JPS5848390B2 - シヤリヨウクドウソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は数対の駆動および被駆動町変Ｖ滑車の自動的同
期ピッチ制御の新規かつ有役な改良に関し、これは主と
して全地形用車輌として設計されたものではあるが、可
変同期速度制御を必要とする多くのその他の環境にも容
易に適合させることが出来、また図面および記載は全地
形用車輌について記載されているが、本発明はこの用途
に限定されないことは埋解し得るところである。

本発明は出願人のカナダ特許第８８９１３７号に記載さ
れた発明の改良である。

この特許においてはＶ滑車の半休が固定腕に取付けられ
た１対のチェーンによって対向して動かされ、かつ或る
場合には腕は彎曲して完全なピッチ制御を与えないこと
が知られた。

更に、チェーンは引張られて「遊び」を生ずる傾向があ
る。

本発明はすべてのチェーンおよび腕のリンク装置をなく
すことによって数対の対向するＶ滑車の制御系統を改良
し、これによって上記欠点をなくするものである。

更に新規なウインチが設けられ、かつ同様な方法によっ
て作動され、これによりウインチの速度を精密に制御し
てウインチのケーブルまたはチェーンの運動速度を車輌
の運動速度と正確に同期させ、これにより車輌が甚だし
い泥土、雪等でぬかるみに入り込んた位置から車輌を引
出す時のウインチの作用を容易にする。

本発明の次の目的は構造が簡単で設計目的を充分達する
装置を提供することである。

以上の目的および本明細書の記載に従って本発明に関す
る当業者には明らかなその他の目的および特長を目標と
し、本発明は主として添付図面を参照して更に詳説する
ような各部分の配置および構造に関するものである。

まず第１図について説明すれば、引用符号１０は支持構
造体の一例としての支持枠体を仮想線で示す。

主駆動＠１１はこの枠体内に支持されてここから横方向
に延長し、かつ略図で示した動力源１２によって駆動さ
れる。

この動力源１２は従来のクラッチ１３によって駆動軸１
１と連結および遮断される。

２対の１駆動Ｖ形滑車１４Ａおよび１４Ｂは軸方向に移
動し得るよう軸１１にスプライン連結され、また対応す
る対数の被，駆動Ｖ形滑車１５Ａおよび１５Ｂはスプラ
イン結合された短軸１６Ａおよび１６Ｂ−ヒに取付けら
れ、これら軸は従来の軸受（図示せず）により枠内に回
転町能に取付げられる。

前記Ｖ形滑車１４Ａ，１４Ｂ，１５Ａ，１５Ｂはそれぞ
れ軸１１，１６Ａ，１６Ｂと直角方向に２分割された１
対の滑車半休により構成されている。

■ベル｝１７Ａは滑車組立体１４Ａおよび１５Ａの間に
張設され、また同様なＶベルト１７Ｂは滑車組立体１４
Ｂおよび１５Ｂの間に張設される。

３段変速および逆転ギヤ・ボックス１８Ａは短軸１６Ａ
に略図で示すように取付けられ、また同様なギヤ・ボッ
クス１８Ｂか短軸１６Ｂに取付けられる。

これらギヤ・ボックスの谷はそれぞれ被駆動軸１９Ａお
よび１９Ｂを具え、これらからの動力は、以下述べるよ
うに、この装置が車輌に用いられる場合車輪に伝えられ
る。

滑車半休は以下説明するような装置により対向して接近
または離れるよう動かされ、これによって短軸１６Ｂお
よび１６Ａの回転速度を変化し、従ってこれに作動的に
連結された駆動車輪の速度を変化する。

設けられた装置は２対の平歯車２０Ａおよび２０Ｂの形
状をとり、これらは枠体内に支持され、かつ第１図に明
示されたように常時噛合っている。

レバー２１Ａおよび２１Ｂは個々の平歯車に固定され、
また滑車半休側面の環状溝部分２２と係合して滑車半休
をスプライン付軸１１，１６Ａおよび１６Ｂ上を互に内
向きおよび外向きに動かす。

