JPS5845898B2 - 渦型油噴霧発生装置 - Google Patents

渦型油噴霧発生装置

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JPS5845898B2
JPS5845898B2 JP9908279A JP9908279A JPS5845898B2 JP S5845898 B2 JPS5845898 B2 JP S5845898B2 JP 9908279 A JP9908279 A JP 9908279A JP 9908279 A JP9908279 A JP 9908279A JP S5845898 B2 JPS5845898 B2 JP S5845898B2
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suction
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エフゲニー・アレクサンドロウイツチ・ピヨートロフ
ビクトル・ピヨートロウイツチ・バルデイン
ビクトル・メーロウイツチ・ルデルソン
ユリー・ルボウイツチ・ステルニク
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KORUPINSUKOE ATSUJERENE FUSESOYUUZUTSUBO NAUCHINOISUREDOWAACHERESUKOBO I PUROEKUTONO KONSUTORUKUTORUSUKOBO INST METARURUGIICHESUKOBO MASHINOSUTOROENIA
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KORUPINSUKOE ATSUJERENE FUSESOYUUZUTSUBO NAUCHINOISUREDOWAACHERESUKOBO I PUROEKUTONO KONSUTORUKUTORUSUKOBO INST METARURUGIICHESUKOBO MASHINOSUTOROENIA
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガス質キャリア中に潤滑剤粒子サスペンショ
ンを発生する装置に関するものであり、特に油噴霧発生
装置に関するものである。
本発明は、冶金及び機械類に関連して、油噴霧発生装置
と被潤滑機械部品との距離が犬であって液体潤滑油を微
細粒子状に噴霧する必要のある場合に、軸受ユニット、
歯車またはリンク伝動機構等の機械部品の潤滑の目的で
使用するのが最も有効である。
渦流原理で作動する本発明の油噴霧発生装置は、公知の
型の発生装置、即ちベンチュリ管のノズルを備えた発生
器と比較してすぐれた特性を備えている。
これは、製型発生装置は回転ガス流をより高速で回転さ
せて、ガス流の中に油を供給する吸引ダクト前後の差圧
値を増大させうる事による。
渦流原理で作動する油噴霧発生装置は公知である(ソ連
特許第448,891号、Int、C1,B 05B
7/10参照)。
この発生装置は貯油室と、油霧霧出口を備えたカバ一部
材と、回転ガス流発生用渦室とを有し、この渦室は接線
方向に配置された圧下ガス導入開口と、軸方向に配置さ
れた長い円筒形排出開口とを備え、この排出開口は渦室
を中間室と連通し、この中間室は貯油室と連通している
前記の接線導入開口から渦室の中に圧下ガスが送られる
際に、ガス流は大きな軸方向速度と接線方向速度とを生
じ、その結果、渦室排出開口の外周に吸引区域が作られ
、この吸引区域は通路を通して前記中間室と連通してい
る。
前記の長い円筒形排出開口はガス流速度を低下させ、こ
れによってガス流量と油噴霧化品質とを低下させる傾向
がある。
更にこの公知の油噴霧装置においては、油は中間室の中
に送られ、その中において対応の通路を通して渦室の排
出開口に送られるが、これらの通路はその内部を通る油
とガス流との充分な相互接触面を生じない。
また公知の製型発生装置(米国特許第 3.515,676号、U、S、CI 、252−35
9参照)においては前記の欠点は除去されている。
