JPS5845584B2 - 空気流量調整装置 - Google Patents

空気流量調整装置

Info

Publication number
JPS5845584B2
JPS5845584B2 JP51062542A JP6254276A JPS5845584B2 JP S5845584 B2 JPS5845584 B2 JP S5845584B2 JP 51062542 A JP51062542 A JP 51062542A JP 6254276 A JP6254276 A JP 6254276A JP S5845584 B2 JPS5845584 B2 JP S5845584B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
output
pulse
engine
fuel ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51062542A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52145627A (en
Inventor
朗 高田
隆道 中瀬
正 服部
完 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP51062542A priority Critical patent/JPS5845584B2/ja
Priority to GB21356/77A priority patent/GB1571255A/en
Priority to DE2724088A priority patent/DE2724088C2/de
Publication of JPS52145627A publication Critical patent/JPS52145627A/ja
Priority to US06/030,953 priority patent/US4192268A/en
Priority to US06/091,755 priority patent/US4285319A/en
Publication of JPS5845584B2 publication Critical patent/JPS5845584B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 自動車の排気ガス対策用として案出された改良エンジン
において、その効果を最大限に発揮させたい場合とか、
同じく排気ガス対策用として排気ガス浄化用触媒を備え
るエンジンにおいて触媒による排気ガスの最適浄化を得
たい場合などには、エンジンに供給する混合気の空燃比
を追加空気により常に適正に制御したり、もしくは触媒
への2次空気量を適正に制御する必要がある。
本発明はかかる要求に対し充分に対処し得る空気流量調
整装置に関する。
従来、この種の装置として、排気ガスの一成分である酸
素の濃度等により混合気の空燃比を検出するガス検出器
を設けこの検出器の信号に応じて連続的に制御弁を駆動
し補正用追加空気の流量を制御して混合気の空燃比を調
整するものが提案されている。
そして、この装置においては、一般に制御弁を作動させ
る駆動ユニットとしてモータを用いており、一般にこの
モータの駆動スピードを一定にし、つまりエンジンの定
常、過渡運転状態両方共に空燃比変動をできるだけ小さ
くするような最適な値に駆動スピードを設定して空燃比
を制御している。
しかしながら、この従来装置においては常に連続的に制
御弁を駆動し、かつ遅れ時間要素による影響についてほ
とんど考慮されておらず、上述したように駆動スピード
を最適値に設定したとしても、1駆動スピードが一定で
ある以上混合気の空燃比は追加空気により吸気系の空燃
比変動時から排気系において排気ガス成分が変化し検出
器がそれを検出するまでの遅れ時間要素の影響を受けて
大きく変動し、結局空燃比制御幅が大きくなり、エンジ
ンの広範な運転域において良好に制御できないという問
題があった。
特に、吸入空気量の少ない低負荷、低回転領域では遅れ
時間が大きくなって、バンチング現象が生じて触媒コン
バータの浄化機能を充分発揮させることができなくなり
、さらに車両走行時にサージ現象が現われ、ドライバビ
リティ−が悪化するという問題があった。
また、上記装置はガス検出器を設置した場所を流れる排
気ガス流の乱れ等によってガス検出器は全体的な酸素濃
度でなく局部的な酸素濃度を検出することがあり、その
結果この酸素濃度と相関関係にある混合気の空燃比を誤
検出し、例えば全体的に混合気の空燃比が大きい(薄い
)状態にあるにも拘らず瞬時パルス的に空燃比が小さい
(濃い)という信号を発生しバイパス弁を誤動作させて
しまうという問題があった。
さらにガス検出器としては、通常、混合気の空燃比に対
して第1図のようなステップ出力特性を有するものを用