レバーと滑車半休間の連結は慣例のフォーク型連結であ
り、これは滑車半休をレバーの両端内で自由に回転させ
る。

レバー２１Ａおよび２１Ｂの運動を制御する装置が設け
られ、この装置は軸２４に支持された平ｍ車の形状を有
し、かつ明示されたように数対の平歯車２０Ａおよび２
０Ｂの内最も内部のギヤと噛合う。

この乎歯車２３（７）直径は平歯車２０Ａおよび２０Ｂ
の直径より小さいことが好ましく、また各対を形戒する
平歯車の直径は同一である。

スキュー・ギャ２５は軸２３Ａに固定され、その上に平
歯車２３が取付げられ、またウォーム・ギャ２６がこの
スキュー・ギヤと係合する。

このウォーム・ギヤは軸受２８に支持された軸２７によ
って回転され、かつその他端にピニオン・ギャ２９を有
し、これは垂直軸３１に支持されたクラウン・ギャ３０
と噛合う。

もし要すればユニバーサル・ショイン２７Ａを軸２７の
長さに沿って組入れることが出来る。

制御装置としての操縦輪３２が連結装置のクラウン・ギ
ャ３０に固定され、操縦輪の回転は軸２７を回転し、従
ってギャ２３を回転する。

ギヤ比を選択することにより、操縦輪３２は平歯車２０
Ａおよび２０Ｂに比べて大きくまたは小さく動《よう設
計することが出来、これらは勿論ギャ２３の運動によっ
て動かされる。

ウォーム・ギャ２６およびスキュー・ギャ２５は所望の
ギヤ減速比を与えるので、操縦輪はギャ２０Ａおよび２
０Ｂの運動を細かく調整することが出来、これによって
車輌の優れた操縦制御が得られる。

操縦輪３２または同様な制御装置は滑車半休間の関係を
制御し、もし滑車半休がすべて同一間隔に置かれていれ
ば、この場合は軸１９Ａと１９Ｂによる１駆動は同様で
、すなわち同一速度である。

しかし、もし操縦輪を、例えば矢印３３の方向に回転す
ると、ギャ２３は矢印３４の方向に動き、従って平歯車
２ＯＡを矢印３５の方向に動かし、また乎歯車２０Ｂを
矢印３６の方向に動かす。

これにより滑車半体１４Ａは閉じられ、滑車半体１５Ａ
は同一量たけ開かれ、従って被駆動軸１９Ａは減速する
。

これと同時に滑車半休１４Ｂは開かれ、滑車半休１５Ｂ
は閉じられ、よって被駆動軸１９Ｂの速度は増大し、従
ってこれは車輌を操縦輪３２が回動された方向と同一方
向に、すなわち左方向に回動する。

これにより車輌は確実に操縦制御され、すなわちピニオ
ン軸１９Ａおよび１９Ｂに確実な可変速度が与えられ、
また基本的速度は３段変速ギヤボックス１８Ａおよび１
８Ｂに関連して動力源１２によって制御される。

本発明はまた引用符号３７で略示したようなウインチ組
立体をも提供するものであり、これは２対のＶ形滑車お
よびこれに懸げられたＶベルト４０Ａによって，駆動さ
れる。

滑車半休３８は前記，駆動軸１１の端部にスプライン連
結され、また滑車半体３９はウインチ軸４０にスプライ
ン連結される。

レバー４１は前記レバー２１Ａおよび２１Ｂと同様に各
滑車半休間を同様に連結しかつ軸４３に支持された互に
噛合う平歯車４２に固定され、かつこれらギャ４２０１
つはこれに固定されたクラウン・ギャ４４を具え、これ
は軸４６に固定されかつこれによって回転されるピニオ
ン４５と係合し、前記軸４６は慣例の制御装置まで延長
し、これによって滑車半休３８および３９は相互間で開
放および閉鎖することが出来、従ってウインチ３７の速
度を制御する。

滑車半体３９の全開位置においてはＶベル｝４０Ａは第
２図に示すようにアイドラー滑車４７上に落下し、この
アイドラー滑車はウインチ軸４０上を自由に回転するの
で軸とは何等の駆動連結を生じない。

この配置はウインチの速度を制御するばかりでなく、更
に重大なことは、ウインチのケーブルを車輌から離れた
固定点に固定することによって車輌をぬかるみの位置か
ら引出すのにウインチを使用する時、ウインチの速度を
車輌の前進速度と正確に同期させる。

