JPS5847263B2 - 容鋼の注入流量制御方法 - Google Patents
容鋼の注入流量制御方法Info
- Publication number
- JPS5847263B2 JPS5847263B2 JP51022767A JP2276776A JPS5847263B2 JP S5847263 B2 JPS5847263 B2 JP S5847263B2 JP 51022767 A JP51022767 A JP 51022767A JP 2276776 A JP2276776 A JP 2276776A JP S5847263 B2 JPS5847263 B2 JP S5847263B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow rate
- stopper
- opening
- control
- ladle
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶融金属の鋳型等への注入流量制御方法に関
するもので、クレーンスケール等の測定遅れの大きな流
量検出端を使用しても比較的短時間で正確な制御が可能
な方法を提案するものである。
するもので、クレーンスケール等の測定遅れの大きな流
量検出端を使用しても比較的短時間で正確な制御が可能
な方法を提案するものである。
従来から鋳型への注入流量を時間的に制御することは、
品質上重要なことであることは認められていたが、技術
的に困難だったためあ捷り行われていなかった。
品質上重要なことであることは認められていたが、技術
的に困難だったためあ捷り行われていなかった。
すなわち従来の技術で造塊時に注入流量制御を行うには
、取鍋の重量を連続的に把握し、一定時間の減量から流
量を演算する流量検出端を使用し、操作端であるストッ
パーを操作、調節することが考えられる。
、取鍋の重量を連続的に把握し、一定時間の減量から流
量を演算する流量検出端を使用し、操作端であるストッ
パーを操作、調節することが考えられる。
第1図を参照してこれを説明すると、1は取鍋、2はス
トッパー 3は鋳型、4はクレーンに取付けたロードセ
ル、5は増幅器、6は流量演算器、7は流量調節計、8
は流量設定器、9はストッパ操作装置、10はストッパ
1駆動端であり、流量演算器6は取鍋1の重量減少によ
り注入流量を算出し、調節計7はこの実績流量と設定器
8からの設定流量とを比較し、両者が一致するように操
作装置9釦よび駆動端10を介してストッパ2の開度を
調整する。
トッパー 3は鋳型、4はクレーンに取付けたロードセ
ル、5は増幅器、6は流量演算器、7は流量調節計、8
は流量設定器、9はストッパ操作装置、10はストッパ
1駆動端であり、流量演算器6は取鍋1の重量減少によ
り注入流量を算出し、調節計7はこの実績流量と設定器
8からの設定流量とを比較し、両者が一致するように操
作装置9釦よび駆動端10を介してストッパ2の開度を
調整する。
しかし、この方式では流量検出の遅れが大きくて所定の
流量を得るには長時間かかり、短い注入時間内での流量
制御は不可能であって、実用にならない。
流量を得るには長時間かかり、短い注入時間内での流量
制御は不可能であって、実用にならない。
また鋳型3の上面に超音波を利用した湯上り速度検出器
を設置し、その出力信号が所望の値になるように操作端
2を調節することも考えられている。
を設置し、その出力信号が所望の値になるように操作端
2を調節することも考えられている。
しかしこの方式も湯上り速度検出器の設置方法に問題が
あること、あるいは鋳型内で湯面がリミング状態にある
場合は速度検出が不可能であること等の理由により、問
題が多い。
あること、あるいは鋳型内で湯面がリミング状態にある
場合は速度検出が不可能であること等の理由により、問
題が多い。
本発明はか〜る点を改善し、比較的短時間で目標の流量
に達することが可能な流量制御方法を提案するものであ
る。
に達することが可能な流量制御方法を提案するものであ
る。
以下本発明を図面に基づき詳細に説明する。第2図は本
発明の構成を例示したブロック図である。
発明の構成を例示したブロック図である。
この図で第1図と同じ部分には同じ符号が付されており
、そして7aは後述の如き数式を有する流量モデル、1
1は開度制御装置、12は流量モデル初期パラメータ設
定器、13は開度計算器、14はストン・温度計である
。
、そして7aは後述の如き数式を有する流量モデル、1
1は開度制御装置、12は流量モデル初期パラメータ設
定器、13は開度計算器、14はストン・温度計である
。
捷ず始めに流量モデル7aに流量設定器8から流量設定
値を、筐た流量モデル初期パラメータ設定器12から流
量モデルの初期パラメータを与える。
値を、筐た流量モデル初期パラメータ設定器12から流
量モデルの初期パラメータを与える。
更にロードセル4の増幅器5の出力から鍋1の溶鋼重量
も得られる。
も得られる。
以上のデータにより流量モデル7aが確定し、開度計算