いるため、混合気の空燃比が設定空燃比近傍になると出
力が交互に非常に早い周期で変化し、その結果バイパス
弁が激しく反転しバイパス弁、バイパス弁支持部等の摩
耗が激しくなり耐久性に乏しくなるという問題があった
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、エンジンの定常、過渡運転状態共に補助的
に追加供給する空気流量を良好に制御し、例えば混合気
の空燃比の変動を常に小さくし、触媒コンバータの浄化
機能を充分に発揮させることにある。
また、他の目的とするところは、エンジンの遅れ時間要
素(例えば吸入空気量、エンジン回転数、吸気負圧、ベ
ンチュリ負圧、スロットル開度等)に対応して制御する
ことにより、遅れ時間要素による不具合を解消してエン
ジンの広範な運転域にわたって良好に空気流量を制御す
ることにある。
さらに、本発明の他の目的とするところは、ガス検出器
の信号が変化した後所定期間駆動ユニットを停止させそ
の後駆動ユニットを駆動させることにより、ノイズ的な
瞬時パルス状の信号を除去し、設定空燃比近傍になった
時、駆動ユニットをほとんど停止状態にしてバイパス弁
等の耐久性を向上することにある。
以下、本発明を図に示す一実施例について説明する。
本発明のシステム全体を示す第2図において、エンジン
1は気化器2によって吸気マニホールド3を通して混合
気が供給されるようになっている。
このエンジン1は通常の4サイクルレシプロガソリンエ
ンジンである。
エンジン1の吸気系において、気化器2の下流にはスロ
ットル弁4が設けられており、上流にはエアクリーナ5
が設けられている。
そして、補正用空気通路6がエアクリーナ5とスロット
ル弁4の下流とを連通し、気化器2の図示しなシ)燃料
ノズルとスロットル弁4とをバイパスするよう設置され
ている。
また、エンジン1の排気系には、排気マニホールド7、
排気ガス浄化用触媒、例えば3元触媒を内蔵した触媒コ
ンバータ8が配置されており、また排気マニホールド7
には二酸化ジルコニウム、二酸化チタニウム等金属酸化
物により排気ガスの一成分である酸素の濃度を検出して
この酸素濃度と相関関係にある混合気の空燃比を検出す
るガス検出器9が設置されている。
そして、このガス検出器9は、二酸化ジルコニウムを用
いると、エンジン1に理論空燃比より濃い混合気が供給
された場合はぼ1■、理論空燃比より濃い混合気が供給
された場合はぼ100mVの起電力を発生しその起電力
は理論空燃比付近にてほぼステップ状に変化する。
制御ユニット10はガス検出器9笠各検出器からの信号
によりパルスモータ11を所定の、駆動方向に断続的に
スキップ作動させるもので、後述するように各種電子回
路で構成されている。
パルスモータ11は補正用空気通路6に設置されている
制御弁12を開・閉駆動するもので、そのドライブシャ
フトは制御弁12の軸に結合されている。
なお、この実施例ではパルスモータ11は4相の2相励
磁力式のものを用いている。
制御弁12は通常の角型バタフライ弁で補正用空気通路
6内に設置されている。
この制御弁12には、その全閉位置を検出し全閉位置の
ときオンし、その他のときオフする全閉検出スイッチ1
3が設置されており、その出力信号は制御ユニット10
に入力されている。
回転検出器14はエンジン1のクランク軸回転と同期し
て、すなわちエンジン1の回転数に応じて信号を発生す
るもので、この実施例ではエンジン1の点火システムと
して一般に用いられている点火コイルの一次側断続信号
を利用しており、その出力信号は制御ユニット10に入
力されている。
加減速スイッチ15は吸気マニホールド3に設置されて
おり吸気負圧の変化により電気的にスイッチをオン・オ
フするもので、エンジン1の加速時、減速時のように吸
気負圧が急激に変化するときオンし、その出力信号は制
御ユニット10に入力されている。
この加減速スイッチの構造は、第3図に示すようにダイ
ヤフラム式になっている。
以下第3図において説明するとケーシング15aとダイ
ヤフラム15bとにより2つの室15c、15dが形成
されており、各室はダイヤフラム15bの絞り15eを
介して連通している。
また室15e。15dにはダイヤフラム15bを押圧す
るバックスプリンダ15f1,15f2が設けられてお
り、室15eは吸気マニホールド3と連通している。
ダイヤフラム15bには導電性のシャフト15gが固定
されており、シャフト15gの先端部には接点部15n
が形成しである。
そして、シャフト15gに常に接触するように摺動用タ
ーミナル15iが設置されており、シャツN5gの所定
位置でのみ接触するようにターミナル15J。
15kが設置されている。
リレー15mはターミナル15gとターミナル15j、
15にの導通、遮断により駆動され、ターミナル間が導
通すると接点15m1と接点15m2とが導通し、遮断
