JPS5846489B2 - 二塩化エチレンの製法 - Google Patents

二塩化エチレンの製法

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JPS5846489B2
JPS5846489B2 JP49046064A JP4606474A JPS5846489B2 JP S5846489 B2 JPS5846489 B2 JP S5846489B2 JP 49046064 A JP49046064 A JP 49046064A JP 4606474 A JP4606474 A JP 4606474A JP S5846489 B2 JPS5846489 B2 JP S5846489B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/013Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens
    • C07C17/02Preparation of halogenated hydrocarbons by addition of halogens to unsaturated hydrocarbons

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレンの付加塩素化によって二塩化エチレン
を調製することに関するものである。
その好適形態では、本発明は付加塩素化によって1゜2
−ジクロロエタンを調製するための改良した方法に関し
、その付加塩素化では塩素とエチレンの発熱反応によっ
て放出される熱は、生成される二塩化エチレンを気化し
、精留するのに使用される。
適当な条件下の液相内で、適当なオレフィンの塩素化に
よるジクロロアルカンの調製は周知のことである。
米国特許第2.929852号、英国特許第1,231
,127号、英国特許第760,308号およびDT
2224253は、ジクロロアルカンの製造方法を開示
し、そこではオレフィンは適当な温度の液相内で(塩素
により)付加塩素化されている。
これらの特許によれば、精製されたクロロアルカンは蒸
留または気化され、次いで次の処理が行なわれる。
米国特許第2.929852号および英国特許第1,2
31,127号の場合には、気化されたジクロロアルカ
ンは近接している分留塔へ送られ、そこでは塩素とエチ
レンの反応熱は気化したジクロロアルカンを分別するの
に使われている。
英国特許第1,231,127号は、また少なくとも1
個のその他の供給源から得られるジクロロアルカンの分
別を提供している。
この特許によれば、気化ジクロロアルカンに含まれた反
応熱は、ジクロロアルカン蒸気を精留するのに充分なも
のであり、またそれは熱存在量が大過剰のために、他の
供給源、例えばオレフィンのオキシ塩素化から得られる
粗ジクロロアルカン、および/または熱分解物質(ジク
ロロアルカンは一定のモノクロロアルカンに熱分解され
る)よりでる未転化再循環ジクロロアルカンから得られ
る粗ジクロロアルカンを精留するのに使用されうる。
それらの特許の方法きには多くの不利な点がある。
例えば全部ではないが、多くのこれらの方法きは塩素化
反応を遂行するのに、沸騰液体媒質を使用している。
これらの物質の問題点は、気化が反応場所で起った場合
に、生成された蒸気がストリッピングガスとして使用し
、塩素とエチレンとが反応または溶解する前に、未反応
の塩素とエチレンをストリッピングすることである。
不充分な転化および選択作用がその結果として起こりう
る。
従来技術の製法の少なくとも一つに関連したその他の問
題は、気泡形成に関してである。
この従来技術の製法では、エチレンと塩素がタンク反応
器の底部に低速度で導入され、その反応器には二塩化エ
チレンと触媒が部分的に充填される。
生成すした二塩化エチレンは、そのタンク反応器から気
化され、精留塔へ送らへそこで精製される。
しかしながら、エチレンと塩素の付加速度を増大させて
も、そのエチレンの全部が必ずしも溶解するのではなく
、未反応または部分反応のまま液体の上部を通ってその
タンク反応器から出てしまうガス気泡を生成する傾向が
ある。
斯様にして、この従来の方法には生産面からも制約され
、かつ反応体の付加速度も比較的低速度に維持されねば
ならない入直がある。
更に、供給速度が増大され、かつ更に多くの塩素とエチ
レンが反応し、多量の熱を発生してはげしい沸騰を速め
、その結果副生物の生成および安全性の問題が発生する
エチレンおよび塩素の付加の増大速度が維持されている
他の従来技術の製法では、外的熱交換機構が気泡の大き
さを規制するために必要とされている。
本発明は、精密に制御された反応系を提供することによ
