JPS5847935Y2 - 分流盤

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【考案の詳細な説明】本考案は、濾過装置等において、を過水の水量ニ応じて
、一定の沢過能力を発揮させるための器具の構造である
。

従来、濾過装置等において、濾過すべき被処理液の流量
がまちまちであり、設計流量に満たない場合は、濾過網
部を被処理液が添流しなくなり、沢過能力が著しく低下
していた。

本考案は、かかる欠点を解決すべく考案されたものであ
って、被処理液の流量の大小にかかわらず整流部１のく
ぼみの数を調整するだけで、濾過機能を十分に発揮する
構造のもので、これを図面により説明すると、第１図、
分流盤において整流部１の上面に、中心から放射状に複
数箇所のくぼみ２を形成している。

ポンプ４から送水された被処理液は、給水口５より、分
流盤内の凹み部３に入り、上周面を放射状に均一に分散
する働きを有Ｌ１給水口５を該凹み部３内に突っ込んで
おけば空気の巻き込みもなく、きれいな層流を得ること
ができる。

被処理液の流量が少ない時は、該くぼみ２の数を流量に
応じて堰２２を開放すれば、流量の多い時と同一流速（
Ｌ、Ｖ）を得ろことができる。

該くぼみ２と堰２２の載設構造は、くぼみ２内の垂直又
は水平方向に１ヶ以上の凹状又は凸状部６を形成させ、
堰２２におけろ相対する箇所には、くぼみ２内に形成さ
れた数と同数の凸状又は凹状部６′を設けて分流盤と堰
２２との離脱を防止している。

又、本考案の分流盤を用いて、濾過実験を行なったとこ
ろ、被処理液に用いた海苔（ず混入延の流量の多少にか
かわらず、同一の濾過効果を得ることができた。

さらに、本考案の材質は、アルミ、ステンレス、プラス
チック等の総ての材質が用いられるが、耐食性に優れた
ステンレス、プラスチック等が最適である。

本考案は、以上のように構成されたものであるから、被
処理液の流量の多少にかかわらず、単に堰２２の着脱の
みで、十分な１過効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は、
第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は、堰２２を装着した
状態を示す斜視図、第４図は、くぼみ２に載設される堰
２２の斜視図、第５図は、本考案の分流盤を取り付けた
濾過装置の一実施例を示す斜視図。符号の説明、１・・・・・・整流部、２・・・・・・く
ぼみ。

【実用新案登録請求の範囲】

中央に凹みを形成し、該凹みの周縁から外方向へふくら
みを有した整流部１を形成し、この整流部１上にくぼみ
２が複数個形成され、該くぼみ２には、堰２２を着脱自
在に取り付けて成る分流盤。