これによって車輌を引出すためウインチと車輌の１駆動
力を充分に使用することが出来る。

第３図は全地形用車輌殻部４８の一形状を略示するもの
で、これは３組の車輪は各側に３個宛設けられる（第３
図には１側だけを示す）これらの車輪は前車輪４９、中
央車輪５０および後車輪５３を含み、出来得れば比較的
広いタイヤ（図示せず）を具えることが好ましい。

車輪は後に説明するように車輪の下部を殻部の下側５４
の下に垂下して軸に取付けられ、かつ車輪は車輪に密接
したハウジング５５内に置かれ、このハウジングは車輪
の周囲に比較的密接しているので、車輌が矢印５６の方
向に動くとき車輪がすくい上げる水は矢印５１の方向に
「アンダーショット」され、車輪によってハウジング内
にまわり込むことはない。

このため車輪は水を比較的急速に打ち、水を後方に、か
つ機械を前方に、またはこの反対に駆動させる。

車輪が遮蔽されているので、車輌は中央車輪を軸として
浮き上り、従って車輌の前部は上昇し、車輪４９は車輪
５０および５３より高くなる。

このため、前車輪の車軸５８は他の２つの車輪の車軸５
９および６０より高い。

従来、全地形用車輌は水中では比較的遅いスピードでし
か進行できなかったが、本願の如く構成されたものでは
、漸次速度を速め離水するようにできている。

更にまた、車輌の前輪に障害物が当たると、車輌はその
中へ入り込まずに乗り込えて進むことができる。

第４図は、車軸に取り付けられた車輪を有する車輌の一
側面からの図であり、１駆動軸’１９Ａからの駆動装置
は中間の車輪に接続されており、そこから他の２つの車
輪に延びている。

ギヤ・ボックス６１が設けられており、そのギヤ・ボッ
クスには駆動軸１９Ａが操作し得るように接続されてい
る。

スキュー・ギャ６２は、ギヤ・ボックス内の軸１９Ａの
一端に固着されており、このギャ６２は、車輪５００車
軸５９に固着されたピニオンギャ６３と係合している。

更にまた、一対ノピニオン６４，６５がギャ６２と係合
している。

ピニオン６４は、前方のギヤ・ボックス６７内に収納さ
れた別のピニオン・ギャ６６に向って前方に延びる軸に
固着され、そのピニオン・ギャ６６は、前輪４９０車軸
５８に固着されているギャ６７と係合している。

ギャ６５は、後部ギヤ・ボックス６９に延びる車軸又は
軸６８に固着されており、また、スキュー・ギャ７０は
このギヤ・ボックス６９内で軸６８に固着されている。

このギャ７０は更に後部車輪５３０車軸６０に固着され
ている。

このようにして、態動的で比較的簡単に１駆動が全て３
つの車輪に与えられるのでチェーンやベルト等が不必要
となる。

第５乃至６図は、ギャ２０Ａと２０Ｂの装着方法を示し
ており、図にはギャ２０Ａが示されている。

スピンドル又は軸７１により、これらギヤは総体的に符
号７２で示される枠体に取り付けられており、この枠体
７２は、枠交錯部材１０Ａに取り付けられた下部水平ス
ｌ・ラツプ７３を含むブリツヂ７２Ａから構成されてい
る。

垂直支柱７４はこのストラツプ７３の端部から上方に延
び、スｌ・ラツプ７３と平行で離間した上部水平ストラ
ツフ７５に接続されている。

軸支持部材７６は、ストラップ７５に直角に固着され、
また枠部材１０Ａの上方にそれとは平行に離間配置され
て両側に延びている。

スピンドル又は軸７１は、この軸支持部材７６内と枠部
材１０Ａ内で軸承されている。

レバー２１Ａは、軸７１に回転するように固着されたブ
ロック材γ７に溶接されている。

第２図に示される遊び車４７に類似のアイドラー滑車組
立体が各対の滑車両半休間に設けられ、特定の対の滑車
両半休が最も広い位置に開かれる時、上記の組立体は、
ベル｝１５Ａ又は１５Ｂを受け入れるよう寸法決めされ
ている。