って、上述の諸問題を解決するのである。
ここでは、塩素とエチレンの反応は、増圧部域内で媒質
の気化温度以下の温度で、かつ迅速に循環する液体媒質
のもとで行なわれる。
またその生成物は減圧部へ迅速に送られ、減圧部では少
なくとも一部の媒質(今や二塩化エチレン生成物を含む
)が気化し、かつ送られて、二塩化エチレンが回収され
る。
また特に本発明は、エチレンと塩素とを一定の温度(増
圧部域内で媒質の気化係以下)に維持されている循環液
体媒質を含有する増圧反応部域に導入して、粗液体二塩
化エチレンを生成させ、その粗液体二塩化エチレンを前
記循環液体媒質の一部として、それを一定の圧力と温度
(少なくとも一部の循環液体媒質が塩素とエチレンの反
応熱によって気化される温度)に維持されている減圧部
域に送り、その蒸気含有二塩化エチレンを分別または精
留部域へ送り、そして蒸気を含有しているその二塩化エ
チレンを塩素とエチレンの反応熱によって精留し、精留
部域から精製した二塩化エチレンを回収すると同時に、
循環液体媒質の残留物を減圧部域から反応部域へ環流す
ることからなる方法に関するものである。
この好適形態においては、本発明はエチレンと塩素とを
前述したように増圧部域内の循環液体の媒質のもとで、
かつ約り5℃〜約180℃の温度下の触媒の存在下で反
応させて粗液体二塩化エチレンを生成し、その生成され
た粗液体二塩化エチレンを循環液体媒質の一部として減
圧部域へ送り、そこで少なくとも一部の循環液体媒質が
反応熱によって気化され、かつ分別また精留部域へ送ら
れて二塩化エチレンを回収し、循環液体媒質は反応部域
へ還流されるという方法を提供するものである。
好適には、前記精留部域に他の供給源、例えば二塩化エ
チレン熱分解部域のうちの二塩化エチレン分離区域から
二塩化エチレンを含有する物質を供給する。
二塩化エチレン含有、蒸気とその二塩化エチレン含有物
とは、反応熱によって精留されて、精製された二塩化エ
チレン生成物を生成する。
最好適形態においては、本発明は二塩化エチレンを調製
するための方法にして、エチレンと塩素とを前述したよ
うに、増圧部域で約り5℃〜約160℃の温度下におい
て融媒の存在下で、循環液体反応媒質内で反応させて粗
液体二塩化エチレンを生成し、その粗二塩化エチレンを
循環液体媒質の一部として減圧部域へ送り、その減圧部
域内では、少なくとも一部の循環液体媒質が塩素とエチ
レンの反応熱によって気化され、二塩化エチレン含有蒸
気を精留部域へ送り、その精留部域にまた二塩化エチレ
ン含有物質を二塩化エチレン熱分解部域のうちの二塩化
エチレン分離区域から供給し、その二塩化エチレン含有
蒸気と二塩化エチレレン含有物質とを塩素とエチレンの
反応放出熱を利用して精留し、精製された二塩化エチレ
ン生成物を生成すると同時に、循環液体媒質を減圧部域
から反応部域へ還流させるのである。
また、本発明は二塩化エチレン含有物質が精留部域内に
導入される前に塩素化する、即ち不純物例えば、クロロ
プレンを重沸騰不純物(これは、精留部域内で除去しつ
る)に塩素化することを含む。
本発明の図面を参照しつつ詳しく説明すると、エチレン
と塩素とを、例えば気体として管1と2を経由して循環
ループ反応器3に導入する。
該反応器は、二塩化エチレンを含む循環液体媒質および
触媒、例えば酸化第二鉄を含有する。
塩素およびエチレンは純粋である必要はない。
例えば、塩素は1〜10%の空気、少量の水素ならびに
他の化合物を含有しうる。
同時に、エチレンは少量の他の物質を含有しうるし、ま
たしばしば含有している。
塩素は、所望ならば液体(全部または一部分)として導
入されうる。
循環液体反応媒質へ供給される反応体の割合は、相当程
度に変更しうる。
好適には、反応体は塩素と反応させるのに必要な化学量
論的量よりもエチレンがいく分過剰量の割合で供給され
る。
好適割合は、塩素1モル当りエチレンが約1,01モモ
ル的1.10モルである。
しかしながら、少し過量の塩素も使用しうる。
供給速度は大きく変りうるし、また器具の大きさ、所望
生産量、所望循環速度等に大きく依存する。
当業者は好結果をつるためにこの供給速度を容易に調整
しつる。
エチレンと塩素の反応は一般に触媒の存在下で行なわれ
る。
本発明の方法では、一般にこの反応に関連した周知の融
媒を使用しうる。
例えば、塩化第二鉄、塩化アンチモン、および塩化銅な
どの金属塩化物が使用されうるが、塩化第二鉄が好適で
ある。
使用される特定の触媒は使用者の選択にまかされ、本発
明の一部を構成しない。
一般に、触媒は約50〜6000ppmの量で存在する
ただし、使用特定量は使用者の選択にまかされる。
塩素化反応が行なわれる温度には、循環液体媒質(エチ
レンと塩素が導入されでいる)が、使用される圧力条件
下の反応部域内で気化しない温度を含む。
