JPS5844089B2 - 噴霧乾燥装置に於ける微粒化装置 - Google Patents
噴霧乾燥装置に於ける微粒化装置Info
- Publication number
- JPS5844089B2 JPS5844089B2 JP13916577A JP13916577A JPS5844089B2 JP S5844089 B2 JPS5844089 B2 JP S5844089B2 JP 13916577 A JP13916577 A JP 13916577A JP 13916577 A JP13916577 A JP 13916577A JP S5844089 B2 JPS5844089 B2 JP S5844089B2
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- JP
- Japan
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- outer frame
- support disk
- eccentric
- feeding
- cams
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- Expired
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
噴霧乾燥装置すなわちスプレードライヤは溶液、スラリ
ー、ペースト状の液体原料を微粒化して熱風に接触させ
ることによって瞬間的に乾燥させ、直ちに粉粒状の製品
が得られるところから化学工業の分野で多く採用されて
いる。
ー、ペースト状の液体原料を微粒化して熱風に接触させ
ることによって瞬間的に乾燥させ、直ちに粉粒状の製品
が得られるところから化学工業の分野で多く採用されて
いる。
しかし乍ら、この噴霧乾燥装置では原液を微粒化させる
装置の操作によって40〜60メツシュ程度の粉粒物は
得られるが5〜20メツシュ程度の大きな粉粒物は得ら
れないと考えられていた。
装置の操作によって40〜60メツシュ程度の粉粒物は
得られるが5〜20メツシュ程度の大きな粉粒物は得ら
れないと考えられていた。
それは原液の微粒化装置に由来する。
即ち、回転円盤型スプレーマシンを利用した遠心噴霧方
式の微粒化装置では、粒径を大きくすべく原液の濃度を
高めてスプレーマシンの回転を遅くすると、原液が雨垂
状になってしまい瞬間的乾燥が不可能となり、又ノズル
噴霧方式の微粒化装置ではノズルが詰ったり原液が雨垂
状になって同様瞬間的乾燥が不可能となるからである。
式の微粒化装置では、粒径を大きくすべく原液の濃度を
高めてスプレーマシンの回転を遅くすると、原液が雨垂
状になってしまい瞬間的乾燥が不可能となり、又ノズル
噴霧方式の微粒化装置ではノズルが詰ったり原液が雨垂
状になって同様瞬間的乾燥が不可能となるからである。
しかも、従来の微粒化装置を使用して大きな粉粒物を得
ようとすると、原液の表面張力による取方を利用して球
形に造粒する為、粉粒物の中にポーラスができてしまい
嵩密度の低いものが出来てしまう。
ようとすると、原液の表面張力による取方を利用して球
形に造粒する為、粉粒物の中にポーラスができてしまい
嵩密度の低いものが出来てしまう。
本発明は従来製造不可能と考えられていた5〜20メツ
シュ程度の大きな粉粒物が得られる噴霧乾燥装置に於け
る微粒化装置を提供せんとするものである。
シュ程度の大きな粉粒物が得られる噴霧乾燥装置に於け
る微粒化装置を提供せんとするものである。
本発明他の目的は、粉粒物の中にポーラスが無く嵩密度
の高い球形状の粉粒物を得られる装置を提供するにある
。
の高い球形状の粉粒物を得られる装置を提供するにある
。
以下、本発明実施の1例を図面に就で説明すれば、回転
外枠1は断面略し型の円形状に成形し、その周壁1′に
多数の続出穴2・・・を開穿し、内底面中央に駆動ギヤ
3を一体突設すると共に、内部に支持円盤4と適宜数の
続出偏心カム5・・・をフリー状に収容して、回転軸6
下端に固着し高速回転させ各繰出偏心カム5・・・の作
用により続出穴2・・・から押し出されたペースト状原
液を遠心力で振り切り乾燥室内に飛散させるものである
。
外枠1は断面略し型の円形状に成形し、その周壁1′に
多数の続出穴2・・・を開穿し、内底面中央に駆動ギヤ
3を一体突設すると共に、内部に支持円盤4と適宜数の
続出偏心カム5・・・をフリー状に収容して、回転軸6
下端に固着し高速回転させ各繰出偏心カム5・・・の作
用により続出穴2・・・から押し出されたペースト状原
液を遠心力で振り切り乾燥室内に飛散させるものである
。
続出穴2の大きさく径)は目的とする粉粒体の径に応じ
て決定する。
て決定する。
支持円盤4は回転外枠1の内径に適合するようなドーナ
ツ円板形に形成し、その上面に回転外枠1の周壁1′と
近接して適宜数の続出偏心カム5・・・を同心円上に設
け、下面には回転外枠1の駆動ギヤ3と噛合して続出偏
心カム5・・・を回転させるギヤ7・・・を取付け、該
支持円盤4を回転外枠1内に収容すると共に、回転しな
いように機枠8にネジ11で支持固定せしめる。
ツ円板形に形成し、その上面に回転外枠1の周壁1′と