すると接点15m、と15m3とが導通する。
こうして、エンジン1が加速・減速中であるかどうかに
よってリレー15mが切換わる。
なお、回転検出器14と加減速スイッチ15とでエンジ
ン1の遅れ時間要素を検出する遅れ時間検出ユニットを
構成している。
次に制御ユニット10のブロック図を示す第4図におい
て説明する。
制御ユニット10がガス検出器9により出力される混合
気の空燃比と密接した関係にある排気ガス中の酸素濃度
に応じた空燃比信号と、遅れ時間検出ユニットの回転検
出器14および加減速スイッチ15の出力信号と、全閉
検出スイッチ13の出力信号とを入力信号としており、
前記空燃比信号を判別するA/F判別回路10a、エン
ジン1の遅れ時間要素に応じた周期のタイミングパルス
を発生するタイミングパルス発生回路10b、所定周波
数のクロックパルスを発生する発振回路10c、前記タ
イミングパルスとクロックパルスとに応じてパルスモー
タ11を駆動するための駆動パルスを出力する駆動パル
ス回路10a、A/F判別回路10aと駆動パルス回路
10dの出力信号を論理制御する指令回路10e、指令
回路10eからの信号によって出力信号が順次シフトす
る可逆シフトレジスタ10f、および可逆シフトレジス
タ10fの出力信号によってパルスモータ11の励磁を
制御するパワー回路10gから構成されており、パルス
モータ11を適切に作動させるようになっている。
次に第5図により制御ユニット10について詳細に説明
する。
A/F判別回路10aは入力抵抗101、分圧抵抗10
2,103、差動演算増幅器(以下OPアンプという)
104、インバータ105で構成され、OPアンプ10
4の非反転入力端子は入力抵抗101を介してガス検出
器9と接続され、反転入力端子は分圧抵抗102,10
3の分圧点と接続されている。
そして、ガス検出器9の出力信号は分圧抵抗102,1
03により設定される設定電圧Va(ガス検出器9のほ
ぼ理論空燃比における起電力に等しい電圧)と比較され
、A/F判別回路10aでは出力端子B1においてガス
検出器9の出力信号が設定電圧よりも大きいとき、つま
り混合気が理論空燃比よりも濃い側の場合には1”ルベ
ルの出力を発生し、小さいときつまり薄い側の場合には
゛O″レベルの出力を発生し、端子B2においては端子
B1の出力と逆の信号を出力する。
タイミングパルス発生回路10bは抵抗106,108
,109、コンデンサ107゜トランジスタ110で形
成される波形整形回路とバイナリカウンター111.イ
ンバータ112、抵抗113、コンデンサ114、AN
Dゲート115で形成される第1微分パルス回路とイン
バータ116、抵抗117、コンデンサ118、AND
ゲート119で形成される第2微分パルス回路とインバ
ータ120、抵抗121.コンデンサ122、ANDゲ
ート123で形成される第3微分パルス回路とANDゲ
ート125、126とDフリップフロップ128,12
7とインバータ127a、128aとANDゲート12
9,130とORゲート131とより構成されている。
そして回転検出器14をなす点火コイルの1次側コイル
のパルス信号を波形整形回路で波形整形し、これをバイ
ナリ−カウンタ111で分周する。
ここで、分周比は加減速スイッチ15によって決定され
、本実施例ではエンジン1の加減速時は出力Ql(1/
2に分周した出力)が、その他の時は出力Q2(1/8
に分周した出力)が出力されるよう設定しである。
バイナリ−カウンタの分周出力により第」微分パルス回
路で第6図Aに示すような正の微分パルスが作られ、端
子Aから出力される。
上記のことから、この微分パルス、すなわちタイミング
パルスはエンジン回転に周期して発生し、エンジン回転
に反比例した周期を有しており、かつ加減速時は通常時
の1/4の周期になることがわかる。
また、第2、第3微分パルス回路はそれぞれA/F判別
回路10aの出力を入力信号としており、第2微分パル
ス回路はA/F判別回路10aの端子B1の出力が゛O
″レベルから゛1″レベルに反転するとき(混合気が濃
い側のとき)第6図Cに示すような正の微分パルスを発
生し、他方、第3微分パルス回路はA/F判別回路10
aの端子B2の出力が゛0″レベルから”1″レベルに
反転するとき(混合気が薄い側のとき)第5図りに示す
ような正の微分パルスを発生する。
ANDゲート125,126はそれぞれ第1微分パルス
回路とA/F判別回路10aの出力をゲット入力信号と
しており、ANDゲート125は第6図Eに示すように
A/F判別回路10aの端子B1の出力が゛1″レベル
のとき開いて第1微分パルス回路の微分パルスを出力し
、他方ANDゲ−1−126は第6図Fに示すようにA
/F判別回路10aの端子B2の出力が“1″レベルの
とき開いて第1微分パルス回路の微分パルスを出力する
Dフリップフロップ12γ、128はそれぞれセット端