斯様にして、二塩化エチレンが所望の生成物である場合
に、エチレンと塩素の反応は、二塩化エチレン(通常約
83.5℃で沸騰する)が反応部域内で気化しないよう
な充分な反応系圧力下で、かつ約り5℃〜約180℃の
温度に維持されている循環液体触媒内で行なわれる。
約85℃ないし90℃〜約160℃の温度が好適である
反応部域内に使用される圧力は、反応部域内の温度で反
応部域内において生成される二塩化エチレンの気化を充
分に防ぎ、前述したように他の条件を満足させつれば、
相当に変えうる。
当業者には反応器3の脚4の上部と下部との間の圧力差
が認められよう。
この圧力差は脚4内の循環液体媒質の静圧によって主と
して作られ、かつその脚の高さに従って変わる。
本発明の目的のためには、圧力差は反応部域内で住或さ
れる二塩化エチレンが反応部域から送り出されるまでそ
の二塩化エチレンを液和尚に維持するのに充分なもので
なければならない。
チャンバ5内の圧力と温度とは、少なくとも一部の循環
液体媒質が気化を起すような程度に維持される。
チャンバ5は事実上脚4の延長部である。
生成される二塩化エチレンが反応部域から循環媒質によ
って除去され、脚4の上部を通ってチャンバ5に送られ
ると、圧力の減少と反応熱の存在との結合によって、一
部の循環液体媒質(生成された粗二塩化エチレンを含有
する)を気化させる。
循環液体媒質には、条件にもよるが脚4の上部分内で気
化しつるのもある。
一般に、反応部域と気化部域間で必要とされる圧力差は
、生成される二塩化エチレンが反応部域から循環して送
り出されるまで二塩化エチレンを液体状態に充分に維持
できるものであればよい。
斯様にして、この圧力差は相当小差から大差までにわた
りうる。
実際、反応部域(反応体の導入部域からその反応が実質
的に完成される点まで)と気化部域(一部の媒質が気化
しはじめるところ)との圧力差は1インチ(z、s4m
)当り約17b〜25.0Ab(約0.454〜11.
35Kp)、またはそれ以上の範囲にわたりうる。
2.54cIIL当り約2.07b〜2.01b(約0
.908〜g、□5KP)までの圧力差が好適である。
当業者には反応部域と気化部域との間に、実質的に反応
も気化も起らない「靜」部域が存在することが認められ
よう。
この部域の大きさは変化しうるし、また例えば脚4の高
さ、液体の速度等に依存する。
制御がすぐれて維持されている場合には、この「靜」部
域の大きさはさらに減少できる。
一般に、塩素化器(反応器)3内の圧力は反応部域内に
おいては大気圧(気化部域内において)から2.54m
当り501b (22,7KP)ないしそれ以上に変り
ううる。
例えば、気化部域の圧力は通常大気圧〜z、54crl
当り約401b(18,16KP)の範囲であり、大気
圧〜2.547当り約301b(13,62に?)まで
が好適である。
反応部域内においては、圧力は2.54Cr/を当り約
1b〜約50(約9.08〜22.7Ky)ないし60
1bまでの範囲である。
好適には、2.54cr/l当り約10〜約4ib(約
4,54〜約20.33kg)までである。
当業者には脚4(およびチャンバ5)の頂部と底部との
間に存在する温度差(わずかであるが)が認められよう
一部の循環液体が脚4の頂部で発泡しはじめると、その
発泡した蒸気によって熱の吸収が起る。
斯様にして、反応部域よりもわずかに冷却された部域を
生成し、そこで高発熱反応が起る。
循環媒質(いまやわずかに冷却しているが)は出路6を
通り脚1を経て反応部域へ戻る。
一般に、約0.5℃〜10.0℃の温度差が維持される
好適には、約1.5℃〜6.5℃の範囲である。気化部
域内における実際温度は当業者において相当に調整され
うるし、また一定の場合には液体媒質の組成物をも含め
た多くの要因に依存する。
通常は、気化部域内の温度は約83.5℃〜約180℃
の範囲である。
好適には約83.5℃〜約160℃までの範囲である。
反応体の導入部域での循環液体媒質の速度は、臨界的で
ないとしても、本発明の諸効果を達成するのに重要であ
る。
媒質は循環速度の使用によって乱流状態に維持されねば
ならない。
その循環速度は、それが器の大きさ、液体濃度および液
体速度と協動する場合には、塩素とエチレンの実質的溶
解ないしは反応を達成するし、また生成された二塩化エ
チレンの気化が使用された圧力および温度条件下で起こ
らないように反応熱の急速な分布を達成する。
この循環速度は、反応器の形状およびその大きさによっ
である程度まで変更できる。
一般に、反応の導入部域内における循環速度は1秒当り
15.251117! 〜約457.5cIrLが適当
である。
好適には1秒当り約30.5α〜約305cIILであ
る。
更に好適には1秒当り約61(1m〜約244CIIL