この装置は、接線方向に配置された導入開口と軸方向に
配置された排出開口を備えた回転ガス流発生用渦室と、
前記渦室の排出開口から出る回転ガス流の中に油を送る
為に接線方向に配置された通路を有する相互作用室とを
含む。
圧下空気が接線配置導入開口を通して渦室内部に送られ
る際に、ガス流は大きな軸方向速度と接線方向速度を生
じる。
回転ガス流が渦室の排出開口から出る際に相互作用室の
中に吸引区域を生じ、この吸引力が液体を相互作用室の
中に吸引させる。
液体は相互作用室から、接線ガス速度の方向にガス流中
に送られ、これによって液体噴霧化度を増大する。
この噴霧化度は、ガス流の接触面と噴霧される液体量の
比の増大と共に増大する。
またこの発生装置は、噴霧される液体量を制御する為の
潤滑油流量制御弁を備える。
しかしながらこの種の渦流型噴霧発生装置は、高粘度油
の噴霧の場合、渦室の排出開口において充分な吸引力を
発生する事ができない。
この故に、油を相当高い温度に予熱する必要があり、そ
の結果、余分のエネルギー支出を伴う。
更に公知発生装置の相互作用室内の低い吸引力は、吸引
力そのものの、従って回転ガス流の中に吸引される油量
の、広い範囲の調整を実施するには不丁分である。
また他の油噴霧発生装置(米国特許第 3.605,942号、U、S、C1,184−626
参照)においては、前記の各部材の他に、渦流排出口に
向かってまたはこれから離れる様に調整可能に渦室と整
列されたスクリーン、並びに渦室の外部に配置され渦室
と整列された補助油チャンネルを備え、前記チャンネル
は渦流排出開口に向かってまたはこれから離れる様に調
整自在に装着される。
前記油噴霧装置は、その操作に際して、前記スクリーン
と結合的に使用される際に、吸引力と、回転ガス流中に
吸引される油量、並びに油噴霧中の粒子の径と量とをあ
る程度広く調整する事が可能である。
前記油チャンネルは、渦室カラ出る回転ガス流の軸線区
域、並びに渦室排出開口の外周部において有効な吸引区
域を発生させる。
前記油チャンネルを通しての油の供給により高密度噴霧
の発生が可能となる。
その上、この種の発生装置は、ガス流の接触面積と噴霧
される油量との比率を増大させ、これに伴って噴霧分散
度を増大させる事が可能である。
補助油チャンネルは渦室外部に配設され、回転ガス流の
軸方向速度は補助チャンネル中を流れる油に対して逆方
向を成しているので、前記チャンネルの出口における油
の流速を減速する結果となる。
更に、補助チャンネルの出口から出る油は回転ガス流の
最大接線速度区域の中に送られる事ができず、またガス
/油相夏作用時間は噴霧を完遂するのに不充分である。
更にこの種の油噴霧発生装置は、油噴霧の密度、噴霧さ
れる液体量、並ひに粒径を変更する為、比較的多数の要
素を含み、この為その調整と制御が複雑となる。
本発明の主たる目的は、油噴霧発生装置において、回転
ガス流を発生する渦室が回転ガス流中への油の吸引を改
良して、高度の分散度を有する高密度噴霧を発生し、従
来技術よりも低い温度の高密度油を使用する事を可能に
する様にした装置を提供するにある。
この主目的を達成する為、貯油室と、接線方向に配置さ
れた圧下ガス導入開口並ひに軸方向排出開口を備えた回
転ガス流発生用渦室と、貯油室に開いた導入部及び回転
ガス流の中に油を送る排出部を有するダクトとを備えた
渦型油噴霧装置において、本発明によれば、渦室の接線
方向に配置された導入開口の総面積と渦室出口開口の面
積の比は0.7を超える事なく、これによって渦室内部
に吸引区域を発生し、前記ダクトの排出部は前記渦室内
部に排出された吸引区域の中に配置される様にした装置
が提供される。
本発明による装置の利点は、渦室の接線方向ガス導入開
口の総面積と渦室のガス排出開口の面積との所定比率に
より、渦室内部に吸引区域を発生させ、この吸引区域中
の圧は貯油室中の圧より0.2〜0.8 kgf/cr
A低いことにある。
これによって多量の油を回転ガス流中に吸引させ、より
低温のまた/あるいは高度の粘度を有する油から油噴霧
を発生させる事ができ、効率的な噴霧を実施する事が可
能である。
更に、本発明による装置は、油とガス体との接触面積、
並びにその相互作用時間を増大させる事ができる。
