JPS5842875B2 - セスキテルペン化合物の製造法 - Google Patents
セスキテルペン化合物の製造法Info
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- JPS5842875B2 JPS5842875B2 JP16876379A JP16876379A JPS5842875B2 JP S5842875 B2 JPS5842875 B2 JP S5842875B2 JP 16876379 A JP16876379 A JP 16876379A JP 16876379 A JP16876379 A JP 16876379A JP S5842875 B2 JPS5842875 B2 JP S5842875B2
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、セスキテルペン化合物であるシンナモスモラ
イド(C1nna mosm olide )の新規な
製造法に関するものである。
イド(C1nna mosm olide )の新規な
製造法に関するものである。
本発明の目的化合物のシンナモスモライドは、天然物質
として、アフリカの植物シンナモスマ(Cinnamo
sma ) より抽出成分として単離され、その構造
式も決定されている。
として、アフリカの植物シンナモスマ(Cinnamo
sma ) より抽出成分として単離され、その構造
式も決定されている。
これらの植物の抽出物は、皮ふ生菌類、例えば、トリコ
フィトン(Tricoplyton)、ミクロスポラム
(Microsporum)に対して抗かび活性を示し
、本発明の目的化合物であるシンナモスモライドもその
一成分である( L、 Canonica 、 A。
フィトン(Tricoplyton)、ミクロスポラム
(Microsporum)に対して抗かび活性を示し
、本発明の目的化合物であるシンナモスモライドもその
一成分である( L、 Canonica 、 A。
Corbella、 P、 Gariboldi 、
G、 Jommi 。
G、 Jommi 。
J、Krepinski 、 G、Ferrari a
nd C。
nd C。
Gasagrande Tetrahedron 2
5.3895(1969)参照〕。
5.3895(1969)参照〕。
本発明者らは、前記物質の構造決定を機に合成法による
該物質の製造について鋭意研究の結果、イソトリメニン
から誘導される8−ノ・イドロキシメチルカーボネイ)
(1)を出発物質としてシンナモスモライドの全合成
に成功し、本発明を完成するに至った。
該物質の製造について鋭意研究の結果、イソトリメニン
から誘導される8−ノ・イドロキシメチルカーボネイ)
(1)を出発物質としてシンナモスモライドの全合成
に成功し、本発明を完成するに至った。
以下に、本発明の詳細な説明する。
まず、本発明方法の出発物質の8−ハイドロキシメチル
カーボネイト(1)は、本発明者らによって初めて合成
された新規化合物であり、例えば天然※※物として単離
されているイソトリメニン(Isodrimenin)
CJ、Chem、5oc1、p。
カーボネイト(1)は、本発明者らによって初めて合成
された新規化合物であり、例えば天然※※物として単離
されているイソトリメニン(Isodrimenin)
CJ、Chem、5oc1、p。
4685(1960)参照〕から次の工程により得るこ
とができる。
とができる。
なお、上記イソトリメニンは、本願発明者により、l−
アビエチン酸より誘導されるセスキテルペン誘導体とし
てすでに全合成が達成されており、容易に入手可能であ
る〔特願昭52−38628号(特開昭53−1242
56号公報)参照〕。
アビエチン酸より誘導されるセスキテルペン誘導体とし
てすでに全合成が達成されており、容易に入手可能であ
る〔特願昭52−38628号(特開昭53−1242
56号公報)参照〕。
また、入手の容易なβ−ヨノン(β−1onone )
がら極めて短工程でインドリメニンを合成し得ることも
本願発明者らによって達成されている(特願昭53−1
10359号明細書参照)。
がら極めて短工程でインドリメニンを合成し得ることも
本願発明者らによって達成されている(特願昭53−1