の循環速度である。
塩素化器3内における液体媒質の循環は、一義的にはガ
スリフトによって達成される。
しかしながら、塩素化器3の脚4の中では、前記の通り
温度差がある故、わずかながら、密度差による上昇力が
発生する。
所望ならば、温度及び圧条件を調整することによってガ
スリフトを更に追加できる。
なお特に、エチレンおよび塩素泡が溶解または反応して
、崩壊する場合に、生成された液体二塩化エチレンは気
泡の存在しない(または実質的に存在しない)「静」部
域を通過する。
生成されたその液体二塩化エチレン(いまや一部の循環
媒質である)は塩素化器3の脚4内になお更に発生する
ので、圧力の減少が適正な温度条件とともに、一部の液
体媒質を気化させ、かつガスリフトを作る。
当業者はこの追加のガスリフトを得るために脚4の高さ
を容易に調整できる。
循環の外的手段、例えば1個ないし複数のポンプを使用
できうるが、通常は必要ではない。
循環媒質が、上に述べたように適当な条件下でその一部
を減圧部域内においで気化するために操作されつるなら
ば、どんな適当な反応組成物も使用しうる。
循環液体媒質は一般に2個の炭素原子をもつ液体塩素化
炭化水素、例えば1,2−ジクロロエタン、l、1.2
−)リフルオロエタン、1.1.1゜2−または1.1
.2.2−テトラクロロエタン、ペンタクロロエタンお
よびこれらの物質の混合物(ヘキサクロロエタンは溶液
中に不純物としてしばしば存在するが固体である)から
なっている。
通常これらの物質の一つは多量に存在するが、好適には
二塩化エチレンまたは1,1.2−)リクロロエタンで
ある。
例えば、循環液体媒質は50〜約1oo%の二塩化エチ
レンを含有しうる。
残余は前述の物質プラス塩素化炭化水素不純物、それら
の反応生成物、酸化不純物、オキシ塩素化流出物からの
不純物、および精留塔から還流される物質の各種の割合
である。
また媒質、例えば主に1,1゜2−トリクロロエタン例
えば65優まで、からなりうる。
残余は二塩化エチレンおよび/または前述した他の物質
、不純物等である。
第1図に戻って、気化塩素化炭化水素はナヤンバ5から
管8を経て精留部域または精留塔9へ送らへ精留塔9で
はエチレンと塩素との反応によって発生した熱を利用し
て塩素化炭化水素を分別し、かつ精製された二塩化エチ
レン生成物を生成する。
該二塩化エチレンは、気体または蒸気として当業者に周
知の方法で取り出されうる。
該図面では、液体として管10を通って取り出すように
図示しである。
ライトエンド、例えば空気、HCIH2、C12、C2
N(4および少量のその他の塩素化炭化水素、ならびに
いくらかの二塩化エチレンは精留部域9より管11を経
てオーバーヘッドとして取り出され、交換器12で冷却
され、かつ管13を経て収集分離器14に送られる。
分離器14内で二塩化エチレンおよび凝縮性ライトエン
ドは、その他の物質より大部分が分離され、かつライト
エンドを含有する非凝縮性物質は取り出され、更に管1
5を経て回収または廃棄される。
前記ライトエンドのオーバーヘッドから収集分離器14
内に収集された冷却凝縮物質の全部または一部は、管1
6を経て精留塔9へ戻され還流を生じさせ、そして、所
望ならば管11を経てその一部を回収しうる。
精留塔9内における還流速度は当該技術の範囲内のもの
であり、かつ本発明の一部を構成しない。
液体はチャンバ5(または脚7)へ管18を経て戻され
る。
また抽出管19を不純物の除去用に設けうる。
精留塔9へ二塩化エチレン含有物質を管20を経て他の
供給源例えば二塩化エチレン熱分解部域21から供給し
うる。
なお特に、二塩化エチレン(例えば生成物管10から得
られる)は、21内で、当業者間に周知の条件及び方法
によって脱塩化水素化、すなわち熱分解(cracke
d )され、粗塩化ビニル、塩化水素が分離されて未反
応二塩化エチレン含有流となる。
二塩化エチレンの「分解」に使用される特定の方法は、
本発明の一部を構成しない。
残留若しくは未分解二塩化エチレンを含有した物質の使
用に本願方法の特徴があるのであって、「分解」には、
いかなる適宜な方法も使用できる。
一般に、そのような物質は約90モルφ〜約99.8モ
ル饅の二塩化エチレンを含有し、残余は重質の塩素化炭
化水素、トリクロロエチレン、1,1−ジクロロエタン
およびその他の物質の任意量である。
また、はとんどの斯様な方法においては、二塩化エチレ
ン含有物質は充分少量のクロロプレン、例えば、o、o
iモル多〜約0.3モル饅のクロロプレンをしばしば含
有する。
このクロロプレンは本方法では更に重合化する傾向があ
る。
二塩化エチレン含有物質は管22または図示したような
塩素化器23内で塩素化されつる。
該物質は適当な条件下で塩素化されて、該物質内のクロ
