JPS5848013B2 - 長尺金属管の連続焼鈍方法 - Google Patents
長尺金属管の連続焼鈍方法Info
- Publication number
- JPS5848013B2 JPS5848013B2 JP11469377A JP11469377A JPS5848013B2 JP S5848013 B2 JPS5848013 B2 JP S5848013B2 JP 11469377 A JP11469377 A JP 11469377A JP 11469377 A JP11469377 A JP 11469377A JP S5848013 B2 JPS5848013 B2 JP S5848013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- long metal
- metal tube
- continuous annealing
- lubricating oil
- annealing furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/08—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、潤滑油を使用する抽伸加工によって成形さ
れた棒状あるいはコイル巻き状の長尺金属管を連続焼鈍
するに際して、前記長尺金属管の内壁面に残留付着して
いる抽伸用潤滑油を、これが炭化する以前に排出し、管
内壁面腐食の原因となる潤滑油炭化による変色の発生を
防止した長尺金属管の連続焼鈍方法に関するものである
。
れた棒状あるいはコイル巻き状の長尺金属管を連続焼鈍
するに際して、前記長尺金属管の内壁面に残留付着して
いる抽伸用潤滑油を、これが炭化する以前に排出し、管
内壁面腐食の原因となる潤滑油炭化による変色の発生を
防止した長尺金属管の連続焼鈍方法に関するものである
。
従来、一般に棒状あるいはコイル巻き状に戒形された長
尺金属管、例えば銅または銅合金製のこの種の長尺金属
管は、還元性ガス雰囲気内において温度550〜600
’Cで焼鈍される場合があり、通常使用されている抽伸
用潤滑油、例えばポリブデン系潤滑油は510℃以上の
温度で炭化するため、前記長尺金属管の内壁面に前記潤
滑油が残留付着していると、焼鈍後の前記長尺金属管の
内壁面には潤滑油の炭化による変色ウ5発生することが
しばしば生じ、この変色は前記金属管に腐食を発生させ
る原因となっていた。
尺金属管、例えば銅または銅合金製のこの種の長尺金属
管は、還元性ガス雰囲気内において温度550〜600
’Cで焼鈍される場合があり、通常使用されている抽伸
用潤滑油、例えばポリブデン系潤滑油は510℃以上の
温度で炭化するため、前記長尺金属管の内壁面に前記潤
滑油が残留付着していると、焼鈍後の前記長尺金属管の
内壁面には潤滑油の炭化による変色ウ5発生することが
しばしば生じ、この変色は前記金属管に腐食を発生させ
る原因となっていた。
そこで、上記長尺金属管の成形に際しては、管内壁面に
残留付着する潤滑油量をできるだけ少なくする努力が払
われてきたが、前記残留潤滑油量を皆無とすることはで
きず、したがって変色を完全に防止することはほとんど
不可能であった。
残留付着する潤滑油量をできるだけ少なくする努力が払
われてきたが、前記残留潤滑油量を皆無とすることはで
きず、したがって変色を完全に防止することはほとんど
不可能であった。
特に、上記長尺金属管がコイル巻き状である場合、小口
径で1100m以上にも及ぶ長さのものがあるため、そ
の内壁面に残留付着する潤滑油量をできるだけ少なくし
ても、総量ではかなりの量になることから、その内壁面
のいずれかに変色が生じるのを防ぐことは不可能であっ
た。
径で1100m以上にも及ぶ長さのものがあるため、そ
の内壁面に残留付着する潤滑油量をできるだけ少なくし
ても、総量ではかなりの量になることから、その内壁面
のいずれかに変色が生じるのを防ぐことは不可能であっ
た。
この発明は、上述のような観点から、棒状あるいはコイ
ル巻き状の長尺金属管、特に銅または銅合金製のこの種
の長尺金属管を、その管内壁面に変色の発生なく連続焼
鈍する方法を提供するもので、前記長尺金属管を連続焼
鈍炉内で焼鈍するに際して、前記長尺金属管が少なくと
も抽伸用潤滑油の気化温度から、その炭化開始温度まで
の温度範囲を移動する間、前記長尺金属管の1端に接続
した排気ポンプを作動させて、前記焼鈍炉内の還元ガス
