JPS5847200B2 - 洗濯機の運転方法 - Google Patents
洗濯機の運転方法Info
- Publication number
- JPS5847200B2 JPS5847200B2 JP53047000A JP4700078A JPS5847200B2 JP S5847200 B2 JPS5847200 B2 JP S5847200B2 JP 53047000 A JP53047000 A JP 53047000A JP 4700078 A JP4700078 A JP 4700078A JP S5847200 B2 JPS5847200 B2 JP S5847200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washing
- washing machine
- agitator
- cloth
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアジテータを備えた洗濯槽の運転方法に関する
もので、洗浄性能が高く、かつ洗いムラが小さく、衣類
の損傷が小さい洗濯方式を簡便にかつ低コストに実現す
るものである。
もので、洗浄性能が高く、かつ洗いムラが小さく、衣類
の損傷が小さい洗濯方式を簡便にかつ低コストに実現す
るものである。
従来洗濯機としては、パルセーフ式(噴流式)や攪拌式
等が多く見られた。
等が多く見られた。
しかし前者の場合、洗浄性能は非常に優れているが、衣
類どうしのからみ合いが大きく、そのためからみ合った
中心部に位置する衣類は殆んど洗えなかった。
類どうしのからみ合いが大きく、そのためからみ合った
中心部に位置する衣類は殆んど洗えなかった。
又脱水行程に移った際には布がからみ合ったまま遠心力
にて引張られるため、衣類のやぶれ等の傷みが激しかっ
た。
にて引張られるため、衣類のやぶれ等の傷みが激しかっ
た。
一方攪拌式の場合、布のからみ合いは見られず布の損傷
は小さいが、洗浄性能が低いという欠点を有している。
は小さいが、洗浄性能が低いという欠点を有している。
本発明は上記従来例に見られた欠点を解消するもので、
以下添付図面に基づき、一槽式洗濯機を例にとって説明
する。
以下添付図面に基づき、一槽式洗濯機を例にとって説明
する。
第1図において、1は外枠、2は外槽、3は脱水槽を兼
ねた洗濯槽で、この洗濯槽3は脱水用の軸4の一端に固
着せしめられている。
ねた洗濯槽で、この洗濯槽3は脱水用の軸4の一端に固
着せしめられている。
5は洗濯槽3内の衣類を攪拌するための複数個の攪拌用
羽根6を装着したアジテータで、アジテータ5は洗濯用
の軸7の一端に適宜な方法で固着せしめられており、軸
4,7は同軸上に構成されている。
羽根6を装着したアジテータで、アジテータ5は洗濯用
の軸7の一端に適宜な方法で固着せしめられており、軸
4,7は同軸上に構成されている。
8は前記軸4,7を軸支するための軸受、及び洗濯・脱
水の切換えを行うクラッチ(共に図示せず)を内蔵した
クラッチ機構を意味し、このクラッチ機構8を介して、
前記軸4は、モータ9を構成している回転子10に固着
された回転子軸11に連接されている。
水の切換えを行うクラッチ(共に図示せず)を内蔵した
クラッチ機構を意味し、このクラッチ機構8を介して、
前記軸4は、モータ9を構成している回転子10に固着
された回転子軸11に連接されている。
12はモータ9を構成している固定子で、この固定子の
巻線に電流を流せば、回転子10に渦電流が発生し、回
転子10は回転する。
巻線に電流を流せば、回転子10に渦電流が発生し、回
転子10は回転する。
13はモータ9の固定金具、14は防振機構で、一端は
外枠1に吊り下げられており、他端は外槽2を吊り下げ
保持している。
外枠1に吊り下げられており、他端は外槽2を吊り下げ
保持している。
ここで、上記モータ9としては、本実施例では(S−T
)曲線が垂下特性をもつモータを使用している。
)曲線が垂下特性をもつモータを使用している。
第2図において15は洗濯機用タイマー(図示せず)に
記憶された洗濯・脱水行程に従い切換えられる洗濯・脱
水切換スイッチ(以下スイッチSt)、16はモータ9
を反復回転させるための切換スイッチ(以下スイッチS
2)で、このスイッチS2の切り換え方法としては、例
えばCRタイマーとリレーによる切換方法や洗濯機用タ
イマーに内蔵されたカムによる切換え方法等の時間制御
、又は、光電管等を使用した角度検知制御により切換え
ることが出来る。
記憶された洗濯・脱水行程に従い切換えられる洗濯・脱
水切換スイッチ(以下スイッチSt)、16はモータ9
を反復回転させるための切換スイッチ(以下スイッチS
2)で、このスイッチS2の切り換え方法としては、例
