JPS5846025Y2 - 荷受け台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、積荷との固定が容易で、パレットとしての機
能を有する安価な荷受は台に係り、その目的とするとこ
ろは、移動移送中における積荷と荷受は台とのズレを防
止し、荷受は台のワンウェイ化等により、輸送作業の能
率向上、輸送コストの軽減、維持管理の簡素化等を計ろ
うとするものである。

従来より製品の保管、輸送用などの荷役用荷受は台とし
て用いられているパレットには種々のものがあるか′、
これらは一般に第１図に示すように、多数のデツキ板１
とケタ２を貼り合わせ、一枚のパレットとして構成され
、高価なものとなっていた。

また第２図に示すような積載面を両面にしたり、フォー
クリフトの差込口を多方向にするには、さらに多くのデ
ツキ板１、ケタ板４、ブロック５等を必要とし、より高
価なものとなる。

また、この高価なパレットは、通いパレットとして繰返
し使用される場合が多く、このパレット輸送に伴う空パ
レットの回収、回収パレットの補修、回収不足分の補充
などの維持管理を必要とし、輸送コストアップの要因と
もなっていた。

また従来、荷を段積みして保管貯蔵する場合には、その
都度、荷の下にパレットを移動する手間を要したり、パ
レットとこのパレット上に積載した荷との移動移送中の
ズレを防止するにはバンド掛けなどの煩瑣な作業を必要
としていた。

本考案は叙上の点に鑑みてなされたもので、以下に本考
案の実施例を第３図及び第４図により説明する。

デツキ板１の下面長手方向に複数個のブロック５を、Ａ
方向からフォークが差込めるように間隔をおいて固着し
、テ゛ツキ板１の上面には適宜大きさの両面接着テープ
７を貼付して荷受は台８を製作する。

テ゛ツキ板１の幅及び長さ、ブロック５の数は、この荷
受は台８上に積載する荷の大きさや重量に応じて適宜調
整する。

この荷受は台８を第４図に示すように、荷９の下面に、
Ｂ方向からもフォークが差込めるように間隔をおいて、
適宜数固定する。

本考案の荷受は台は上記の如く、一枚のテ゛ツキ板と複
数個のブロックとの簡単な構成であるから、従来のパレ
ットよりも安価に製作することができ、しかも、デツキ
板上面に両面接着テープを貼付しているから荷受は台と
荷の固定が容易になり、移動移送中における荷受は台と
荷とのズレを防止することができると共に、段積みなど
の度に荷受は台を荷の下に移動する必要もなくなり、さ
らにフォークリフトも、従来の四方差しパレットと同じ
ように四方向から差込むことかで゛きるので、作業性の
向上に寄与することができる。

また、荷受は台を安価にしたことにより、この荷受は台
による輸送をワンウェイ化することが可能となり、荷受
は台の回収、回収した荷受は台の補修、回収不足分の補
充等の維持管理を不要、簡素化することができて、輸送
コスＩ・の軽減ができるなど多大な効果を生ヒさせる。

また本考案とは別の実施例として、ブロックの上面だけ
でなく下面にもデツキ板を貼って用いれば、荷重を分散
させて下段の積荷を保護するし、または、荷受は台の下
面にも両面接着テープを貼付しておけば、荷の上に荷受
は台を固定した荷を段積みするような場合には荷崩れ防
止になるから、このようにして用いても便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来から用いられているパレットの斜
視図で、第１図は半面二方形パレットであり、第２図は
片面使用四方形パレットである。 第３図は本考案による荷受は台の斜視図であり、第４図
は、第３図の荷受は台を荷の下面に固定した状態の斜視
図である。 符号の説明 １・・・・・・デツキ板、２・・・・・・
ケタ、３・・・・・・パレット、４・・・・・・ケタ板
、５・・・・・・ブロック、６・・・・・・パレット、
７・・・・・・両面接着テープ、８・・・・・・荷受は
台、９・・・・・・荷。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. テ゛ツキ板下面長手方向に複数個のブロックをフォーク
   差込み可能なように間隔をおいて固着し、前記デツキ板
   の上面に両面接着テープを貼付してなることを特徴とす
   る荷受は台。