JPS5845510B2 - 転写捺染法及び転写捺染用シ−ト - Google Patents
転写捺染法及び転写捺染用シ−トInfo
- Publication number
- JPS5845510B2 JPS5845510B2 JP51083497A JP8349776A JPS5845510B2 JP S5845510 B2 JPS5845510 B2 JP S5845510B2 JP 51083497 A JP51083497 A JP 51083497A JP 8349776 A JP8349776 A JP 8349776A JP S5845510 B2 JPS5845510 B2 JP S5845510B2
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- Japan
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- transfer printing
- sheet
- dye
- parts
- dyes
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は下記一般式(1)
(式中でニトロ基はアゾ基の〇−位又はm−位にありX
は水素原子、塩素原子は臭素原子を意味する) で表わされる染料を着色成分として使用することを特徴
とする疎水性繊維の転写捺染法及び式(1)で表わされ
る染料を着色成分として使用する転写捺染用シートに関
する。
は水素原子、塩素原子は臭素原子を意味する) で表わされる染料を着色成分として使用することを特徴
とする疎水性繊維の転写捺染法及び式(1)で表わされ
る染料を着色成分として使用する転写捺染用シートに関
する。
従来の捺染法が彫刻したローラーを備えた装置を使用し
、織物上に直接的に染料を印捺したのち蒸熱処理を行っ
て染色するのに対して、最近着目されている転写捺染法
は染料をインキ化し、このインキを一旦中間担体に印刷
して得られた一時的な支持体を被染物と密着させて熱処
理を行い、昇華、溶融、蒸発又は拡散などによって染料
を被染物に移行、発色させるもので、鮮明微細な図柄が
得られること、染色時の溶媒が不要でありそのため染色
排水などの公害がないという長所があり普及しつつある
。
、織物上に直接的に染料を印捺したのち蒸熱処理を行っ
て染色するのに対して、最近着目されている転写捺染法
は染料をインキ化し、このインキを一旦中間担体に印刷
して得られた一時的な支持体を被染物と密着させて熱処
理を行い、昇華、溶融、蒸発又は拡散などによって染料
を被染物に移行、発色させるもので、鮮明微細な図柄が
得られること、染色時の溶媒が不要でありそのため染色
排水などの公害がないという長所があり普及しつつある
。
本発明で染料の一時的な支持体となる中間担体バー4式
(t)の染料と親和性のないセルロース或は再生セルロ
ースのシートが好ましく紙が最も適当であるが場合によ
っては金属の箔などもこの目的に使用出来る。
(t)の染料と親和性のないセルロース或は再生セルロ
ースのシートが好ましく紙が最も適当であるが場合によ
っては金属の箔などもこの目的に使用出来る。
ここで被染物となるのはポリエステル、ポリアミドなど
の疎水性繊維又はその混紡品であるが、特にポリエステ
ルの成形物例えばテトロン製織物、編物、不織布又はフ
ィルムが好適である。
の疎水性繊維又はその混紡品であるが、特にポリエステ
ルの成形物例えばテトロン製織物、編物、不織布又はフ
ィルムが好適である。
ポリエステルへの転写捺染用染料としては非水溶性の分
散染料が使用出来るのは公知であり、現在例えばカラー
インディクス・ディスパース・イエロー3,7,16,
23,54,60などの染料が多用されている。
散染料が使用出来るのは公知であり、現在例えばカラー
インディクス・ディスパース・イエロー3,7,16,
23,54,60などの染料が多用されている。
しかしこれら既存の分散染料は従来の染色法を適用する
ことを前提として製造されたものであり、転写捺染に転
用した場合着色力、堅牢度又は転写捺染適性に問題があ
り所期の目的を達するのには不十分であった。
ことを前提として製造されたものであり、転写捺染に転
用した場合着色力、堅牢度又は転写捺染適性に問題があ
り所期の目的を達するのには不十分であった。
本発明で使用する一般式(1)の染料は特にこの用途に
好適であり、既存染料では得られなかった着色力、堅牢
度及び転写捺染適性を有している。
好適であり、既存染料では得られなかった着色力、堅牢
度及び転写捺染適性を有している。
更に、これらの染料は単独でもすぐれた品質を示すが所
望により二種類或はそれ以上を任意の割合で混合使用す
ることも可能でありその方がより効果的な場合がある。
望により二種類或はそれ以上を任意の割合で混合使用す
ることも可能でありその方がより効果的な場合がある。
一般式(1)の染料は溶媒(水、油又は脂肪族或は芳香