10359号明細書参照)。
かくして得られる8−ハイドロキシメチルカーボネート
(1)を出発物質として、次の工程により目※※的物質
のシンナモスモライドを合成するものである。
(1)を出発物質として、次の工程により目※※的物質
のシンナモスモライドを合成するものである。
(ただし、式中、AcはCOCH3を表わす。
)これらの化合物の内、化合物(2)〜(7)はすべて
本合成工程において取得された文献未載の新規物質であ
る。
本合成工程において取得された文献未載の新規物質であ
る。
本発明方法によれば、出発物質の8−ハイドロキシメチ
ルカーボネイト(1)をまずトリクロルエトキシカルボ
ニル体(2)に誘導し、次いでエノン体(3)、6−ヒ
ドロキシ体(4)、6−アセトキシ体(5)、アルコー
ル体(6)、カルボン酸(7)、6β−ヒドロキシラク
トン体(8)に逐次変換して目的のシンナモスモライド
(9)を合成することができる。
ルカーボネイト(1)をまずトリクロルエトキシカルボ
ニル体(2)に誘導し、次いでエノン体(3)、6−ヒ
ドロキシ体(4)、6−アセトキシ体(5)、アルコー
ル体(6)、カルボン酸(7)、6β−ヒドロキシラク
トン体(8)に逐次変換して目的のシンナモスモライド
(9)を合成することができる。
これを工程に従って以下説明する。
まず、本発明の出発物質の8−ハイドロキシメチルカー
ボネイト(1)をβ・β・β−トリクロルエトキシカル
ボニルクロライドと作用させてトリクロルエトキシカル
ボニル体(2)を好収率で得る。
ボネイト(1)をβ・β・β−トリクロルエトキシカル
ボニルクロライドと作用させてトリクロルエトキシカル
ボニル体(2)を好収率で得る。
この際、溶媒としてはピリジン、トリエチルアミン等を
用い得るが特にピリジン−エーテルの場合において優れ
た結果が得られる。
用い得るが特にピリジン−エーテルの場合において優れ
た結果が得られる。
上記反応において、反応温度は室温で充分であり、反応
時間は約1〜4時間が適当である。
時間は約1〜4時間が適当である。
次に、得られたトリクロルエトキシカルボニル体(2)
を酸化剤と反応させてエノン体(3)を得る。
を酸化剤と反応させてエノン体(3)を得る。
この反応において酸化剤として、クロム酸、溶媒として
酢酸を用いた場合に優れた結果が得られる。
酢酸を用いた場合に優れた結果が得られる。
反応温度は室温で充分であり、反応時間は約12〜24
時間が適当である。
時間が適当である。
次に、得られたエノン体(3)を有機溶媒中で還元試薬
と作用させて6−ヒドロキシ体(4)に導くことができ
る。
と作用させて6−ヒドロキシ体(4)に導くことができ
る。
上記反応において、還元試薬としては、水素化ホウ素ナ
トリウム、水素化ホウ素亜鉛等が用いられ、溶媒として
は、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類が用いられ、特に無水エーテル中、水素化ホウ
素亜鉛を用いると好適な結果が得られる。
トリウム、水素化ホウ素亜鉛等が用いられ、溶媒として
は、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類が用いられ、特に無水エーテル中、水素化ホウ
素亜鉛を用いると好適な結果が得られる。
反応温度は室温で充分であり、反応温度は約4〜12時
間が適当である。
間が適当である。
次に、得られた6−ヒドロキシ体(4)を溶媒中、アセ
チル化剤と反応させることによって6−アセトキシ体(
5)を高収率で得ることができる。
チル化剤と反応させることによって6−アセトキシ体(
5)を高収率で得ることができる。
アセチル化剤としては、無水酢酸−ピリジン、塩化アセ
チル−ピリジン等を用い得るが、特に、4−ジメチルア
ミノピリジン存在下無水酢酸−ピリジンを用いた場合に
おいて優れた結果が得られる。
チル−ピリジン等を用い得るが、特に、4−ジメチルア
ミノピリジン存在下無水酢酸−ピリジンを用いた場合に
おいて優れた結果が得られる。
反応温度は室温で充分であり、反応時間は約1〜12時
間が適当である。
間が適当である。
次に、得られた6−アセトキシ体(5)を溶媒中亜鉛で
処理すると脱トリクロルエトキシカルボニル化し、アル
コール体(6)が定量的に得られる。