えばCRタイマーとリレーによる切換方法や洗濯機用タ
イマーに内蔵されたカムによる切換え方法等の時間制御
、又は、光電管等を使用した角度検知制御により切換え
ることが出来る。
又スイッチS2は、前述の制御方法により、モータ9が
、1回転以上2回転以下の範囲で切換えられる様横取さ
れている。
、1回転以上2回転以下の範囲で切換えられる様横取さ
れている。
今スイッチS115が第2図中実線側にあれば、クラッ
チ機構8内に具備された洗濯・脱水切換クラッチ(図示
せず)の働きにより、モータ9の回転子軸11の回転は
軸7に伝達せしめられ、洗濯行程が進行する。
チ機構8内に具備された洗濯・脱水切換クラッチ(図示
せず)の働きにより、モータ9の回転子軸11の回転は
軸7に伝達せしめられ、洗濯行程が進行する。
この時、スイッチ8216が図中実線側であれば、回転
子軸11は例えば右回転する。
子軸11は例えば右回転する。
又回転子10が1回転以上2回転以下の回転を行なえば
、前述の適宜な制御方式により、スイッチS、16は図
中破線側に切換えられ、よってモータは反転する。
、前述の適宜な制御方式により、スイッチS、16は図
中破線側に切換えられ、よってモータは反転する。
以上の様な具合で、洗濯行程中は、アジテータ5は1回
転以上、2回転以下の回転角度で、正逆回転を行なうこ
とができる。
転以上、2回転以下の回転角度で、正逆回転を行なうこ
とができる。
一方、スイッチ5115が図中破線側に切換ねれば、洗
濯・脱水切換クラッチの働きにより、回転子軸11の回
転は軸4に伝達せしめられて、脱水行程が進行する。
濯・脱水切換クラッチの働きにより、回転子軸11の回
転は軸4に伝達せしめられて、脱水行程が進行する。
第3図は本発明の洗浄方式とパルセータ式、攪拌式洗濯
機との実験結果の比較を示したものである。
機との実験結果の比較を示したものである。
aは洗浄性能の比較図で、本発明の方式においては布の
与えるアジテータ5の機械力は攪拌式の場合よりも回転
角度が大きいため増大し、結果洗浄性能は向上する。
与えるアジテータ5の機械力は攪拌式の場合よりも回転
角度が大きいため増大し、結果洗浄性能は向上する。
bは布の損傷度合の比較図を意味し、本方式の場合、攪
拌式と同様に布のからみ合いがパルセータ式に比べて小
さく、パルセータ式よりも布の損傷度合は少ない。
拌式と同様に布のからみ合いがパルセータ式に比べて小
さく、パルセータ式よりも布の損傷度合は少ない。
Cは各衣類間の洗いムラの比較であるが、本方式の場合
、攪拌式と同様に布のからみ合いが小さいため、洗いム
ラは少ない。
、攪拌式と同様に布のからみ合いが小さいため、洗いム
ラは少ない。
一方、パルセータ式の場合は、からみ合った布の中心部
は殆んど洗えない為、洗いムラは大きい。
は殆んど洗えない為、洗いムラは大きい。
又、本方式において、回転角度を720°以上にすると
、衣類がアジテータ5の上部にからみつく現象が生じて
不都合である。
、衣類がアジテータ5の上部にからみつく現象が生じて
不都合である。
又、360°以下であれば、従来の攪拌式洗濯機と何ら
かわりはない。
かわりはない。
第5図はアジテータ5の反転角度と、洗浄性能および布
よじれ度との関係を示し、特性Aが洗浄性能を、特性B
が布よじれ度をそれぞれ示す。
よじれ度との関係を示し、特性Aが洗浄性能を、特性B
が布よじれ度をそれぞれ示す。
なお、アジテータ5のストローク数(単位時間当りの正
・逆転往復回数)は20〜30ストロ一り/minであ
る。
・逆転往復回数)は20〜30ストロ一り/minであ
る。
特性Aから明らかなように、洗浄性能は反転角度が大き
くなるに従って良好となり、反転角度が360°を越え
る時点から安定化傾向を示し、5000〜600°でほ
ぼ最高を示す。
くなるに従って良好となり、反転角度が360°を越え
る時点から安定化傾向を示し、5000〜600°でほ
ぼ最高を示す。
そして、反転角度が7200を越えた時点から特性Bの
とおり、布のよじれが顕著となり、これによって、洗い
ムラが生じ、洗浄性能は低下傾向を示す。
とおり、布のよじれが顕著となり、これによって、洗い
ムラが生じ、洗浄性能は低下傾向を示す。
従って、洗浄性能と布のよじれ度の両方を満足するアジ
テーク5の反転角度θは、360°くθく720°であ
ることが理解できる。
テーク5の反転角度θは、360°くθく720°であ
ることが理解できる。
本洗浄方式を具現化するための手段として、例えば誘導
モータを使用して、短時間に正転・逆転を行なう方法や
、機構的な方法、例えばラックとピニオン等の方法によ
っても可能であり、これによっても、本実施例と同等の
効果を得ることができる。
モータを使用して、短時間に正転・逆転を行なう方法や