ロプレンのほとんどおよび、一部のトリクロロエチレン
を重沸騰塩化化合物に変える。
該物質を塩素化する従来のいかなる方法も使用されうる
ただし、その選定される方法が該物質内の他の所望の成
分に重大な影響を及ぼさず、または他の所望しない不純
物を導入しないという制限を要する。
なお特に、該物質は塩素化剤として塩素を使用し、約り
℃〜約165℃の温度(好適には約り℃〜約120℃の
温度)で塩素化されうる。
塩素はクロプレン1モル当り約0.7モル〜約3.0モ
ルのモル率で供給されうる。
好適にはクロロプレン1モル当り塩素を約1.0モル〜
約2.5モルのモル率である。
触媒は通常必要ではないが、添加しつる。特定の触媒が
選定された場合は、当該技術の範囲内のものであり、本
発明の一部を構成しない。
大気圧、大気圧以下または、大気圧以上が使用されうる
該物質内のクロロプレンの塩素化の後、該物質は管20
を経て、重−および軽沸騰不純物が容易に除去される精
留部域9へ送られる。
反応器3内で塩素とエチレンの反応から発生した熱は、
この付加物質と反応により生成された気化粗二塩化エチ
レンとの精留を完成するのには充分である。
所望ならば、精留部域9には、反応開始目的および融通
性のためリボイラー(図示せず)を含みうる。
また、不純(または一部精製)および乾燥二塩化エチレ
ンをオキシ塩素化部域から管24を通って塩化器3内に
導入しうる。
なお特に、エチレン、酸素(例えば空気として)、およ
びHCIを当業者に周知な適当な条件下で、触媒の存在
のもとに部域25内で接触させ、浴出液、なかんずく二
塩化エチレン、HCA、エチレン、酸素、N2、少量の
酸素化化合物、その他塩素化炭化水素およびその他の物
質を含有する浴出液を生成する。
使用される特定のオキシ塩素化手続は臨界的でなく、か
つ従来のいかなるオキシ塩素化方法も使用しつる。
例えば、ベルギー国特許第718,777号に使用され
ているオキシ塩素化手続も使用しうる。
温度は例えば約り80℃〜約400℃の範囲であり、好
適には約り00℃〜約375℃までの範囲である。
圧力は大気圧またはそれより大きく、通常は約1大気圧
〜約50気圧までの範囲である。
好適には1〜約30気圧までである。
オキシ塩素化手続で通常使用される触媒も使用しうるが
、好適な触媒は塩化銅を含有しているものである。
オキシ塩素化部域からの浴出液は、管26を経て各種の
処理手続(冷却または急冷却部域21および中和部域2
9)へ送られる。
冷却部域21においては、該オキシ塩素化浴出液を(例
えば約り80℃〜約400℃の温度で)冷却し、不純塩
化エチレン、水およびHCIからなる液体混合物をつる
浴出液の温度は冷却部域で約−40℃〜約80℃の範囲
に低められ、好適には約−25℃〜約50℃までの温度
である。
少なくとも大部分の水およびHClを分離した後に、粗
二塩化エチレンは、次いで管28を経て部域29へ送ら
れ部域29で塩基、通常は無機塩基、例えば水酸化アル
カリ金属と接触される。
その塩基性物質は浴出液内に存在する残留HC4を中和
し、クロラールと反応して、その除去に影響を与える。
水酸化す) IJウムは希薄苛性溶液として、好適な中
和およびクロラール除去剤である。
塩基性物質、例えばHa OHは、好適には1%〜20
重量俸の重量台含有する苛性溶液として加えるが、好適
には2%〜10重量多の苛最多液である。
苛性および水溶性反応生成物は、粗溶出液から相分離に
よって容易に分離される。
冷却および中和されたこの溶液は、管30を経て乾燥部
域31に送られ、次いで好適にはライトエンド除去部域
32に送られるが、或いはライトエンド除去/乾燥塔組
合せ体(図示せず)を使用してもよい。
分離乾燥部域を使用した場合は、乾燥は前述したような
分別によって達成されうるし、周知の原理による乾燥剤
、例えばCaC72または分子フルイによっても行なわ
れうる。
いずれにしろ、塩素化器3に供給された浴出液(粗二塩
化エチレン)は、極く少量の水、例えば多くて10〜1
00 ppmの水を含むべきである。
それよりも多量の水が存在しうるが、腐食が水の存在量
に直接比例して現われ始める。
従って、できるだけ少量の水が塩素化器3に供給される
粗二塩化エチレン内に存在すべきである。
乾燥剤が使用される場合には、軽物質の回収物は除去さ
れうるし、その該軽物質は明らかに精留塔9内で回収さ
れる。
好適に中和され、乾燥され、一部精製されたこのオキシ
塩素化浴出液は部域32から管24を経て塩素化器3に
送られる。
との浴出液は液体として塩素化器3に好適に導入される
但し所望ならばそれは蒸気としても導入されうる。
温度および圧力は、各種の要因、例えば塔32の温度お
よび圧力に依存する。
所望ならば、一部精製された溶出液は塩素化器3内に導
入される前に、熱交換されうる。
