JPS584319Y2 - オンバンヨウピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents
オンバンヨウピツクアツプカ−トリツジInfo
- Publication number
- JPS584319Y2 JPS584319Y2 JP1973125230U JP12523073U JPS584319Y2 JP S584319 Y2 JPS584319 Y2 JP S584319Y2 JP 1973125230 U JP1973125230 U JP 1973125230U JP 12523073 U JP12523073 U JP 12523073U JP S584319 Y2 JPS584319 Y2 JP S584319Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- core
- negative feedback
- pickup cartridge
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
一般に、負帰還による電気的特性又は機械的特性の改善
は、対象とするシステムを構成する各個別部品の特性が
システムの特性に直接影響しないようにすると共に、帰
還率によってシステムの特性を決定しようとするところ
にねらいがある。
は、対象とするシステムを構成する各個別部品の特性が
システムの特性に直接影響しないようにすると共に、帰
還率によってシステムの特性を決定しようとするところ
にねらいがある。
本考案は音声帯域を録音しているレコードのピックアッ
プカートリッジにこの考えを適用してその特性を改善す
ることを目的とする。
プカートリッジにこの考えを適用してその特性を改善す
ることを目的とする。
第1図はムービングマグネットを備えた従来のピックア
ップカートリッジを示している。
ップカートリッジを示している。
図において、針1が音盤に従って振動するとコア2の間
隙に介装されたマグネット3が振動し、コイル4を通過
する磁束φが増減し、出力端子5,51間に生ずる電圧
は単位時間当りの磁束の変化に比例して増減する。
隙に介装されたマグネット3が振動し、コイル4を通過
する磁束φが増減し、出力端子5,51間に生ずる電圧
は単位時間当りの磁束の変化に比例して増減する。
しかし、端子5,5′に誘起される交流出力の周波数は
、針1の形状、カンチレバー6の硬度、質量および長さ
、ダンパ7の材質、形状等によって左右され、また、加
工上の精度の制約もあって、目的の値のものをうろこと
が困難である。
、針1の形状、カンチレバー6の硬度、質量および長さ
、ダンパ7の材質、形状等によって左右され、また、加
工上の精度の制約もあって、目的の値のものをうろこと
が困難である。
さらに、針先の変位に対して磁束の変化は直線的でなく
、また、構造上あるいはコアの飽和特性の影響もあって
、第3図に示すような飽和特性を有している。
、また、構造上あるいはコアの飽和特性の影響もあって
、第3図に示すような飽和特性を有している。
したがって、再生出力の音質はピックアップからスピー
カまで信号が伝達される過程中、カートリッジによって
支配される要因が多いのにかかわらず、従来の再生回路
において端子5.5/からえた出力を増巾回路に導入し
た後、増巾回路内で負帰還ループを形成している。
カまで信号が伝達される過程中、カートリッジによって
支配される要因が多いのにかかわらず、従来の再生回路
において端子5.5/からえた出力を増巾回路に導入し
た後、増巾回路内で負帰還ループを形成している。
本考案はカンチレバー6の動作を含めた負帰還のループ
を構成することによって周波数応答の広域化と平坦化を
はかり、再生出力の音質を改善することを意図するもの
である。
を構成することによって周波数応答の広域化と平坦化を
はかり、再生出力の音質を改善することを意図するもの
である。
以下、その実施例を第2図について説明する。
同図において、1は針、2はコア、3はムービングマグ
ネット、4はコイル、5,51は出力端子、6はカンチ
レバー、7はダンパで、以上の構成は第1図のものと異
なるところはない。
ネット、4はコイル、5,51は出力端子、6はカンチ
レバー、7はダンパで、以上の構成は第1図のものと異
なるところはない。
本考案においては帰還用コイル8を巻装したコア9を設
け、該コア9をムービングマグネット3に対応するよう
位置させている。
け、該コア9をムービングマグネット3に対応するよう
位置させている。
そして端子5,5′からえた出力を増巾した後、これを
帰還用コイル8の端子10,10’に逆位相に印加する
。
帰還用コイル8の端子10,10’に逆位相に印加する
。
なお、コイル4とコイル8の巻回の方向が反対のときは
、同位相に印加する。
、同位相に印加する。
一般に、磁束の変化とマグネットの変位は可逆性である
から、この間の変換のロスが大きくない限り、この負帰
還ループは成立する。
から、この間の変換のロスが大きくない限り、この負帰
還ループは成立する。
しかし、現在のカートリッジのダンパは変換ロスが大き
いので端子10.10’には大電力を帰還させなければ
