JPS5843504B2 - 乾式磁気染色装置 - Google Patents

乾式磁気染色装置

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JPS5843504B2
JPS5843504B2 JP54108983A JP10898379A JPS5843504B2 JP S5843504 B2 JPS5843504 B2 JP S5843504B2 JP 54108983 A JP54108983 A JP 54108983A JP 10898379 A JP10898379 A JP 10898379A JP S5843504 B2 JPS5843504 B2 JP S5843504B2
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JP
Japan
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magnetic
dyed
permanent magnet
dye
dry
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JP54108983A
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JPS56123449A (en
Inventor
恵太郎 山下
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は排水染色を行うに当り、熱昇華性染料と強磁性
物質とよりなる強磁性染料物を用いる乾式の連続染色装
置に関するものである。
染色は用水型産業であり、染色後の排水処理は不可欠の
工程となっているが、排水処理には処理装置の設置並び
に維持管理のために美大な経費がかかる。
また、用水は限りある資源として生活用水確保並びに地
盤法下等の公害問題があり、染色工業は排水化の方向へ
進まざるを得ない現状にある。
排水化染色として、先ず始められたのが溶剤染色である
が石油ショック以来の溶剤の高騰のため99%以上の溶
剤回収が出来ないとコスト高となるため実用化が進んで
いない。
また塩素系溶剤であるから毒性の問題もある。
連続染色装置としては用水型で最も普及している方法と
して、パッド法があるが、しかし反末色違い、喜色違い
等の欠点が発生し易く、染料、糊剤、助剤の選択等の予
備試験を必要とし、また湿式法のため、染料液は酸化分
解等の変化が発生し易(、調合後は保存出来ないので直
ちに使用しなげればならない不便がある。
色換えの場合は装置の洗浄に染料調合時以上の多量の無
駄な水と余分の操作を必要とする。
パッド法以外にはスプレー法、ドクター法カするが、ス
プレー法は被染物に付着する量と空気中への放散量との
比率を見ると、効率は50%以下であり、ドクター法は
均一付着のためには、成る程度、余分の染料供給が必要
でありこの分のロスは50%以上であるため、スプレー
法と同じく効率は50%以下となる等、ロスが大きくコ
スト高になる欠点がある。
また従来提案されている磁性応用染色方法たとえば特公
昭51−37393号公報に記載の方法においては使用
する染料物が染料、金属及び溶剤可溶性糊剤の混合物で
あるから染色後に糊剤等を除去するため溶剤で洗浄する
工程が必要であった。
従って、洗浄装置並びに溶剤が必要で、コスト高になる
欠点があった。
本発明は上述の従来技術の欠点を解消するもので、公害
及びコスト高の原因となる水及び溶剤を全く使用しない
で、容易に安価に乾式の連続染色を行う装置を提供する
ことを目的とするものである。
すなわち、本発明は磁気力を利用して70℃〜260℃
で昇華または蒸発できる熱昇華性染料を含む磁性を有す
る粒状粒子を所定温度に加熱したポリエステル布等の染
料の蒸気に対して親和力のある表面に搬送し、磁気ブラ
シ状になった磁性染料粒子を接触させて乾式染色装置で
あり、特に加熱染色する場合の熱効率が非常に良好なこ
とを特徴とする。
以下図面によって説明する。第1図は本発明の乾式磁気
染色装置の一実施例を示す断面図である。
磁性を有する染料粒子1は、保存安定性およびポリエス
テル布等の被染色部材2の変成等を考慮して少なくとも
大気圧下70℃以上260℃以下で昇華又は蒸発できる
染料を少な(とも1種とマグネタイト又は鉄粉等の強磁
性粒子を主成分とし、これらを所定量単純に混合したま
までもよいし、あるいはポリマー等の中に分散させるか
結着剤を用いて一体化したものでもよく、永久磁石ロー
ル3に一体的に吸着搬送される性質を全体として有して
いればよい。
この磁性染料粒子1はあらかじめホッパー4内に投入さ
れてドクタ一部材5により均一にされて図示矢印方向に
回転する非磁性スリーブ6上を磁気搬送される。
非磁性スリーブ6の内部には、軸8上に支持された複数
個(図では3個)の磁極を有する永久磁石7が、その1
磁極が被染色部材2に対向する如く固定して配置されて
いる。
このようにして非磁性スリーブ6の内部に永久磁石7を
設けてなる10本の永久磁石ロール3−1〜3−10が
被染色部材2に対向して配置され、相隣る永久磁石ロー
ル間においては対向部分の磁極が互に異極性になってお
り、磁性染料粒子が支障なく次の永久磁石ロールに受け
わたされて搬送されるごとくなされているから、被染色
部材2と対向する位置における磁性染料粒子は磁力線の
方向にそって磁気ブラシを形成して被染色部材20表面
に接触する。
被染色部材2の裏面は非磁性金属、セラミックス等より
なり図示矢印方向に回転する非磁性円筒9と接触してお
り、加熱時の被染物の変形を防止し、染料磁気ブラシと
均一に接触させるため、この非磁性円筒外周の少なくと
も一部好ましくは両端部分に被染物に噛い込む針部材1
0を有している。
この非磁性円筒はその内部にニクロム線ヒータ等の加熱
部11を有しており、この加熱部によって非磁性円筒は
均一に加熱される。
加熱温度の均一性を増すには非磁性円筒内の空間部に油
等の熱媒体を投入し十分攪拌させることも可能である。
被染色部材は図示の如く熱発生源をつつみ込む如くの構
造をなしておるため、加熱部11より発生する熱により
効率よく被染色部材を加熱することができる。
このように加熱用非磁性円筒90表面のほとんどを被染
色部材2と接触させながらこの非磁性円筒にそって永久