導入される浴出液の温度は好適には約り5℃〜約130
℃であるが、前述したように、広範囲に変化しうる。
塩素化器3内においては、オキシ塩素化浴出液内の二塩
化エチレンは一部の循環媒質を生成しうるし、あるいは
また、エチレンと塩素の反応熱によって気化されえ、か
つ塩素化反応からえられる粗二塩化エチレンとともに精
留塔9へ送られる。
前述したように、分留されたオキシ塩素化溢出液二塩化
エチレンを含有する生成二塩化エチレンは管10を通し
て除去されつる。
直接塩素化反応から出る高沸騰不純物、ならびに二塩化
エチレン熱分解部域からの二塩化エチレン含有物質およ
び粗オキシ塩素化溢出液からの高沸騰不純物は、塩素化
器3の底部から管33を通して除去される。
前述したように、一部の高沸騰不純物が管19によって
、精留塔9の底部にある液体物質から除去されうる○ 好適だが、オキシ塩素化浴出液は塩素化器3に送られる
必要がない。
例えば一部(または全部)が精留塔9へ送られる。
しかしながら、トリクロロエチレン生成に伴った諸問題
が、精留塔に送られた量に比例して起こる傾向がある。
オキシ塩素化浴出液は他の供給源から添加された粗二塩
化エチレンを少量、例えば10モル饅あるいは丁度20
モル饅まで含有しうる。
例えば、少量の粗二塩化エチレンを他の供給源から苛性
処理段階中またはそれ以前に、オキシ塩素化浴出液に添
加しつる。
第2図に、本発明の製法で使用されうる他の型の装置を
図示した。
エチレンと塩素を管1および2によって吸上管4の入口
近くの塩素化器3に導入する。
塩素化器3は前述したような循環液体媒質および塩化第
二鉄のような触媒を含有する。
エチレンおよび塩素は、第1図の例で示したような液体
のためのガスリフトを生成する。
第1図の例で示したように、循環媒質は、塩素とエチレ
ンの実質的な溶解または反応を達成する循環速度に維持
され、かつ生成された二塩化エチレンの気化が、使用さ
れる圧力と温度条件下で惹起しないように、反応熱の急
速な分布を達成する循環速度に維持される。
エチレンおよび塩素が循環液体媒質内で溶解または反応
するので、生成された液体二塩化エチレンは吸上管4の
底端部近くおよび鉄管の上部の反応部域から減圧部域(
通常は、吸出管4の頂部またはその上接部)へ送られる
圧力差の点については、第1図の例におけるものと同じ
である。
本構成の全圧力および温度は、少なくとも一部の循環媒
質(今や生成された二塩化エチレンを含有している)が
減圧部域内で気化するのに適当な程度に維持される。
循環液体媒質の残部は矢印で示した通路を経て反応部域
に戻る。
符号8、9、10゜11.16,18,19,20,2
4.および33は第1図に示したそれらの符号に相当す
る。
第3図に本発明で使用しつるその他の種類の例を図示す
る。
本構成においては、精留塔9は塩素化器3に近接してい
る。
脚5は図示したようにチャンバ6および精留塔9が一体
的に結合し、塩素化器3の側部に装着されるように設置
される。
本図におけるその他の符号は、前述した各符号に相当す
る。
以上で3種の装置を説明してきたが、本発明はそれらに
限定されるものではない。
必要な循環装置および圧力の2部域を備えつるいかなる
適当な装置も使用しつる。
例えば、同心管またはバッフルタンクも使用しうる。
塩素化器3は一体的ユニットからなる必要もなく、増圧
および減圧部域は前述したような循環装置および他の諸
制限が充足されるならば、別々のユニットであってもさ
しつかえない。
本発明を更に詳細に説明するために以下に実施例を示す
例1 気体塩素およびエチレンを、各々1時間に30.5d当
り16907b (767,3に?)、および同じ<6
711b(304,6に?)の速度(8,250に?/
rt/ hrおよび3.275 K9=/yrt/hr
)で第1図の反応部域内に導入する。
各気体の見かけ速度は1秒当り約35.685儂である
循環液体媒質は約40重最多の1.1.2−)!Jクロ
ロエタン、約5oii%1,2−ジクロロエタン、約8
%のテトラクロロエタンおよび約2%のペンタクロロエ
タンを含有する。
また該媒質は約5000 pp重量のF e C73s
触媒を含有する。
反応部域内の循環液体媒質の温度は約130.7℃であ
る。
そしてその反応体の導入点での循環液体媒質の見かけ速
度は、1秒当り約106.75cIrLである。
反応体の導入部域における圧力は、2.54cr/を当
り約307b(13,62に?)(約2.04気圧)で
ある。
脚4の頂部の温度は約127.5℃であり、その圧力は
2.54d当り約201b(9°08Kp)(約1.3
6気圧)である。
この温度での圧力の減少は、特にチャンバ5内において
、一部の二塩化オレフィン媒質を発泡させる。
蒸気が精留塔9に導入さ札分留され管10内で高純度の