子Sを接地し、ディレィ端子りを電源側に接続してあり
、Dフリップフロップ12γのリセット端子Rは第2微
分パルス回路の出力を、クロック端子CLはインバータ
127aを介してANDゲート125の出力をそれぞれ
入力信号としている。
またDフリップフロップ128のリセット端子Rは第3
微分パルス回路の出力を、クロック端子CLはインバー
タ128aを介してANDゲ゛−1−126の出力をそ
れぞれ入力信号としている。
そして、これらDフリップフロップ127゜128はそ
れぞれリセット端子Rに゛1″レベルのリセット信号が
入力されると出力Qが゛O″レベルにリセットされ、ク
ロック端子CLへの入力が゛0″レベルから゛1′ルベ
ルに立上がるとき出力Qは゛0″ルベルから1“レベル
へ反転スる。
その後は、リセット端子Rに゛1″レベルのリセット信
号が入力されない限りクロック端子への信号が変化して
も出力Qは゛′1″レベルを保持される。
従って、Dフリップフロップ127の出力Q(G端子)
は、第6図C,Eに示す第2微分パルス回路、ANDゲ
ート125の出力に対して第6図Gに示すようになり、
Dフリップフロップ128の出力Q(I端子)は、第6
図り、Fに示す第3微分パルス回路、ANDゲート12
6の出力に対して第6図■に示すようになる。
そして、これらDフリップフロップ127゜128の出
力はそれぞれANDゲ゛−ト130゜129でANDゲ
゛−ト125,126の出力E。
Fと論理制御され、その結果ANDゲート130の出力
Hは第6図Hに示すようになり、ANDゲ−4129の
出力Jは第6図Jに示すようになる。
つまり、Dフリップフロップ127,128の出力はそ
れぞれA/F判別回路10aの出力信号の反転により゛
O″レベルにリセットされ、その後エンジン回転に同期
している第1微分パルス回路からの最初の微分パルスの
立下り時に゛1″レベルに反転するため、A/F判別回
路10aの出力信号が反転してから上記の最初の微分パ
ルスはANDゲート130,129にてキャンセルされ
る。
そして、A/F判別回路10a出力信号がそのまま反転
しないと、2個目からの微分パルスがANDゲ゛−ト1
30,129から出力される。
NANDゲ゛−ト130,129の出力はORゲ゛−N
31で論理制御され、第6図H,Jに示す出力が重ね合
せられるため、ORゲート131の出力は第7図Kに示
すようになる。
しかして第6図Aもしくは第7図Aに示すタイミングパ
ルスの1周期内にA/F判別回路10aの出力がO″か
ら1″へあるいは1 +1から11011に反転したと
きは、その反転後の1個目のタイミングパルスがキャン
セルされ、A/F判別回路10aの出力反転の周期がタ
イミングパルスの周期より長くなるとORゲート131
よりタイミングパルスが出力されることになる。
発振回路10cはインバータ132,134、抵抗13
3、コンデンサ135で構成され、パルスモータ11を
駆動するための基本クロックパルスを発生する。
駆動パルス回路10dはNORゲート136゜137で
構成されるRSフリップフロップ、NORゲート138
、ディケードカウンタ139で構成されている。
ディケードカウンタ139はリセット端子Hに入力され
る゛1″レベルの微分パルスで出力Q。
−Q9が全て゛0″レベルにリセットされる。
そして、カウントはキャリイイン端子CIに入力される
クロックパルスがOytレベルからYl I ITレベ
ルへ反転する時折なわれ1個ずつQ。
〜Q1.・・・・・・Q、と出力が発生する。
本実施例では10進するごとに一順するものを用いてお
り、順するとキャリイアウド端子COに゛1″レベルの
信号が発生するものを用いている。
RSフリップフロップはタイミングパルス発生回路10
bからのタイミングパルスでNORゲート136がトリ
ガされ、NORゲ゛−ト136の出力が゛0″レベルと
なり、その結果NORゲート138が開かれ発振回路1
0cのクロックパルスがディケードカウンタ139のキ
ャリイイン端子CIに入力される。
また、同時にタイミングパルスによりディケードカウン
タ139がリセットされるので、タイミングパルスが入
力されてからテ゛イケードカウンタ139がカウントを
開始し、クロックパルスを6個カウントするとQi出力
が1′”レベルとなりRSフリップフロップのNORゲ
ート137がトリガされNORゲ゛−ト136の出力が
゛1パレベルとなりNORゲート138を閉じ、ディケ
ードカウンタ139はカウントを停止する。
従って、NORゲート138の出力としては第7図りで
示すようにタイミングパルスごとに1個のクロックパル
スすなわち所定期間の開駆動パルスが出力される。
ここで、この駆動パルスは、定常、過渡状態両方共に空
燃比制御幅が小さくなるようにそのパルス数が最適値に
設定されている。
全閉検出スイッチ18は抵抗13a、スイッチ13bよ
