JPS5847920B2 - 可動コイル及びその製造方法 - Google Patents

可動コイル及びその製造方法

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JPS5847920B2
JPS5847920B2 JP4499976A JP4499976A JPS5847920B2 JP S5847920 B2 JPS5847920 B2 JP S5847920B2 JP 4499976 A JP4499976 A JP 4499976A JP 4499976 A JP4499976 A JP 4499976A JP S5847920 B2 JPS5847920 B2 JP S5847920B2
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JP
Japan
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metal film
spiral body
coil
moving coil
spiral
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JP4499976A
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和洋 佐藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R9/00Transducers of moving-coil, moving-strip, or moving-wire type
    • H04R9/12Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus
    • H04R9/16Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus signals recorded or played back by vibration of a stylus in two orthogonal directions simultaneously

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可動コイル及びその製造方法に係り、特にビッ
クアップ針のレコード再生時の振動変位に応じて磁界内
で運動して電圧を誘起する可動コイルを、金属膜と電気
絶縁性の熱可塑性樹脂膜との多重層シートを渦巻状に巻
回してなる金属膜の渦巻体により構成することにより、
ターン数を相当多くして且つ軽量小型に形成し得、且つ
リード取出しを信頼性よく行ない得、更には作業能率よ
く安価に製造しうる可動コイル及びその製造方法を提供
することを目的とする。
一般に可動コイル型ビックアップカートリッジに使用す
る可動コイルとしてはターン数が犬で且つ軽量小型であ
ることがビックアップカートリッジの周波数特性及び出
力特性上望ましい。
従来の可動コイルは金属極細線により形成してあり、振
動時のコイル変形を防止するために金属極細線は振動体
の固定部分に巻付け又は貼りつけてある。
このため、重量が不当に増加すると共に、ターン数をさ
ほど多くし得ない欠点があった。
また、コイル巻き工程は手作業に依存しているため、生
産性が悪く、更には極細線の使用により巻きずれ及び断
線等が発生し易い欠点があった。
本発明は上記諸欠点を除去したものであり、以下図面と
共にその各実施例について説明する。
第1図は本発明になる可動コイルの第1実施例の正面図
、第2図は第1図中川一■線に沿う縦断面図を示す。
両図中、可動コイル1はその背面側及び両側面側を電気
絶縁性を有する熱可塑性熱収縮性高分子樹脂膜2により
覆われた金属箔細長片3をその厚さ方向に平面上で巻回
して渦巻状に形成してなり、金属箔細長片3は各ターン
部間を樹脂膜2により絶縁されてコイル体を構成する。
なお、熱可塑性樹脂膜2は後述する加熱処理により硬化
されて山形状(断面コ字状)となり金属箔細長片3の側
面を覆っているため、可動コイル1は充分に堅牢となり
、コイル枠等は不要となる。
また、上記コイル体の中央側端末部は樹脂膜2をコイル
体側面に対接させて引き出してあり、リード4を構成す
る。
また、一方、コイル体の外周端末部も適宜引き出されて
リード5を形戒する。
次に上記可動コイル1の製造方法について第3図乃至第
7図を併せ参照して説明する。
まず、第3図に示すように、電気絶縁性を有するポリエ
チレン等の熱可塑性・熱収縮性高分子樹脂製フイルム1
0とアルミニウム又はマグネシウム等の軽比重の金属膜
11とよりなる幅広の二層シ一ト12を用意する。
この二層シ一ト12は高分子樹脂製フイルム10上にマ
グネシウムを蒸着して又はアルミニウム箔に高分子材料
