JPS5843518Y2 - 浮体の沈設用引抜きバルブ - Google Patents

浮体の沈設用引抜きバルブ

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Publication number
JPS5843518Y2
JPS5843518Y2 JP18284178U JP18284178U JPS5843518Y2 JP S5843518 Y2 JPS5843518 Y2 JP S5843518Y2 JP 18284178 U JP18284178 U JP 18284178U JP 18284178 U JP18284178 U JP 18284178U JP S5843518 Y2 JPS5843518 Y2 JP S5843518Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
seat plate
valve seat
backing
presser
Prior art date
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Expired
Application number
JP18284178U
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English (en)
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JPS5599996U (ja
Inventor
敏光 荒木
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 海洋構造物などを浮体として海上に浮かべ、これを設置
個所の水面まで浮上状態で曳航し、その地点において注
水バルブを開いて浮体に注水し、その構造物を沈設する
方法が知られている。
本考案は、上記のような沈設浮体における注水バルブに
関するもので、とくに、その注水バルブ自体の構造を簡
単にするとともに、そのバルブの開放をするための海上
作業も単純化することを目的とするものである。
従来の沈設浮体の注水バルブには、何回も開閉を繰返え
すことのできる通常のバルブを用いているため、比較的
高価であるうえ、取扱いには、作業員が直接手をかける
必要があり、その作業は海上で行なわれるため、安全性
にも問題があった。
また安全性を考慮してリモートコントロール方式にする
ことも考えられるが、そのようにすれば、さらに高価な
ものとなり、経済的な面で著しく不利である。
本考案は、この種のバルブにおいては、一度使用すれば
用のない、いわゆる使い捨てバルブであるので、バルブ
を引抜き方式にし、すなわち、沈設すべき浮体よりかな
り離れた場所から該バルブに取付られたロープなどを引
張るだけでバルブを開くことができるようにして作業の
単純化を図るとともに、海上作業を安全に短時間ででき
るようにしたもので、その一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
第1図および第2図において、1は沈設させようとする
浮体、2は沈設用引抜きバルブである。
すなわち、前記浮体1には、沈設用注水口3を有し、こ
の注水口3の外側周にバルブ取付用フランジ4を固着し
、このフランジ4に次の諸部材を取付けて前記沈設用引
抜きバルブ2を構成するのである。
つまり、前記フランジ4にベースバッキング5を設け、
その隣りにスペーサ6およびバルブシート板7を設け、
さらにその隣りに押えパックング8および押え板9を重
合し、締付ボルト10で全体を固定する。
ここで、前記ベースバッキング5は通常のバッキング材
でもよいが、押えバッキング8は軟質ゴムなどの適当な
可撓性を有する材料で構成する。
また前記スペーサ6の内径とバルブシート板7の外径の
間の隙間は適当に小さくするものとし、各々はバッキン
グ以上の剛性ならびに内外圧に耐えられる機械的強度を
有するものとし、かつ、該スペーサ6とバルブシート板
Tの厚さは同一寸法とする。
そして、前記ベースバンキング5の内径および押えバッ
キング8の内径は、バルブシート板7の外径よりも適当
に小にし、かつ、押え板9の内径は該シート板7の外径
よりも適当に犬にする。
またバルブシート板7には外側に引抜用接手11を固定
し、引抜力の着力点12は該シート板7の中心線(バル
ブの中心線)13を通らない点に設ける。
図示のように構成された浮体1の沈設用引抜きバルブ2
においては、押えバッキング8の弾力性に打ち勝つだけ
の引張力14を作用させれば、バルブシート板7は、押
えバッキング8の弾力性により、これを乗り越えて引抜
方向に外ずれる。
また引抜力の大きさは着力点12が偏心していることに
より、押えバッキング8の一部に力が偏よってかかるこ
とになり、引抜力を小さくすることがある。
なお引抜前の外圧に対するこのバルブのシール特性は、
外圧15により、バルブシート板7がベースバッキング
5を押しつけており、シール面圧が適当に得られるので
、シール特性は良好である。
また実用に際しては、ベースバッキング5とバルブシー
ト板7および押えバッキング8の接触部分にグリースな
どのシール剤を使用することが望ましい。
つぎに第3図について説明する。
海上に浮かべられた浮体1の適当な位置に空気抜きバル
