JPS5842297Y2 - 合成樹脂製の袋、シ−ト等の取出しが容易な収納箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、シート類取出し箱に関するものである。

従来、三角形状の山型の支持台を方形箱体に収納し、同
山型の支持台にシート類をまたいだ状態で載置したもの
や、扁平箱体中にシート類を収納して山型の支持台にシ
ート類を載置せしめたと回状線に構成したもの等はある
が、いづれもコンパクト化されて、かつ確実な取出しが
できるものではなく、前者ではシート類の摩擦抵抗を充
分に発揮できないことから、確実な取出しができず、ま
た後者では、シート類の折込みによる摩擦抵抗が太きす
ぎて取出し作業に難点があり、かつ形状的にコンバク］
・化しにくい等の欠点があった。

この考案では、上記欠点を解消して、コンパクト化でき
、かつシート類のつまみ取出しが最小限の摩擦抵抗にて
最大限に円滑に行えるシート類取出し箱を提供せんとす
るものである。

この考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、１は取
出孔、２は断面三角形状の収納箱であり、その上端頂部
に取出孔１を設けており、３は断面り型の支持台であり
、４は同支持台３の傾斜側壁をまたいだ状態に所要枚数
載置したシート類であり、同シート類４は、一端縁部５
を乙型支持台３の底板と収納箱２の底面との間に挾持し
てＬ型支持台３の傾斜側壁をまたいで折返し、他の端縁
部５′を余剰分だけ巻込んでＬ型の支持台３の空間部６
内に巻込み収納しているものである。

７は断面三角形状の収納箱との頂部を所要巾切欠状に形
成した平面部である。

なお、シート類４は合成樹脂素材の袋体、シート状もの
等を含む。

この考案によれは次のような効果がある。

■ シート類の取出し時には、取出孔から指でつまんで
引出せば支持台の上端を境とした左側におけるシート類
は、Ｌ型の支持台の傾斜側壁及び底板において、三角形
状の収納箱の傾斜側壁及び底面により一定圧で挟圧され
、支持台上端の右側シート類は、挟圧のない自由状態で
収納されていることから、指でつまむ際に右側は余分に
つまみ出し、左側は挟圧により摩擦抵抗がかかつて、つ
まみしろを大きくとりながら確実に一枚毎引出しうる。

■ 乙型の支持台の空間部によって、長シートでも端縁
部を巻込み収納できるため、収納枚数にかかわらずコン
パクト化でき、しかも挟圧抵抗はこの部分にはかからな
いから、指でつまむ際に、大きくつまむことができ、か
つ充分に反対側の挟圧部分で挾持して抵抗をかけること
ができるため、一枚毎の取出し操作が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本案シート類取出し箱の平面図。 第２図は、第１図Ｉ−Ｉ線の断面図。 １：取出孔、２：収納箱、３：支持台、４ニジ−ト類。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上端に取出孔１を有する断面三角形状の収納箱２内に、
   断面ｌ−型の支持台３を収納し、同支持台のＬ型の傾斜
   側壁を収納箱の傾斜側壁に、また乙−型の底板を収納箱
   ２の底面にそれぞれ相対せしめ、更に所要枚数のシート
   類４を同支持台３の傾斜側壁をまたいだ状態に載置し、
   同シート類４を、収納箱の傾斜側壁及び底面と、断面ｌ
   −型の支持台３の傾斜側壁及び底板との間で挾持し、し
   かもシート類４の一方の端縁部５′の余剰巻込み部分を
   断面り型の支持台３の空間部６内に巻込みＬ型の支持台
   ３の上端を境として支持台の左側におけるシート類は、
   挟持状態に支持台の右側におけるシート類は挾持されな
   い自由な状態に収納してなるシート類取出し箱。