JPS584258Y2 - 残響付加装置 - Google Patents
残響付加装置Info
- Publication number
- JPS584258Y2 JPS584258Y2 JP16440777U JP16440777U JPS584258Y2 JP S584258 Y2 JPS584258 Y2 JP S584258Y2 JP 16440777 U JP16440777 U JP 16440777U JP 16440777 U JP16440777 U JP 16440777U JP S584258 Y2 JPS584258 Y2 JP S584258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- frequency
- adding device
- changes
- reverberation adding
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、オーディオ再生における残響付加装置の改良
に関する。
に関する。
残響付加装置として、従来より、自然な残響感を得るた
めに、クロック周波数の変調により遅延時間を変化させ
るBBD(パケット・プリゲート・デバイス)が用いら
れている。
めに、クロック周波数の変調により遅延時間を変化させ
るBBD(パケット・プリゲート・デバイス)が用いら
れている。
このBBDは、第1図に示すように、FETとコンデン
サを交互に集積回路化した構造で、そのFETの奇数番
目と偶数番目に逆相クロックの周波信号ψ1.ψ2を加
え、これによりFETを交互にドライブして、入力信号
電荷を順次転送させ、一定時間遅延された出力を得るも
のである。
サを交互に集積回路化した構造で、そのFETの奇数番
目と偶数番目に逆相クロックの周波信号ψ1.ψ2を加
え、これによりFETを交互にドライブして、入力信号
電荷を順次転送させ、一定時間遅延された出力を得るも
のである。
この時、逆相クロックの周波数を変えることにより、そ
の遅延時間を任意に変化することができる。
の遅延時間を任意に変化することができる。
ところで、このBBDには、そこに混入するクロック信
号除去用のフィルタが設けられるが、このフィルタの遮
断周波数は遅延時間の変化(クロック周波数の変化)に
拘らず一定であるために、長い遅延時間を得ようとすれ
ば帯域が狭くなり、また帯域を広げればクロック周波数
が下った時にそのクロックの漏れが出力されるという欠
点がある。
号除去用のフィルタが設けられるが、このフィルタの遮
断周波数は遅延時間の変化(クロック周波数の変化)に
拘らず一定であるために、長い遅延時間を得ようとすれ
ば帯域が狭くなり、また帯域を広げればクロック周波数
が下った時にそのクロックの漏れが出力されるという欠
点がある。
本考案はこのような点に鑑み、クロック周波数の変化に
応じて、クロック除去用のフィルタの遮断周波数を変化
させ、長い遅延時間を得るようにした場合でもクロック
の漏れがなく、また遅延時間を短かくした場合には帯域
が広がるようにした、残響付加装置を提供せんとするも
のである。
応じて、クロック除去用のフィルタの遮断周波数を変化
させ、長い遅延時間を得るようにした場合でもクロック
の漏れがなく、また遅延時間を短かくした場合には帯域
が広がるようにした、残響付加装置を提供せんとするも
のである。
以下、第2図以降を参照して本考案の一実施例を説明す
ると、入力端子1より入力された信号は、第1電圧制御
フイルタ2、BBD3、第2電圧制御フイルタ4を通っ
て遅延信号となり、加算器7にて原信号とミキシングさ
れ、残響付加信号として、出力端子8に至る。
ると、入力端子1より入力された信号は、第1電圧制御
フイルタ2、BBD3、第2電圧制御フイルタ4を通っ
て遅延信号となり、加算器7にて原信号とミキシングさ
れ、残響付加信号として、出力端子8に至る。
そして、BBD3には、電圧制御発振器6により逆相の
クロックパルスが与えられるが、このクロックパルスは
変調信号発生器5からの信号を電圧制御発振器6が受け
ることにより、周波数変調され、BBD3での遅延時間
を変化させる。
クロックパルスが与えられるが、このクロックパルスは
変調信号発生器5からの信号を電圧制御発振器6が受け
ることにより、周波数変調され、BBD3での遅延時間
を変化させる。
また、変調信号発生器5からの信号は第1及び第2の電
圧制御フィルタ2,4にも加わっており、このためこの
フィルタ2,4の遮断周波数はクロックパルスの周波数
の変化に対応して変化し、従って遅延信号の周波数帯域
もクロック周波数の変化に追従して自動的に制限される
。
圧制御フィルタ2,4にも加わっており、このためこの
フィルタ2,4の遮断周波数はクロックパルスの周波数
の変化に対応して変化し、従って遅延信号の周波数帯域