り構成され制御弁12が全閉になると、スイッチ13b
が閉成し出力端子Nにおける出力は゛0″レベルになる
ようにしである。
そして、これらA/F判別回路10a、駆動パルス回路
10d、全閉検出スイッチ13の出力信号はそれぞれ指
令回路10eに人力され、パルスモータ11の正転、逆
転、停止信号を出力する。
この指令回路10eは、NANDゲート140゜141
によりパルスモータ11を論理制御している。
そして、指令回路10eのNANDゲート140.14
1を出力を入力信号とする可逆シフトレジスタ10fは
端子Pにパルス信号が入力されると出力端子Qt 、Q
2 、Q3 、Q4が順次シフトされる。
端子Cにパルス信号が入力されると逆に出力端子Q4.
Q3.Q2.Q1が順次シフトされる。
この出力端子Q1.Q2.Q3.Q4はそれぞれ抵抗1
42.143,144,145、トランジスタ146.
147,148,149、逆起電力吸収用ダイオード1
50,151,152,153より構成されるパワー回
路10gに接続され、さらにこのパワー回路10gは4
相パルスモーク11の界磁コイルC1,C2,C3,C
4に接続されている。
可逆シフトレジスタ10fの入力端子Pにパルス信号が
入力するとトランジスタ146,147゜148.14
9が順次導通し、パルスモータ11のコイルC1,C2
,C3,C4が同様に2相づつ励磁すれて、パルスモー
タ8のロータが第5図中の矢印方向に回転し、制御弁1
2を開く方向に回転させる。
端子Cにパルス信号が入力するとこの逆になり第5図中
の反矢印方向に回転して制御弁12を閉じる方向に回転
させる。
なお、制御ユニット10およびパルスモータ11は、エ
ンジン1のキースイッチに連動するスイッチ200を介
してバッテリ201により電力を供給されている。
上記構成において気化器2は通常の燃料調量を行なうも
ので、特別に公知の気化器と異なるところはないが、た
だ制御して得ようとする結果の空気と燃料の空燃比より
やや燃料が濃い状態に保たれるよう調整されており、通
常の主たる空気は気化器2の主通路を経て、これに相当
する燃料と混合気をなし吸気マニホールド3からエンジ
ン1に供給される。
エンジン1が燃焼を完了した後、排気マニホールド7、
触媒コンバータ8を通して大気に放出されるが、この排
気マニホールド7の排気通路中の一部に設けられたガス
検出器9により空燃比が検出される。
ガス検出器9の出力信号は制御ユニット10に入力され
制御ユニット10により混合気の空燃比が理論空燃比よ
りも小さい(濃い)か、大きい(薄い)かが判断される
そして、混合気が濃い状態にあるときはパルスモータ1
1が補正用空気通路6に設けた制御弁12を開く方向に
スキップ1駆動し、逆に薄い状態にあるときは閉じる方
向にスキップ1駆動し、追加空気によって補正を行い理
論空燃比になるよう制御する。
この作動中、制御弁12が全閉位置にきても混合気が要
求空燃比にならず、A/F判別回路10aが制御弁12
をさらに回動させ、制御弁12が゛行き過ぎパ状態にな
ることを防止するように、全閉検出スイッチ13が制御
弁12の全閉を検出した時はスイッチ13bがオンして
NANDゲート141を閉じ可逆シフトレジスフ10f
へのパルス信号の供給を停止して、パルスモーク11が
制御弁12をさらに閉じる方向へ駆動するのを停止する
このようにして制御弁12の正常作動を確保している。
次にパルスモータ11の制御を第7図を利用して説明す
る。
回転検出器14からの信号と加減速スイッチ15からの
信号とによりタイミングパルス発生回路10bは第7図
Aに示すようにタイミングパルスを発生する。
ここで、図示しないが加速あるいは減速時に、エンジン
1の回転数にもよるが、タイミングパルスの周期はほぼ
定常時の1、/4程度に短かくなる。
一方、気化器2で生成される混合気の空燃比変動により
変化するガス検出器9からの信号を判別するA/F判別
回路10aの出力B1は第7図(B1)で示すようにな
っている。
こうして、パルスモータ11は第7図(Bl)に示す空
燃比信号によって駆動方向が決定され、第7図りに示す
駆動パルスによって駆動タイミングと駆動期間(駆動角
度)とが決定され、断続的に駆動される。
この作動を制御弁12の開度によって示したのが第7図
Mの折線■で、この第7図Mからパルスモータ11はエ
ンジン回転に同期して所定期間の開駆動され、それ以外
の時は一時停止していることがわかる。
このように本発明によれば、パルスモータ11はタイミ
ングパルスに同期して所定期間に所定の角度だけ駆動さ
れ、それ以外の期間は一時停止し、この作動が繰返して
行なわれる。
従って、補正用空気通路6から吸気マニホールド3へ供
給される追加空気の増 減も断続的に行なわれる。
このため、パルスモータ11による制御弁12の駆動ス
ピード(第7図Mにおける折線■の傾き)を速めること
が可能となり、制御弁12の応答性が良くなって混合気
