JPS5844578B2 - 板状材料用輸送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、板状材料、特に、石こう板を、その底形に関
連して乾燥装置へ送り、これを通過させ、これから引出
し、この場合、板をある程度浮遊状態に保持するために
少なくとも部分的な吹出し機構ないしは吸引機構並びに
板の前進のための堆進装置が設けられている輸送装置に
関するものである０ 例えば、石こう板がその成形に関連して１個又は多数の
コンベヤベルト輸送装置によって、特に、乾燥装置を通
過させて輸送し、この場合、石こう板が、特に、厚紙製
の被覆によって保護され、比較的簡単に取扱われること
のできるようにすることは、既に公知である。

しかも、この場合、板を裏返すことも可能となっている
。

しかしながら、敏感な板状の材料の場合には、このよう
な公知の輸送装置は使用することができない。

なぜならば、この装置は、このような敏感な材料を損傷
するからである。

特に、このことは、外部の厚紙被覆のない新しい種類の
石こう板に当てはまるこ″とである。

この石こう板は、底形の際に表面に模様を設けられてお
り、この表面は、無論、成形直後のまだ硬化しでいない
状態においては、損傷を受けないように保護しなければ
ならない。

このような板の裏返し、又は、通常のコンベヤベルトに
よる輸送は、無論この損害無しに行なうことは不可能で
ある。

本発明は、例えば、上記のガラス繊維によって補強され
た石こう板のような非常に敏感な板の輸送に適している
輸送装置を得ることを課題とするものである。

この課題は、本発明によると、上記の種類の輸送装置が
、特許請求の範囲第１項の特徴項の記載に従って作られ
ることによって解決される。

以下、本発明を添附図面に基づいて説明する。

第１及び２図に示された輸送装置は、４個の主な領域を
有している。

すなかち、１によって示された受領領域、分配領域■、
乾燥領域■及び取出し領域■である。

第３図に示された増進ユニットは、領域Ｉ及び■の上に
延びている。

熱論任意の個数を有することのできるとの増進ユニット
は、輸送方向に対して直角に延びている多数の吸引箱１
を有しており、この吸引箱１は、下側上に穴あ°けされ
、また、水平に配置されている。

吸引箱１は、好適には、群として分配ダクト２及び３を
介して送風機４に接続されるようにし、この送風機４が
吸引箱１内に負圧を生成するようにする。

分配ダクト２と３との間の移行部は、弁５ないしは６に
よって交互に閉鎖及び開放が可能であるようにし、それ
と共に送風機４への主導ダクトが、弁７によって閉鎖可
能であるようにすることが望ましい。

吸引箱１の間には、同様に水平に且つ吸引箱に対して平
行に配置された推進ローラ８が延びているが、これらの
ローラ８は、共通の鎖駆動装置９又は同様のものによっ
て駆動されることができるようになっている。

第４図から分かるように、推進ローラ８の下側は、吸引
箱１の下側よりもやや低いレベルにある。

このようにして、板１０は吸引箱１の下側に強固に吸引
されることなく、推進ローラ８が板１０によって押圧さ
れる間、吸引箱１から常に１ないし数間離されているよ
うにする。

しかしながら、板１０と吸引箱１との間のこのわずかな
間隔は、板１０との満足な固持を可能とし、従って板１
０はこの固持の間に推進ローラ８によって前夫に輸送さ
れる。

特に、板１０がある間隔を有して相前後して輸送される
時には、例えば、第３図に示されるように、最初に弁５
だけを開放し、−力、弁６は閉じたままとしておくこと
が有利である。

１枚の板１０が、例えば、はぼ半分が吸引箱の群に重な
るや否や、弁６が開放され、−力、弁５は閉鎖される。

このようにして、より小さなエネルギーを消費する送風
機４が、その他の点では同一の利点を有して、組込まれ
ることができるようにする。

また、これによって、ある程度の換気上の問題その他の
問題も回避されることもできる。

群の隣接する２個の吸引箱を相互に連結し、又は、場合
によっては交代し、これによって、個々の群の間におけ
る有利な移行の行なわれるようにすることが有利である
かも知れない。

無論、種々の位置に光電池又はリミットスイッチが配置
され、これによって、例えば、その都度板１０の上方に
ある吸引箱１だけが負圧に置かれるようにされるように
することもできる。

領域１においては、吸引箱１の下方の空間は完全に開放
されているが、この空間は、例えば、単に主弁７が操作
されて吸引箱１内の負圧がしゃ断され、板１０がその自
重によって開口又は同様のもの（図示されていない）の
中に、搬出のため、あるいは、再生材料として利用する
ために落下させるようにして、損傷を受けて到着した板
を分離するために利用されることもできる。