器13はストッパの初期設定開度を計算する。
器13はストッパの初期設定開度を計算する。
次に開度制御装置11は、この計算した初期設定開度に
なるように操作装置9、駆動端10を介してストッパー
2の開度制御を行う。
なるように操作装置9、駆動端10を介してストッパー
2の開度制御を行う。
ストッパー開度は開度計14により測定され、開度制御
装置11へ帰還されて開度制御が正確に行なわれるよう
にすると共に、流量モデル7aへも帰還される。
装置11へ帰還されて開度制御が正確に行なわれるよう
にすると共に、流量モデル7aへも帰還される。
ストッパ2が開くと溶鋼注入が開始され、その結果はロ
ードセル4の出力変化となり、流量演算器6を通して流
量が再び流量モデル7aに実績として入る。
ードセル4の出力変化となり、流量演算器6を通して流
量が再び流量モデル7aに実績として入る。
ここで流量設定値と比較し、実績流量がある範囲内であ
れば制御を終える。
れば制御を終える。
これに反してもし流量設定値との偏差が大きい場合には
、流量実績値と開度実績値からモデル7aのパラメータ
を変更し、再び開度を計算し、新たに開度制御をするこ
とによって流量修正を行う。
、流量実績値と開度実績値からモデル7aのパラメータ
を変更し、再び開度を計算し、新たに開度制御をするこ
とによって流量修正を行う。
以後必要があれば同様に修正動作を繰返す。
繰返しの回数はモデル7aの精度によるが、テストの結
果では簡単な経験式にもかかわらず始めの1回の開度制
御で約7割が設定値の±5係に入ることが確められた。
果では簡単な経験式にもかかわらず始めの1回の開度制
御で約7割が設定値の±5係に入ることが確められた。
渣た実績による修正も後述のように主となる未知パラメ
ータは一つで、原則的には1回の修正で制御を終了でき
る。
ータは一つで、原則的には1回の修正で制御を終了でき
る。
次に実施の1例として流量モデル7aについて述べる。
第3図の取鍋1からの溶鋼流出流量について考えると、
ベルヌーイの定理と連続の式から(1)、 (2)式が
成立する。
ベルヌーイの定理と連続の式から(1)、 (2)式が
成立する。
なおこの図で15は取鍋々底煉瓦、16はストッパ上プ
レート、17は同下プレート、18は下交換ノズルであ
る。
レート、17は同下プレート、18は下交換ノズルであ
る。
こ\にhrs:ストッパー2でのヘッド損失hr:その
他のヘッド損失 (1)式で溶鋼ヘッドH1は秤量機4の出力から常時算
定できる。
他のヘッド損失 (1)式で溶鋼ヘッドH1は秤量機4の出力から常時算
定できる。
また全ノズル長さH2は一定値であるから、ヘッド損失
hrがわかれば流出速度Vは決普る。
hrがわかれば流出速度Vは決普る。
その他のヘッド損失hr’は流出速度V、摩擦係数λ、
鍋からノズルへの溶鋼流入に伴なって鍋の断面積からノ
ズルの断面積に急激に縮小することにより両者の面積比
にほぼ比例して変化する収縮係数Cal およびノズ
ル径dの関数であり、の形式で表わされる。
鍋からノズルへの溶鋼流入に伴なって鍋の断面積からノ
ズルの断面積に急激に縮小することにより両者の面積比
にほぼ比例して変化する収縮係数Cal およびノズ
ル径dの関数であり、の形式で表わされる。
ここにaは収縮係数Calとノズル径dの関数、bはノ
ズル径dの関数である。
ズル径dの関数である。
ノズル径dは実測可能であり、その溶損の影響は溶鋼の
通過量によってき1す、予め溶損速度を与えることがで
きる(初期パラメータ設定値)。
通過量によってき1す、予め溶損速度を与えることがで
きる(初期パラメータ設定値)。
また収縮係数Ca1 は一定値と考えてよい。
つぎにストッパでのヘッド損失hrs はストッパ全開
ではhr’に比べて無視できるが、ストッパ2の開度を
絞るに従って急激に大きくなり、(4)式%式% Ca2はノズルからストッパへ溶鋼流入に伴なって両者
の面積比にほぼ比例して変化する収縮係数、mはストッ
パでの絞り断面積比(ストッパ開度)である。
ではhr’に比べて無視できるが、ストッパ2の開度を
絞るに従って急激に大きくなり、(4)式%式% Ca2はノズルからストッパへ溶鋼流入に伴なって両者
の面積比にほぼ比例して変化する収縮係数、mはストッ
パでの絞り断面積比(ストッパ開度)である。
制御方法は、1ず操業開始時に設定器8により流量設定
値を与え、また設定器9により初期パラメータとしてノ
ズル溶損速度と収縮係数Ca1 。
値を与え、また設定器9により初期パラメータとしてノ
ズル溶損速度と収縮係数Ca1 。
Ca2 を与える。
Cal、Ca2は経験的に得られている値とすればよい
。
。
以上より(1)〜(4)式から初期開度がきする。
つぎにロードセル4釦よび流量演算器6等により流量実
績を捉えてもし1回目の流量実績値から設定値に合致し
たならば一旦制御は完了し、その後ヘツド損失の変化に
よって流量実績が目標としている制御範囲外になった時
に再度制御を始める。
績を捉えてもし1回目の流量実績値から設定値に合致し