処理すると脱トリクロルエトキシカルボニル化し、アル
コール体(6)が定量的に得られる。
溶媒としては、アルコール類、酢酸等の有機酸を用いる
ことができ、特に酢酸を用いた時好適な結果が得られる
。
ことができ、特に酢酸を用いた時好適な結果が得られる
。
反応温度は室温で充分であり、反応時間は約2〜5時間
が適当である。
が適当である。
次に、得られたアルコール体(6)を酸化剤と充分反応
させるとカルボン酸(7)が、はぼ定量的に得られる。
させるとカルボン酸(7)が、はぼ定量的に得られる。
酸化剤としてはジョーンズ(Jones)試薬が最適で
あり、また溶媒はアセトンが特に有効的に用いられ、反
応温度及び反応時間は特に限定されないが、それぞれ室
温及び約1〜2時間で反応は充分進行する。
あり、また溶媒はアセトンが特に有効的に用いられ、反
応温度及び反応時間は特に限定されないが、それぞれ室
温及び約1〜2時間で反応は充分進行する。
次に、得られたカルボン酸(7)をアルカリ処理し、次
いで酸処理すると6β−ヒドロキシラクトン体(8)が
得られる。
いで酸処理すると6β−ヒドロキシラクトン体(8)が
得られる。
この際のアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等を用い、溶媒としては、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類と、水の混合溶媒を用い得
るが、特にジオキサン−水混合溶媒中、水酸化ナトリウ
ムを用いた場合によい結果が得られる。
カリウム等を用い、溶媒としては、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類と、水の混合溶媒を用い得
るが、特にジオキサン−水混合溶媒中、水酸化ナトリウ
ムを用いた場合によい結果が得られる。
反応温度及び反応時間は、特に限定されないが、それぞ
れ室温及び約1〜3時間で反応は充分進行する。
れ室温及び約1〜3時間で反応は充分進行する。
上記アルカリ条件下で反応を行った後、酸処理を行うが
、水冷下着塩酸を用いて約10〜30分で反応は充分進
行する。
、水冷下着塩酸を用いて約10〜30分で反応は充分進
行する。
次に、得られた6β−ヒドロキシラクトン体(8)をア
セチル化剤と反応させることによって、本発明の目的化
合物であるシンナモスモライド(9)を高収率で得るこ
とができる。
セチル化剤と反応させることによって、本発明の目的化
合物であるシンナモスモライド(9)を高収率で得るこ
とができる。
この際のアセチル化剤としては、無水酢酸−ピリジン、
塩化アセチル−ピリジン等を用いうるが、特に、4−ジ
メチル−アミノピリジンの存在下、無水酢酸−ピリジン
を用いた場合において優れた結果が得られる。
塩化アセチル−ピリジン等を用いうるが、特に、4−ジ
メチル−アミノピリジンの存在下、無水酢酸−ピリジン
を用いた場合において優れた結果が得られる。
反応温度及び反応時間は特に限定されず、それぞれ室温
及び約1〜20時間で反応は充分進行する。
及び約1〜20時間で反応は充分進行する。
なお、カルボン酸(7)をアルカリ処理、次いで酸処理
して得られる6β−ヒドロキシラクトン体(8)を、そ
のまま分離精製せず、アセチル化剤と反応させることに
より極めて高収率でシンナモスモライド(9)を得るこ
とができる。
して得られる6β−ヒドロキシラクトン体(8)を、そ
のまま分離精製せず、アセチル化剤と反応させることに
より極めて高収率でシンナモスモライド(9)を得るこ
とができる。
かくして目的化合物(9)を得るが、該化合物は天然物
のシンナモスモライドの物理的性質と完全に一致する。
のシンナモスモライドの物理的性質と完全に一致する。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、化合物(2)、(3)、(4)、(5)、(6)
、(7)は、いずれも新規化合物である。
、(7)は、いずれも新規化合物である。
実施例 1
(1)280 m&(1,OOmmol )をエーテル
10rrLlに溶かし、ピリジン2rrLlを加え、水
冷下β・β・β−トリクロロエトキシカルボニルクロラ
イド268 p、73 (2,00mmol )を滴下
する。