二塩化エチレンを生成する。
軽物質が、収集器14内で回収され、かつ一部は還流の
ために精留塔9に戻る。
1.0の内部還流率が生成物管10の上の精留塔9内で
維持され、かつ0.75内部還流率が生成物管10の下
の精留塔内で維持される。
チャンバ5内の還流液体媒質の未気化部分が精留塔9か
らの還流とともに、1秒当り約106.75tyrtの
速度で、脚1を経て反応部域へ戻される。
例2 塩素およびエチレンは管1および2によって第2図の反
応部域内へ各々1時間30.5d当り、4907A’b
(2227,8Kp)’:J6ヨU;同シ<1951
1b(885,75に?)(23,946KP/rrt
/hrおよび9.524Kp/rrt)の割合で導入さ
れる。
各気体の見かけ導入速度は1秒当り、約103.70c
IILである。
循環液体媒質の組成物はほぼ例1の媒質のそれに当る。
また該媒質は、約1000 ppmのFeCl3を含有
している。
反応部域における循環液体媒質の温度は約132.5℃
であり、反応体の導入点における該媒質の見かけ速度は
、1秒当り約198.25cIrLである。
反応部域例えば吸出管4の底部近くにおける圧力は、2
.54(m当り約3 olb (13,62Kp) (
約2.04気圧)である。
吸出管4の頂部での該媒質の温度は約127.5℃であ
り、その圧力は2.54CrIL当り約201b(9,
08に))(約1.36気圧)である。
例1におけると同じように、一部の循環液体媒質が気化
し、その蒸気が精留塔9内に導かれる。
循環液体媒質の未気化部分が精留塔9からの還流ととも
に、吸出管4の外側の反応部域へ、1秒当り約137.
25備の速度で戻される。
例3 例1の手続が繰り返されるが、但し二塩化エチレン熱分
解ユニットからの再循環物質が塩素化器3からの蒸気に
加えて精留塔9に供給される点が異なる。
内部還流率1.31が再循環物質の添加点近くで維持さ
れる。
生成二塩化エチレンは管10で除去される。
例4 例1の手続が第3図の装置を利用してほぼ同じく行なわ
れる。
循環媒質は約60饅の1.1.2−トリクロロエタン、
約35%の1,2−ジクロロエタン、約5%のテトラク
ロロエタンとペンタクロロエタンの混合物を含有する。
FeCl・3の濃度は約250 ppmに維持される。
循環速度および圧力は例1のそれらに等しい。
例5 気体塩素を11350Kf/rrl/brの割合で第1
図の反応部域内に導入する。
塩素1モルに対してエチレンが1.01〜1.10モル
供給されるに十分な速度でエチレンも導入する。
各気体の見かけ速度は1秒当り約33.5C111であ
る。
循環液体媒質は約75重最多の1.2−ジクロロエタン
、25重量饅の1.1.2− )リクロロエタン及び約
250pp重量のFeC113触媒を含有する。
反応部域内の循環液体媒質の温度は約137℃であり、
そして反応体導入点での循環液体媒質の見かけ速度は1
秒当り約366c!ILである。
反応体の導入部域における圧は約4.42気圧である。
吸出管4の頂部では温度約138℃、圧は約3.47気
圧である。
例1におけると同じように、一部の循環液体媒質は気化
し、その蒸気は精留塔9内で処理される。
循環液体媒質の未気化部分は精留塔9からの還流弁と共
に、1秒当り約366備の割合で反応部域に戻される。
例6 気体塩素を3.773..8 K?/ m”/ hrの
割合で第1図の反応部域内に導入する。
塩素1モルに対してエチレンが1.01〜1.10モル
供給さ、れるに十分な速度でエチレンも導入する。
各気体の見かけ速度は1秒当り約23.0mである循環
液体媒質は約75重量φの1,2−ジクロロエタン、2
si量俸の1.1.2−トリクロロエタン及び約2,0
00pp重量のFeCl3触媒を含有する。
反応部域内の循環液体媒質の温度は約93.5℃であり
、そして反応体の導入点での循環液体媒質の見かけ度は
1秒当り約60.0crrLであるー。
反応体の導入部域における圧は約1.94気圧である。
吸出管4の頂部では温度約98.9℃、絶対圧は約1気
圧である。
例1におけると同じように、部の循環液体媒質は気化し
、その蒸気は精留塔9内で処理される。
循環液体媒質の未気化部分は精留塔9からの還流弁と共
に、1秒当り約60.0(1’Mの割合で反応部域に戻
される。
例7 気体塩素を11.350 Kfi/ trt/ hrの
割合で第1図の反応部域内に導入する。
塩素1モルに対してエチレンが1.01〜1.10モル
供給されるに十分な速度でエチレンも導入する。
各気体の見かけ速度は1秒当り41.5(ll’771
である。
循環液体媒質は約75重量φの1,2−ジクロロエタン
、25重重量台1.1.2−トリクロロエタン及び約2
,000pp重量のF e Cis触媒を含有する。