、機構的な方法、例えばラックとピニオン等の方法によ
っても可能であり、これによっても、本実施例と同等の
効果を得ることができる。
さらに、第4図のように(S−T)曲線が垂下特性をも
つモータを使用した場合には、起動トルクが十分に大き
く好ましい。
つモータを使用した場合には、起動トルクが十分に大き
く好ましい。
以上の様に、本発明の運転方法による洗濯機はパルセー
タ方式洗濯機と攪拌式洗濯機の中間の方式で、両方式の
欠点をカバーすることが出来るため、高い洗浄能力でか
つ洗いムラが少なく又布の損傷も小さく、加えて、構造
が簡単で、低コストの洗濯機が得られる。
タ方式洗濯機と攪拌式洗濯機の中間の方式で、両方式の
欠点をカバーすることが出来るため、高い洗浄能力でか
つ洗いムラが少なく又布の損傷も小さく、加えて、構造
が簡単で、低コストの洗濯機が得られる。
第1図は本発明の一実施例方法を採用した洗濯機の破断
面図、第2図は同洗濯機の回路図、第3図は本発明の一
実施例方法を採用した洗濯機、パルセータ式洗濯機及び
攪拌式洗濯機の性能比較図、第4図はモータの(S−T
)曲線図、第5図はアジテータの反転角度と、洗浄性能
および布のよじれ度との関係を示す図である。 3・・・・・・洗濯槽、5・・・・・・アジテータ、9
・・・・・・モータ。
面図、第2図は同洗濯機の回路図、第3図は本発明の一
実施例方法を採用した洗濯機、パルセータ式洗濯機及び
攪拌式洗濯機の性能比較図、第4図はモータの(S−T
)曲線図、第5図はアジテータの反転角度と、洗浄性能
および布のよじれ度との関係を示す図である。 3・・・・・・洗濯槽、5・・・・・・アジテータ、9
・・・・・・モータ。
Claims (1)
- 1 洗濯槽と、衣類攪拌用羽根を具備して洗濯槽内に設
けた周期的な反復運動を行なうアジテークとを備え、前
記アジテータの反転角度θを3600〈θ〈7200と
した洗濯機の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53047000A JPS5847200B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 洗濯機の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53047000A JPS5847200B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 洗濯機の運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54139271A JPS54139271A (en) | 1979-10-29 |
JPS5847200B2 true JPS5847200B2 (ja) | 1983-10-20 |
Family
ID=12762910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53047000A Expired JPS5847200B2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 洗濯機の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847200B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59101193A (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-11 | シャープ株式会社 | 洗濯機 |
JPS59144486A (ja) * | 1983-02-04 | 1984-08-18 | 株式会社日立製作所 | 洗濯機 |
JPS6150594A (ja) * | 1985-04-17 | 1986-03-12 | 株式会社日立製作所 | 洗濯機 |
JPH05123493A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-05-21 | Hitachi Ltd | 洗濯機 |
JPH0771597B2 (ja) * | 1992-09-30 | 1995-08-02 | 株式会社日立製作所 | 洗濯機 |
-
1978
- 1978-04-19 JP JP53047000A patent/JPS5847200B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54139271A (en) | 1979-10-29 |
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