JPS584717Y2 - 筆記具のクリップ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、それ自体を磁性体で形成した、あるいは上面
に磁石を貼着または嵌着した飾り板を取付けた筆記具の
クリップに関する。

筆記具を机上外で使用する場合、例えば倉庫内での在庫
品のチェック、工場内での機械設備の点検等で筆記具を
手から離して置いたり、また持って使用したりする動作
が頻繁にあるが、この様な場所では筆記具の置き場所に
困ることがよくあるものである。

置き場所が悪いと、ころがり落ちて筆記不能になったり
、紛失したりすることもある。

これ等の不便を解消するために、従来より筆記具本体に
磁石を取付けて、周囲の鉄部材へ自在に止着できるよう
になしたものが用いられている。

本考案は、磁石を筆記具のクリップの飾り部品に取付け
、あるいは飾シ部品自体を磁性体で形成したことを特徴
とするもので、従来の磁石を取付けたものにくらべて筆
記具への取付けが簡単で、鉄部材への止着も確実で、磁
石を他の部分に取付けたものと違って外観的にもスッキ
リとした感じを与え、ｌた飾・９部品としての本来の効
果、すなわち筆記具のアクセントとなシ、あるいは（同
時に）、プラン１４を表示するスペースとなることも期
待できるものである。

次に本考案を図示の実施例によって説明すると、符号１
はボールペン、サインペン、シャープペンシル等の筆記
具のキャップ、２はキャップ１に取付けられた金属製の
クリップ本体、３はクリップ本体２の後端よりその長手
方向にかけて切欠いて形成した圧入孔、４はクリップ本
体２に穿設した係止孔、５は塩化ビニルその他適度の弾
性を有する合成樹脂で成形した飾り板、６はクリップ本
体２の圧入孔３の巾及び高さと略一致する巾と高さに飾
り板５の裏面よシ突出形成した圧入しろ、Ｉは前記圧入
しろ６と一体に飾シ板５の裏面後端縁より形成された断
面略半円状の係止用突部で、キャンプ１の外周面ととも
にポケットの布を挾んで筆記具がポケットより抜は落ち
ることがないようにする。

８は前記圧入しろ６と係止用突部７の前方□の飾り板５
の裏面に突設した係止突起である。

９は飾シ板５の表面に設けた凹嵌部で、ここに磁石１０
を嵌合接着する。

飾シ板５をクリップ本体２に取付けるには飾シ板５の圧
入しろ６の前部をクリップ本体２の圧入孔３へくわえさ
せ、しかる後、手指等で飾シ板５の後端部を押して飾ジ
板５の圧入しろの先端面がクリップ本体２の圧入孔３の
最深部に衝接する渣で飾シ板５の圧入しろ６をクリップ
本体２の圧入孔３へ圧入する。

このとき、飾り板５前部の係止突起８とクリップ本体２
の係止孔４は対応位置に設けられているので、飾り板５
の係止突起８はクリップ本体２の係止孔４に嵌合し、こ
のため、飾り板５はクリップ本体２に一体的に取付けら
れているのである。

このように本考案は構成されているので、磁石の取付け
が極めて簡単であるとともに、筆記具の軸筒等に磁石を
取付けたものより鉄部材への止着が確実になる。

またクリップの飾り部品としての機能も同時に果してい
るものである。

なお、磁石を飾り板に嵌合接着する他に、飾り板表面に
貼着してもよく、飾り板目体を磁性体で形成しても同様
の効果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すもので、本考案のクリ
ップを使用した筆記具の斜視図、第２図は本考案の一実
施例のクリップ本体と飾り板と磁石の取付けを示す説明
図、第３図は本考案の飾り板の背面の斜視図である。 １・・・・・・キャップ、２・・・・・・クリップ本体
、３・・・・・・圧入孔、４・・・・・・係止孔、５・
・・・・・飾り板、６・・・・・・圧入しろ、７・・・
・・・係止用突部、８・・・・・・係止突起、９・・・
・・・凹嵌部、１０・・・・・・磁石。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 全体を磁性体で形成した、あるいは上面に磁石を貼着ま
   たは嵌着した飾り板の下面前部に係止突起を突設し、後
   部に圧入溝を介して抑止用突部を突設したものを、クリ
   ップ本体の後端よシ欠設した圧入孔へ圧入溝を圧入する
   と、共にクリップ本体に穿設した係止孔へ係止突起を嵌
   合することにより、クリップ本体に一体的に取付けたこ
   とを特徴とする筆記具のクリップ。