十分な帰還率はえられないが、負帰還を導入することに
よって現在のダンパを軽くして変換ロスを小さくするこ
ともまた、可能である。
いので端子10.10’には大電力を帰還させなければ
十分な帰還率はえられないが、負帰還を導入することに
よって現在のダンパを軽くして変換ロスを小さくするこ
ともまた、可能である。
本考案においては発電用磁気回路と負帰還用磁気回路と
を別個のコア4,9に、分離独立して設けであるので、
これらの磁気回路をその最適の位置に選んで配置するこ
とができ、その結果、発電用磁気回路を振動系に対して
最も効果的な個所に配置し、負帰還用磁気回路は前記振
動系の不要な寄生振動等を抑えるのに最も効果的な位置
に配置することができる。
を別個のコア4,9に、分離独立して設けであるので、
これらの磁気回路をその最適の位置に選んで配置するこ
とができ、その結果、発電用磁気回路を振動系に対して
最も効果的な個所に配置し、負帰還用磁気回路は前記振
動系の不要な寄生振動等を抑えるのに最も効果的な位置
に配置することができる。
また、各磁気回路に、それぞれ異なった周波数特性を持
たせることができるので設計の自由度が増大する。
たせることができるので設計の自由度が増大する。
さらに発電側で位置検出をしているときにこれを時間的
に微分して負帰還側に入れれば速度制御を行なうことが
でき、また発電側で速度検出をしているときにこれを積
分して負帰還側に入れると位置制御をすることができる
などの効果を有する。
に微分して負帰還側に入れれば速度制御を行なうことが
でき、また発電側で速度検出をしているときにこれを積
分して負帰還側に入れると位置制御をすることができる
などの効果を有する。
そして針先の変位と磁束との間に第3図に示すような非
直線特性を避けることのできない変換素子の歪特性を改
善すると共に、周波数応答のすぐれたピックアップカー
トリッジとすることができる。
直線特性を避けることのできない変換素子の歪特性を改
善すると共に、周波数応答のすぐれたピックアップカー
トリッジとすることができる。
第1図:従来のムービングマグネット式カートリッジを
示す図、第2図:本考案の実施例を示す図、第3図:変
換素子の磁気飽和特性図。 〔記号〕1・・・・・・針、2・・・・・・コア、3・
・・・・・ムービングマグネット、4・・・・・・コイ
ル、5.5’・・・・・出力端子、6・・・・・・カン
チレバー 7・・・・・・ダンパ、8・・・・・・帰還
コイル、9・・・・・・コア、10 、10’・・・・
・・端子。
示す図、第2図:本考案の実施例を示す図、第3図:変
換素子の磁気飽和特性図。 〔記号〕1・・・・・・針、2・・・・・・コア、3・
・・・・・ムービングマグネット、4・・・・・・コイ
ル、5.5’・・・・・出力端子、6・・・・・・カン
チレバー 7・・・・・・ダンパ、8・・・・・・帰還
コイル、9・・・・・・コア、10 、10’・・・・
・・端子。
Claims (1)
- コイルを巻装した2組のコアと、針を固定したムービン
グマグネットとを有し、該ムービングマグネットは前記
2組のコアのうちの一方のコアに取付けられ、針の振動
によって該コアのコイルに発生した電気出力を増巾して
これを他方のコアを巻装したコイルに針の振動を制御す
る負帰還として印加することを特徴とするピックアップ
カートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1973125230U JPS584319Y2 (ja) | 1973-10-29 | 1973-10-29 | オンバンヨウピツクアツプカ−トリツジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1973125230U JPS584319Y2 (ja) | 1973-10-29 | 1973-10-29 | オンバンヨウピツクアツプカ−トリツジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5072204U JPS5072204U (ja) | 1975-06-25 |
JPS584319Y2 true JPS584319Y2 (ja) | 1983-01-25 |
Family
ID=28375284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1973125230U Expired JPS584319Y2 (ja) | 1973-10-29 | 1973-10-29 | オンバンヨウピツクアツプカ−トリツジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584319Y2 (ja) |
-
1973
- 1973-10-29 JP JP1973125230U patent/JPS584319Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5072204U (ja) | 1975-06-25 |
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