磁石ロールを複数個好ましくは3本以上配置し、熱効率
よく乾式染色することが可能となる。
従来の提案では染料粒子の被染物への接触面積を大きく
とることが困難で染色速度も遅く能率が悪かったが、上
記の装置によれば従来の10倍以上の染色能率を得るこ
とが可能である。
尚、染色を終了した磁性染料粒子はスクレーパー12に
より掻落されて回収箱13内にたまるが、場合によって
はこの磁性染料は再使用することも可能である。
また本染色装置の外周には熱発生源を被覆するごとく断
熱材等よりなるカバー14を配置するとよい。
染色を完了した被染色部材はガイドローラ15等により
適切に導びかれて巻取られる。
第2図は本発明の他の実施例で染色工程の最後の2本の
ロールを被染物にわずかに付着した磁性染料粒子を効率
よく回収するためのクリーニングロールとして用いた場
合で、第1図におけるものとは永久磁石ロール3−10
以外は同一のものを用いている。
但し、第2図において永久磁石ロール3−9は磁極の配
置を図示の如くに変えて、非磁性スリーブの回転方向も
逆にして磁性染料粒子の回収を容易としている。
永久磁石ロール3−10′は非磁性、スリーブは固定し
、永久磁石を図示矢印方向に回転させてクリーニング効
率を上げている。
第3図は永久磁石ロール16の非磁性スリーブは固定し
、永久磁石のみ回転する方式の場合で、被染色物との接
触面積を増すごとく、非磁性円筒にそった形状に非磁性
スリーブの染色部に非磁性のスペーサ17を配置したも
ので、磁性染料粒子はこのスペーサー上を永久磁石の回
転方向とは逆方向に自転運転をしながら搬送される。
この方式では、更に染色効率を上げるため、スペーサー
内にヒータ一部材等の加熱部材を組込み効率よく磁性染
料を加熱することができる。
以上は一色無地の染色を中心として説明したが、本発明
を用いれば被染色部材表面と接触して同期して移動する
、模様状に穴のあいた染料蒸気を遮蔽する型紙等の模様
シートを配置し、未遮蔽部分のみを模様染色することも
可能であるし、非磁性加熱円筒外周に数ケ所にわたり異
なった磁性染料を用いた染色部を配置し、多色染色等も
可能で多数の変形が考えられる。
さらに、第1図において非磁性加熱円筒部分と、その外
周をどっかこむ永久磁石ロールおよび断熱カバ一部分を
着脱自在に構成し、被染色部材のセットを容易にするこ
とができる。
実施例 第1図に示す染色装置を用いて次のようにして染色を行
なった。
磁性染料粒子は第1表に示す物質を練り合せ100℃以
下の温度で乾燥し、粉砕し、篩で100メツシユのね度
に篩分けた粉末である。
上記の磁性染料粒子1を使用し、ドクタ一部材5と非磁
性スリーブ6との間隔を2取とし、直径300mmの非
磁性円筒9とスリーブ60間隔も2關とした。
永久磁石ロール3は外径32mmの非磁性スリーブ上で
の磁界の強さ800〜900Gで3磁極を有するものを
10本使用し、磁性染料粒子の磁気ブラシをスリーブ6
上に形成させる。
被染色部材2はポリエステル加工糸織物であって、非磁
性円筒90表面温度を170℃とし、非磁性円筒9を2
0mm/seeの速度で回転させ、被染色部材2の表面
を磁性染料粒子の磁気ブラシで摺擦すると均一に黄色に
染色されたポリエステル加工糸織物が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の乾式磁気染色装置の一実施例を示す概
略断面図、第2図および第3図はそれぞれ本発明の他の
実施例を示す要部概略断面図である。 1:磁性を有する染料粒子、2:被染色部材、3.16
:永久磁石ロール、4:ホッパー、゛5:ドクタ一部材
、6:非磁性スリーブ、7:永久磁石、8:軸、9:非
磁性円筒、10:針部材、11:ヒータ部、12ニスク
レーパー 13:回収箱、14:断熱カバー 15ニガ
イドローラ、17:ガイド部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 170℃〜260℃の温度で昇華または蒸発しうる染料
    を少なくとも1種含む磁性を有する染料粒子を保持する
    、内部に複数個の磁極を有する永久磁石部材をそなえた
    非磁性スリーブを、前記染料の蒸気に対して親和力を有
    するシート状の被染色部材を搬送する円筒状の加熱部材
    の周囲に配置し、前記永久磁石部材と非磁性スリーブと
    の相対的回転により形成された前記染料粒子の磁気ブラ
    シを前記被染色部材の表面と接触させて乾式染色する乾
    式磁気染色装置において、前記非磁性スリーブを前記加
    熱部材の周囲に複数個配置して、相隣る非磁性スリーブ
    間で前記染料粒子を受は渡しながら前記磁気ブラシを前
    記被染色部材の表面と複数回接触させると共に、前記加
    熱部材の表面に周方向に沿って針状部材を設けたことを
    特徴とする乾式磁気染色装置。 2 永久磁石部材は3個以上の磁極を有し、該磁極のう
    ち1磁極が加熱部材に対向し、かつその1磁極が交互に
    異極性が並ぶ如く永久磁石部材が固定され、非磁性スリ
    ーブが永久磁石部材の周囲を回転することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の乾式磁気染色装置。
JP54108983A 1979-08-27 1979-08-27 乾式磁気染色装置 Expired JPS5843504B2 (ja)

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JPS56123449A JPS56123449A (en) 1981-09-28
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5098333A (ja) * 1973-12-26 1975-08-05
JPS53119383A (en) * 1977-03-07 1978-10-18 Hitachi Metals Ltd Magnetically dyeing apparatus

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554840Y2 (ja) * 1975-02-21 1980-02-05

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