10rrLlに溶かし、ピリジン2rrLlを加え、水
冷下β・β・β−トリクロロエトキシカルボニルクロラ
イド268 p、73 (2,00mmol )を滴下
する。
滴下後室源に戻し1時間攪拌後エーテル抽出し、H2O
,5%HC1水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水Mg S
o 4で乾燥後溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマ
トに付し、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)の溶出部よ
り(2)の結晶439■(収率96%)を得る。
,5%HC1水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水Mg S
o 4で乾燥後溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマ
トに付し、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)の溶出部よ
り(2)の結晶439■(収率96%)を得る。
〔(2y)物質的性質〕
m、p、:121〜122℃(エーテルから板状晶)元
素分析: 計算値 C: 50.07 H: 5.53C1:2
3.34 実測値 C:50.08 H:5.53
※※ C1:23.29 IR(CHC13): 1790,1760crfL−
1NMR(100MHz、CDCl5): δ 0.83 s、3H4−gemMeO,92s、
3HX2)() 10−Me 4.40 d、J=10Hz、2H(11H2) 4.53 H2) 4.64 H 4,86 H 4,75 6,40 実施例 2 d、J=10Hz、2H(11 d、、J−12■z1 (ンーC馬−〇C02−) d、J=12Hz。
素分析: 計算値 C: 50.07 H: 5.53C1:2
3.34 実測値 C:50.08 H:5.53
※※ C1:23.29 IR(CHC13): 1790,1760crfL−
1NMR(100MHz、CDCl5): δ 0.83 s、3H4−gemMeO,92s、
3HX2)() 10−Me 4.40 d、J=10Hz、2H(11H2) 4.53 H2) 4.64 H 4,86 H 4,75 6,40 実施例 2 d、J=10Hz、2H(11 d、、J−12■z1 (ンーC馬−〇C02−) d、J=12Hz。
(ン−CH2−oco2− >
s、 2H(−0−CH2CCI3)
mlH(7−H)
(2)228my (0,500mmol )をAcO
H51rLlに溶かし、Cry3250m? (2,5
0mmol )を加え、室温で24時間攪拌する。
H51rLlに溶かし、Cry3250m? (2,5
0mmol )を加え、室温で24時間攪拌する。
反応後H20を加えエーテル抽出し、H2O、飽和Na
HCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で
乾燥し、溶媒を留去すると油状物192■が得られる。
HCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で
乾燥し、溶媒を留去すると油状物192■が得られる。
これをシリカゲルカラムクロマトに付し、ヘキサン−酢
酸エチル(5:1〜3:1)の溶出部より(3)を15
0■(収率64%)得る。
酸エチル(5:1〜3:1)の溶出部より(3)を15
0■(収率64%)得る。
〔(3)の物理的性質〕
m、p、:145〜146℃(エーテルからプリズム晶
) 質量分析:M+468.470(同位体ピーク)m/e
(M+)468.470 (3)1.409 ■(3,00mmol )を無水エ
ーテル60m1に懸濁し、Zn (BH4) 2エーテ
ル溶液(lTLl中34■のZn(BH+)2を含む)
(調製法はW、 J、Gen5ler 、、F、 Jo
hnson 、 A、 D、 B。
) 質量分析:M+468.470(同位体ピーク)m/e
(M+)468.470 (3)1.409 ■(3,00mmol )を無水エ
ーテル60m1に懸濁し、Zn (BH4) 2エーテ
ル溶液(lTLl中34■のZn(BH+)2を含む)