もクロック周波数の変化に追従して自動的に制限される
。
いま、変調信号発生器5の出力電圧をVcとした場合に
、クロック周波数Fcが次式で表わされるものとする。
、クロック周波数Fcが次式で表わされるものとする。
F c =K (V c −v o ) ””
(1)但じ、K、VOは電圧制御発振器6の定数そこで
、電圧制御フィルタ2 fcを次式のように設定する。
(1)但じ、K、VOは電圧制御発振器6の定数そこで
、電圧制御フィルタ2 fcを次式のように設定する。
4の遮断周波数
これにより、Fc、fcとVcとの関係は第3図のよう
になる。
になる。
また、遅延時間Tdとクロック周波数FCの間には次式
が成立する。
が成立する。
但し、NはBBDの段数
この結果、遅延時間Tdと遮断周波数fcの関係は第4
図のようになり、反比例する。
図のようになり、反比例する。
従って、クロック周波数が高く遅延時間が短かい時には
、比較的広帯域の遅延出力が得られ、逆にクロック周波
数が低くなり遅延時間が長くなるにつれて帯域は制限さ
れ、クロック漏れのない遅延出力を得ることができるよ
うになる。
、比較的広帯域の遅延出力が得られ、逆にクロック周波
数が低くなり遅延時間が長くなるにつれて帯域は制限さ
れ、クロック漏れのない遅延出力を得ることができるよ
うになる。
なお、BBD3はこれに限らず、アナログ遅延素子であ
れば良い。
れば良い。
以上から本考案によれば、クロック漏れを防止でき、し
かも遅延信号の帯域制限をクロック漏れの生じない最小
限にすることができる。
かも遅延信号の帯域制限をクロック漏れの生じない最小
限にすることができる。
また、オーディオ機器などに利用する場合、少ない段数
のBBDで効果的な残響を付加できるようになる。
のBBDで効果的な残響を付加できるようになる。
第1図はBBDの説明図、第2図は本考案の一実施例の
ブロック図、第3図はF−V特性図、第4図はT−f特
性図である。 2・・・・・・第1電圧制御フイルタ、3・・・・・・
BBD、4・・・・・・第2電圧制御フイルタ、5・・
・・・・変調信号発生器、6・・・・・・電圧制御発振
器、T・・・・・・加算器。
ブロック図、第3図はF−V特性図、第4図はT−f特
性図である。 2・・・・・・第1電圧制御フイルタ、3・・・・・・
BBD、4・・・・・・第2電圧制御フイルタ、5・・
・・・・変調信号発生器、6・・・・・・電圧制御発振
器、T・・・・・・加算器。
Claims (1)
- 逆相クロックパルスにより制御されるアナログ遅延素子
を用いた残響付加装置において、該アナログ遅延素子の
出力に混入する前記クロックの除去用のフィルタを電圧
制御フィルタとし、該電圧制御フィルタの遮断周波数を
前記クロック周波数の変化に対応して変化させて成る、
残響付加装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16440777U JPS584258Y2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | 残響付加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16440777U JPS584258Y2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | 残響付加装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5491101U JPS5491101U (ja) | 1979-06-27 |
JPS584258Y2 true JPS584258Y2 (ja) | 1983-01-25 |
Family
ID=29161914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16440777U Expired JPS584258Y2 (ja) | 1977-12-09 | 1977-12-09 | 残響付加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584258Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS594692Y2 (ja) * | 1981-02-10 | 1984-02-10 | 株式会社 舟岡製作所 | スポ−ツ用ネツトの上下調節及び緊張装置 |
-
1977
- 1977-12-09 JP JP16440777U patent/JPS584258Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5491101U (ja) | 1979-06-27 |
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