その結果、本発明の装置は従来の装置と比較して、油の
噴霧塵が向上し、また発生装置からはるかに離れた機械
部品の潤滑を実施する為に噴霧を発生する事が可能であ
る。
本発明装置の更に他の利点は、少いエネルギー/圧下ガ
ス消費量をもって、高密度の噴霧を発生しまた潤滑され
るべき機械部品までこの噴霧を転送するにある。
これは、回転ガス流の中に油を吸引する区域中に作られ
る吸引力が高い事、及びガス流中に含まれる油の噴霧化
がより能率的に実施される事による。
接線方向に配置された圧下ガス導入開口の総面積と軸方
向排出開口の面積の比は0.3〜0.5の範囲内とする
事が推奨される。
前記の範囲は貯油室と吸引区域との間に最大差圧を発生
するのに最適である。
また、渦室内部に配置されたダクト排出部は、吸引力の
制御の為、渦室の軸方向排出開口に対して調整可能とす
る事が推奨される。
この様なダクト排出部の構造は、閉塞の可能性のために
信頼度の低い弁部材を用いる事なく吸弓力と噴霧される
油量とを制御する事を可能にする。
更に、ダクトの排出部の中にコア部材を配置し、このコ
ア部材は、ダクト内部と連通して吸引区域の外周部に油
を送る為の通路を備える様にする事が推奨される。
前記の様にダクトの排出部にコアを備えるが故に、油は
回転ガス流の最大速度区域の中に送られ、これによって
油噴霧の分散度を増大させる事ができる。
本発明の一実施態様においては、コアの通路はコア軸線
に対して偏心的に配置される。
コア通路の偏心的配置は、回転ガス流中への油の吸引を
改良し、油吸引に消費されるガス流エネルギーの損失を
低減させ、その結果、油の噴霧化を更に能率的にする。
本発明の他の実施例においては、コアは、螺旋溝状に形
成された、吸引区域の外周部に油を排出する為の通路を
備え、これら溝の螺旋形母線の軸方向は回転ガス流の方
向と一致する様に成される。
コアの中に螺旋溝状通路を備える事により、充分に長く
て油流に対して大きな抵抗を示す通路を備える事が可能
となり、これにより、通路断面積を減少させないで回転
ガス流中への過度の油量の吸引を防止する事ができる。
通路断面積の減少は汚染油中に包含される固体粒子によ
る通路の閉塞を生じるおそれがある。
更に、通路を威す為にコアの中に切込まれたこの螺旋溝
により、油は回転ガス流、の中に、より効率的に吸引さ
れ、これによって、油の吸引に必要とされるエネルギー
ロスを低減させると共に、油の噴霧粒径を減少させる事
ができる。
コアを送油ダクトの排出部に対して回転自在に装着し、
このコアに対してインペラを剛性的に固着する事ができ
る。
この場合、吸引区域の外周部の中に油を送る為の通路は
螺旋溝として設計され、この溝の母線の軸方向が回転ガ
ス流の方向に対して逆方向となる様にする事が必要であ
る。
この場合、インペラの羽根に作用する回転ガス流がコア
を、ガス流回転方向と一致する方向に回転させる。
螺旋溝の母線の軸方向が回転ガス流の方向に対して逆方
向であるから、反力によって多大の吸引力が作られ、こ
れによって差圧を増大し、この差圧が油を貯油室から回
転ガス流の中まで吸引させる。
更に、この様にして発生した反力が溝からの固体粒子の
除去を容易に成し、これによって溝の閉塞を防止する。
この様なコアの実施態様とインペラとの結合構造の他の
利点は、回転ガス流がインペラを回転させ、このインペ
ラが油に対して余分に機械的作用を加えて油滴がインペ
ラの羽根によって追加的に剪断され、油噴霧の分散度の
増大をもたらす事である。
以下本発明を図面に示す実施例について詳細に説明する
添付図面について説明すれば、第1図に示す本発明によ
る両型油噴霧発生装置は貯油室1、底板2及びヘッド部
材3を有し、これらの部材は、相互間に配置されたシー
ル部材4と締結部材5によって相互に固定されている。
ヘッド部材3は、油噴霧に使用される圧下空気またはそ
の他任意のガスを送るための圧下ガス導入口6(第2図
)と、潤滑を必要とする個所に油噴霧を排出する油噴霧
ロアとを有する。
第1図に示す管8は、フィルタ9を備えたその導入部が
油中に挿入されている。
この管8はヘッド部材3に固着されている。
ガス導入口6(第2図)は環状キャビティ10と連通し
