JPS5845466B2 - ジユウゴウタイヨウエキ - Google Patents

ジユウゴウタイヨウエキ

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Publication number
JPS5845466B2
JPS5845466B2 JP1875775A JP1875775A JPS5845466B2 JP S5845466 B2 JPS5845466 B2 JP S5845466B2 JP 1875775 A JP1875775 A JP 1875775A JP 1875775 A JP1875775 A JP 1875775A JP S5845466 B2 JPS5845466 B2 JP S5845466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mpia
dope
pan
pvc
mixed
Prior art date
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Expired
Application number
JP1875775A
Other languages
English (en)
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JPS5193955A (ja
Inventor
吉郎 松田
泰彦 瀬川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
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Publication of JPS5193955A publication Critical patent/JPS5193955A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の目的は、(1) 、 (2) 、 (3)式の
結合体である全芳香族ポリアミドに他の重合体を挿入し
て、安定性に優れ、しかもコスト的に有利な混合糸ドー
プを提供することにある。
最近、工業技術の高度化に伴ない、耐熱性の優れた可撓
性のある有機材料が必要となり、耐熱性素材としてポリ
メタフェニレンイソフタルアミド繊維が出現して工業化
されていることは周知の通りである。
この繊維は風合もよく、耐熱性衣料としての用途拡大が
期待される。
しかしながら、その染色性、耐光性は悪く衣料としての
有用性を減じている。
染色性、耐光性向上の為に他の汎用重合体を混合するこ
とが考えられる。
本発明者らは、ポリアクリロニトリル(以下PANと略
す)をドープの段階からポリメタフェニレンイソフタル
アミド(以下(以下P−MPIAと略す)に混入して、
染色性、耐光性を向上する試みを行なった。
しかし、PANを混入すると限界酸素指数(LOI)が
低下する。
また、ポリ塩化ビニル(以下PVCと略す)を混入して
LOIを低下させずに染色性、耐光性を向上する方法が
考えられ、既によく知られている機械的混合の場合の混
合側からあまりはずれていない範囲でP−MPIA(7
)特性の低下を極少にとどめ欠点を改善することが、一
応可能であった。
しかしながら、PAN、PVCはP−MPIAを溶解す
るN、N−ツメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、N、N’ジメチルホルムアミド等に代表されるアミ
ド系溶媒に可溶ではあるが、PMPIAと相互溶解せず
、PAN/P−MPIA/アミド溶媒、PVC/P−M
PIA/7ミド溶媒、PAN/PVC/P−MPIA/
アミド溶媒の機械混合原液は体積分率の小さい相が大き
い相に粒子状に細かく分散している状態となっていて、
いわゆる相分離が起こる。
これらのドープは肉眼的にも不透明である。
機械混合を停止して数時間静置すると、粒子が互に接触
して大きく戒長し、肉眼的にも不均一さが観察されるド
ープとなり、このドープを使用して成形すると種々のド
ラフルを起こす。
特に紡糸の如く、細いノズルから押出して成形する場合
、成形物の押出し方向に不均一性が激しくなり、糸切れ
が生じ易く、さらに異常に高いバラス効果なども観察さ
れる。
一般に異種高分子が均一に分子溶解することは稀であり
、分散状態を均質にして、できるだけ細かくする方法が
種々考えられている。
例えば異種高分子をクラフト結合した高分子(クラフト
高分子)の介在により相分離した相の界面の相溶性を向
上させ、相分離を安定化する方法がその代表例である。
弁子はポリアクリロニトリルとポリビニルアルコールの
混合ドープの紡糸に於いて、アクリロニトリルとビニル