このことにより、ベルトは、軸上の両半体間で９脱落（
ｄｒｏｐｐｉｎｇ ）“から妨げられ、ベルトにはそ
の曲率の必要最小限の半径が維持され、従って、ベルト
に生ずる損傷を防ぐことができる。

ギヤ・ボックス１８Ａと１８Ｂが中立位置を取り得、ク
ラッチ１３が動力源を切り得る限りは、ベルトは、最小
限の又は最低速度位置においてさえ、滑車両半休と接続
した駆動状態を常に維持することが望ましい。

上述の如き１駆動装置によれば、運転者及び駆動可変Ｖ
状滑車組立体の制御町能なピッチ・インテグレーンヨン
で同期された卓越したピッチ匍］御を有する比較的大き
な馬力を伝達することが可能である。

更に、この駆動装置は２つの能を奏する為に使用される
。

即ち、第１には、例えば、絞り弁の設定を変えるという
ような動力源１２の速度変化に関連してギヤボックス１
８Ａと１８Ｂが使用されているような動力伝達機能であ
り、第２には、既に述べたようにかじ取制御の機能であ
る。

一方のギヤ・ボックスを逆位置にし、他方を前進位置に
することにより、最終駆動装置には反対方向運動が得ら
れ、それによって、乗物は実際的には前後進行運動する
ことなく、氷状、雪状態においても特に適した機能を奏
するように、回転又は転回が可能である。

上述してきた如く、本発明は種々の変形力箱丁能であり
、また、発明の請求範囲及びその精神を超えない限り広
範囲の実施例を取り得、本発明明細書に添付の図面に依
るものに限定されないことは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、明確にするために支持構造体を離して示した
組立体の上部平面図、第２図は、ウインチ及びかじ取り
機構に使用されるＶ一状滑車組立体を示す拡大断片部分
断面図、第３図は、全地形用車輌を示す概略的側面図、
第４図は、全地形用車輌の車輪に１駆動接続する一方法
を示す部分的図式図、第５図は、装着状態を示す一組の
ギヤ装置の断片的前面図、第６図は、第５図の上面図、
そして、第７図は、ギヤ装置と上記支持構造体にかじ取
り接続状態を示す前面図である。 １０・・・・・・支持枠体、１１・・・・・・主駆動軸
、１２・・・・・・動力源、１３・・・・・・クラッチ
、１４Ａ，１４Ｂ，１５Ａ，１５Ｂ・・・・・・Ｖ形滑
車、１ ６Ａ，１ ６Ｂ・・・゛゜゜短軸、１７Ａ，１
７Ｂ・・・・・・Ｖベルト、１８Ａ，１８Ｂ・・・・・
・ギヤ・ボックス、１ ９Ａ，１９Ｂ・・・・・・被駆
動軸、２０Ａ，２０Ｂ・・・・・・平歯車、２１Ａ，２
１Ｂ・・・・・・レバー ２５・・・・・・スキュー・
ギヤ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 支持構造体と、１対の駆動滑車組立体および１対の
   被駆動滑車組立体と、対応の駆動および被駆動滑車組立
   体に掛けられたベルトを含み、前記滑車組立体の各は、
   軸と、この軸にスプライン結合され軸と直角方向に２分
   割された１対の滑車半休とを含み、これにより各滑車組
   立体は軸を中心とする回転および軸方向に運動し、更に
   １対の滑車半休の−坊を一方向に動かしかつ対応の滑車
   半休を同一量たけ反対に動かすかまたはこの逆に作用す
   る装置を含み、この装置は前記支持構造体内で部分的に
   回転可能に取付けられた各１駆動および被１駆動滑車組
   立体に対する１対の歯車を含み、谷対の歯車は互に噛合
   係合し、更に前記歯車の各に端部の中間で各が作動的に
   連結された１対のレバーを含み、前記レバーの１つはそ
   の端部を前記１駆動滑車組立体の一方の半分および前記
   被１駆動滑車組立体の半分に作動的に連結され、前記レ
   バーの他の方はその端部を前記，駆動組立体の他の半分
   および前記被１駆動組立体の他の半分に作動的に連結さ
   れ、更に前記支持構造体内に取付けられた制御装置と、
   前記制御装置を前記歯車の各対に作動的に連結する装置
   とを含む、動力源を有する車輌等の１駆動装置。