近接して適宜数の続出偏心カム5・・・を同心円上に設
け、下面には回転外枠1の駆動ギヤ3と噛合して続出偏
心カム5・・・を回転させるギヤ7・・・を取付け、該
支持円盤4を回転外枠1内に収容すると共に、回転しな
いように機枠8にネジ11で支持固定せしめる。
繰出偏心カム5は支持円盤4の上面周辺に等間隔をおい
て同心円上に配設し、支持円盤4の下面に取付けたギヤ
7の支軸9に偏心させて固着支持させ、ギヤ7の回転に
伴って同一体に回転し回転外枠1の周壁1′内面に近付
いたり遠ざかるようにして、回転外枠1内に供給された
ペースト状原液を繰出穴2より押し出すものである。
て同心円上に配設し、支持円盤4の下面に取付けたギヤ
7の支軸9に偏心させて固着支持させ、ギヤ7の回転に
伴って同一体に回転し回転外枠1の周壁1′内面に近付
いたり遠ざかるようにして、回転外枠1内に供給された
ペースト状原液を繰出穴2より押し出すものである。
又、繰出偏心カム5とカム5との間には仕切壁10を設
ける。
ける。
仕切壁10は回転外枠1内に供給されたペースト状原液
を繰出偏心カム5で繰出穴2より押し出す際に、ペース
ト状原液を繰出偏心カム5の回転移動に伴って有効的に
続出穴2方へ案内するもので、支持円盤4上面に起立突
設し繰出偏心カム5と相対する壁面10′をカム周側の
軌跡と一致する彎曲面に形成する。
を繰出偏心カム5で繰出穴2より押し出す際に、ペース
ト状原液を繰出偏心カム5の回転移動に伴って有効的に
続出穴2方へ案内するもので、支持円盤4上面に起立突
設し繰出偏心カム5と相対する壁面10′をカム周側の
軌跡と一致する彎曲面に形成する。
又、各線画偏心カム5の周側面にはカム5に付着したペ
ースト状原液を掻落す掻板12を当摺接させる。
ースト状原液を掻落す掻板12を当摺接させる。
この掻板12は前記仕切壁10に形成した凹溝13内に
移動自在に低挿入し、一端側を線型偏心カム5周側面に
当摺接させ他端側には押圧バネ14を作用させて、常時
この掻板12をカム5周側面に当摺接させる。
移動自在に低挿入し、一端側を線型偏心カム5周側面に
当摺接させ他端側には押圧バネ14を作用させて、常時
この掻板12をカム5周側面に当摺接させる。
而して、回転外枠1を回転軸6下端に固着すると共に、
繰出偏心カム5を装置した支持円盤4を機枠8に支持固
定せしめ、機枠8の窓孔15よりペースト供給管16を
繰出偏心カム5上方に臨ませ、モータ17で回転軸6を
回転させると一体に回転外枠1が回転する。
繰出偏心カム5を装置した支持円盤4を機枠8に支持固
定せしめ、機枠8の窓孔15よりペースト供給管16を
繰出偏心カム5上方に臨ませ、モータ17で回転軸6を
回転させると一体に回転外枠1が回転する。
すると、回転外枠1の駆動ギヤ3が一体に回転するから
、駆動ギヤ3に噛合している各ギヤ7が連動回転し、各
ギヤ7と一体に繰出偏心カム5・・・が回転する。
、駆動ギヤ3に噛合している各ギヤ7が連動回転し、各
ギヤ7と一体に繰出偏心カム5・・・が回転する。
一方、ペースト供給管16からペースト状原液が支持円
盤4上に供給され、ペースト状原液は順次繰出偏心カム
5・・・の回転に伴って仕切壁10と周壁1′との間に
導かれ、繰出偏心カム5・・・によって回転外枠の周壁
1′の繰出穴2より押し出される。
盤4上に供給され、ペースト状原液は順次繰出偏心カム
5・・・の回転に伴って仕切壁10と周壁1′との間に
導かれ、繰出偏心カム5・・・によって回転外枠の周壁
1′の繰出穴2より押し出される。
繰出穴2より押し出されたペースト状原液は回転外枠の
回転(約1500回転/分)によって繰出穴2より粒状
になって振り切られ乾燥室内に飛散し、乾燥室内で瞬間
的に乾燥されて大きな乾燥粉粒物となる。
回転(約1500回転/分)によって繰出穴2より粒状
になって振り切られ乾燥室内に飛散し、乾燥室内で瞬間
的に乾燥されて大きな乾燥粉粒物となる。
本発明は斯様に構成したので、繰出穴の大きさく径)の
選定によって5〜20メツシュ程度の大きな粉粒物が連
続的に得られると同時に、繰出穴より押し出される為に
粒子の中にポーラスの無い嵩密度の高い紛ね物が得られ
ると共に、比較的堅い粉粒となって連速中や貯蔵中に粒
子が崩れる恐れもない。
選定によって5〜20メツシュ程度の大きな粉粒物が連
続的に得られると同時に、繰出穴より押し出される為に
粒子の中にポーラスの無い嵩密度の高い紛ね物が得られ
ると共に、比較的堅い粉粒となって連速中や貯蔵中に粒
子が崩れる恐れもない。
しかも、繰出穴より押し出されたペースト状原液は回転
外枠の遠心力によって繰出穴より振り切られる為、はと
んど球形状に造粒され、粉粒物として流動性のよい高品
質のものが得られる。
外枠の遠心力によって繰出穴より振り切られる為、はと
んど球形状に造粒され、粉粒物として流動性のよい高品
質のものが得られる。
又、従来原液を微粒化するのにスプレーマシンを5,0
00〜20,000回転〆分させていたが、本発明徴粒
化装置では原液を繰出穴より振り切るだけの遠心力が生
じればよいので、凡そ1,500回転/分以下程度の低
速回転でよい。
00〜20,000回転〆分させていたが、本発明徴粒
化装置では原液を繰出穴より振り切るだけの遠心力が生