アルコールの共重合体を介在させて安定ドープを得て紡
糸し緻密な糸を得ている。
(弁子交雑、化学増刊27「共重合体の合成と物性」、
P151化学同人(1967)) ビニルアルコール−塩化ビニル共重合繊維も、ポリビニ
ルアルコールにポリ塩化ビニルをグラフトすることによ
り、ドープ安定性及び糸質を向−ヒせしめている。
しかしながらP−MPIAとPAN又はPVCのグラフ
ト(あるいはブロック)共重合体を合成することは煩雑
であり、コストも高くなる。
クラフト共重合体を介在することなく安定な分散溶液が
得られるなら、非常に簡便となる。
ところが驚くべきことに、塩化ビニルとアクリロニI−
IJルの共重合体(以下P(VC−AN)と略す)は単
独でP−MPIAと非常に均一な混合をすることが判明
した。
即ち本発明は、少なくとも00HH 111 次式の単位−C−R−C−、−N−R−NH 11// −C−R−N−C式中R,R′及びR”は同一でも異な
ってもよく、且つ2価の基を表わし、重合体中の基R9
R′及びR″の全体の少くとも85モルφはメク配位の
フェニレン基からなっている〕からなる群より選択され
た反復単位から実質的になる全芳香族ポリアミドと、少
くとも次式の単位−CH2−CH−、−CH2−CH−
からなる群より(J CN 選択された反復単位から実質的になる塩化ビニルアルコ
ールl−IJル共重合体(但し式−CH2−CH−l の単位と式−CH2−CH−の単位の組成の重量比N は9:1から1:9の範囲にある)をN、N−ンメチル
アセトアミド、N−メチルピロリドン及びN、N’−ジ
メチルホルムアミドから選ばれた少なくとも1種のアミ
ド系溶媒に溶解した重合体溶液である。
PVC,PANとP−MPIAは不均一度の激しい混合
をするのに対し、P(VC−AN)が均一度良好な安定
性のある混合をするのは、まったく予期しなかったこと
である。
このドープは透明性も良好であり、数日間放置してもほ
とんど最初の状態と変らず、曳糸性もPVC,PA、N
混合ドープよりもはるかに優秀である。
さらにP(VC−AN)を使用することにより生じる利
点はPAN、PVCを単独にP−MPIAに混合して得
た成形物よりも、染色性、限界酸素指数(L、OI )
に於てバランスがとれていることである。
すなわちPANのみを混合した場合はLOIが低下しP
VCのみを混合した場合は染色性を低下せしめるが、P
(VC−AN)を適当量混合するとLOIはP−MPI
A単独と同じかそれ以上、染色性は非常に優れたものが
得られるのである。
P(VC−AN)が良好な混合をするのか、その理由は
定かではない。
P(VC−AN)はPMPIAと完全に相溶しているの
ではない。
位相差顕微鏡による相分離の結果生じた粒子が観察され
る。
しかし、その数はPAN、PVC/P−MPIA混合ド
ープよりもはるかに少ない。
多分、顕微鏡観察(100から400倍)では認められ
ないほどの微粒子の分散物が主体をなしているのであろ
う。
この為、ドープは長時間安定であり、曳糸性も優れてい
ると考えられる。
これは重合体同志が相分離を生じても、わずかに向上し
た 面の相溶性がドープ糸の安定性を著しく向上するた
めであると考えられる Europian Polym
er Jou−rnal 9(10)1063−106
7(’73))P MPIA/P(VC−AN)系もそ
のような系であると考えられる。
以下実施例において具体的に説明する。
特にことわらない限り、組成比は重量比、多は重量φを
示す。
またP−MPl、u−iポリメタフェニレンイソフタル
アミド、PANはポリアクリロニトリル、PVCはポリ
塩化ビニル、P(VC−AN)は塩化ビニル−アクリロ
ニトリル共重合体を表わす。
■cは塩化ビニル、ANはアクリロニトリルを表わす。
特にことわらない限り、P−MPIAは濃硫酸中での固
有粘度(Inherent Viscosity、 1
.V、)1.92の試料を使用し、P(VC−AN)は
VC/AN=67/33でNMP中のηsP= 292
の試料を使用し、pvcはNMP中のηs P/C=
1.14のもの、PANはANに5係はどのメチルアク
リル酸エステルを共重合したもので、NMP中のηsP
/C= 1.89である試料を使用した。
但し、測定温度は30.0℃であり、1.V、−dn(
t/ to)/C1−10 ηSP/C=toxc1C−0,5g/100m11t
は粘度測定溶液の粘度前落下時間、toは溶媒の落下時
間である。
実施例 I P (VC−AN ) 、PANlPVC(!: P−
MPIAを粉末の状態で均一に混合し、0℃のNMPを
加えてスラリーとなし、1oo77il用のセパラフル
フラスコ中で直径25cmの四つ葉型スクリューを二連