族の炭化水素、ケトン、エーテル、エステル、アルコー
ル、グリコールなどの有機溶媒)に溶解又は乳化したイ
ンキの形態で中間担体上に所望の模様に印刷される。
族の炭化水素、ケトン、エーテル、エステル、アルコー
ル、グリコールなどの有機溶媒)に溶解又は乳化したイ
ンキの形態で中間担体上に所望の模様に印刷される。
又、インキには染料と溶媒の他に稀釈剤及び結合剤とし
て働く合成樹脂、半合成樹脂又は天然樹脂を含有するの
が好ましく更にインキの適性を高めるため前記以外の任
意成分例えば可塑剤、湿潤剤、界面活性剤或は安定剤な
どを単独で又は適宜混合して添加することも出来る。
て働く合成樹脂、半合成樹脂又は天然樹脂を含有するの
が好ましく更にインキの適性を高めるため前記以外の任
意成分例えば可塑剤、湿潤剤、界面活性剤或は安定剤な
どを単独で又は適宜混合して添加することも出来る。
インキ化は染料、ビヒクル及びその他の添加剤をロール
ミル、ボールミル、サンドミル、アトライターなどの機
械を通して均一、微細に分散させる方法で実施する。
ミル、ボールミル、サンドミル、アトライターなどの機
械を通して均一、微細に分散させる方法で実施する。
かくして得られた水性、油性、有機溶媒型或はエマルジ
ョン型のインキを中間担体に印刷するには通常の印刷方
法例えばオフセット印刷、グラビア印刷、シルク・スク
リーン印刷、フレキソ印刷などがいずれも効果的に適用
され転写捺染用のシートが得られる。
ョン型のインキを中間担体に印刷するには通常の印刷方
法例えばオフセット印刷、グラビア印刷、シルク・スク
リーン印刷、フレキソ印刷などがいずれも効果的に適用
され転写捺染用のシートが得られる。
次いで、シート上に印刷された染料を被染物例えばポリ
エステル成形物に転写するのは常法によって昇華、溶融
、蒸発又は拡散などに必要な130〜230℃の温度範
囲(好ましくは乾熱処理の場合180〜210℃、蒸熱
処理の場合130〜150℃)で短時間(10−120
秒)接触、保持すればよく転写を効率よく行うために加
圧下又は減圧下で乾燥熱風或は水蒸気により連続的に実
施することが出来る。
エステル成形物に転写するのは常法によって昇華、溶融
、蒸発又は拡散などに必要な130〜230℃の温度範
囲(好ましくは乾熱処理の場合180〜210℃、蒸熱
処理の場合130〜150℃)で短時間(10−120
秒)接触、保持すればよく転写を効率よく行うために加
圧下又は減圧下で乾燥熱風或は水蒸気により連続的に実
施することが出来る。
場合によっては中間担体上に予め剥離層を形成したのち
印刷するのが有利なこともある。
印刷するのが有利なこともある。
かくして得られた転写捺染物は極めてすぐれた諸堅牢度
、特に高い耐光堅牢度を示し、又鮮明である。
、特に高い耐光堅牢度を示し、又鮮明である。
本発明で使用する一般式(1)の染料は一般式(2)(
式中でニトロ基はアミノ基の〇−位又はm位にあり、X
は前記と同じ意味を表わす。
式中でニトロ基はアミノ基の〇−位又はm位にあり、X
は前記と同じ意味を表わす。
)で示されるニトロアニリン誘導体を公知の方法に従っ
てジアゾ化し、3−メチル−5−ピラゾロンにカップリ
ングさせることによって製造される。
てジアゾ化し、3−メチル−5−ピラゾロンにカップリ
ングさせることによって製造される。
ここで一般式(2)で示されるニトロアニリン誘導体と
しては0−lm−ニトロアニリン、2−ニトロ−4−ク
ロロ(又はブロモ)アニリン、2−ニトロ−5−クロロ
アニリン、3−二)0−4−クロロアニリン、2−ニト
ロ−6−クロルアニリン又は2−クロロ−5−ニトロア
ニリンが挙げられる。
しては0−lm−ニトロアニリン、2−ニトロ−4−ク
ロロ(又はブロモ)アニリン、2−ニトロ−5−クロロ
アニリン、3−二)0−4−クロロアニリン、2−ニト
ロ−6−クロルアニリン又は2−クロロ−5−ニトロア
ニリンが挙げられる。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中の部は重量部を表わす。10部、エチル
セルロース10部、イソプロピルアルコール80部をホ
ールミルで5時間均一に混合し、インキを市販の和紙に
グラビア印刷し、乾燥して転写捺染用シートを製造する
。
セルロース10部、イソプロピルアルコール80部をホ
ールミルで5時間均一に混合し、インキを市販の和紙に
グラビア印刷し、乾燥して転写捺染用シートを製造する
。
このシートとテトロン・タックを密着させながら200
℃で30秒間保持すればシート上の図柄がテトロン上に
鮮明な中庸の黄色に転写される。
℃で30秒間保持すればシート上の図柄がテトロン上に
鮮明な中庸の黄色に転写される。
20部とアルキッド樹脂ワニス80部をインキ化し、市
販の半紙にオフセット印刷する。
販の半紙にオフセット印刷する。
得られたシートを実施例1と同様に処理すればシートの
図柄がテトロン上に鮮明な帯緑黄色に転写される。
図柄がテトロン上に鮮明な帯緑黄色に転写される。
