JPS5844382A - 多機能時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子時計に於ける操作方式の改良に関する。

近年水晶振動子を時間基準とし、Ｃ−ＭＯ８電子回路及
び液晶等の電気光学的表示体より構成されるデジタル電
子腕時計が普及するに至った。

しかし腕時計のごとく限られたスペースを有する装置に
於いては、その表示面積及び操作部材の数に制限があり
、その表示方式としては−っの表示部に、時刻情報や付
加機能情報等の複数の情報信号を切換表示する方式が行
われ、又操作部材としては、３〜５個の操作部材により
、表示切換、表示情報の修正、付加機能の動作制御等の
操作機能をすべてまかなう必要があった。

しかるに従来より行われている各種の操作方式は複数の
操作を一つの操作部材に兼用させることによって操作部
材の減少を行った場合は、操作のルールが複雑になって
使用者が解りにくいという欠点があり、又操作の兼用を
さけて、各操作ごとに操作部材を設ける方式は、操作部
材の数が増加することにより時計のコストアップや信頼
性の低下をきたす結果となり、いずれも一長一短を有す
るものであった。

本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、操作部材の数を減少させて時計のコ
ストダウン及び信頼性の向上を行うとともに、操作のル
ールを単純にすることにより使用者が解りやすい操作方
式を備えた電子時計を提供することにある。

上記機能時計の１つとして、音響発生装置及びアラーム
メモリ回路を備えたアラーム付電子時計が、製品化され
るにいたった。

本発明の目的は、前記アラーム付電子時計が有する、ア
ラームメモリ回路及び音響発生装置等を効果的に利用す
ることにより、さらに拡張された機能を有する機能付電
子時計を提供することである。

以下図面により本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明に於ける多機能時計の外観図であり、
１は電子時計、２はデジタル表示部であり、数字表示パ
ターンにより構成される第１表示部６、第２表示部４、
第３表示部５と、１０個のマークパターンにより構成さ
れる第４表示部６．１１個のマークパターンにより構成
される機能表示部７、秒コロン８、ＡＭ−ＰＭ表示部９
、アラームマーク１０を有し、第４表示部６を構成する
各マークに対応して、θ〜９迄の数字が、印刷されてお
り、さ−らに左側より７個のマークには、日〜土迄の曜
日文字が印刷されている。

又、見切板１１上の前記機能表示部７の各マークに対応
した位置には、各機能を表示するイニシアルマークが印
刷されている。

すなわち、前記機能表示部７の各マークに対して左側よ
り、タイムキープ（ＴＫ　）、カレンダ（ＣＡ　）、第
１アラーム（Ａ１）、第２アラーム（Ａ２）、第３アラ
ーム（Ａ３）、第４アラーム（Ａ４）、クロノグラフ（
ＣＲ）、タイマー（ＴＭ）、カウンタ（ＣＮ）、ワール
トリイム（ＷＴ）、タイムチェンジ（ＴＣ）の各イニシ
アルマークが付されており、電子時計１は、点灯状態に
あるマークに対応した機能状態に設定されている。（第
１図に於いては、ＴＫに対応したマークが点灯し、時計
機能゛状態にあることを示している。） 又、第４表示部６は、通常は、曜日文字が付された７個
のマークで曜日の表示を行い、クロノグラフ機能に於い
ては、１０個のマークにより１／１０秒単位の表示を行
う。

１２は各機能を選択する機能選択ボタン、１３は各表示
部を選択する桁選択ボタン、１４は桁選択ボタン１３に
よって選択された表示部の表示内容を修正又は設定する
修正ボタン、１５は機能選択ボタン１２によって選択さ
れた各機能を制御する機能制御ボタンである。

第２図は、第１図に示す電子時計のブロック線図であり
、２０は水晶振動子、２１は発振回路、２２は分周回路
、２６は時、分、秒の各カウンタにより構成される計時
回路、２４は月、日、曜の各カウンタにより構成される
カレンダ回路であり、前記各回路は、周知の計時装置を
構成している。

