JPS58439B2 - ハイドロコ−チゾン誘導体の製造法 - Google Patents

ハイドロコ−チゾン誘導体の製造法

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JPS58439B2
JPS58439B2 JP55056001A JP5600180A JPS58439B2 JP S58439 B2 JPS58439 B2 JP S58439B2 JP 55056001 A JP55056001 A JP 55056001A JP 5600180 A JP5600180 A JP 5600180A JP S58439 B2 JPS58439 B2 JP S58439B2
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JP
Japan
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hydrocortiscin
dione
acid
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JP55056001A
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English (en)
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JPS5625200A (en
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釜野徳明
沢田二郎
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ハイドロコーチシン誘導体の製造法に関し、
詳しくは、11β、17α−ジヒドロキシ−プレグナ−
4−エン−3,20−ジオン−21−クロリドの17−
エステルの製造法に関する。
本発明の目的は、局所抗炎症剤として有用な新規化合物
を合理的な経路により高収率で製造する方法を提供する
ことにある。
本発明の方法は、 一般式 (式中、Rはエチルまたはプロピル基を示し、R′は、
ニトロ基またはトリメチルシリル基を示す。
)で表わされる化合物(以下、化合物■と称する。
)の11位のヒドロキシ基の保護基を脱離させることを
特徴とする。
一般式 (式中、Rは前記と同義である。
)で表わされるハイドロコーチシン誘導体(以下、化合
物Iと称する。
)の製造法である。本発明の方法は、化合物■の11位
のヒドロキシ基の保護基を脱離することにより化合物I
を得るものである。
11位のヒドロキシ基の保護基として最も適当なものは
トリメチルシリル基であり、これは穏和な酸加水分解反
応か、あるいはシリカゲルによるクロマトグラフ分画操
作によって脱離することができる。
他の保護基として普通のアシル基(アセチル基、トリフ
ルオロアセチル基など)を用いた場合、これを取り除く
にはかなり強い酸加水分解反応が必要となる。
また、保護基としてニトロ基を用いた場合、これを脱離
するには還元処理(たとえば亜鉛粉末と酢酸を用いる)
を行なう。
出発原料である化合物■は、ハイドロコーチシンをパラ
トルエンスルホン酸クロリドかホスゲンで処理してその
21−クロル体とし、この11位のヒドロキシ基を常法
により保護した後、その17位のヒドロキシ基をアシル
化(プロピオネート化あるいはブチレート化)すること
により得ることができる。
17位のヒドロキシ基のアシル化は、このヒドロキシ基
が三級であるため、適当な強酸触媒が必要である。
好ましい触媒としてはパラトルエンスルホン酸であるが
、過塩素酸、ルイス酸、強酸性イオン交換樹脂なども使
用することができる。
また、アルカリ性固体触媒である炭酸カルシウムを利用
しても同じ結果が得られる。
アシル化剤としては酸無水物が適当であるが、酸ハライ
ドも使用することができる。
ハイドロコーチシンから化合物■を経由して化合物工に
至る反応工程図を次に示す。
(図中、RおよびR′は前記と同義である。
)化合物■は好収率で製造することができ、ハイドロコ
ーチシンの約1000倍の局所抗炎症作用(血管収縮作
用をパッチテストにより測定)を有する。
化合物■を適当な希釈剤に溶解または分散して臨床上の
医薬組成物、たとえば水性クリーム、軟膏、ローション
またはエアゾールなどとして使用することができる。
次に、ハイドロコーチシンから出発する化合物Hの製造
例を示す参考例および化合物工の製造例を示す実施例を
挙げて本発明を具体的に説明する。
参考例 1 (1)ハイドロコーチシン(11β、17α、21−ト
リヒドロキシ−プレグナ−4−エン−3゜20−ジオン
)5.Orをジメチルホルムアミド40m1に溶かし、
パラトルエンスルホン酸クロリド3.3gを加えて室温
で一夜放置し、反応液に少しずつ水を加えて析出する針
状結晶を戸別し、水洗後、メタノールで洗浄し、減圧下
に乾燥して11β、17α−ジヒドロキシ−21−クロ
ロ−プレグナ−4−エン−3,20−ジオン(以下、化
合物Aと称する。
)4.6gを得た。これをアセトンで再結晶した。
m、p、 249〜251°C(分解)〔a、lD+