10部、水10部、イソプロピルアルコール15部、メ
チルセロンルフ15部及びアクリル酸エステルポリマー
40部をインキ化し、これを和紙上にグラビア印刷する
。
チルセロンルフ15部及びアクリル酸エステルポリマー
40部をインキ化し、これを和紙上にグラビア印刷する
。
乾燥後、実施例1に準じてポリアミド織物に転写すれば
中庸の黄色に着色される。
中庸の黄色に着色される。
実施例 4
実施例1に準じ、下記式の染料を使用して転写捺染用の
シートを製造し、これをテトロン上に転写すれば帯赤黄
色の染色物が得られる。
シートを製造し、これをテトロン上に転写すれば帯赤黄
色の染色物が得られる。
の転写捺染物が得られる。
比較例
転写捺染に用いられる公知の染料と本発明実施例1の染
料を実施例1に準じてテトロンに適用し、その品質を比
較した。
料を実施例1に準じてテトロンに適用し、その品質を比
較した。
表から本発明で使用する染料が公知染料よりすぐれてい
るのが明らかである。
るのが明らかである。
実施例 5
実施例1て使用した染料及び実施例3で使用した染料釜
15部 計30部、エマルゲン909(非イオン界面活
性剤)7部、エチルセルロース7部、ロジン変性マレイ
ン酸樹脂20部及びイソプロピルアルコ→し230部を
インキ化し、和紙にグラビア印刷する。
15部 計30部、エマルゲン909(非イオン界面活
性剤)7部、エチルセルロース7部、ロジン変性マレイ
ン酸樹脂20部及びイソプロピルアルコ→し230部を
インキ化し、和紙にグラビア印刷する。
得られたシートを実施例1と同様に処理すれば中庸の黄
色の転写捺染物が得られる。
色の転写捺染物が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中でニトロ基はアゾ基の〇−位又はm−位にありX
は水素原子、塩素原子又は臭素原子を意味する) で表わされる染料を着色成分として使用することを特徴
とする疎水性繊維の転写捺染法。 2、特許請求の範囲第1項記載の染料を着色成分として
使用する転写捺染用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51083497A JPS5845510B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 転写捺染法及び転写捺染用シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51083497A JPS5845510B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 転写捺染法及び転写捺染用シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5310778A JPS5310778A (en) | 1978-01-31 |
JPS5845510B2 true JPS5845510B2 (ja) | 1983-10-11 |
Family
ID=13804105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51083497A Expired JPS5845510B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 転写捺染法及び転写捺染用シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845510B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0552925B2 (ja) * | 1983-05-17 | 1993-08-06 | France Etat |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5613287A (en) * | 1979-07-09 | 1981-02-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Protective coating for outside board and appliance of ship |
-
1976
- 1976-07-15 JP JP51083497A patent/JPS5845510B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0552925B2 (ja) * | 1983-05-17 | 1993-08-06 | France Etat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5310778A (en) | 1978-01-31 |
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