２５は音響発生装置であり、音響選択回路２６、音響駆
動回路２７、ブザー２８により構成されている。２９は
アラームメモリ装置であり、第１メモリ６０、第２メモ
リ６１、第３メモリ６２、第４メモリ３３、により構成
され、各メモリを１回動作又は固定動作に設定すること
が出来る。

３４は一致検出回路であり、前記アラームメモリ装置２
９の各メモリに設定された時刻と、前記計時回路２３の
時刻とが一致するごとに一致信号を発生して音響発生装
置２５を駆動し、警報音を発生する。

３５は機能回路装置であり、本実施例に於いては、クロ
ノグラフ、タイマー、カウンタ、ワールドタイムの各機
能に切替設定することが出来る。

６６は表示切換回路であり、前記計時回路２３、カレン
ダ回路２４、アラームメモリ装置２９及び機能回路装置
３５の内容を、デジタル表示部２に切換表示する。

６７は機能選択回路であり、前記機能選択ボタン１２に
よって制御される機能選択スイッチ１２′の操作信号に
よって、シフトされ、前記機能表示部７に対応した機能
端子（ＴＫ）〜（ＴＣ）を順次選択指定する。さらに機
能選択回路６７０指定機能のうち、（ＣＡ）、（Ａ１）
、（Ａ２）、（Ａ３）、（Ａ４）、（ＷＴ）、（ＴＣ）
は、指定後一定時間を経過すると、点線で示すごとく（
ＴＫ）機能ポジションへ復帰する。

３８は桁選択回路であり、前記桁選択ボタン１６によっ
て制御される桁選択スイッチ１６′の操作信号によって
シフトされ、前記デジタル表示部２の各表示部に対する
桁選端子（Ｄｌ）〜（Ｄ４）を順次選択指定する。そし
て各選択ポジションは、指定後一定時間経過すると点線
で示すごとく、通常表示ポジション（ＮＤ）に復帰する
。

尚桁選択回路３８に於いて、通常表示端子（ＮＤ）が指
定されている時は、デジタル表示部２を構成するすべて
の表示部は、通常な表示状態にあり、（Ｄｌ）端子が指
定されると、第１表示部６が修正可能状態となり、フラ
ッシング表示を行う。同様にして、（Ｄ２）端子が指定
されると、第２表示部４が、（Ｄ３）端子が指定される
と第３表示部５が、（Ｄ４）端子が指定されると、第４
表示部６がそれぞれ修正可能状態となる。

６９は修正パルス発生回路であり、前記修正ボタン１°
４によって制御される修正スイッチ１４′の操作ごとに
修正パルスＰｃを発生し、前記桁選択回路６８によって
指定された表示部の表示内容を修正又は設定する。

４０は機能制御パルス発生回路であり、前記機能制御ボ
タン１５によって制御される機能制御スイッチ１５の操
作ごとに機能制御パルスＰｆを発生し、機能選択回路３
７によって選択された各機能の制御を行う。

尚、機能選択回路６７、桁選択回路６８、修正パルス発
生回路６９、機能制御パルス発生回路４０の各出力端子
は、図示するごと（各回路装置へと接続されており、機
能選択回路６７の各出力端子により、表示切換回路３６
は、表示機能の切換を行い、機能回路装置３５、アラー
ムメモリ装置２９、計時回路２３、カレンダ回路２４は
それぞれ動作モードが指定され、さらに音響選択回路２
６は各機能に対応して異った音を発生する。

又、桁選択回路３８の出力端子により、計時回路２６、
カレンダ回路２４及び機能回路装置３５に於けるワール
ドタイム機能の修正桁が指定され、又、アラームメモリ
装置２９の各メモリ及び機能回路装置３５に於けるタイ
マー機能の設定桁が指定される。

次に上記構成に於ける電子時計の動作を各機能ごとに説
明する。

まず、第１機能であるタイムキープ状態は機能選択回路
６７が、（ＴＫ）端子を指定しているため、表示切換回
路６６によって計時回路２３の内容がデジタル表示部２
に選択され、第１図に示すごとく機能表示部７はＴＫに
対応したマークのみが点灯されてタイムキープ状態であ
ることを明示すると共に、第１表示部３には時、第２表
示部４には分、第３表示部５には秒、第４表示部６には
曜日が表示されている。