の空燃比変動が小さく抑えられる。
また、本発明によれば、エンジン1の加速時あるいは減
速時のような過渡時、すなわち吸入空気量が急激に変化
する場合は、タイミングパルスの周期を通常の1/4程
度にしてパルスモータ11の駆動周期を格別に短かくし
ているため、制御弁12の開度は速やかに変化し、混合
気の空燃比は所定空燃比に速く収速させられる。
また本発明によれば、エンジン回転の高い吸入空気量の
多い場合には、エンジン回転に比例してタイミングパル
スの周期が短かくなり、パルスモータ11の駆動周期が
短かくなって、制御弁12の開度変化が速くなり、その
結果混合気の空燃比はエンジン1の遅れ時間要素によっ
て大幅に変動することなく速やかに収速させられる。
またエンジン回転が低く吸入空気量が少ない場合には、
逆にパルスモータ11の駆動周期が長くなって、全体か
らみた制御弁12の開度変化が緩やかになりエンジン1
の遅れ時間が長くなるのに対応する。
しかして、エンジン低速域において追加空気が過剰に供
給されるようなことがなく混合気の空燃比変動が小さく
なってエンジン1のサージ現象が防止される。
このようにエンジン1の遅れ時間に対応した同期をもつ
タイミングパルスによりパルスモータ11を断続的に駆
動、停止させ、この作動の繰返しにより追加空気量はエ
ンジンの広範な運転域において常に適切に制御される。
さらに、本発明によればA/F判別回路10aに瞬時的
パルスが発生したり、領域Tで示すように混合気の空燃
比が設定空燃比(理論空燃比)近傍にあってA/F判別
回路10aの出力が短周期で反転しても、第6図Aに示
すタイミングパルスが少なくとも2個発生する期間の間
同じレベルの出力が持続しない限りパルスモータ11は
駆動されないので、制御弁12は停止した状態に保たれ
る。
しかして、制御弁12の誤作動もしくは短周期での反転
が防止され、混合気の空燃比は安定して制御される。
もちろん、混合気が設定空燃比より離れた場合、前述し
たようにパルスモーク11はタイミングパルスごとに駆
動され制御弁12の開度を変えるため、空燃比は設定空
燃比に良好かつ安定的に調整される。
なお、上記実施例では、加減速時に分周回路をなすバイ
ナリ−カウンタ111によりタイミングパルスの周期を
変えるよう構成したが、第8図にその要部を示すように
駆動パルス発生回路10d′において、ディケードカウ
ンタ139のキャリイアウド端子CO,IJセット端子
Rにそれぞれキャリイイン端子CI、 リセット端子R
が接続されたディケードカウンタ154を設け、各ディ
ケードカウンタ139,154の出力を加減速スイッチ
15にて切換えるように構成してもよい。
このような構成とすれば、エンジンの加減速によってタ
イミングパルスの周期は変化しないが、1個のタイミン
グパルスによって出力されるクロックパルスのパルス数
が1桁〜2桁のオーダーで変化し、結果的に駆動パルス
のデユーティ比が変化してパルスモータ11の駆動期間
が変わり加減速時に制御弁12の開度変化を速くできる
また、上記実施例では1個のタイミングパルスにより1
駆動パルス発生回路10dから出力されるクロックパル
スのパルス数を制御弁の関・閉弁時とも同数とし、駆動
期間を同一にしたが、第9図に要部を示すように駆動パ
ルス発生回路10d〃として、NORゲート155,1
56,159、RSフリップフロップを形成するNOR
ゲート157.158、およびディケードカウンタ16
0を追加し、NORゲート155、156はタイミング
パルス発生回路10bの出力端子にとA/F判別回路1
0aのB2.B1端子とに接続する構成として、ディケ
ードカウンタ139で閉弁時の駆動パルスを、ディケー
ドカウンタ160で開弁時の駆動パルスをそれぞれ決定
するようにしてもよい。
このような構成とすれば、1個のタイミングパルスによ
って出力されるクロックパルスのパルス数を開・閉弁時
に応じて異なったものとすることができ、その結果制御
弁12の開・閉弁の開度変化が変わり、理論空燃比以外
の空燃比に混合気を制御できる。
従って、第9図に示すようにエンジン1の暖機状態に応
じてスイッチングする暖機検出器17(例えばエンジン
の冷却水温センサ)を設け、この暖機検出器17により
ディケードカウンタ160の出力を切換えるようにすれ
ば、暖機時には混合気の空燃比を理論空燃比より小さい
ものに制御して暖機運転の安定を図ることができる。
なお、ディケードカウンタはQi 1=Qi3>Qi2
と設定しである。
もちろんディケードカウンタの設定により適宜設定空燃
比は変えることができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、例えば上述の実施例では気化器の空燃比調整のため
に空気流量調整装置を適用したが、機械制御式もしくは
電子制御式燃料噴射装置において空気補正を行うものに