を前記長尺金属管を通して炉外に排気することによって
前記長尺金属管内で分解気化した潤滑油を前記排気され
るキャリャガスとしての還元性ガスと共に除去する点に
特徴を有するものである。
ル巻き状の長尺金属管、特に銅または銅合金製のこの種
の長尺金属管を、その管内壁面に変色の発生なく連続焼
鈍する方法を提供するもので、前記長尺金属管を連続焼
鈍炉内で焼鈍するに際して、前記長尺金属管が少なくと
も抽伸用潤滑油の気化温度から、その炭化開始温度まで
の温度範囲を移動する間、前記長尺金属管の1端に接続
した排気ポンプを作動させて、前記焼鈍炉内の還元ガス
を前記長尺金属管を通して炉外に排気することによって
前記長尺金属管内で分解気化した潤滑油を前記排気され
るキャリャガスとしての還元性ガスと共に除去する点に
特徴を有するものである。
ついで、この発明の連続焼鈍方法を実施例により図面を
参照しながら説明する 図面にはコイル巻き状の長尺金属管3が連続焼鈍炉1内
に装入された直後の状態が略示されている。
参照しながら説明する 図面にはコイル巻き状の長尺金属管3が連続焼鈍炉1内
に装入された直後の状態が略示されている。
前記長尺金属管3は、ポリブデン系の抽伸用潤滑油を用
いて寸法:外径9.5朋φ×長さ1100胤に成形され
たリン脱酸銅製のもので、前記連続焼鈍炉1内を移動す
る搬送機体、例えば耐熱性の自動送り架台2上に載置さ
れており、前記焼鈍炉の1方端から他方端に移動する間
に焼鈍処理されるようになっている。
いて寸法:外径9.5朋φ×長さ1100胤に成形され
たリン脱酸銅製のもので、前記連続焼鈍炉1内を移動す
る搬送機体、例えば耐熱性の自動送り架台2上に載置さ
れており、前記焼鈍炉の1方端から他方端に移動する間
に焼鈍処理されるようになっている。
なお、前記潤滑油は、分解気化終了温度410℃、炭化
開始温度510’Cをもち、また前記焼鈍炉における焼
鈍温度は600℃に設定され、その焼鈍雰囲気は還元性
ガスによって構成されている。
開始温度510’Cをもち、また前記焼鈍炉における焼
鈍温度は600℃に設定され、その焼鈍雰囲気は還元性
ガスによって構成されている。
したがって、上記長尺金属管3を連続焼鈍炉1で焼鈍す
るに際しては、先ず炉外において自動送り架台2上に載
置された前記長尺金属管3の一方端に排気管4の一方端
を接続する。
るに際しては、先ず炉外において自動送り架台2上に載
置された前記長尺金属管3の一方端に排気管4の一方端
を接続する。
前記排気管4の他方端は可撓管5を介して排気ポンプ6
に接続されている。
に接続されている。
このような状態で、上記長尺金属管3は架台2によって
焼鈍炉内に搬送され、この搬送装入時点から炉内におけ
る480℃の温度範囲間を移送される間、排気ポンプ6
を作動させて前記焼鈍炉雰囲気の還元性ガスを前記長尺
金属管の他方端より吸引し、前記長尺金属管3J排気管
4,および可撓管5を通して排気することによって、前
記長尺金属管内で分解気化した潤滑油をキャリアガスと
しての前記還元性ガスと共に排気する。
焼鈍炉内に搬送され、この搬送装入時点から炉内におけ
る480℃の温度範囲間を移送される間、排気ポンプ6
を作動させて前記焼鈍炉雰囲気の還元性ガスを前記長尺
金属管の他方端より吸引し、前記長尺金属管3J排気管
4,および可撓管5を通して排気することによって、前
記長尺金属管内で分解気化した潤滑油をキャリアガスと
しての前記還元性ガスと共に排気する。
このように前記長尺金属管3が480℃に加熱された時
点では、すでにその内壁面に残留付着していた潤滑油は
完全に分解気化して除去されているので、この時点で可
撓管5を排気管4から切離す。
点では、すでにその内壁面に残留付着していた潤滑油は
完全に分解気化して除去されているので、この時点で可
撓管5を排気管4から切離す。
したがって、以後前記長尺金属管3は、その一方端に排
気管4が接続された状態で前記焼鈍炉1内を移動し、焼
鈍されることになる。
気管4が接続された状態で前記焼鈍炉1内を移動し、焼
鈍されることになる。
なお、可撓管5の排気管4よりの切離しは、焼鈍炉1の
入口附近において行なわれることが望ましいので、排気
管4の長さを、前記長尺金属管3が480℃に加熱され
たとき、丁度入口附近に排気管4の他方端(後端)が臨
むようにしておくとよい。
入口附近において行なわれることが望ましいので、排気
管4の長さを、前記長尺金属管3が480℃に加熱され