この状態に於いては、桁選択ボタン１６、修正ボタン１
４、機能制御ボタン１５は、なんの機能も果たさない。

第２機能のカレンダは、機能選択ボタン１２を１回操作
することにより指定される。すなわち、機能選択スイッ
チによって機能選択回路３７が、（ＣＡ）端子を指定し
、表示切換回路３６は、カレンダ回路２４の内容を選択
するため機能表示部７は、（ＣＡ）に対応したマークの
みを点灯し、第１表示部６には月、第２表示部４には日
、第３表示部５には年、第４表示部６には曜日がそれぞ
れ表示される。この状態では、機能選択回路６７の（Ｃ
Ａ）端子によってカレンダ回路２４が指定状態にあるた
め、桁選択ボタン１６の操作によってシフトする桁選択
回路３８の各出力端子（Ｄｌ）（Ｄ２）（Ｄ３）（Ｄ４
）によって、カレンダ回１１２ｔ２４が制御され、月、
日、年、曜日の順に桁選択される。そして修正ボタン１
４の操作により、選択状態にある表示部を修正すること
が出来る。

第３機能であるアラームは、（Ａ１）〜（Ａ４）の４個
のメモリ設定が可能であり、機能選択ボタン１２により
（Ａ１）から順に指定され、機能表承部７に明示される
と共に、第１表示部６に時、第２表示部４に分、ＡＭ−
ＰＭマーク９、アラームマーク１０が表示される。

この状態に於いて、桁選択ボタン１６により、第１表示
部６及び第２表示部４を桁選択し、修正ボタン１４によ
り、予定の時刻を設定することが出来る。そしてアラー
ムメモリ装置２９の各メモリに設定された時刻と計時回
路２６の時刻が一致すると、一致検出回路３４より一致
信号を発生し、音響発生装置２５より警報音を発生する
。

なお、前記警報音は、アラームメモリ装置２９より音響
選択回路２６に指定される作動アラーム信号により、各
アラーム機能（Ａ１）〜（Ａ４）ごとに異った音となる
。

さらに、前記アラームメモリ装置２９の各メモリは、各
々１回のみ動作する１回動作と毎日同じ時刻に動作する
固定動作のモード指定が可能であり、このモード指定は
、各アラーム機能の指定状態に於いて、機能制御ボタン
を操作することにより、機能制御パルス発生回路４０よ
りの機能制御パルスＰｆが、モード指定信号として、ア
ラームメモリ装置２９のモード指定端子ＰＤに加えられ
ることにより行われ、このモード指定状態は、アラーム
表示マーク１０が、１回動作モードに於いては正常表示
、固定動作モードに於いては、フラッシング表示するこ
とにより明示される。

したがって、起床時刻、出社時刻等の毎日必要とするア
ラームは、固定動作モードにすると便利であり、４個の
アラーム機能を、各モードに振り分けて使用することが
出来る。

さらに、本実施例に於いては、カレンダ回路２４より信
号をアラームメモリ装置２９の否定端子Ｎに接続するこ
とにより、前記固定動作モードを日曜日にのみ動作させ
ない方式を採用している。

第４機能のクロノグラフは、機能回路装置６５をクロノ
グラフ機能に設定すると共に、デジタル表示部２は、第
１表示部６を時、第２表示部４を分、第３表示部５を秒
、第４表示部６を１／１０秒として使用し、機能制御ボ
タン１５の操作にてスタート、ストップを行い、修正ボ
タン１４の操作により帰零動作を行う。

さらに、スタート、ストップ及び１秒計数単位ごとに、
音響発生装置２５より動作音を発生する。

第５機能のタイマーは、機能回路装置６５をタイマー機
能（減算モード）に設定すると共に、デジタル表示部２
は、第１表示部６を時、第２表示部４を分、第３表示部
５を秒、第４表示部６を１／１０秒として使用し、各表
示部に桁選択ボタン１６及び修正ボタン１４を操作して
、タイマ一時間を設定し、機能制御ボタン１５の操作に
よりタイマーのスタートを行う。

