JPS5844691Y2 - フアクシミリ トランシ−バ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は送信原稿の自動給送手段として自動給紙装置を
用いるファクシミリトランシーバに関する。

一般に、ファクシミリ受信装置は通常１サイズのロール
記録紙を用いて受信記録を行っているため受信記録媒体
としての記録紙の適用範囲は、そのサイズあるいは紙質
等の面からごく限られたものであった。

例えば■ Ａ−４サイズのロール記録紙がセットされて
おり、あらかじめＡ−５サイズの原稿のみを送信すると
わかっているので、受信側でもＡ−５サイズで受けたい
場合。

■ インクジェット記録等の普通紙記録ができるファク
シミリ受信装置において、あらかじめ内蔵されている記
録紙よりも紙質のよい記録紙で受信したい場合、逆に紙
質が劣っても安価な記録紙で受信したい場合、あるいは
特殊な着色紙、フォーマット紙で受信したい場合。

■ 通電感熱記録１．感熱記録、放電破壊記録等を採用
したファクシミリトランシーバにおいて黒色以外の青色
あるいは赤色の発色記録紙を使用したい場合 等がある。

本考案はこのような要望を満足せしめるファクシミリト
ランシーバを提供することを目的としたものであって、
特に原稿の自動給紙装置を有するファクシミリトランシ
ーバにおいて、この自動給紙装置を記録紙の自動給紙と
しても利用し、上記のような記録紙をあらかじめセット
しておくことにより、所望の記録紙で受信記録ができる
ようにしたものである。

以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて詳細に説明
する。

図面は本考案の一実施例におけるファクシミリトランシ
ーバの概略構成図である。

図において、１はロール状記録紙、２，３．４は紙給送
用駆動ローラであり、２１ｔ ３／、４’はそれぞれの
ピンチローラである。

５はカッターで゛、回転刃５ａと固定刃５ｂとから構成
されており、ロール状記録紙を所定のサイズにカットす
るものである。

６は回転ドラムで、送信期および受信時に主走査回転を
行なう。

７は用紙の前端クランプバー、８は後端クランプバーで
あり、ここでは詳述しないが他の適当な手段により制御
され、原稿あるいは記録紙を自動的にクランプもしくは
解放を行う。

９および１０は送信あるいは受信が終了し、クランプバ
ー７および８が解放されると、直ちに回転してドラム６
に巻き付いている原稿あるいは記録紙を引き剥して排出
するローラである。

１３はゴム等の高摩擦抵抗を有する部材によって、その
周面を形成した繰り出しローラであり、１２はこのロー
ラ１３にバネ板１１で押圧されているゴム等の高摩擦抵
抗部材で形成されている舌状片である。

したがって、原稿あるいは記録紙が、このローラ１３と
舌状片１２の間に介在すると、これら相互間の摩擦係数
差によって順次１枚づつ選別されて自動的に給紙される
。

２０は原稿あるいは記録紙２１の積載台である。

以上説明したものは、従来のファクシミリトランシーバ
の基本構成であり、送信時には積載台２０に積み重ねら
れた多数の原稿が順次１枚づつ舌状片１２と繰り出しロ
ーラ１３によって選別されてローラ４，４′を経て、ド
ラム６のクランプバー７および８によって両端がクラン
プされ、送信走査されるものである。

また、受信時には、ロール状記録紙１は、ローラ２，２
’、３．３’および４，４′で給送されて前述と同様に
ドラム６に装着されて受信走査される。

１４は積載台２０の一部に設けられた透孔２０ ａを通
して積載台２０上の記録紙２１の有無を検出する検出器
であり、その検出出力信号はアンドゲート回路１６の一
方の入力端子に印加される。

アンドゲート回路１６の他方の入力端子には自動給紙装
置に積載された単葉記録紙、すなわち特殊なフォーマッ
ト記録紙、着色記録紙、所望サイズの記録紙等を使用す
る場合に使用するための単葉記録紙用スイッチ１５の出
力信号が印加される。

そして、アンドゲート回路１６の出力信号はローラ駆動
制御回路１７に印加され、送信系と受信系のローラ系の
自動切換えを行うものである。

いま、送信系の自動給紙装置の積載台２０に所望の記録
紙を積載し、単葉記録紙用スイッチ１５をＯＮとし、そ
の出力信号をアンドゲート回路１６に印加する。

一方、検出器１４も積載台２０上に記録紙が積載されて
いることを検出し、その検出信号をアンドゲート回路１
６に印加し、アンドゲート回路１６より出力信号を出力
させる。

ローラ駆動制御回路１７では、この出力信号によって受
信時でも送信系のローラのみを駆動させて自動給紙装置
から記録紙を供給するように駆動制御する。

また、自動給紙装置に記録紙がなくなった場合、あるい
はスイッチ１５をＯＦＦとした場合は、ローラ駆動制御
回路１７はロール記録紙１を供給するように受信系のロ
ーラを駆動制御する。

したがって、本考案によれば、自動給紙装置を有するフ
ァクシミリトランシーバにおいて、自動給紙装置内の用
紙の有無を検出する検出器と、受信時においても自動給
紙装置内の用紙を給紙するように指定するスイッチと、
この検出器とスイッチの岡山力信号によって送信系と受
信系のローラ駆動制御を行うローラ駆動制御回路とを備
えているので、あらかじめセットされている以外の多種
多様の記録紙を利用することができ、ファクシミリトラ
ンシーバの利用拡大をはかることができる。

さらに、自動給紙装置にあらかじめセットされている記
録紙と同じ種類の単葉記録紙であっても、それだけ内蔵
する記録紙量の増加となるがら、夜間等の不在者受信の
場合でも多量のファクシミリ受信を受けることができ、
また、自動給紙装置内に記録紙がなくなった場合でも、
自動的に通常セットされている受信系の記録紙を供給す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面に本考案によるファクシミリトランシーバの一実施
例を示す概略構成図である。 １・・・・・・ロール記録紙、２．２’、３．３’、４
．４’・・・・・・ローラ、６・・・・・・ドラム、１
２・・・・・・舌状片、１３・・・・・・繰り出しロー
ラ、１４・・・・・・検出器、１５・・・・・・単葉記
録紙用スイッチ、１６・・・・・・アンドゲート回路、
１７・・・・・・ローラ駆動制御回路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 載置された単葉紙を読取部あるいは記録部に選択的に供
   給可能な第１の用紙供給手段と、前記第１の用紙供給手
   段における前記単葉紙の有無を検知する検知手段と、前
   記第１の用紙供給手段の作動を指定するスイッチと、受
   信記録紙を前記記録部に供給する第２の用紙供給手段と
   、前記スイッチの出力と前記検知手段の出力とを入力し
   、前記スイッチの出力が前記指定状態であり、且つ、前
   記検知手段の出力が前記単葉紙の存在を検知した状態で
   ある場合にのみ受信時に前記第１の用紙供給手段によっ
   て前記単葉紙を前記記録部に供給させる制御手段とを具
   備するファクシミリトランシーツ〈。