ブ16および前述の引抜きバルブ2(注水用/くルブ)
が設けられている。
ここで浮体1を沈設するには、作業用船舶17上の作業
員18が該引抜きバルブ2の引抜用接手11に取付けた
ロープ19を引張ることにより、前述の説明で明らかな
ように、バルブシート板7は外ずれ、該バルブ2は開放
され、海水が注水口3から浮体1内に流入し、適当な時
期に空気抜きバルブ16を開放することにより、沈設の
目的は達せられる。
なお上記実施例では、引抜用接手11の着力点12をバ
ルブ中心線13から偏心させた場合について説明したが
、工作上または組立上の都合や弓抜きのための引張り方
向が正確に定まっていないなどの場合は、バルブ中心線
上に前記着力点を設けてもよい。
このように、本考案の沈設用引抜きバルブは、浮体に設
けられた沈設用注水口の外側周に固着されたフランジを
備え、かつ、このフランジの外側に順に配設されてボル
トなどの固定具によって固定されたベースバッキングと
、引抜用接手を有して前記注水口を閉塞しているバルブ
シート板と、このバルブシート板の外周に位置している
スペーサと、前記バルブシート板の外径よりも小なる内
径を有する可撓性の押えバッキングと、前記バルブシー
ト板の外径よりも犬なる内径を有する押え板とを備えて
いるから、バルブとしての構造が簡単であり、とくに、
引抜前の外圧に対するバルブのシール特性にその外圧を
適当に利用しており、従来のバルブのような精密なもの
を必要としないので、安価で提供することができ、しか
も、浮体を沈設するための海上における作業が、ロープ
などによりバルブシート板に設けられている引抜用接手
を引張るだけでバルブが開放されるので、その作業が簡
単であり、かつ、安全であって、荒天時にも容易に行な
うことができるなど、本考案の奏する効果は、きわめて
犬である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1図は一部
切欠断面側面図、第2図は第1図のAの部分拡大断面図
、第3図は作業の説明図である。 1・・・・・・浮体、2・・・・・・沈設用引抜きバル
ブ、3・・・・・・注水口、4・・・・・・フランジ、
5・・・・・・ベースバッキング、6・・・・・・スペ
ーサ、T・・・・・・バルブシート板、8・・・・・・
押えバッキング、9・・・・・・押え板、10・・・・
・・締付ボルト、11・・・・・・引抜用接手、12・
・・・・・着力点、13・・・・・・バルブ中心線、1
4・・・・・・引張力、15・・・・・・外圧、16・
・・・・・空気抜きバルブ、17・・・・・・作業用船
舶、18・・・・・・作業員、19・・・・・・ロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 浮体に設けられた沈設用注水口の外側周に固着されたフ
    ランジを備え、かつ、このフランジの外側に順に配設さ
    れてボルトなどの固定具によって固定されたベースバッ
    キングと、引抜用接手を有して前記注水口を閉塞してい
    るバルブシート板と、このバルブシート板の外周に位置
    しているスペーサと、前記バルブシート板の外径よりも
    小なる内径を有する可撓性の押えバッキングと、前記バ
    ルブシート板の外径よりも犬なる内径を有する押え板と
    を備えてなる、浮体の沈設用引抜きバルブ。
JP18284178U 1978-12-30 1978-12-30 浮体の沈設用引抜きバルブ Expired JPS5843518Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18284178U JPS5843518Y2 (ja) 1978-12-30 1978-12-30 浮体の沈設用引抜きバルブ

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JP18284178U JPS5843518Y2 (ja) 1978-12-30 1978-12-30 浮体の沈設用引抜きバルブ

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Publication Number Publication Date
JPS5599996U JPS5599996U (ja) 1980-07-11
JPS5843518Y2 true JPS5843518Y2 (ja) 1983-10-01

Family

ID=29194509

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JP18284178U Expired JPS5843518Y2 (ja) 1978-12-30 1978-12-30 浮体の沈設用引抜きバルブ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5684742B2 (ja) * 2012-01-11 2015-03-18 三井造船株式会社 浮体の保護用自沈装置

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JPS5599996U (ja) 1980-07-11

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