そして、前記タイマーのスタート時及び終了時には音響
発生装置２５より警報音を発生する。

第６機能のカウンタは、機能回路装置６５をカウンタ機
能（計数回路の６進、１０進変換を含む）に設定すると
共にデジタル表示部２の第１表示部６と、第２表示部４
な使用して４桁のカウンタを構成する。（第２表示部４
に対応する計数回路を、６０進からｌＯＯ進に変更する
ことにより、１２００迄の計数が可能なカウンタを構成
出来る）。

尚、操作方式はクロノ夛ラフ機能と同様に機能制御ボタ
ン１５を計数用ボタンとし、修正ボタン１４を帰零ボタ
ンとして使用する。

さらに、計数用ボタン１５を操作するごとに、音響発生
装置より警報音を発生し、動作の確認を行う。

第７機能のワールドタイムは、機能回路装置６５を通常
の時計機能に設定すると共に、デジタル表示部２は、第
１表示部６を時、第２表示部４を分、第３表示部５を秒
として使用し、桁選択ボタン１３と、修正ボタン１４と
により、前記計時回路２６と、時差分だけ異った時刻に
設定したのち、計時回路２６の入力信号である計時信号
グにより計時動作を行う。

さらに、タイムチェンジ機能に於いては、デジタル表示
部２の各表示部は、前記タイムキープ状態と同様である
が、この機能状態では、機能選択回路６７の（ＴＣ）端
子によって計時回路２６が修正状態に指定されているた
め、桁選択ボタン１３と修正ボタン１４とにより、時刻
の修正を行うことが出来る。

尚、上・記者機能のうちクロノグラフ、タイマー、カウ
ンタ以外の機能状態は、一定時間後タイムキープ機能に
復帰する時計優先方式となっている。

又、時計機能と、アラーム機能と、その他の機能とが、
それぞれ独立に動作するため、どの機能選択状態にあっ
ても、アラーム設定時刻になると、警報音を発生するこ
とが出来、しかも、機能ごとに警報音が異るため、識別
が可能となる。

上記のごとく本発明によれば、表示切換及び修正桁選択
のプログラムを適切に行うことにより操作性を妨げるこ
となく操作部材を減少させることが出来、電子時計のコ
ストダウン及び信頼性向上等に多くの効果を有する。

又、本実施例に於いては、１つのデジタル表示装置によ
りすべての機能を切換表示する方式を示したが、主表示
装置と副表示装置とを設けることにより、主表示装置に
タイムキープの常時表示を行うとともに副表示装置には
各機能の切換表示を行うとともに、常時はアラーム設定
時刻の優先表示を行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に於ける多機能時計の外観図、第２図は
第１図に示す多機能時計のブロック線図である。 １・・・・・・電子時計、２・・・・・・デジタル表示
部、１２・・・・・・機能選択ボタン、 １６・・・・・・桁選択ボタン、１４・・・・・・修正
ボタン、１５・・・・・・機能制御ボタン、２６・・・
・・・計時回路、２４・・・・・・カレンダ回路、２５
・・・・・・音響発生装置、２９・・・・・・アラーム
メモリ装置、６５・・・・・・機能回路装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）基準振動子、電子回路手段、電気−光学的表示手
   段を有し、前記電気−光学的表示手段を兼用して複数の
   付加機能動作を行う電子時計に於いて、前記複数の付加
   機能の選択状態と、時刻修正状態の呼出しを予め定めら
   れたプログラムに従って行う機能選択回路と、該機能選
   択回路を制御する機能選択スイッチと、前記機能選択回
   路の各ポジションに対応して電気−光学的表示手段に設
   けられ機能識別マークを備えることにより付加機能選択
   と、時刻修正選択とを１つのスイッチにて行なうことを
   特徴とする多機能時計。 （２、特許請求の範囲第１項記載の機能選択回路は、時
   刻修正ポジションを最終ポジションとし、かつ所定の時
   間後、初期ポジションに復帰することを特徴とする多機
   能時計。