JPS5845358A - 軽水炉用炉心の部材 - Google Patents
軽水炉用炉心の部材Info
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- JPS5845358A JPS5845358A JP56141034A JP14103481A JPS5845358A JP S5845358 A JPS5845358 A JP S5845358A JP 56141034 A JP56141034 A JP 56141034A JP 14103481 A JP14103481 A JP 14103481A JP S5845358 A JPS5845358 A JP S5845358A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- nuclear reactor
- stainless steel
- neutron irradiation
- irradiation
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原子炉炉心に係り、特に中性子照射を受ける炉
心部の機器部品類の脆化を防止するのに好適な原子炉炉
心に関する。
心部の機器部品類の脆化を防止するのに好適な原子炉炉
心に関する。
従来、軽水炉炉心の機器部品には主として、5US30
4が使用されている。原子炉の運転期間中、炉心部の機
器部品は中性子照射を受けるので機器部品材料は耐照射
性に優れ脆化しにくいものが望まれている。
4が使用されている。原子炉の運転期間中、炉心部の機
器部品は中性子照射を受けるので機器部品材料は耐照射
性に優れ脆化しにくいものが望まれている。
本発明の目的は、中性子照射に対し、耐照射性に優れ、
脆化しにく一機器部品を備えた原子炉炉心を提供するこ
とにある。
脆化しにく一機器部品を備えた原子炉炉心を提供するこ
とにある。
本発明者らは、1023n/m2(0,1)Me V
)以上の中性子照射を受けると、5US304の伸びは
中性子照射を受けない部分より小さくなることから、5
US304に代わる耐中性子照射性の材料について鋭意
検討する過程において、ステンレス鋼の中性子照射によ
る脆化は主としてステンレス鋼中に中性子照射によって
形成される転位ループに起因することに着目し、重量比
でC:0.03%以下、Neo、os〜0.15%含有
するオーステナイト系ステンレス鋼を用いることによっ
て中性子照射による転位ループの形成を抑制するように
したものである。
)以上の中性子照射を受けると、5US304の伸びは
中性子照射を受けない部分より小さくなることから、5
US304に代わる耐中性子照射性の材料について鋭意
検討する過程において、ステンレス鋼の中性子照射によ
る脆化は主としてステンレス鋼中に中性子照射によって
形成される転位ループに起因することに着目し、重量比
でC:0.03%以下、Neo、os〜0.15%含有
するオーステナイト系ステンレス鋼を用いることによっ
て中性子照射による転位ループの形成を抑制するように
したものである。
本発明において、上記のオーステナイト系ステンレス鋼
は原子炉炉心部内で中性子馬対を受ける機器部品の材料
となる。ここで上記オーステナイト系ステンレス鋼で作
製される機器部品は、中性子照射を受ける個所に配置さ
れる機器部品の全てに限る必要はなく、特に中性子照射
量が多い個所に配置される機器部品であってもよい。
は原子炉炉心部内で中性子馬対を受ける機器部品の材料
となる。ここで上記オーステナイト系ステンレス鋼で作
製される機器部品は、中性子照射を受ける個所に配置さ
れる機器部品の全てに限る必要はなく、特に中性子照射
量が多い個所に配置される機器部品であってもよい。
このような機器部品としては、例えば従来原子炉炉心に
用いられている5US304の場合、10”’ n/m
2 (0,1Me V )以上の中性子照射を受けると
伸びが小さくなるので、このような事態が発生しやすい
場所、すなわち中性子照射を1023n/m2()o、
IM e V )以上受ける場所に放置される機器部品
を挙げることができる。
用いられている5US304の場合、10”’ n/m
2 (0,1Me V )以上の中性子照射を受けると
伸びが小さくなるので、このような事態が発生しやすい
場所、すなわち中性子照射を1023n/m2()o、
IM e V )以上受ける場所に放置される機器部品
を挙げることができる。
第1図はBWR型原子炉炉心部の概略断面図であって、
図中、■は中性子源パイプ、2は炉心支持体、3は中性
子計装管、4は制御棒を示し、これらの機器部品の中性
子照射量が多いのでこれらを重量比にてC:0.03%
以下、N:0.05〜0.15%含有するオーステナイ
ト系ステンレス鋼で作製することができる。図中1〜4
で示す機器部品の他にこれらの機器部品間に介在する細
いパーツ等も上記オーステナイト系ステンレス鋼で作製
することができる。
図中、■は中性子源パイプ、2は炉心支持体、3は中性
子計装管、4は制御棒を示し、これらの機器部品の中性
子照射量が多いのでこれらを重量比にてC:0.03%
以下、N:0.05〜0.15%含有するオーステナイ
ト系ステンレス鋼で作製することができる。図中1〜4