■によって示された領域内においても、板１０は、第３
図に示されたように輸送される。

しかしながら、この領域においては、吸引箱の下部に少
なくとも１個の分配テーブルがあるが、このテーブルは
、例えば、横力向に相並んでいる３個の板の受取りを許
すようにしている。

第１及び第２図に示される実症例においては、分配テー
ブル１１と吸引箱１との間における相対運動は、テーブ
ル１１は固定のままとし、吸引箱を支持しているフレー
ムを、第２図において破線で示された位置と、実線で示
された位置との間を、床面に設置されたレールの上を、
吸引箱支持フレームの脚の底部に取付けられた車輪を介
して、板１０の輸送力向に対して直角方向に順次動かす
ことによって板１０が各吸引箱１２に吸引されたままそ
れらの下方にある分配テーブル１１の上方に輸送される
ようにして行なわれるが（第２図に示す実線位置）、シ
かしながら、希望される相対運動は、ある場合には、分
配テーブルを横力向に動かすことによっても与えられる
こともできる。

このようにして、１枚の板の受取りの後に、テーブルは
対応して側方に変移され、これによって、テーブルが第
二の板、その後、第三の板を受取ることができるように
するＯ 板が分配テーブル１１の上の希望の位置にあると、例え
ば、弁７又は対応する他の弁が閉鎖され、これによって
、吸引作用が減少され、又は、止められ、板は分配テー
ブルの上に落下するようにする。

分配テーブル１１は、穴あけされた上面を有しており、
例えば、多数の吹出し箱１２の形の穴あけされた表面を
有しており、従って、これらの穴を経て空気が落下しつ
つある板の下面に吹付けられ、従って、板は分配テーブ
ルに瞬時も接触すること無く、この上に浮遊しつつ保持
される。

板を側部方向に案内するために、長手方向に延びている
バー１３（第６図）があり、これらのバー１３は領域■
及び場合によっては領域■まで続くこともできる。

板は分配テーブルから領域■に、例えば、空気作動の推
進シリンダ１４（第６図）によって対応して推進される
ことによって到達する。

領域■内には、吹出し箱１５ないし１６が、板１０の上
側並びに下側にある。

板１０に、それぞれ、向いている吹出し箱１５．１６の
側は、穴１７ないしは１８（第８図）を設けられている
。

推奨実施形態においでは、吹出し箱は、輸送力向に対し
て直角に延びている長く延びているくさび状の中空箱と
して実施され、この場合、相互に向かい合っている側は
水平位置を採り、−力、互いに離れている側は、吹込み
端部から互いに向き合うように収れんしている。

従って、吹出し空気は、好適に分割されて導入される。

吹出し箱は群に相並んで配置されることができる。

上あの吹出し箱１５、又は、それらの群の間には輸送ロ
ーラ１９が配置されているが、これらのローラ１９は、
推奨実施形態においては、剛毛ローラとして実施される
。

しかも、板の長手方向の各線の領域が、第７及び８図に
示されるように、１個の剛毛車輪を附属されることがで
きる。

このようにして、板の弾性的な、特別に有利な支承並ひ
に問題の無い輸送が達成され、従って、この場合、剛毛
車輪は板の裏面を押圧し、−力、板の精巧な側は下方に
向けられ、下方の吹出し箱１６の空気クッション上に浮
ぶ。

上方及び下方の吹出し箱１５と１６との間のすきまを、
吹込み端部においてシールロッド又は同様のもの２０に
よって被覆することが有利である。

これによって、吹出し箱のくさび状の実施形態と相持っ
て、穴からの輸送軌道の金山の上への一様な空気の流出
が広範に保証される。

第６図から分かるように、剛毛ローラ１９は鎖駆動装置
又は同様のもの２１によって駆動される。

乾燥領域■を通過した後、乾燥された板は、搬出領域■
に到達し、そこで、板は適当な方法で更に輸送され、貯
蔵され、又は、他の方法で処理される。

上に説明した且つ図面に示された実施形態は、単に限定
されるものではない実施例であるものとして考えるべき
で、この実施形態は本発明の要旨内において任意に変更
され、補足される。