、このキャビティは、ヘッド部材3の中に形成された円
筒形内孔11と、ノズル12(第3図)及び前記内孔1
1の中に軸方向に配置されたカバ一部材13とによって
限定されている。
ノズル12はフランジ部14を有し、このフランジ部は
シール部材15上に装着され、ねじプラグ17によって
ヘッド部材3の環状突起16に対して圧着される。
このねじプラグ17はカバ一部材13をノズル12の端
面と接触させている。
この様にして、圧下ガスは環状キャビティ10から、接
線に配置された導入開口19のみを通して、回転ガス流
を発生する様に戒された渦室18の中に導入され、この
渦室から、軸方向開口20のみを通して排出される。
カバ一部材13とねじプラグ17は、環状キャビティ1
0を送油路23から分離するためのシール部材21と2
2を備え、この送油路23は通路24と25を介して管
8と連通している。
通路24にはその出口開口内に取入プラグ26が配置さ
れている。
発生装置を設定する際に、通路24の出口開口に対して
適当な圧力計(図示されず)が備えられる。
ねじプラグ17とカバ一部材13の軸方向開口の中にス
ライダ27が挿入され、このスライダは軸方向動自在に
装着され、またシール部材28と29を備えて、対向面
間の油洩れを防止する。
スライダ27の上端のねじ部31は、ねじプラグ17の
対応のねじ孔の中にねじ込まれている。
所要の吸引力に対応する位置にスライダ27を調整自在
に固定するため、ナツト31が使用される。
スライダ27はその内部に通路32を形成され、この通
路32は通路23と連通している。
管8は、通路25,24,23及び32と共に、送油ダ
クトを成し、このダクトの導入部は管8から成り、ダク
トの排出部33は渦室18の吸引区域の中まで入ってい
る。
第4図に最もよく図示されている様に、渦室18は複数
の開口19と1つの排出口20とを有する。
回転ガス流を発生するため、開口19は接線方向に配置
され、また渦室18の軸線に対して同一方向に延びてい
る(第3図と第4図)。
下記において更に詳細に説明する様に、渦室18の内部
に吸引区域を発生するためには、開口19の総面積と開
口20の面積の比は0.7を超えてはならず、好ましく
は0.3〜0.5の範囲内とする。
第5図と第6図は送油ダクトの排出部33を示す拡大図
である。
この排出部にはその内部にコア34が密封的に装着され
、このコアは偏心通路35.36を備え、これらの通路
は吸引区域の外周部に油を送入する。
また第7図に示す送油ダクト排出部33にはその内部に
コア37が密封的に装着され、このコアは螺旋溝として
形成された通路を有する。
この溝の母線の軸方向は、切線方向開口19(第4図)
によって決定されるガス回転方向と一致する。
第8図の拡大図で示す排出部33にはその内部にコア3
9が装着され、このコア39は螺旋状溝40状通路を備
え、これら溝の母線の方向はガス回転方向の逆である。
コア39(第8図)のピン42(第9図)に対してイン
ペラ41が固着されている。
スライダ27(第3図)の下端は部分的にビード状を戒
し、コア39・(第8図)の軸方向下降運動を制御する
ための突起43を威している(第8図)。
本装置の作動に際して、圧下ガスが導入口6(第3図)
から環状キャビティ10の中に強制的に送入され、次に
渦室18の接線方向導入開口19に送られる。
その結果、ガスは、導入開口14を出る際に渦流を威し
、渦室18の排出開口20に向って放射方向内向に膨張
し、その接線速度はガス渦流の半径の減少に伴らて増大
する。
渦室18の中を流れる回転ガス体は吸引区域を発生する
と共に、油中に導入された管8の導入部分と、この吸引
区域の中に入った送油ダクトの排出部分33との間に差
圧を生じる。
この差圧が、貯油室1から、渦室18中の回転ガス流の
中へ油を吸引し、このガス流の中で油を噴霧化して油噴
霧を生じ、この油噴霧は噴霧ロア(第1図)を通して、
潤滑を必要とする点(図示されず)まで送られる。
渦室18の中に直接に送油する事により、油とガス体と
の間の接触面積が増大し、また相互作用期間が延長され
るので、噴霧効果の増大を生じる。
実験的に発見された様に、渦室18の接線方向導入開口
19の総面積F1と軸線排出開口20の面積F2との比