適用してもよい。
また、吸気系の空気流量制御だけでなく、触媒への2次
空気量を制御するような排気系の空気流量制御に適用し
てもよい。
さらに、駆動ユニットとしてパルスモータを用いたが直
流、交流モータを用いてもよく、また電気的アクチュエ
ータに限らず機械的なものでもよい。
また、遅れ検出手段として回転検出器14、加減速スイ
ッチ15を用いたが、他の遅れ時間要素である吸気負圧
、吸入空気量、ベンチュリ負圧、スロットル角度、車速
等の検出器を用いてもよく、また、これらを組合せたも
のでもよい。
なお、上記検出器のうち出力がアナログ的に変化するも
のを用いた場合は、例えば分周回路の代りにV−Fコン
バータ等を用いてタイミングパルス周期をアナログ的に
変化させることもできる。
以上述べたように本発明によれば、排気ガスの成分を検
出し、追加空気の流量を定常時、遅れ時間要素を考慮し
てエンジンの広範な運転域にわたって制御できるという
効果が犬であり、また、制御弁12の誤動作も防止でき
るから混合気の空燃比制御に用いた場合、空燃比の変動
を小さくして空燃比を実質的に一定に保つことができ、
エンジンの排気ガス浄化用触媒をより効果的に使用でき
るという大きな効果がある。
しかも、エンジン低負荷、低回転領域におけるサージ現
象をなくすことができ、ドライバビリティ−を向上でき
るという優れた効果を奏する。
また、ガス検出器の出力が非常に短い周期で反転しても
、バイパス弁はそれに応じて反転せず、バイパス弁、バ
イパス弁の支持部材の摩耗を防止でき耐久性を増すこと
ができるという効果も犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図はガス検出器の出力特性図、第2図は本発明の一
実施例を示す全体構成図、第3図は第2図図示の加減速
スイッチの構造を示す断面構成図第4図、第5図はそれ
ぞれ第2図に示した制御ユニットのブロック図、電気回
路図、第6図、第7図は作動説明に供する波形図、第8
図、第9図はそれぞれ本発明の他の実施例の要部を示す
電気回路図である。 1・・・・・・エンジン、2・・・・・・気化器、3・
・・・・・吸気マニホールド、6・・・・・・補正用空
気通路、7・・・・・・排気マニホールド、9・・・・
・・排気ガス検出器、10・・・・・・制御ユニット、
11・・・・・・駆動ユニットをなすパルスモータ、1
2・・・・・・制御弁、14,15・・・・・・遅れ時
間検出ユニットをなす回転検出器、加減速スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンの排気系に設置され排気ガス中の取分を検
    出するガス検出器と、前記検出器の上流におけるエンジ
    ンの排気系もしくは吸気系に空気を追加供給するための
    補正用空気通路と、この補正用空気通路に設置され、こ
    の空気通路の通路面積を変える制御弁と、この制御弁を
    開、閉駆動する駆動ユニットと、前記検出器の出力信号
    により駆動方向を判別して前記、駆動ユニットを1駆動
    する制御ユニットとを備える空気流量調整装置において
    、前記追加供給した空気により排気ガス取分が変化して
    から前記検出器がそれを検出するまでの遅れ時間要素を
    検出する遅れ時間検出ユニットを設け、前記制御ユニッ
    トはこの遅れ時間検出ユニットの検出信号に対応した周
    期のタイミングパルスを発生し、前記タイミングパルス
    発生時間1周期以内に前記ガス検出器の出力信号が変化
    しないとき、そのタイミングパルス発生時よりある期間
    のみ前記駆動ユニットを駆動し、前記タイミングパルス
    発生時前1周期以内に前記ガス検出器の出力信号が変化
    したときそのタイミングパルスにより前記駆動ユニット
    を駆動しないようにすることを特徴とする空気流量調整
    装置。
JP51062542A 1976-05-28 1976-05-28 空気流量調整装置 Expired JPS5845584B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51062542A JPS5845584B2 (ja) 1976-05-28 1976-05-28 空気流量調整装置
GB21356/77A GB1571255A (en) 1976-05-28 1977-05-20 Internal combustion engines
DE2724088A DE2724088C2 (de) 1976-05-28 1977-05-27 Zusatzluft-Regelsystem für eine Brennkraftmaschine
US06/030,953 US4192268A (en) 1976-05-28 1979-04-17 Air flow amount adjusting system for an internal combustion engine