となした撹拌翼を使用して150 rpm、 70’C
115時間撹拌した。
それぞれの重合体粉末の粒度は40メツシュ以上であり
、それぞれの混合試料の撹拌効率はほとんど同じである
表Iにそれぞれの混合試料の混合割合、撹拌停止直後の
肉眼観察、顕微鏡観察、曳糸性、撹拌を停止して70’
Cに15時間放置後の肉眼観察、顕微鏡観察、曳糸性、
及び顕微鏡観察に於て直径20μに成長した粒子が見い
出される撹拌停止後の時間t(hr)を示す。
表1によると、明らかにP(VC−AN)とP−MP
I A(7)相溶性は他の組み合せよりも優れている。
PAN、PVCはP−MPIAと相溶性が悪いにもか5
わらずVCとANの共重合体はP−MPIAと相溶性が
優れている。
実施例 2 実施例1と同様にして調製したP−MPI人/P(、V
C−AN ) /NMP = 1515/80.10
//10/80,5/15/80の各組成(重量比)*
のドープを80’Cで5時間撹拌後80℃で、2日坤間
撹拌なしで放置し孔径0.1 mrtt、孔数40のノ
ズルを通して90℃の40重量係塩化カルシウム水溶液
へ2m/minの吐出速度で押し出し4 m /min
の巻取り速度で巻取り、3mはど室温で水洗し続いて8
0’Cの温水浴中で3.5倍延伸した後300℃で1.
5倍延伸しllがら熱処理した。
紡糸調子は各ドープとも良好であり、5時間以上単糸切
れもなく紡糸出来た。
各組成ドープから得られた糸の糸質は表2の如くである
比較例 実施例1と同様にして調製したP−MPIA/PAN/
NMP=1515/80110/10/80.5/15
/80;P−MPIA/PVC/NMP1515/80
,10/10/80,5/15/80の各組成(重量比
)のドープを撹拌終了後直ちに紡糸した。
紡糸条件は実施例2と同じである。との組成のドープも
紡糸開始後約2時間は比較的安定に紡糸出来たが、紡糸
約5時間後にはノズル詰り、糸むら発生が激しくなり、
20μの粒子が観察される時間tと対応していることが
分る。
実施例 3 実施例1と同様にして調製した。
P−MPIA/P(VC−AN)/DMAC=1515
/80110/10/80,5/15/80の各組成の
ドープを、撹拌停止後5時間、70℃に放置した後75
℃の40重量饅塩化カルシウム水溶液へ吐出し湿式紡糸
した。
他の紡糸条件は実施例2と同様である。
各ドープとも紡糸は7時間以上順調に行なわれた。
実施例 4 実施例2と同様の条件でP−MPIA/P (V CA
N)(但しVC/AN=33/67、μsP/C=1.
50(NMP))/NMP=1515/80゜10/I
Q/80,5/15/80の各組成のドープを紡糸した
各ドープとも10時間以上安定に紡糸出来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 OO 1少なくとも次式の単位−C−R−C− HHOH 1// N−R’−N−、−C−R−N−C式中R,R’及びR
    〃は同一でも異なってもよく、且っ2価の基を表わし、
    重合体中の基R,R’及びR″の全体の少くとも85モ
    ルeはメタ配位のフェニレン基からなっている〕からな
    る群より選択された反復単位から実質的になる全芳香族
    ポリアミドと、少なくとも次式の単位−CH2−CH=
    1 CH2−CH−からなる群より選択された反復N 単位から実質的になる塩化ビニル−アクリロニトリル共
    重合体(但し式−CH2−CH−の単位と式(J’ CH2−CH−の単位の組成の重量比は9:1かN ら1:9の範囲にある)をN、N’−ジメチルアセトア
    ミド、N−メチルピロリドン及びN 、N’−ジメチル
    ホルムアミドから選ばれた少なくとも1種のアミド系溶
    媒に溶解した重合体溶液。
JP1875775A 1975-02-17 1975-02-17 ジユウゴウタイヨウエキ Expired JPS5845466B2 (ja)

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JPS5193955A JPS5193955A (ja) 1976-08-18
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6378764U (ja) * 1986-11-12 1988-05-25

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JPS6378764U (ja) * 1986-11-12 1988-05-25

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