(調製法はW、 J、Gen5ler 、、F、 Jo
hnson 、 A、 D、 B。
S 1oan 、 J、 Am、 Chem、Soc、
82.6074(1960)参照) 201rLlを加
え室温で5時間攪拌する。
82.6074(1960)参照) 201rLlを加
え室温で5時間攪拌する。
反応後AcOH8TLlを加えた氷水中にあげエーテル
抽出し、飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄、
無水MgSO4で乾燥し、溶媒を留去し、得られた油状
物をエーテル−ヘキサンで再結し、(4)の結晶454
■を得る。
抽出し、飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄、
無水MgSO4で乾燥し、溶媒を留去し、得られた油状
物をエーテル−ヘキサンで再結し、(4)の結晶454
■を得る。
母液をシリカゲルカラムクロマトに付しヘキサン:酢酸
エチル(4:1〜3:1)の溶出部から(4)の結晶3
28■を得る。
エチル(4:1〜3:1)の溶出部から(4)の結晶3
28■を得る。
(収率454■+328■=782■、55%)
〔(4)の物理的性質〕
m、p、:131〜132℃(エーテル−ヘキサンから
プリズム晶) 元素分析: 計算値 C:48.37 H:5.34(4)328
m9(0,696mmol)をピリジン2 mlに溶か
し、氷冷下無水酢酸21rLl、4−ジメチルアミノピ
リジン10■を加え、室温に戻し1時間攪拌する。
プリズム晶) 元素分析: 計算値 C:48.37 H:5.34(4)328
m9(0,696mmol)をピリジン2 mlに溶か
し、氷冷下無水酢酸21rLl、4−ジメチルアミノピ
リジン10■を加え、室温に戻し1時間攪拌する。
反応後H20を加え室温で1時間攪拌し通剰の無水酢酸
を分解後エーテル抽出し、H2O,5%HCI水溶液、
飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水Mg
SO4で乾燥、溶媒を留去する。
を分解後エーテル抽出し、H2O,5%HCI水溶液、
飽和NaHCO3水溶液、飽和食塩水で洗浄、無水Mg
SO4で乾燥、溶媒を留去する。
得られた油状物をエーテルから再結すると(5)の結晶
352■(収率98%)を得る。
352■(収率98%)を得る。
〔(5ゆ物理的性質〕
m、p、: 146〜149℃(エーテルから針状晶)
元素分析: 計算値 C:49.09 H:5.30C1:20.
70 実測値 C:49.05 H: 5.28C1:20
.59 沫(5)352mfl(
0,685mmol )をAc0H15−に溶かし、Z
n末2−00Pを加え、室温で2.5時間攪拌する。
元素分析: 計算値 C:49.09 H:5.30C1:20.
70 実測値 C:49.05 H: 5.28C1:20
.59 沫(5)352mfl(
0,685mmol )をAc0H15−に溶かし、Z
n末2−00Pを加え、室温で2.5時間攪拌する。
反応後生じた沈澱なH2Oを加えて溶かし、未反応のZ
nを戸別する。
nを戸別する。
f別をエーテル抽出し、H2O、飽和NaHCO3水溶
液、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥し、溶媒
を留去すると油状物247■が得られる・これを′リカ
ゲルカラムクロマトに付し、ヘキサン:酢酸エチル(1
:1)の溶出部より(6)の結晶195rn9(収率8
4%)を得る。
液、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥し、溶媒
を留去すると油状物247■が得られる・これを′リカ
ゲルカラムクロマトに付し、ヘキサン:酢酸エチル(1
:1)の溶出部より(6)の結晶195rn9(収率8
4%)を得る。
〔(6)の物質的性質〕
m、p、 : 157〜159℃(エーテルからブリズ
(6) 195mp(0,576mmol)をアセトン
20−に溶かし水冷下ジョーンズ(Jmes)試薬1.
0−を加え、室温に戻し1時間攪拌する。
(6) 195mp(0,576mmol)をアセトン
20−に溶かし水冷下ジョーンズ(Jmes)試薬1.