反応部域内の循環液体媒質の温度は約138℃であり、
そして反応体の導入点での循環液体媒質の見かけ速度は
1秒当り約366αである。
反応体の導入部域における圧は約3.61気圧である。
吸出管4の頂部では温度約137℃、圧は約3.61気
圧である。
例1におけると同じように、一部の循環液体媒質は気化
し、その蒸気は精留塔9内で処理される。
循環液体媒質の未気化部分は精留塔9からの還流弁と共
に1秒当り約366cIrLの割合で反応部域に戻され
る。
例8 気体塩素を3.773.8 Ky/ rrt/ hrの
割合で第1図の反応部域内に導入する。
塩素1モルに対してエチレンが1.01〜1.10モル
供給されるに十分な速度でエチレンも導入する。
各気体の見かけ速度は1秒当り約19.0crnである
循環液体媒質は約75重最多の1,2−ジクロロエタン
、約25重量饅の1.1.2−トリクロロエタン及び約
2,000pp重量のF e CQs触媒を含有する。
反応部域内の循環液体媒質の温度は約98.9℃であり
、そして反応体の導入点での循環液体媒質の見かけ速度
は1秒当り約60.0(mである。
反応体の導入部域における圧は約2.36気圧である。
吸出管4の頂部では温度約93.9度、で圧は約1気圧
である。
例1におけると同じように、一部の循環液体媒質は気化
し、その蒸気は精留塔9内で処理される。
循環液体媒質の未気化部分は精留塔9からの還流弁と共
に、1秒当り約60.0crrLの割合で反応部に戻さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するに適した装置の概略図
、第2図及び第3図はそれぞれ装置の変形例の概略図で
ある。 主要符号の説明、3・・・・・・塩素化器、5・・・・
・・チャンバ、9・・・・・・精留塔、12・・・・・
・交換器、14・・・・・・収集分離器、21・・・・
・・熱分解部域、23・・・・・・塩素化器、25・・
・・・・オキシ塩素化部域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二個の炭素原子を含む塩素化炭水素及びその混合物
    より選ばれた液体からなる反応媒質が、下部に位置した
    反応部域及びその上部に位置した気化部域を通って循環
    しており、該反応部域は該気化部域内の反応混合物の重
    量に基因する静圧が与えられている系において、該反応
    部域に、エチレンと塩素とを装入し、生成した粗二塩化
    エチレンと該循環媒質との混合物を精留部域に送って、
    該反応部域内におけるエチレンと塩素との反応熱によっ
    て精留を行い、純粋な二塩化エチレンを連続回収する方
    法において、 (1)該反応部域内の圧の下で発生するエチレンと塩素
    との反応熱が、該反応部域内において該気化部域からの
    冷却反応媒質によって十分に吸収されるように、 (2)該気化部域内の温度及び圧が、該気化部域内で液
    体二塩化エチレンが気化する水準を保つように、 (3)該反応部域内の温度が約85〜約180℃を保つ
    ように、エチレン及び塩素の装入速度により前記反応媒
    質の循環速度を制御することを特徴とする二塩化エチレ
    ンの製法。 2 循環液体媒質の大部分が、1,2−ジクロルエタ(
    ハ)る成る特許請求の範囲第1項に記載の製法。 3 循環液体媒質の大部が1、1、2−1− IJクロ
    ルエタンから成る特許請求の範囲第1項に記載の製法。 4 反応部域の温度が約85℃から約160℃までの水
    準に維持されている特許請求の範囲第1項に記載の製法
    。 5 塩素化反応が、金属塩化物触媒の存在下で行なわれ
    る特許請求の範囲第1項に記載の製法。 6 触媒が塩化第二鉄である前記第5項に記載の製法。 1 二塩化エチレン熱分解設備の生成物から分離された
    二塩化エチレンを、更に精留部域に添加することから成
    る特許請求の範囲第1項に記載の製法。 8 塩化水素を用いるエチレンのオキシ塩素化反応設備
    からえられた二塩化エチレン流を更に反応部域内に装入
    することから成る特許請求の範囲第1項に記載の製法。 9 反応部域と気化部域との間の圧着が、約1.0〜約
    25 psi (約2.54 cl”lり約0.454
    〜xt3sKy)である特許請求の範囲第1項に記載の
    製法。 10循環液体媒質の循環速度が反応物質装入面で約O1
    5〜約15.0 ft/ sec、 (約15.24〜
    457、2 crn/ sec、 )である特許請求の
    範囲第1項に記載の製法。
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