161° (ジオキサン) (2)化合物Aの結晶4.0gをピリジン9mlに溶か
し、これにトリメチルクロルシラン1.7mlを加え、
混合物を室温で90分攪拌した。
この反応混合物をメチルイソブチルケトン120m1で
うすめ、冷却下6N塩酸18m1を攪拌しながら加えた
有機溶媒層を分離し、希硫酸、10%重炭酸ナトリウム
水溶液、水で順次洗浄した。
溶液を少容量になるまで減圧濃縮し、11β。
17α−ジヒドロキシ−21−クロロ−プレグナ−4−
エン−3,20−ジオン 11−トリメチルシリルエー
テル(以下、化合物B−1と称する。
)3.8gを得た。これをアセトンで再結晶した。
m、p、 215〜219℃(分解) (3) 化合物B−1の結晶3.52に無水酪酸2,
6ml、無水ヘンゼン15m1およびパラトルエンスル
ホン酸35■を加え、この混合物を90分還流した。
ついで、冷却し、クロロホルム100m1でうすめた。
この溶液を10%重炭酸ナトリウム水溶液、ついで水で
洗浄した。
次に芒硝乾燥し、減圧で濃縮乾固し、無定形の11β、
17α−ジヒドロキシ−21−クロロ−プレグナ−4−
エン−2,20−ジオン 11−トリメチルシリルエー
テル 17−ブチレート3.4Fを得た。
参考例 2 (1)ハイドロコーチシン4,0gをテトラヒドロフラ
ン100m1に溶かし、これにトリエチルアミン10m
1とホスゲン10gを含有するテトラヒドロフラン10
0m1を加え、5時間放置した。
混合液を氷水にあけ、塩化メチレンで充分抽出した。
この抽出液を冷型炭酸ナトリウム液、希塩酸および水で
洗浄し、芒硝で乾燥後、減圧下に濃縮した。
得られた残渣をアセトンで再結晶し、化合物A 2.7
gを得た。
m、p、 246〜249℃(分解) (2)前項(1)で得た化合物A2.0gを、酢酸20
m1、無水酢酸16m1、発煙硝酸4mlから0℃で製
造した硝酸アセチルの攪拌されている水冷液に加えた。
0℃で2時間処理した後、この溶液を氷水の上に注ぎ、
淡黄色の固体を瀘取し、風乾した生成物をフロリジル(
100g)のカラムでクロマトグラフ分画した。
アセトン−ヘキサン(5:1)で溶出する部分から、1
1β、17α−ジヒドロキシ−21−クロロ−プレグナ
−4−エン−3,20−ジオン 11−ニトレート(以
下、化合物B−2と称する。
)の結晶1,2gを得た。
m、p、 190〜193°C (3)化合物B−2の結晶1.11をパラトルエンスル
ホン酸0,3gを含む無水プロピオン酸6mlに加え、
常温で一昼夜攪拌した後、氷水に注ぎ、この混合物を一
時間攪拌した。
生成物をクロロホルムで抽出し、希炭酸ナトリウム、希
塩酸、水で順次充分洗浄し、芒硝乾燥後減圧下に濃縮し
た。
この濃縮物をシリカゲルを用いる乾式カラムクロマトグ
ラフィーに付した。
アセトン−ヘキサン(3:1)溶出部分から11β、1
7α−ジヒドロキシ−21−クロロ−プレグナ−4−エ
ン−3,20−ジオン 11−ニトレート 17−プロ
ピオネートの結晶0.8gを得た。
実施例 1 参考例1(3)で得た11β、17α−ジヒドロキシ−
21−クロロ−プレグナ−4−エン−3,20−ジオン
11−トリメチルシリルエーテル 17−ブチレート
3.3gをそのままメタノールを用いて少量のシリカゲ
ルに吸着させ、メタノールを充分留去してシリカゲルに
よる乾式カラムクロマトグラフ分画用試料とした。
これからクロロホルムで溶出し、11β、17α−ジヒ
ドロキシ−21−クロロ−プレグナ−4−エン−3,2
0−ジオン17−ブチレートの結晶を得た。
これをアセトンから再結晶し、針状晶2.51を得た。
m、p、 210〜215°C 実施例 2 参考例2(3)で得た11β、17α−ジヒドロキシ−
21−クロロ−プレグナ−4−エン−3,20−ジオン
11−ニトレート 17−プロピオネート0,8gを
氷酢酸80m1に溶かし、亜鉛末8gを加えて15分間
攪拌した。
濾過後、F液を蒸留し、次いで水で希釈し、析出した固
体をクロロホルムで分離した。
クロロホルム抽出物を分取し、薄層クロマトグラフィー
に付し、単一な11β。
17α−ジヒドロキシ−21−クロロ−プレグナ−4−
エン−3,20−ジオン 17−プロピオネートの結晶
0.7gを得た。
これをアセトンから再結晶し、針状晶を得た。
m、p、 225〜227°C

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Rはエチル基またはプロピル基を示し、R′は
    ニトロ基またはトリメチルシリル基を示す。 )で表わされる化合物の11位のヒドロキシ基の保護基
    を脱離させることを特徴とする 一般式 (式中、Rは前記と同義である。 )で表わされるハイドロコーチシン誘導体の製造法。
JP55056001A 1980-04-26 1980-04-26 ハイドロコ−チゾン誘導体の製造法 Expired JPS58439B2 (ja)

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JPS5625200A JPS5625200A (en) 1981-03-10
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