たとき、丁度入口附近に排気管4の他方端(後端)が臨
むようにしておくとよい。
さらに繰返し使用する場合には、排気ポンプと可撓管5
をなるべく高温にさらさないことが望ましく、また潤滑
油による汚染をさけるために、排気管4と可撓管5の間
にガス冷却器および潤滑油トラップを設けて、還元性ガ
スの温度を下げ、分解気化した潤滑油の回収を図ること
が望ましい。
をなるべく高温にさらさないことが望ましく、また潤滑
油による汚染をさけるために、排気管4と可撓管5の間
にガス冷却器および潤滑油トラップを設けて、還元性ガ
スの温度を下げ、分解気化した潤滑油の回収を図ること
が望ましい。
以上の説明から明らかなように、この発明の方法によれ
ば、抽伸加工によって成形された長尺金属管より、抽伸
用潤滑油を連続焼鈍における昇温加熱過程で完全に除去
することができるので、内壁面に変色発生のない焼鈍を
行なうことができるのである。
ば、抽伸加工によって成形された長尺金属管より、抽伸
用潤滑油を連続焼鈍における昇温加熱過程で完全に除去
することができるので、内壁面に変色発生のない焼鈍を
行なうことができるのである。
図面はこの発明の方法の実施状態を説明するための略示
図である。 図面において、1・・・・・・連続焼鈍炉、2・・・・
・・自動送り架台、3・・・・・・長尺金属管、4・・
・・・・排気管、5・・・・・・可撓管、6・・・・・
・排気ポンプ。
図である。 図面において、1・・・・・・連続焼鈍炉、2・・・・
・・自動送り架台、3・・・・・・長尺金属管、4・・
・・・・排気管、5・・・・・・可撓管、6・・・・・
・排気ポンプ。
Claims (1)
- 1 棒状あるいはコイル巻き状の長尺金属管を還元性ガ
ス雰囲気の連続焼鈍炉内に装入し、前記長尺金属管が前
記連続焼鈍炉内を移動するにしたがって焼鈍温度に加熱
され焼鈍される焼鈍工程の前工程における、少なくとも
前記長尺金属管の内壁面に残留付着する抽伸用潤滑油が
分解気化する温度範囲間を、前記長尺金属管の1端に接
続した排気ポンプを作動させて、前記連続焼鈍炉内の還
元性ガスを前記長尺金属管を通して吸引排気することに
よって前記長尺金属管内で分解気化した潤滑油を同時除
去することを特徴とする長尺金属管の連続焼鈍方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11469377A JPS5848013B2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 | 長尺金属管の連続焼鈍方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11469377A JPS5848013B2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 | 長尺金属管の連続焼鈍方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5448619A JPS5448619A (en) | 1979-04-17 |
JPS5848013B2 true JPS5848013B2 (ja) | 1983-10-26 |
Family
ID=14644261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11469377A Expired JPS5848013B2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 | 長尺金属管の連続焼鈍方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848013B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3960069B2 (ja) | 2002-02-13 | 2007-08-15 | 住友金属工業株式会社 | Ni基合金管の熱処理方法 |
-
1977
- 1977-09-26 JP JP11469377A patent/JPS5848013B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5448619A (en) | 1979-04-17 |
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