JPS5846791Y2 - 洋鋏 - Google Patents

洋鋏

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JPS5846791Y2
JPS5846791Y2 JP15270281U JP15270281U JPS5846791Y2 JP S5846791 Y2 JPS5846791 Y2 JP S5846791Y2 JP 15270281 U JP15270281 U JP 15270281U JP 15270281 U JP15270281 U JP 15270281U JP S5846791 Y2 JPS5846791 Y2 JP S5846791Y2
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JP
Japan
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blade
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embedded
recess
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Expired
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JP15270281U
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English (en)
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JPS5858465U (ja
Inventor
正敏 西川
Original Assignee
クミカ工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はステンレス鋼板より成る刃材を合成樹脂製の二
枚の覆材で挟着して製作した洋鋏に関するものである。
従来実用化されている洋鋏は、鋳造または鍛造による全
金属製のものが一般的であるが、これら全金属製のもの
は重くて取扱かいに<<、また錆び易く、さらには製造
コストが高くつくといったような欠点があった。
このような従来欠点を解消するものとして本考案者は先
に合成樹脂材にステンレス鋼板よりなる刃材を埋込んで
一体成形したものを発明しそれは特公昭56−4372
号によりすでに知られている。
しかしながらこのように刃材を埋込んで一体成形した洋
鋏は従来の全金属製のものの欠点は解消し得たものの、
刃材の埋設位置が製品の切れ味に重大な影響を及ぼすた
め成形金型内での刃材の位置決めに高い精度が要求され
、かつ刃材を金型中へ配置するのに手間が掛かるなど生
産性の面でなお解決すべき点があった。
本考案は上記諸欠点を解消した洋鋏を提供せんとするも
ので、以下にその一実施例を図面と共に説明する。
芯材1は長細状の刃部2の一端に環状部3を一体に設け
てステンレス鋼板により形成され、刃部2の外周縁を除
く内側に凹座4を設けて該凹座4の略中心に支点孔5を
穿設し、さらに該凹座4内に間隔を置いて複数の透孔6
を列設すると共に環状部3の内側縁に間隔を置いて円弧
状をなす切欠き7を設ける。
また、刃部2は切断面となる内側縁2′は直線状としこ
れに研削により刃付を施こす。
8は芯材1の外側面を被覆させる外側覆材であり、前記
刃部2より僅かに細幅とした刃覆部9と環状部3の外側
面を被覆する把手部10とを一体に設けて、刃覆部9の
内側面に前記凹座4の下面を受容する凹部11を設け、
さらに該凹部11内と把手部10の内側面に前記透孔6
並びに切欠き7の内径に合致する筒状の突起12を形成
する。
これらの突起12の高さは芯材1の厚さの約2倍とし、
各突起12の中心に小孔13を穿設する。
14は芯材1の内側面を被覆させる内側部材であり、前
記凹座4内に埋没する形状でがっ上面が平坦に形成され
た埋入部15と前記環状部3の内側面を被覆する把手部
10′とを一体に設け、さらに埋入部15と把手部10
′の夫々内側面に前記突起12の外径に合致する円形窪
16を形成し該円形窪16の中心に前記小孔13に嵌合
する保合軸17を突設する。
前記外側覆材8及び内側覆材14は夫々ABS樹脂等の
合成樹脂材を射出成形することにより形成される。
5′、5″は刃覆部9と埋入部15に穿設された支点孔
である。
把手部10.10’は芯材1の環状部3の内側縁に埋入
するように、また外側縁は僅かに露出するように第5図
にも示されるように把手部10の内周縁にリブ10 a
を形成する。
そして、外側覆材8の内側面に芯材1を重ねて透孔6並
びに切欠き7を突起12に嵌挿させることにより凹座4
の下面を凹部11に受容せしめて芯材1の位置決めを行
なわせる。
次に該芯材1上に内側覆材14を重ねて前記突起12の
小孔13に保合軸17を嵌合させることにより芯材1を
外側覆材8と内側覆材14とで挾持せしめる。
なお、この三者を一体となすに際して接着剤を使用すれ
ば一体化をより強固なものとすることができる。
このようにして形成された部材はその一対を互いに内側
覆片の側を対向させ、支点孔5.5’、5”にリベット
18を貫通して第2図に示す如き洋鋏を完成する。