が一定範囲内にある時、渦室18の内部に安定した吸引
区域が生じ、その吸引力は渦室18の軸線に沿って変動
する。
また、最大吸引力は渦室18の幾何学特性によって僅か
にしか決定されないが、F1対F2比によって大きく支
配される事が発見された。
第10図は、圧下ガス用接線導入開口19と、貯油室1
内部の間の差圧△P1の3値に対して、渦室18内部に
作られる最大吸引圧△PをFlとF2の比率の関数とし
て示すグラフである。
△P1の値はそれぞれ2,3及び4 kl? fAに等
しく取り、これによって実際上使用される差圧△P、の
全範囲をカバーする。
第10図に示された様に、比F1/F′2が0.7を超
えない時、油は渦室に吸引され、この比率が0.3と0
.5のレンジ内にある時、吸引圧はその最大値に達し、
この範囲が高密度油噴霧を生じるのに最適である。
公知の様に、ガス渦流半径上のガス流接線速度の分布は
不均一であり極大値を有する。
液体粒子噴霧化理論から、回転ガス流の最大流速区域に
液体が供給された時に最も微細に分割される事が知られ
ている。
また、渦室18内部に作られる吸弓区域は回転放物面状
を成し、その外周区域において回転ガス流が最大接線速
度に達する事は実験的に発見されている。
その結果、送油ダクトの排出部分33と連通した通路3
5と36を備えたコア34(第5図と第6図)を使用し
て油を吸引区域の外周部の中に吸引させた場合、これに
よって発生された油噴霧は高度の分散度゛を有する。
本発明による発生器の一実施態様において、コア直径は
渦室18の半径の0.3倍に等しい。
またコアの偏心配置通路35.36は、ガス流の回転方
向に対して接線方向に油を送る。
これは、回転ガス流の中への油の吸引効果を増大し、ま
た噴霧された流体の粒径を低下させる傾向を示す。
螺旋溝38を備えたコア37(第7図)を使用する事に
より、類似の効果が得られる。
コア37の中に溝として形成された通路の螺旋構造のた
めに、同一長のコアについて通路長を大巾に増大させる
事が可能であり、この様にして油流に対して大きな抵抗
を加える事ができ、通路の断面積を過度に減少させる事
なく、回転ガス流の中に過度の油が供給される事を防止
する事ができる。
油通路の過度の減少は汚染油中に含まれた固体粒子によ
る通路の閉塞をもたらす可能性がある。
螺旋溝40を有するコア39(第8図)はダクトの排出
部33の中に回転自在に装着されている。
回転ガス流がコア39に剛着されたインペラ41の羽根
に衝突する際に、コア39は、ガス回転方向と大体一致
する方向に高速で回転させられる。
コア39の螺旋溝40の母線の軸方向はガス流の軸方向
に対して逆方向であるから、コアの回転によって生じる
反力が余分の吸引量をもたらし、また差圧の増大を生じ
、この様にして油は貯油室1から回転ガス流中に吸引さ
れる。
(第3図)。特に注意すべきは、前記の反力が、汚染油
中に含まれる固体粒子を溝40(第8図)から引出すの
に役立ち、これによって溝の閉塞を防止する事である。
インペラ41は回転ガス流によって回転させられるので
あるから、このインペラの羽根が油滴に対して機械的に
作用し、油滴はこれによって更に剪断され、より高い分
散度まで噴霧される。
前記において本発明は噴霧される液体として油を使用し
た場合について説明したのであるが、本発明の主旨の範
囲内において、他の任意の液体をも噴霧できる事は明白
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油噴霧発生装置の部分断面図、第
2図は第1図の■−■線に沿う拡大断面図、第3図は第
2図のI−II線に沿う発生装置上部の断面図、第4図
は第3図の■−■線に沿った渦室拡大断面図、第5図は
渦室内部に作られた吸引区域の外周部に渦を供給するコ
アの拡大図、第6図は第5図のVI−VI線に沿った断
面図、第7図はコアの他の実施態様の拡大図、第8図は
コアの更に他の実施態様の拡大図、第9図は第8図のイ
ンペラの平面図、また第10図は渦室の接線方向ガス導
入開口の総面積と軸方向ガス排出開口の面積との比に対
する渦室内部の差圧△Pのグラフでる。 18・・・・・・渦室、19・・・・・・圧下ガス導入