をラミネートして形成され、高分子樹脂製フイルム10
の厚さt1は1〜2μ、金属膜11の厚さt2は5〜1
0μである。
次に上記幅広の二層シ一ト12をその高分子樹脂製フイ
ルム10を外側にして50〜100回程度一端を中心に
渦巻状に巻取り、第4図に示す径が約1間で幅Wの二層
シート巻取体13を形成する。
ここで、二層シート巻取体13に予備加熱処理すること
により、熱可塑性・熱収縮性高分子樹脂製フイルム10
が多少硬化収縮して、巻取体13は全体として硬化して
後述する切断時の変形を防止されると共に巻きはどけを
制限される。
次に二層シート巻取体13をその巻取中心軸に直角方向
に幅W1(約100μ)毎にダイヤモンドカツタを使用
して二点鎖線で示すように切断し、第5図に示す幅狭渦
巻体14a〜14gを切り出す。
第5図に示す一の幅狭渦巻体14aは細長金属膜11a
の渦巻体の各ター7部間に細長の高分子樹脂製フイルム
10aを介在せしめてなる。
次いで幅狭渦巻体14aにエッチング処理を施し、第6
図に示すように渦巻状の細長金属膜11aの幅寸法が所
定寸法W2(80〜90μ)に定められ、高分子樹脂製
フイルム10aが金属膜渦巻体の側面より多少突出する
エッチング処理済渦巻体15を得る。
このエッチング処理により、上記切断により生じた金属
膜パリが除去され、金属渦巻体の各ターン部間の短絡が
完全に解消される。
しかして、切断時にパリが発生し易い比較的厚い金属膜
を使用することもできる。
なお、第6図に示すエッチング処理済渦巻体15のま\
では高分子樹脂製フイルム10aが渦巻状金属膜11a
より剥離して変形し易く、取扱いが困難であるため、下
記の熱処理を施し高分子樹脂製フイルム10aを硬化さ
せる。
エッチング処理済渦巻体15に熱処理を施すに先行して
、渦巻体中央端末部及ひ外側端末部を第6図中二点鎖線
で示すように予め引き出して仮リード部16及び17を
形成する。
次いでエッチング処理済渦巻体15を加熱すると、熱可
塑性・熱収縮性高分子樹脂製フイルム10aが収縮して
渦巻体15の巻取りテンションが増加し、特に渦巻状金
属膜11aの側面より突出している高分子樹脂膜部分が
巻き中心方向に折曲して第7図に示すように渦巻状金属
膜11aの側面を被包する。
更には、加熱板(図示せず)を上記加熱処理した渦巻体
の両側而に押し当てることにより、渦巻状金属膜側面を
覆う高分子樹脂膜を押えつけて渦巻体側面を平向化する
と共に上記引き出した中央端末側仮リード部16を渦巻
体側而に沿わせる。
この結果第1図及び第2図に示す可動コイル1が形成さ
れる。
上記加熱処理により、高分子樹脂膜15は硬化すると共
に山形状となり、可動コイル1は小型で且つ堅牢となる
なお可動コイル1のリード配線状態は第1図及び第2図
に示す状態に限定されることはなく、可動コイルの取付
位置等に応じて適宜変更しうるのは勿論である。
また、可動コイル1の幅(厚さ)寸法はこれが挿入され
る磁場の幅により制限され相当小であることが望ましい
上記可動コイル1は薄厚とされるも金属膜渦巻体がその
ほゾ全幅を占めるため、基板上に金属膜の渦巻状パター
ンを形或する場合に比べて電気インピーダンスが相当小
となり、従ってピックアップカートリッジのハムレベル
が低下する。
また、可動コイルの渦巻きが金属膜の厚さ方向に形成さ
れ且つ金属膜の厚さは相当小としうるため、上記可動コ
イル1のターン数は基板上に渦巻状パターンを形成して
なる可動コイルに比べて相当大としうる。
次に本発明になる可動コイルの第2実施例について第8
図を併せ参照して説明するに、同図中第1図及び第2図
に示す構或部分と同一構戒部分には同一符号を付しその
説明は省略する。
なお、本実施例は電気絶縁性の熱可塑性フイルムとして
熱収縮性で且つ熱融着性を具備するフイルム、例えばポ
リスチレンを使用した場合の実施例である。
可動コイル20は前記可動コイル1の場合と同様な工程
で製造される。
ここで、熱可塑性・熱収縮性・熱融着性を具備する高分
子樹脂膜21を使用しているため、加熱処理時に渦巻状
金属箔細長片3の側面を被包する膜は内周ターン側の膜
と融着して渦巻状金属箔細長片3の側面を完全に密封す
る。
しかして、高分子樹脂膜21の硬化により堅牢になると
共に、耐湿性に優れた可動コイル20が製造される。
次に本発明になる可動コイルの変形例について第9図及
び第10図と共に説明する。
第9図は第1図及び第2図等に示すと同様な構造の可動
コイル22及ひ23を夫々の最外周側において接続して
なる可動コイル組立体24を示す。
特に、熱融着性樹脂膜を使用している場合には、熱処理
時に一対のコイルの最外周側樹脂膜を互に融着させるこ
とにより、可動コイル組立体24を容易に製造しうる。
第10図は扁平な楕円形状の可動コイル25を示す。
この可動コイル25は前記幅狭渦巻体の中央端末部を引
き出した後(例えば第7図に示す状態)、渦巻体にそい
ーの直径方向に圧縮力を加えることにより製造される。