従って、乾燥領域■においては、上方の吹出し箱１５は
、たとえ、その設置は迅速な乾燥を保証するとしても、
必ずしも必要ではない。

その代わりに、例えば、吹出しノズル又は同様のものが
設けられることもできる。

吹出し箱の代わりに、熱論吹出しノズルも設けられるこ
ともできるが、これは熱論対応してより高価となる。

吹出し箱１６においては、穴あき又はノズルを輸送方向
に傾け、これによって、このような配置によって、既に
ある程度の移動行程が達成されるようにすることも可能
である。

輸送ローラ１９は、必ずしも、剛毛車輪を設けなくても
良い。

無滴、例えば、ローラの発泡材料の被覆ないしは発泡材
料製あるいは対応する材料製の車輪又はローラも問題と
なる。

第７図に配置された剛毛車輪又は同様のものを備えた比
較的に密に配置された輸送ローラ１９の場合には、案内
バー１３は、場合によっては、省略されることもできる
。

なぜならば、既に剛毛車輪又は同様のものによって、あ
る程度の案内が、板の裏側が図示のように輪郭を付けら
れる時には、確保されるからである。

剛毛車輪又は同様のものが、相並んで横たわっている板
の間に設けられ、必要のある場合には、より大きい直径
を有するように実施され、これによって、板の相互の案
内も境界も行なわれることができるようにすることもで
きる。

乾燥領域■の内部において、輸送の間に最良の乾燥を達
成するために、吹出し箱１５．１６に対して準備された
空気を、対応して加熱することは熱論有利なことである
。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の１実施例の略図風の側面図、第２図は
その平面図、第３図は推進ユニットの斜視図、第４図は
その詳細側面図、第５図はその輸送力向に見た詳細図、
第６図は他の推進ユニットを示す部分的斜視図、第７図
はその輸送力向に見た詳細図、第８図は第７図の鎖線に
よって示された内部分の詳細図である。 １・・・・・・吸引箱、２，３・・・・・・分配ダクト
、４・・・・・・送風機、５，６，７・・・・・・弁、
８・・・・・・推進ローラ、１０・・・・・・板、１２
，１５，１６・・・・・・吹出し箱、１３・・・・・・
案内バー １４・・・・・・シリンダ、１９・・・・・
・輸送ローラ、２０・・・・・・シールバー、２１・・
・・・・鎖駆動装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 板状材料、特に、石こう板の輸送装置において、輸
   送力向に前後して上方に配置された吸引箱によって材料
   が吸引されて支持されるようになっている受領領域を有
   し、これらの吸引箱の間又はそれらのそばには材料に接
   触し材料を駆動するための推進ローラが材料に隣接する
   ような位置に配置されており、この場合、完全に開放さ
   れた空間が受領領域内の材料の径路の下方に備えられ、
   また、受領領域と直接的に連通して板状材料を輸送方向
   に対して横力向にずらせるために受領領域に対して横力
   向に相対移動可能な分配テーブルとその上に配置された
   吸引箱とから成立っている分配領域が設けられており、
   これらの吸引箱の間又はそれらのそばには受領領域の場
   合と同様に推進ローラが配置されており、更に、分配領
   域の中においては、板状材料が吹出し箱によって生成さ
   れる空気クッションによって支持されるようにしたこと
   を特徴とする輸送装置。 ２ 吸引箱が群に配置され、各群がそれ自体の送風機を
   有し、あるいは、共通の送風機に連結され、弁が吸引箱
   の作用を制御するために設けられている特許請求の範囲
   第１項記載の輸送装置。 ３ 吹出し箱が群に配置され、各群がそれ自体の送風機
   を有し、あるいは、共通の送風機に連結されている特許
   請求の範囲第１項記載の輸送装置。 ４ 吸引箱が受領領域及び分配領域の全部に延びている
   特許請求の範囲第１又は２項記載の輸送装置。 ５ 推進ローラが共通の鎖駆動装置によって駆動される
   ようになっている特許請求の範囲第１〜４項のいずれか
   に記載の輸送装置。 ６ 推進ローラの下側が横たわっている平面が、吸引箱
   の下側よりも、ややより低いレベルの上にあるようにし
   た特許請求の範囲第１〜５項のいずれかに記載の輸送装
   置。 ７ 分配領域における分配テーブルの上側が送風機から
   の空気の流出の目的のために穴あけされている特許請求
   の範囲第１〜６項のいずれかに記載の輸送装置。 ８ 分配テーブルが、多数の吹出し箱から成立′つてい
   る特許請求の範囲第７項記載の輸送装置。 ９ 吹出し箱の少なくともいくつかの開口又は同様のも
   のが、輸送力向に傾斜されている特許請求の範囲第１〜
   ８項のいずれかに記載の輸送装島