開口、20・・・・・・ガス排出開口、33・・・・・
・送油ダクトの排出部、34・・・・・・コア、35,
36・・・・・・油排出用通路、38・・・・・・螺旋
溝、39・・・・・・コア、40・・・・・・螺旋溝、
41・・・・・・インペラ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貯油室と、圧下ガスを導入する為に接線方向に配置
    された導入開口並びに軸方向ガス排出開口を備え、回転
    ガス流を発生する様に戒された渦室と、前記貯油室と連
    通した導入部及び油を回転ガス流中に送る排出部を有す
    るダクトとを含む桶型油噴霧発生装置において、渦室1
    8の中に圧下ガスを導入する為の接線方向に配置された
    導入開口19の総面積と軸方向ガス排出開口20の面積
    との比は0.7を超える事なく、これによって渦室18
    内部に吸引区域を生じ、ダクトの排出部33は前記渦室
    18の吸引区域の中に配置される事を特徴とする桶型油
    噴霧発生装置。 2 圧下ガスを導入する接線方向に配置された導入開口
    19の総面積と軸方向ガス排出開口開口20の面積との
    比は0.3〜0.5の範囲内にある事を特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の桶型油噴霧発生装置。 3 ダクトの排出部33は渦室18内部に配置され、ま
    た吸引力を制御する為、前記軸方向排出開口20に向か
    ってまたはこれから離間する様に調整可能である事を特
    徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の装
    置。 4 前記ダクトはその排出部33内部に配置されたコア
    を有し、このコアはダクト内部と連通した複数の通路を
    備え、これらの通路は油を吸引区域の外周部中に送る様
    に成された事を特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項に記載の発生装置0 5 吸引区域の外周部に油を送る前記通路35゜36は
    コア34の軸線に対して偏心的に配置されている事を特
    徴とする特許請求の範囲第4項に記載の装置。 6 吸引区域の外周部に油を送る通路は螺旋形溝38と
    して形成され、螺旋形溝38の母線の軸方向は回転ガス
    流の軸方向と一致する事を特徴とする特許請求の範囲第
    4項に記載の装置。 7 コア39はダクトの排出部33に対して回転自在で
    あり、すここのコア39はその軸線に沿って剛性的に固
    着されたインペラ41を備え、また吸引区域の外周部の
    中に油を送る通路は螺旋形溝40として形成され、溝4
    0の母線の軸方向は回転ガス流の軸方向に対して逆方向
    である事を特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の装
    置。
JP9908279A 1979-08-02 1979-08-02 渦型油噴霧発生装置 Expired JPS5845898B2 (ja)

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JP (1) JPS5845898B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62176399U (ja) * 1986-04-28 1987-11-09

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JPS62176399U (ja) * 1986-04-28 1987-11-09

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Publication number Publication date
JPS5624061A (en) 1981-03-07

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