で示す機器部品の他にこれらの機器部品間に介在する細
いパーツ等も上記オーステナイト系ステンレス鋼で作製
することができる。
オーステナイト系ステンレス鋼中、CおよびNはそれぞ
れ重量比で0.03%以下および0.05〜0.15%
含有される。
れ重量比で0.03%以下および0.05〜0.15%
含有される。
Cの含有量が0.03%を超えると、機器部品の耐SC
C性が低下するので避けるべきである。Nの含有量が0
.05%よりも少ないと、転位ループ生成抑制の効果が
少なく、シタがって耐中性子照射性が改善されず機器部
品の脆化のおそれがある。
C性が低下するので避けるべきである。Nの含有量が0
.05%よりも少ないと、転位ループ生成抑制の効果が
少なく、シタがって耐中性子照射性が改善されず機器部
品の脆化のおそれがある。
−万N含有量が0.05%を超えると含有量の増大につ
れて耐中性子照射性が向上するが、Nの含有量が0,1
5%を超えると、窒化物析出の危険性がある。
れて耐中性子照射性が向上するが、Nの含有量が0,1
5%を超えると、窒化物析出の危険性がある。
本発明においてオーステナイト系ステンレス鋼中にはN
の他に重量比でCr:15〜20%。
の他に重量比でCr:15〜20%。
Ni:10〜15%、MO:2.0〜3.0含有させる
ことによって耐中性子照射性を向上させることが望まし
い。
ことによって耐中性子照射性を向上させることが望まし
い。
Crの含有量が15%よりも少ない′と強度および耐高
温酸化性が低下し、かつγ相の生成により不安定となる
。一方Crの含有量が20%を超えると、耐中性子照射
性が低下する。
温酸化性が低下し、かつγ相の生成により不安定となる
。一方Crの含有量が20%を超えると、耐中性子照射
性が低下する。
また耐腐食性を向上させる観点から、N:を10%以上
含有することが望捷しいが、過度のNiは中性子照射に
よる機器部品の脆化の危険性もあるのでN:含有量は1
0〜15%がよい。さらに機器部品の強度向上、照射ス
エリング性の改善の見地からMOを2.0〜3.0%含
有させることができる。
含有することが望捷しいが、過度のNiは中性子照射に
よる機器部品の脆化の危険性もあるのでN:含有量は1
0〜15%がよい。さらに機器部品の強度向上、照射ス
エリング性の改善の見地からMOを2.0〜3.0%含
有させることができる。
以下、本発明の一実施例を説明する。
第1表は実験に使用した試料の化学成分を示し、−厘1
が本発明の部品材料で&2は比較材である。
が本発明の部品材料で&2は比較材である。
窒素量が犬きく異なる以外他の成分量はほぼ同一である
。
。
第 1 表
(表中、数値は重量%を表わす)
試料は、それぞれ105011rで15分間溶体化処理
した後、超高圧電子顕微値(加速電圧IMV)内での電
子照射を行った。第2図(A)、(B)は試料扁1.扁
2について500CでI X 1027n/m2の中性
子照射に相当する照射を照射速度4.8 X 10”
e/see (2,2X I Q−3dpa/5ec
)で与えた時の転位ループの形成を示している。窒素の
含有量の多いJf51〔第1図(A)〕は、&2〔第1
図(B)〕にくらべて転位ルコプの成長が著しく少なく
、脆化量力5小さいことを示している。
した後、超高圧電子顕微値(加速電圧IMV)内での電
子照射を行った。第2図(A)、(B)は試料扁1.扁
2について500CでI X 1027n/m2の中性
子照射に相当する照射を照射速度4.8 X 10”
e/see (2,2X I Q−3dpa/5ec
)で与えた時の転位ループの形成を示している。窒素の
含有量の多いJf51〔第1図(A)〕は、&2〔第1
図(B)〕にくらべて転位ルコプの成長が著しく少なく
、脆化量力5小さいことを示している。
第3図および第4図はそれぞれ照射温度550Cおよび
照射温度470Cのときの転位ループの成長と照射量の
関係を示しており、照射温度が470Cおよび550C
のいずれの場合も試料名1では転位ループの成長が抑制
されること?示している。′したがって、対−ステナイ
ト系ステンレス鋼中ニ窒素を添加することによつマ、中
性子照射による脆化を抑制できることがわかる。
照射温度470Cのときの転位ループの成長と照射量の
関係を示しており、照射温度が470Cおよび550C
のいずれの場合も試料名1では転位ループの成長が抑制
されること?示している。′したがって、対−ステナイ
ト系ステンレス鋼中ニ窒素を添加することによつマ、中
性子照射による脆化を抑制できることがわかる。
本発明によれば、原子炉炉心部内の中性子照射を受ける
機器部品材料の照射脆化を著しく抑制することができる
ので、原子炉炉心の信頼性が向上し、機器部品の長寿命
化を図ることができる。
機器部品材料の照射脆化を著しく抑制することができる
ので、原子炉炉心の信頼性が向上し、機器部品の長寿命
化を図ることができる。
第1図は本発明の一例を示す原子炉炉内構造を示す概略
断面図、第2図(A)、(B)は中性子照射による転位
ループの形成状態を示す試料断面の電子顕微債写真、第
3図および第4図はそれぞれ照射温度が470t:およ
び500Cにおける転位ループの成長と中性子照射量と
の関係を示す図である。