しかしてこの洋鋏は、芯材1に設けた凹座4の両面を外
側覆材8の凹部11と内側覆材14の埋入部15とで挾
み付けた状態で該芯材1の略全体に亙って設けた透孔6
並びに切欠き7を外側覆材8に設けた突起12に嵌挿さ
せるものであるから芯材1の位置決めが極めて簡単にし
がも正確にできる。
さらに芯材1の外側縁は第3図乃至第5図に示すように
僅かに露出していて、この層状に露出した金属部分が合
成樹脂製の外側覆材8及び内側覆材14との対照によっ
て独特の装飾効果を呈し、商品価値を高める。
また、夫々別体とした外側覆材8と内側覆材14を互い
に異なる色彩の合成樹脂で成形することによって両面の
色が異なった意匠的に漸新な洋鋏が製作できる。
以上述べたように本考案の洋鋏は、ステンレス鋼板製の
芯材を合成樹脂製の外側覆材と内側覆材とで挟着した構
造であるので芯材を合成樹脂材中に埋込み成形するもの
に比べて生産性を高めることができる。
そして、芯材を挟着させる外側覆材と内側覆材とは夫々
別体として形成されるために、これらの配色を考慮する
ことで色彩による外観的効果を挙げることもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係わる洋鋏の一実施例を示すもので第1
図は洋鋏(片方)の分解斜視図、第2図は完成品の斜視
図、第3図は第2図のX−X線断面図、第4図は第2図
のY−Y線断面図、第5図は第2図のZ−Z線断面図、
第6図は第1図のA−A線断面図である。 1・・・・・・芯材、2・・・・・・刃部、3・・・・
・・環状部、4・・・・・・凹座、5・・・・・・支点
孔、6・・・・・・透孔、7・・・・・・切欠き、8・
・・・・・外側覆材、9・・・・・・刃覆部、10.1
0’・・・・・・把手部、11・・・・・・凹部、12
・・・・・・突起、13・・・・・・小孔、14・・・
・・・内側覆材、15・・・・・・埋入部、17・・・
・・・係合軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長細状の刃部の一端に環状部を一体に設けてステンレス
    鋼板により形成された芯材と、該芯材の両側面を覆う合
    成樹脂製の外側覆材と内側覆材とから成り、芯材には刃
    部の外周縁を除く内側に凹座を設けて該凹部内の略中心
    に支点孔を穿設し、さらに該凹部内に間隔を置いて複数
    の透孔を列設すると共に環状部の内側縁に間隔を置いて
    複数の切欠きを設け、外側覆材には芯材の刃部外側面を
    被覆する刃覆部と環状部外側面を覆う把手部とを一体に
    設けて刃覆部の内側面に前記凹座の下面を受容する凹部
    を設け、さらに該凹部内と把手部の内側面に複数の突起
    を形成すると共に該突起内に夫々小孔を穿設し、内側覆
    片には前記凹部内に埋没する形状でかつ上面が平坦に形
    成された埋入部と前記環状部の内側面を覆う把手部とを
    一体に設け、さらに前記埋入部と把手部の内側面に複数
    の保合軸を突設し、外側覆材の内側面に芯材を重ねて透
    孔並びに切欠きを突起に嵌挿せしめ、該芯材上に内側覆
    材を重ね前記突起の小孔に係合軸を嵌合せしめることに
    より芯材を外側覆材と内側覆材とで挟着してなることを
    特徴とする洋鋏。
JP15270281U 1981-10-14 1981-10-14 洋鋏 Expired JPS5846791Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15270281U JPS5846791Y2 (ja) 1981-10-14 1981-10-14 洋鋏

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15270281U JPS5846791Y2 (ja) 1981-10-14 1981-10-14 洋鋏

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5858465U JPS5858465U (ja) 1983-04-20
JPS5846791Y2 true JPS5846791Y2 (ja) 1983-10-25

Family

ID=29945344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15270281U Expired JPS5846791Y2 (ja) 1981-10-14 1981-10-14 洋鋏

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JP (1) JPS5846791Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6323689A (ja) * 1986-11-29 1988-01-30 株式会社貝印刃物開発センター 替刃式鋏

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5858465U (ja) 1983-04-20

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