じればよいので、凡そ1,500回転/分以下程度の低
速回転でよい。
その為、危険性が少なく、小さな原動力で動作させるこ
とが出来、経済的でもある。
とが出来、経済的でもある。
よって、所期の目的を達成し得る。
図面は本発明徴粒化装置の1実施例を示し、第1図は第
2図のI−I線に沿える縦断面図、第2図は第1図の■
−■線に沿える横断平面図、第3図は第1図の■−■線
に沿える横断平面図、第4図は使用状態を示せる全体図
で一部切欠す。
2図のI−I線に沿える縦断面図、第2図は第1図の■
−■線に沿える横断平面図、第3図は第1図の■−■線
に沿える横断平面図、第4図は使用状態を示せる全体図
で一部切欠す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 断面略し型円形回転外枠の周壁に多数の続出穴を開
穿し、該外枠内底面中央に駆動ギヤを一体突設すると共
に、外枠内に支持円板を収容し、その支持円板上面に外
枠の周壁と近接して適宜数の続出偏心カムを同心円上に
設け、下面には前記駆動ギヤと噛合して続出偏心カムを
回転させるギヤを取付け、前記回転外枠を回転軸に固着
すると共に支持円盤を機枠に支持固定し、ペースト供給
管を機枠の窓孔より続出偏心カム上方に臨ませた事を特
徴とする噴霧乾燥装置に於ける微粒化装置。 2 支持円盤に設けた各繰出偏心カムの間にカムと相対
する面が彎曲している仕切壁を設けてなる特許請求の範
囲第1項記載の微粒化装置。 3 各繰出偏心カムの周側面に掻板を当摺接させた特許
請求の範囲第1項又は第2項記載の微粒化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13916577A JPS5844089B2 (ja) | 1977-11-18 | 1977-11-18 | 噴霧乾燥装置に於ける微粒化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13916577A JPS5844089B2 (ja) | 1977-11-18 | 1977-11-18 | 噴霧乾燥装置に於ける微粒化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5472511A JPS5472511A (en) | 1979-06-11 |
JPS5844089B2 true JPS5844089B2 (ja) | 1983-09-30 |
Family
ID=15239085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13916577A Expired JPS5844089B2 (ja) | 1977-11-18 | 1977-11-18 | 噴霧乾燥装置に於ける微粒化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844089B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434709Y2 (ja) * | 1987-01-08 | 1992-08-18 | ||
US11024501B2 (en) | 2018-12-29 | 2021-06-01 | Cree, Inc. | Carrier-assisted method for parting crystalline material along laser damage region |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046151U (ja) * | 1983-09-07 | 1985-04-01 | 大川原化工機株式会社 | アトマイザ−の噴霧盤 |
DE102009057781A1 (de) * | 2009-12-10 | 2011-06-16 | Automatik Plastics Machinery Gmbh | Granuliervorrichtung mit einer Vorrichtung zum Verbinden eines mehrteiligen Gehäuses der Granuliervorrichtung |
-
1977
- 1977-11-18 JP JP13916577A patent/JPS5844089B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0434709Y2 (ja) * | 1987-01-08 | 1992-08-18 | ||
US11024501B2 (en) | 2018-12-29 | 2021-06-01 | Cree, Inc. | Carrier-assisted method for parting crystalline material along laser damage region |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5472511A (en) | 1979-06-11 |
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