断面図、第2図(A)、(B)は中性子照射による転位
ループの形成状態を示す試料断面の電子顕微債写真、第
3図および第4図はそれぞれ照射温度が470t:およ
び500Cにおける転位ループの成長と中性子照射量と
の関係を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、重量比で、C:0.03%以下、N:0.05〜0
.15%、含有するオーステナイト系ステンレス鋼で作
製された機器部品を中性子照射を受ける炉心部内に備え
たことを特徴とする原子炉炉心。 2、オーステナイト系ステンレス鋼が、重量比でC:0
.03%以下、 N : 0.05〜0.15%、Cr
:15〜20%、Ni:to〜15%、MO:2、0〜
3.0%含有することを特徴とする特許請求の範囲側1
項記載の原子炉炉心。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56141034A JPS5845358A (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | 軽水炉用炉心の部材 |
US06/358,211 US4560407A (en) | 1981-03-20 | 1982-03-15 | Alloy for use in a radioactive ray environment and reactor core members |
DE8282301404T DE3272417D1 (en) | 1981-03-20 | 1982-03-18 | Alloy suitable for use in a radioactive radiation environment and a reactor core component formed therefrom |
EP82301404A EP0067501B2 (en) | 1981-03-20 | 1982-03-18 | Alloy suitable for use in a radioactive radiation environment and a reactor core component formed therefrom |
CA000398877A CA1194711A (en) | 1981-03-20 | 1982-03-19 | Alloy for use in a radioactive ray environment and reactor core members |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56141034A JPS5845358A (ja) | 1981-09-09 | 1981-09-09 | 軽水炉用炉心の部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5845358A true JPS5845358A (ja) | 1983-03-16 |
JPS6214026B2 JPS6214026B2 (ja) | 1987-03-31 |
Family
ID=15282681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56141034A Granted JPS5845358A (ja) | 1981-03-20 | 1981-09-09 | 軽水炉用炉心の部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845358A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55107762A (en) * | 1979-02-08 | 1980-08-19 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Austenitic stainless steel having superior stress corrosion carcking resistance and corrosion resistance to oxidizing acid |
-
1981
- 1981-09-09 JP JP56141034A patent/JPS5845358A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55107762A (en) * | 1979-02-08 | 1980-08-19 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Austenitic stainless steel having superior stress corrosion carcking resistance and corrosion resistance to oxidizing acid |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6214026B2 (ja) | 1987-03-31 |
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