0−を加え、室温に戻し1時間攪拌する。
反応後インプロパツール1−を加え、室温でアセトンの
大部分を留去し、H2Oを加えエーテル抽出し、飽和食
塩水で洗浄、Mg S04乾燥、溶媒を留去する。
大部分を留去し、H2Oを加えエーテル抽出し、飽和食
塩水で洗浄、Mg S04乾燥、溶媒を留去する。
得られた油状物をエーテルより再結しく7)の結晶20
0■(収率99%)を得る。
0■(収率99%)を得る。
〔(7p物質的性質〕
m、p、: 98〜100℃(エーテルからプリズム晶
) 質量分析:M+352 (7)289 rnI?(0,820mmol )を0
.5N−NaOHジオキサン−H2O(1: 1)溶液
20縦に溶かし、室温で2.5時間攪拌する。
) 質量分析:M+352 (7)289 rnI?(0,820mmol )を0
.5N−NaOHジオキサン−H2O(1: 1)溶液
20縦に溶かし、室温で2.5時間攪拌する。
反応後、水冷下10%HC1水溶液10rrLlを加え
10馴攪拌後エーテル抽出し、飽和NaHCO3水溶液
、飽和食塩水で洗浄、無水Mg5O,で乾燥し、溶媒を
留去し結晶269■を得る。
10馴攪拌後エーテル抽出し、飽和NaHCO3水溶液
、飽和食塩水で洗浄、無水Mg5O,で乾燥し、溶媒を
留去し結晶269■を得る。
この結晶をシリカゲル薄層クロマトにかげ(ヘキサン:
酢酸エチル−2:3で展開)(8)の結晶108rn9
(収率49%)を得る。
酢酸エチル−2:3で展開)(8)の結晶108rn9
(収率49%)を得る。
〔(8)の物理的性質〕
m、p、:189〜19FC(エーテルから板状晶)(
8)68771&(0,26mmol ’)をピリジン
2−に溶かし、無水酢酸2mlを加え、室温で17時間
放置する。
8)68771&(0,26mmol ’)をピリジン
2−に溶かし、無水酢酸2mlを加え、室温で17時間
放置する。
反応後氷水を加え過剰の無水酢酸を分解し、エーテル抽
出し、10%HCI 水溶液、飽和NaHCO3水溶液
、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥し溶媒を留
去し、得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトに付
し、(9)の結晶511n9(収率64%)を得る。
出し、10%HCI 水溶液、飽和NaHCO3水溶液
、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥し溶媒を留
去し、得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトに付
し、(9)の結晶511n9(収率64%)を得る。
このものは天然のシンナモスモライド(9)とIR,N
MRスヘクトルが一致した。
MRスヘクトルが一致した。
〔(9)の物理的性質〕
m、p、:147〜150℃(エーテル−ヘキサンから
プリズム晶) 元素分析: 計算値 C:66.21 Hニア、85実測値 C:
66.25 Hニア、82(7)137771&(0
,389mmol)を0.5 NNaOHジオキサン−
H2O(1:1)溶液10m1に溶かし、室温で2.5
時間攪拌する。
プリズム晶) 元素分析: 計算値 C:66.21 Hニア、85実測値 C:
66.25 Hニア、82(7)137771&(0
,389mmol)を0.5 NNaOHジオキサン−
H2O(1:1)溶液10m1に溶かし、室温で2.5
時間攪拌する。
反応後H20を加えエーテルで中性部を洗いとり、H2
O層を10%HC1水溶液で酸性としエーテル抽出する
。
O層を10%HC1水溶液で酸性としエーテル抽出する
。
エーテル層を飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥
し、溶媒を留去すると結晶110巧功;得られる。
し、溶媒を留去すると結晶110巧功;得られる。
この結晶をピリジン27dに溶かし、無水酢酸2ml、
4−ジメチルアミノピリジン5■を加え水冷下1時間
攪拌し、H2Oを加え無水酢酸を分解した後、エーテル
抽出し、10%HCI 水溶液、飽和NaHCO3水溶
液、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥し、溶媒
を留去すると結晶119■が得られる。
4−ジメチルアミノピリジン5■を加え水冷下1時間
攪拌し、H2Oを加え無水酢酸を分解した後、エーテル
抽出し、10%HCI 水溶液、飽和NaHCO3水溶
液、飽和食塩水で洗浄、無水MgSO4で乾燥し、溶媒
を留去すると結晶119■が得られる。
得られた結晶をシリカゲルカラムクロマトに付しヘキサ
ン:酢酸エチル(5:1)の溶出部から(9)107■
を得る(収率(7)から89%)。
ン:酢酸エチル(5:1)の溶出部から(9)107■
を得る(収率(7)から89%)。
このものは、天然のシンナモスモライド(9)とIR,
NMRスペクトルが一致した。
NMRスペクトルが一致した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造式: で表わされる化合物をアルカリ処理、次いで酸処理する
ことにより構造式 で表わされる化合物を得、該化合物をアセチル化剤と反
応させることを特徴とする 構造式: で表わされるシンナモスモライ smolide )の製造法。 2 構造式: %式% で表わされる化合物を酸化剤と反応させて構造式:で表
わされる化合物を得、該化合物をアルカリ処理、次いで
酸処理することにより構造式:で表わされる化合物を得
、該化合物をアセチル化剤と反応させることを特徴とす
