JPS5845867Y2 - 拡大用マンドレル - Google Patents

拡大用マンドレル

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Publication number
JPS5845867Y2
JPS5845867Y2 JP15954277U JP15954277U JPS5845867Y2 JP S5845867 Y2 JPS5845867 Y2 JP S5845867Y2 JP 15954277 U JP15954277 U JP 15954277U JP 15954277 U JP15954277 U JP 15954277U JP S5845867 Y2 JPS5845867 Y2 JP S5845867Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mandrel
tube
guide pin
outer diameter
tapered
Prior art date
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Expired
Application number
JP15954277U
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English (en)
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JPS5488071U (ja
Inventor
寛 西村
Original Assignee
古河電気工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5488071U publication Critical patent/JPS5488071U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、熱収縮性チューブの製造に用いられる拡大
用マンドレルのテーパ部の形状に関する。
一般に架橋プラスチック、とくに架橋ポリオレフィンな
どの結晶性架橋プラスチックまたは非架橋結晶性プラス
チックを用いて、収縮チューブを製造することは、よく
知られている。
その製造方法の一つとして、前記チューブの内径よりも
大きな外径を有する円筒状ないしはそれに類似の形状の
6体、すなわちマンドレルを用意し、加熱状態の前記チ
ューブに挿通し、前記マンドレルに被覆した前記チュー
ブを冷却して、エラスチックメモリまたはプラスチック
メモリと呼ばれる凍結された弾性変形を与える方法があ
る。
実際にこの方法を実施してみると、この前記マンドレル
の構造が、製品の品質ならびに生産性の密接な関係があ
ることがわかる。
例えばUS 3662094には先端に丸みをつけた棒
状のマンドレルの形状が開示されているが、このような
棒状のマンドレルを用いて、チューブに挿通して強制的
に拡大する作業を行なってみると、次のような欠点を有
することがわかる。
例えば、第1図に示されるようにチューブ1とマンドレ
ル2との中心が一致した状態で、挿通されることが望し
いが、実際には第2図に示されるようにチューブ゛1と
マンドレル2との中心がずれる。
このため、第2図の矢印の部分がとくに引き伸ばされ、
その結果ついには破れてしまって、製品にならない場合
が多い。
破れないまでも、一方の側のみが延伸され、後刻使用時
に一様に収縮しないことになる。
また、作業時において指や掌等をもっては、チューブ1
やマンドレル2の周囲のあらゆる方向に一様な力を加え
ることは困難であり、特に拡大倍率の大きい場合、例え
ば倍率が2.5〜3倍のときには、チューブ1の内周面
とマンドレル2の外周面との摩擦力も大きなものとなり
、さらに高温で扱われるため高度の熟練を必要とする。
上述の欠点は、比較的薄肉のチューブ1の場合に特に著
しい。
この考案の目的は、上述の欠点を除去し、製造の際の作
業能率を高め、製品の歩留りを高めることが可能な熱収
縮性チューブの製造用マンドレルを提供することにある
以下この考案の実施例を図に基づいて説明する。
第3図〜第5図は、それぞれこの考案の一実施例の平面
図、正面図および側面図である。
このマンドレル2は一端に円柱状のガイドピン部3を、
他端には円柱状の成型部5を、ガイドピン部3と成型部
5との中間にはテーパ部4を有する。
テーパ部4は、ガイドピン部3の根もとからガイドピン
部3の外径と同じ幅で所定のテーパで成型部5に向かっ
て上下方向に拡大され、成型部5の外径に達すると、次
に左右方向に所定のテーパで該外径に達するまで拡大さ
れている。
これは、チューブ1の内径を成型部5の外径まで拡大す
るに際し、チューブ1の内周面とマンドレル2の外周面
との摩擦面積を減少させ、小さなかつ均一な摩擦力でチ
ューブ1が拡大されることを企図するものである。
ガイドピン部3で導びがれたチューブ1は、最初テーパ
部4aで上下方向に成型部5の外径まで拡大される。
このときのチューブ1の端部の断面形状は、長径が成型
部5の外径で、短径がガイドピン部の外径に相当する略
楕円形となる。
次に、チューブ1はテーパ部4bで左右方向に拡大され
、前記断面形状が円形になる。
実際に、ガイドピン3の外径を6mmφ、成型部5の外
径を18mmφ、それぞれの長さを150mm、テーパ
部4のテーパは上下方向4aおよび左右方向ともに軸線
に対して20°とし、表面にはハードクロームメッキを
施したマンドレル2を製作し、内径6mm、肉厚2.5
mmの架橋ポリエチレンチューブにガイドピン部3を挿
通して、全体を恒温槽内において135℃まで加熱し、
加熱状態のままでチューブ1を成型部5に移行させ、水
冷したのちマンドレル2を抜き取るという手順でチュー
ブ1を製造してみた。
このとき、マンドレル2の外表面には、粘着防止のため
予め少量のシリコングリースを塗布した。
以上のような実施において、マンドレル2はチューブ1
に破れを起させることもなく、2つのテーパ部4 a
、4 bが順次チューブ1を2方向に均一な摩擦力で拡
大、移行が可能となり、作業性は非常によく、とくに手
作業に極めてなじむことが確認されている。
以上のことからこの考案によれば、極めて良好な作業性
によって、高能率、高歩留りで収縮チューブの製造が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はマンドレルとチューブとの理想的な状態、第2
図は実際のマンドレルとチューブとの状態、第3図〜第
5図はこの考案の一実施例のマンドレルの平面図、正面
図および側面図である。 なお、図面中間−符号は同一または相当部分を示す。 1・・・・・・チューブ、2・・・・・・マンドレル、
3・・・・・・ガイドピン、4・・・・・・テーパ部、
5・・・・・・成型部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 実車上円柱状のガイドピンと、該ガイドピンの外径より
    大きな外径の事実上円柱状の成型部と、前記ガイドピン
    と該成型部とを連結するテーパ部とからなる収縮チュー
    ブ成型用マンドレルであって、前記テーパ部が、前記成
    型部および前記ガイドピンの軸に直交する複数の直径方
    向に、多段的に所定のテーパで前記成型部の外径まで順
    次拡大することを特徴とする前記マンドレルの構造。
JP15954277U 1977-11-30 1977-11-30 拡大用マンドレル Expired JPS5845867Y2 (ja)

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JP15954277U JPS5845867Y2 (ja) 1977-11-30 1977-11-30 拡大用マンドレル

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Publication Number Publication Date
JPS5488071U JPS5488071U (ja) 1979-06-21
JPS5845867Y2 true JPS5845867Y2 (ja) 1983-10-19

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