この扁平楕円状可動コイル25は中央に中空部がないた
め一層堅牢、小型となり、更には同図中二点鎖線で囲む
部分を磁場とした場合に磁場挿入側いコイル部25aと
これと反対側のコイル部25bとの距離Dが比較的大と
なり、コイル部25bによる電気出力打消作用が充分に
抑制され、出力が損失なく得られる。
また、上記各実施例において、渦巻体の端末側を引き出
してリードとしているため溶接等による特別なリード付
け作業が不要となり、リード取出部の信頼性が高くなる
更には、リードの片面側は高分子樹脂膜により覆われて
絶縁されているため、この樹脂膜を配線基体(例えばカ
ンチレバー)側に対接させてリードを出力端子まで導く
ことにより、配線基板が導電性のものである場合におい
てもこれに対する絶縁処理(例えば陽極酸化処理)は不
要となる。
また上記各実施例においては金属膜の一面側に電気絶縁
性樹脂膜を形成してなる二層フイルムを使用しこれを巻
付けて可動コイルを製造しているが、これに限定される
ことはなく例えば第11図に示すように金属膜26の両
面側に絶縁性の熱可塑性高分子樹脂製フイルム27及ひ
28を形成してなる三層シ一ト29を使用しこれを巻付
けて可動コイルを製造することも出来るのは勿論である
また、この三層シ一ト29は金属箔を樹脂溶液につける
デイツプ加工等により容易に製造しうる。
上述の如く、本発明になる可動コイル及ひその製造方法
によれば、金属膜とこの少なくとも一面側に形成してあ
る電気絶縁性を有する熱可塑性樹脂膜とより多重層シー
トの細長片をその厚さ方向に同一平面内で巻回してなる
幅狭渦巻体に加熱処理を施して該熱可塑性樹脂膜を硬化
せしめてなり、渦巻状の該金属膜をコイル体として構戒
してあるため、ターン数を犬として軽量小型に更には充
分堅牢に構成し得、ビックアップカートリッジの周波数
特性及び出力特性を共に向上せしめることが出来、更に
は該渦巻体の端末部を引き出してそのま\リードとして
利用し得るため、リード取出しに溶接等の特別な加工を
必要とし得、従ってりード取山部の信頼性が高く、更に
は、上記渦巻体は予め幅広の渦巻体を形成しこれを所定
幅寸法毎に切断して得ているため、巻きずれ及び断線等
を全く生じない可動コイルを大量に生産性よく製造しう
る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる可動コイルの第】実施例の正面図
、第2図は第1図中■−■線に沿う縦断面図、第3図乃
至第7図は夫々第1図及び第2図に示す可動コイルの製
造工程途中の状態を示す図、第8図は本発明になる可動
コイルの第2実施例の断面図、第9図及び第10図は夫
々本発明になる可動コイルの変形例を示す図、第11図
は本発明可動コイルの製造に適用しうる多重層シートの
構造を示す図である。 1 ,20,22,23,25;可動コイル、2;熱可
塑性・熱収縮性高分子樹脂膜、3;金属箔細長片、4,
5;リード、10,27,28;高分子樹脂製フィルム
、IL26;金属膜、12;二層シート、13;二層シ
ート巻取体、14a〜14g;幅狭渦巻体、15:エッ
チング処理済渦巻休、16,17;仮リード、21;熱
可塑性・熱収縮性・熱融着性高分子樹脂膜、24;可動
コイル組立体、 29;三層シート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カンチレバーを介して伝達されるピックアップ針の
    レコード音溝トレース時の振動変位に応じて磁界内で運
    動して電圧を誘起する可動コイルにおいて、金属膜とこ
    の少なくとも一面側に形成してある電気絶縁性の熱可塑
    性樹脂膜とよりなる多重層シートの細長片をその一端を
    中心に巻回してなる渦巻体に加熱処理を施して該熱可塑
    性樹脂膜を硬化せしめてなり、渦巻状の該金属膜をコイ
    ル体としてなることを特徴とする可動コイル。 2 カンチレバーを介して伝達されるピックアップ針の
    レコード音溝トレース時の振動変位に応じて磁界内で運
    動して電圧を誘起する可動コイルの製造方法において、
    金属膜とこの少なくとも一面側に形成してある電気絶縁
    性の熱可塑性樹脂膜とよりなる多重層シートを巻取り所
    定ターン数の幅広渦巻体を形成する工程と、該幅広渦巻
    体を巻取中心軸に垂直に所定幅寸法毎に切断して複数の
    幅狭渦巻体を得る工程と、該幅狭渦巻体の金属膜を所定
    幅寸法とすべく該幅狭渦巻体にエッチングを施す工程と
    、該幅狭渦巻体の端末部を引き出し該熱可塑性膜を硬化
    させてこれにより渦巻状金属膜側面を覆うべく該幅狭渦
    巻体に加熱処理を施す工程とよりなることを特徴とする
    可動コイルの製造方法。
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