-02-05 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008261503A (ja) * | 2008-07-23 | 2008-10-30 | Tokuden Co Ltd | 誘導発熱ローラ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5436844U (ja) | 1979-03-10 |
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