る 構造式: で表わされるシンナモスモライ smolide)の製造法。 3 構造式: %式% で表わされる化合物を亜鉛末で処理して、構造式:で表
わされる化合物を得、該化合物を酸化剤と反応させて構
造式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ処理、次
いで酸処理することにより構造式:で表わされる化合物
を得、該化合物をアセチル化剤と反応させることを特徴
とする 構造式: で表わされるシンナモスモライド(Cinnam。 smolide)の製造法。 4 構造式: で表わされる化合物をアセチル化剤で処理して、構造式
: で表わされる化合物を得、該化合物を亜鉛末で処理して
、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を酸化剤と反応させ
て構造式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ処理、次
いで酸処理することにより構造式 で表わされる化合物を得、該化合物をアセチル化剤と反
応させることを特徴とする 構造式: で表わされるシンナモスモライ smolide)の製造法。 5 構造式: %式% で表わされる化合物を還元剤で処理して、構造式:で表
わされる化合物を得、該化合物をアセチル化剤で処理し
て、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を亜鉛末で処理して
、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を酸化剤と反応させ
て構造式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ処理、次
いで酸処理することにより構造式:で表わされる化合物
を得、該化合物をアセチル化剤と反応させることを特徴
とする 構造式: で表わされるシンナモスモライ smolide )の製造法。 6 構造式: %式% で表わされる化合物を酸化剤で処理して構造式:で表わ
される化合物を得、該化合物を還元剤で処理して、構造
式: で表わされる化合物を得、該化合物をアセチル化剤で処
理して、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を亜鉛末で処理して
、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を酸化剤と反応させ
て構造式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ処理、次
いで酸処理することにより構造式:で表わされる化合物
を得、該化合物をアセチル化剤と反応させることを特徴
とする 構造式: で表わされるシンナモスモライ smolide)の製造法。 7 構造式: %式% で表わされる化合物をβ、β、β−トリクロルエトキシ
カルボニルクロライドと反応させて、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を酸化剤で処理して
、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を還元剤で処理して
、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物をアセチル化剤で処
理して、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を亜鉛末で処理して
、構造式: で表わされる化合物を得、該化合物を酸化剤と反応させ
て構造式: で表わされる化合物を得、該化合物をアルカリ処理、次
いで酸処理することにより構造式:で表わされる化合物
を得、該化合物をアセチル化剤と反応させることを特徴
とする、構造式:で表わされるシンナモスモライド(C
innamo −smolide)の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16876379A JPS5842875B2 (ja) | 1979-12-24 | 1979-12-24 | セスキテルペン化合物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16876379A JPS5842875B2 (ja) | 1979-12-24 | 1979-12-24 | セスキテルペン化合物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5690073A JPS5690073A (en) | 1981-07-21 |
JPS5842875B2 true JPS5842875B2 (ja) | 1983-09-22 |
Family
ID=15873983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16876379A Expired JPS5842875B2 (ja) | 1979-12-24 | 1979-12-24 | セスキテルペン化合物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5842875B2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-24 JP JP16876379A patent/JPS5842875B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5690073A (en) | 1981-07-21 |
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