たならば一旦制御は完了し、その後ヘツド損失の変化に
よって流量実績が目標としている制御範囲外になった時
に再度制御を始める。
このよ゛うに修正の必要が生じたならば流量に大きな影
響を与えるヘッド損失hrs のみに注目しくヘッド損
失hr’はヘッド損失hrs に比べて無視できる)流
量実績とストッパ開度実績から収縮係数Ca2 を求め
る。
響を与えるヘッド損失hrs のみに注目しくヘッド損
失hr’はヘッド損失hrs に比べて無視できる)流
量実績とストッパ開度実績から収縮係数Ca2 を求め
る。
ここで得られた収縮係数Ca2によって再度ストッパ開
度mを計算し、開度修正を行なう。
度mを計算し、開度修正を行なう。
ストッパ開放直後に行なわれるこの修正により流量誤差
は殆んど所定範囲(本発明では5%)内に入り、以後特
にモデル修正を行なうことなく所望の注入流量を得るこ
とができる。
は殆んど所定範囲(本発明では5%)内に入り、以後特
にモデル修正を行なうことなく所望の注入流量を得るこ
とができる。
勿論注入中も本制御系は作動しており、設定流量と実績
流量に所定値(5係)以上の差が生じれば直ちに上述の
モデル修正が行なわれる。
流量に所定値(5係)以上の差が生じれば直ちに上述の
モデル修正が行なわれる。
本制御方式の特徴としては、流量に大きく影響する未知
パラメータが収縮係数Ca2一つであり、原則的には1
回の開度修正で所望の流量を得られることにある。
パラメータが収縮係数Ca2一つであり、原則的には1
回の開度修正で所望の流量を得られることにある。
第1図は従来の方法を説明するブロック図、第2図は本
発明の詳細な説明するブロック図、第3図は取鍋底部の
ストッパ部を説明する断面図である。 図面で1は取鍋、3は鋳型、7aは流量モデル、2はス
トッパ、13は開度計算器、4はロードセル、6は流量
演算器、14はストッパ開度計である。
発明の詳細な説明するブロック図、第3図は取鍋底部の
ストッパ部を説明する断面図である。 図面で1は取鍋、3は鋳型、7aは流量モデル、2はス
トッパ、13は開度計算器、4はロードセル、6は流量
演算器、14はストッパ開度計である。
Claims (1)
- 1 取鍋等の容器に収容した溶融金属を鋳型へ注入する
際の注入流量制御に釦いて、渣ず流量設定値、ノズル溶
損速度、鍋とノズルの断面比による収縮係数Cal、ノ
ズルとストッパーの断面比による収縮係数Ca2 とか
らストッパーの初期開度を求めて設定し、その後容器の
重量を連続的に把握し、一定期間中の減量から流量実績
を捉え、流量誤差が認められた場合には流量実績とスト
ッパーの開度実績から流量モデルのパラメータを修正し
てストッパー開度を求めてその値を基に開度制御装置、
ストッパー操作装置を介してストッパー開度を制御する
ことを特徴とする溶鋼の注入流量制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51022767A JPS5847263B2 (ja) | 1976-03-03 | 1976-03-03 | 容鋼の注入流量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51022767A JPS5847263B2 (ja) | 1976-03-03 | 1976-03-03 | 容鋼の注入流量制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52105536A JPS52105536A (en) | 1977-09-05 |
JPS5847263B2 true JPS5847263B2 (ja) | 1983-10-21 |
Family
ID=12091813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51022767A Expired JPS5847263B2 (ja) | 1976-03-03 | 1976-03-03 | 容鋼の注入流量制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847263B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50128631A (ja) * | 1974-03-30 | 1975-10-09 |
-
1976
- 1976-03-03 JP JP51022767A patent/JPS5847263B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50128631A (ja) * | 1974-03-30 | 1975-10-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52105536A (en) | 1977-09-05 |
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