US06/091,755 US4285319A (en) 1976-05-28 1979-11-06 Air flow amount adjusting system for an internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51062542A JPS5845584B2 (ja) 1976-05-28 1976-05-28 空気流量調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52145627A JPS52145627A (en) 1977-12-03
JPS5845584B2 true JPS5845584B2 (ja) 1983-10-11

Family

ID=13203209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51062542A Expired JPS5845584B2 (ja) 1976-05-28 1976-05-28 空気流量調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5845584B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52145627A (en) 1977-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4084563A (en) Additional air control device for an internal combustion engine
US4136651A (en) Additional air control apparatus
US4077207A (en) Additional air control device for maintaining constant air-fuel ratio
US4146000A (en) Air flow control system
JPH0230915A (ja) 内燃機関の触媒劣化判別装置
US4075835A (en) Additional air control device
US4106451A (en) Air-fuel ratio adjusting system for internal combustion engines
US4285319A (en) Air flow amount adjusting system for an internal combustion engine
US4173957A (en) Additional air supply system for an internal combustion engine
US4079711A (en) Air-fuel ratio controlling device
JPS5924264B2 (ja) 気化器の空燃比調整装置
US4111162A (en) Method and system for controlling the mixture air-to-fuel ratio
US4121546A (en) Air-fuel ratio adjusting apparatus for an internal combustion engine
US4175521A (en) Air-fuel ratio adjusting system
US4140093A (en) Air-fuel ratio controlling system
US4192268A (en) Air flow amount adjusting system for an internal combustion engine
JPH01224433A (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPS5845584B2 (ja) 空気流量調整装置
US4084560A (en) Engine air-to-fuel ratio control system
JPS5912859B2 (ja) 空気流量調整装置
JPS591070Y2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPS5812459B2 (ja) ナイネンキカンヨウデンシセイギヨネンリヨウフンシヤソウチ
JPS5845583B2 (ja) 空気流量調整装置
US4094273A (en) Air-fuel ratio adjusting system
US4114578A (en) Air-to-fuel ratio control system